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はいこんにちは。

P−31です。

ここでは本編であまりにもマニアックになってきた銃器類。

それの解説等をします。

「そんなモンに興味はねーや」

という方は読まなくていいです(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

It’saBeautifulWorld
作中に出てくる武器類に関するあれこれ。






















 9話Bパートその他 H&K Mk23(SOCOMピストル)  【初出

作中、ユウジがク○ネコ宅急便で送りつけた拳銃(ちなみに宅配便で危険物は送っちゃいけません!(笑))。

合衆国軍、特殊戦軍団。
その中核とも言える統合特殊部隊専用に開発されたサイド・アーム。
サイド・アームとはいえ、コンセプトは「メインウェポンの替わりとして耐えうるもの」である。
アメリカの特殊部隊は一部を除き、サイドアームに現用の制式拳銃「ベレッタM9」を使用していたが、これがエンドユーザー(末端での使用者、この場合は実際に戦う兵士達)に大不評だった。
そこで特殊戦軍団(SOCOM)が特殊部隊の使用に耐えうる拳銃を物色したのが始まりであった。
当初は現在ある拳銃に付加装備を取り付けた物が考えられたが、様々な拳銃をトライアルした結果は、「現用の拳銃に使用に耐えうる物なし」だった。
そして新たな拳銃を開発することになった。
開発は競争試作方式がとられ、アメリカと欧州、それぞれの代表的な銃器メーカーが選ばれた。
アメリカはコルト社。
欧州はドイツからヘッケラー&コッホ社(以下H&K社)。
両社は開発期間短縮のため、既存の拳銃をベースに開発することにした。
コルト社はダブルイーグル
H&K社はUSPをそれぞれベースに選んだ。
これらの拳銃に特殊戦軍団が求める数々の仕様に合わせるのである。
結論から言うと、競争試作はH&K社が勝利を収めた。
元々ベース銃の段階で勝負は決まっていた。
USPがエンドユーザーからも高い評価を受けていたのに対し、ダブルイーグルは低い評価しか受けていない。
競争を勝ち抜いたH&K社だったが、満点ではなかった。
改善点を山のように指摘され、制式にMk23として採用されるにはいくばくかの時間が必要だった。
そして最初のMk23が海軍の特殊部隊「SEAL」用に出荷され、以後各軍の特殊部隊に配備されている。
ちなみに現用のM9(アクション映画で有名なベレッタM92FSの米軍呼称)や、コルト・ガヴァメントのM1911のように、今までの小火器は陸軍制式採用の証として頭に”M”をつけるのだが、SOCOMピストルは”Mk”23。
これは海軍式の命名法で、開発にあたり海軍が主導していたことを示すものだ。
どこの国でも陸軍と海軍はあまり仲がよろしくないらしい。

☆コレが出演している映画その他は、最新鋭ということもあってかまだ見たことはないです。
漫画で1回ちらっと出てきた覚えが・・・・

口径は45ACP。
付加装備としてMk23専用のLAM(レーザー・エイミング・モジュール)と、専用サイレンサーがある。
ハッキリ言ってゴツさでは他の追随を許さないキワモノでもある。
訓練された人間が使用しない限りもてあますことは確実である。



 
 
 

11話Cパート M−60  【初出

デルタフォース第1小隊がネルフ警備員の制圧に使用。

合衆国陸軍が二次大戦を戦い抜いた30口径ブローニング軽機関銃に替わって開発したもの。
生産開始は1959年。
通常は100発に分けられた弾帯を使用し、500発ごとに銃身を交換する。
実際のところ、初期のM−60は失敗作らしい。
用兵側の注文が多すぎ、いろいろ盛り込もうとした挙句、軽機関銃としてかさばりすぎ、重機関銃としては威力の足りない中途半端な物になってしまった。
しかし、他に適当な物がないこともあってベトナム戦では多数が使用された。
そして得られた教訓から大幅に改良されたものが現在もなお合衆国陸軍の標準多用途機関銃の地位を占めている。
合衆国の他にも世界各国で使用されている。

☆この銃を一躍有名にしたのはなんと言っても映画「ランボー」。
とにかくやたらと乱射するスタローンの姿に馬鹿馬鹿しい爽快感をおぼえたものである(笑)。
作中のイメージは「ランボー2」においてスタローンが撃ちまくるM−60E3である。

口径は7.62mm。
給弾方式は100発ごとのベルトリンク。
重量は10.51kg。


11話Cパート H&K MP5SD6  【初出

オメガ、小松がデルタの迎撃に使用。

ヘッケラー&コッホ社のMP5は1960年代に発表されて以来、世界各国の特殊部隊・対テロ部隊に高い評価を受けている。
作動方式はH&K社お得意のローラーロッキング方式。
多彩なバリエーションがあり、SD6は消音装置を組み込み、スライド式銃床を備えたもの。
消音装置と言っても完全に音が消えるわけではない。
必要十分な消音効果、というぐらいの意味合いである。
様々な付属品の脱着も容易になるように設計されている。
しかし、欠点がないわけではない。
マメにメンテナンスをしないと、すぐに発射不良を起こすのはその最たるものだろう。
それら欠点を補正したのが後述するUMPである。
 

☆この銃はとにかくアクション映画にひっぱりだこである。
特に「ダイ・ハード」シリーズなどは全作品においてMP5シリーズが出てきている。
ちなみに「ダイ・ハード1」で、ブルース・ウィリスが最初に敵から奪い取ったマシンガンもMP5で、(おそらく)A5というモデルである。
記憶に新しいところでは、ペルーの日本大使公邸人質事件において、突入部隊もSD6と思われるものを使っていました。

口径は9mm(SD6)。
装弾数は30発(〃)。
重量は3.4kg。


11話Dパート H&K UMP  【初出

ここのところ勢いの良いH&K社の最新作。
長年世界各国で使われてきたMP5だが、さすがに35歳という年齢には勝てなかった。
より高い威力、より高い信頼性をユーザー(特に特殊部隊方面から)出されたH&K社が送り出したMP5の後継作。
MP5のフルモデルチェンジと言った方がいいかもしれない。
変更点は口径と作動方式で、MP5で9mmだった口径を45ACPに、ローラーロッキングシステムをシンプルなブローバック式にそれぞれ変更した。
使用材料なども変えられ、45ACP30発入りのマガジンを装着しても重量は2.1キロという軽さである。
ちなみにシンジはSOCOMと使用弾薬が同じであることからこれを選んだ。
フロントグリップ、レーザーサイト、フラッシュライト、ダットサイト等の使用を前提に作られているのも特徴の一つである。

☆・・・これが出る映画?あるわけねえよ!(笑)
なんせ今年(1999年)発表されたばかりの新作だから。
ま、いずれアメリカの特殊部隊なんかはこっちを使うようになるのではないかと・・・・
来年当たりには失敗作と言われてたりして(笑)



 
 
 

11話Dパート  AKM  【初出
今は亡きソヴィエト帝国(こう言ってもあながち間違いではあるまい)が開発したAK−47のバリエーションのひとつ。
                         A      K
ベースとなったAK−47、正式名称アヴトマット・カラシニコフ−47(無茶な意訳をするなら、「カラシニコフ式自動小銃47型」と言ったところだろうか)は、旧共産圏の主力火器のひとつ。
耐久性と信頼性は世界一ぃ!(笑)
1947年に制式化したことからこの名がある。
現在までに派生型を含めて5000万から7000万丁が生産されている(らしい)。
AKMはこれの派生型で、違っているところは全長が切りつめられ、さらに折り畳み式銃床が採用されているぐらいです。
 

口径は7.62o。
装弾数はバナナ弾倉に30発。
佐藤三佐は小口径を嫌ってこれを使っています。
その他にはあんまり意味はないみたいです。

☆作中のイメージは「ランボー3 怒りのアフガン」において、ランボーと共に脱出したトラウトマン大佐が持っていた奴です。
それが本当にAKMかどうかは知りませんが(笑)



 
 
 

11話Dパート  M72A2  【初出

シンジがデルタ第3小隊の迎撃に使用。

M72は簡易型の対戦車ロケットランチャーである。
歩兵の携行火力増強のために開発されたもので、ランチャー自体は使い捨てである。
”対戦車”となっているが、実際に装甲の厚い主力戦車を撃破する能力は無い。
装甲兵員輸送車ぐらいであれば可能。
正面切った機甲戦闘よりも、不正規戦において効力を発揮する。
携行時は縮められていて、使用時にピンを引き抜き発射機後部を伸ばして、肩に担いで発射する。
照準器は簡易なものしかない。

ソヴィエト(現ロシア)もM72の成功を見て、コピー作とも言えるRPG−18を開発した。
このRPG−18を、旧共産圏各国がコピーしたものも各種あるらしい。

口径は66ミリ。
装甲貫徹力は状況によって異なってくるため一概には言えない。

☆これもMP5と同じようにアクション映画の常連である。
肩に担いだ緑色の筒は正義のヒーロー(笑)悪役問わずに愛用されている。
異色なところでは「ダーティーハリー3」で、M72が大量に奪われて使用されるという設定があった。
クライマックスではイーストウッドもこいつをぶっ放していた。
 
 
 



 
 
 

13話Aパート  デザートイーグル・50AE 初出

シンジが監視カメラ破壊に用いた大型拳銃。
設計はイスラエルのIMI(イスラエル・ミリタリー・インダストリー)。
短機関銃のUZIや、アサルトライフルのGARILで定評のあるメーカーだ。
デザートイーグルはアメリカに輸出されてから人気が出て、現地生産はマグナム・リサーチ社が請け負っている。
口径にも様々なヴァリエーションがあり、357マグナム・41AE・41マグナム・44マグナム・45ACP、そしてこの50AEである。
特徴としては、他のメーカーが手を出さないリヴォルヴァーのカートリッジを使用したものが多いというところか。
例えば、44マグナム。
今までこのカートリッジを使う銃と言えば、S&W社のM29。
”ダーティ・ハリーのマグナム”である。
オートマチックでも、オートマグ、グリズリィ・ウィンマグなどがあったが、どちらも作動不良に悩まされ、定評を得るには至らなかった。
そして、デザートイーグルである。
リボルヴァ−カートリッジをオートマチックから発射するのは不可能という定説を簡単に覆してしまった。
その秘密は従来のハンドガンにはないメカニズム。
他のハンドガンは大体ブローバック方式や、ストライカー方式を使うが、デザートイーグルはガス圧作動式。
これは自動小銃や機関銃などには良く使われるが、ハンドガンというのはあまりない。
そしてそれが推進薬が多く、反動も大きいリヴォルヴァーカートリッジを快調に作動させる。
 

☆これは映画なんかでもよく見かけると思う。
独特の曲線と直線が組み合わさったデザイン。
コンパクト化が進むハンドガンの流れに逆行するかのように長く伸びたスライドと銃身。
50AEになると、銃口ではなく”穴”にたとえられる大きく開いた発射口。
出てきた映画は・・・・ありすぎて思いつかないや(笑)
有名な映画でコイツが出てるのがあったら教えてくださいな(爆)
不評ならいつでもやめますので言って下さいね(笑)



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