5000ヒット?記念
アスカの戦い
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NASA
アスカは、焦っていた。
「強い。やられる。」
闇に光る瞳。獲物を啄ばむ嘴。
そして、鳴き声
「クエーーーーーッ」
アスカは、今までの敵とは段違いに強い敵に焦っていた。
「ペンペン、今までこの力を隠していたのね。」
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事の発端は、・・・・・
アスカが帰宅し、テレビを見てお菓子を食べようとするとポテチの買い置きがない事に気がつきました。
アスカは、アスカの部屋、台所、リビング、シンジの部屋と探したがどうして見つかりません。
「ポテチ!ポテチ!ポテチが無いわ!
ポテチの無いナツメロなんてドレッシングのサラダ、アスカのいないエヴァだわ!」
と、アスカは独り言?を言ってから、「はっ!」と気がつき、ペンペンハウス(冷蔵庫)を覗きました。
「ペンペ〜〜〜ン、お菓子な〜〜〜い。」(^^)
ペンペンは、「ガサッ」と袋を隠しました。
「クエッ?」(−−;;
それを見たアスカは、ニヤリと笑い覗き込みました。
「ペンペ〜〜〜ン、何隠したの?」
ペンペンは、問い詰められた犯人の様に首を振りしらばっくれました。
「クエッ?クエッ?」(−−;;
アスカは、追い込む様に手を突っ込みました。
「ペンペ〜〜〜ン、隠しても無駄よ。」(^^)
ペンペンは、絶対絶命になり、アスカの手を嘴で突っき、ペンペンハウスの非常口(天井)より隠していた○ッパエビセンを持って逃げ出しました。
つん、つん、つん、つん、つん、つん、つん
「クエーーーーーッ」(脱出)
アスカは、ペンペンの思わぬ反撃に怯みましたが、すかさず追いかけました。
「ペンギンのくせに小賢しい!
このアスカ様から逃げられると思っているの!」
で、それから1時間、逃げるペンペン追うアスカ、逆襲するペンペン受けて立つアスカの攻防が続いていました。
アスカとペンペンは、疲れ果てて1人と1匹にある友情が生まれ、1つのルールで決着を着ける事に決めました。
「はあ、はあ、はあ、やるわね、アンタも」
「(はあ)(はあ)(はあ)クエ〜〜〜ッ」
「はあ、はあ、じゃあこうしましょ・・・・」
ルールは、リビングから台所に置いた○ッパエビセンに先に辿り着いた方の者とするでした。
「いいペンペン」
「クエッ!」
「スターーート!!」
アスカは、音速スタートしましたが、ペンペンがアスカの足を引っ掛けて転んでしまいました。
「クエッ」
「アーーーーーーーーッ」コテン
ペンペンは、アスカの頭を踏みつけて楽々○ッパエビセンをゲットしました。
「ズルイわよ、ペンペン、(ムギュ)」
アスカは、地団太を踏み悔しがりました。
「あんちくしょーーーーう!!」(TT)
それを見たペンペンは、美味しそうに○ッパエビセンを食べながら勝ち誇りました。
「クエッ?」(文句あるのか?)(^^)
「分かったわよ。約束は守るわ。」(−−;;
アスカは、悔しがりながら答えました。
こうしてアスカvsペンペンの1Rは、ペンペンに軍配が上がりました。
アスカが、最高に機嫌が悪いところにシンジが帰宅しました。
「ただいまーーーッ、アスカ。ポテチ買ってきたよ。」
アスカは、『ペンペンに負けた』→『ポテチが無い』→『シンジが悪い』と逆3段論法で、帰ってきたシンジに駆け寄ると閃光一線、
パチーーーン
と、ピンタを食らわせますと部屋に閉じこもりました。
「シンジのバカーーーーーッ」(TT)
殴られたシンジは、頭に「?」マークを着けたまま、
「ア、アスカ一体どうしたんだよ。」(−−#)
と、アスカを追いかけて襖の前で尋ねますが、アスカは何も答えません。
さて、次の日の放課後、アスカはゲームセンターに行こうとするシンジを捕まえて第3新東京市を見降ろす公園に来ていました。
シンジは、昨日から機嫌が悪いアスカにそっと聞きました。
「アスカ?こんな所に連れてきて何するだい?」
「シンジ、今日から毎日特訓したいの。
お願い、トレーナーになって付き合って。」
シンジは、あからさまに拒否しました。
「ええーーーッ、毎日! そんなの僕やだよ。」(−−;;
アスカは、地から這い出す声でシンジを脅しました。
「シ〜ン〜ジ〜、今度使徒が来たら流れ弾と流れナイフに気をつけてね。
殺られる何がいい?
ポジトロンライフル、パレットガン、ソニック・グレイブ、スマッシュ・ホーク、それとも後ろからプログナイフかな?」
シンジは、アスカの殺人フルコースを想像して陥落しました。
「アスカ、いえアスカ様ぜひ手づだわせて下さい。」
「よろしい。」
こうして対ペンペン用の特訓が開始されました。
で、1週間後、アスカはシンジに審判を頼みましだ。
「シンジ、お願いがあるの。」
「何だい、アスカ」
アスカは、恥ずかしそうに少し小さい声で言いました。
「実は、明日試合があるんだけど見守ってほしいの。お願い。」(
*・・*)シンジは、そんなアスカを可愛く思い承諾した事を後で後悔しました。
「うん、いいよ。で、相手は?」
アスカは、困ったように言いました。
「ペ、ペンペン」(
*・・*)シンジは、呆れた様に答えました。
「ははは・・・、ペンペン(はあ)」(−−;;
アスカは、シンジの呆れた顔に向かって言い放ちました。
「なによ!シンジその顔は、
アタシは、例え相手がペンギンだろうと受けた屈辱は10倍にして返すのが流儀なのよ!」(−−)凸
「はあ・・・、ペンギンに屈辱受けたの・・・」(−−;;
アスカはペンペンに賞品○ッパエビセンでリターンマッチを申し込みました。
「ペンペン、○ッパエビセンを買ってきたんだけど食べる。」(^^)
(どうして、このアスカ様がペンペン如きに下手にならなきゃいけないのよ!!)
「クエッ!クエッ!」(うん!食べる)(^^)
アスカは、ペンペンに「掛かったわね」と言う顔で
「じゃあ、ペンペンリターンマッチよ! リビングまで来なさい!」(^^)
「クエ〜〜〜ッ」(−−;;
審判シンジは、1人と1匹にルールの確認をしました。
「ルールは、前回同様リビングから台所に置いた○ッパエビセンに先に辿り着いた方の者とする。」
「ヤー!」
「クエッ!」
「では両者、スターーート!!」
今回は、アスカがペンペンをハリセンで打ち倒そうとしましたが、
パーーーン
「こ、これは、シンジ。(ふっ)ペンペンそこだーーーーッ」
ガーーーン
ペンペンに変わり身の術で躱されてしまいました。おまけに振り向くと逆に3斗カンでペンペンがアスカをどつきました。
「ペンペンにまた負けた(ガク)」
アスカは、シンジと仲良くKO。
こうしてアスカvsペンペンの2Rも、ペンペンに軍配が上がりました。
(ペンペンハウスには、「ドリフ入門」の本がありました。)
で、このアスカvsペンペンの仁義無き戦い結果、ペンペンの葛城家権力図が変わってきました。
最初は、
@ミサト(家主)>ペンペン(ペット)
次にシンジがきて
Aミサト(家主)>シンジ(家事:飯旨い)>ペンペン(ペット)
アスカがきてから
Bミサト(家主)>シンジ(家事:飯旨い)>アスカ(我侭)>ペンペン(ペット)
と、なっていましたが、ペンペンはアスカを見下す様になりました。
Cミサト(家主)>シンジ(家事:飯旨い)>ペンペン(ペット)>アスカ(我侭)
次の日より、ペンペンはアスカを見下す様になりました。
シンジが風呂を用意し、アスカを起こす間に、ペンペンは風呂に入ってしまい、入ってきたアスカに「クエッ!」と、挨拶して出て行きました。アスカは、風呂場で「悔しーーーッ」と叫びました。
夜、アスカがリビングでポテチを食べながらテレビを見ていると、ペンペンが横から来てポテチを奪い、アスカが怯んだスキにテレビを「野生の○国」に変えてしまいました。
アスカは、1日の楽しみの朝風呂,ポテチ,テレビをペンペンに奪われてしまいました。
あまりの屈辱にアスカは、とうとうシンジに泣き付きました。
シンジの部屋で2人は、作戦会議をしていました。
アスカとシンジは、ベットに並んで座っています。アスカは悔し涙を浮かべながらシンジに訴えています。
「シンジーーーッ、悔しいーーーッ」(TT)
シンジは、アスカをあやしながら励ましました。
「アスカ、気を落としちゃいけないよ。」(^^;;)
「でもシンジ、アタシはペンペンにチャンネル権も取られちゃったの。」
(僕は、引っ越してきた時からミサトさんとアスカに取られているよ・・・(^^;;)
「アスカは、1度や2度失敗で諦めるような子だったの。」
「ううん。でも・・・・」
「アスカ、1週間の特訓でだめなら1ヶ月特訓すればいいじゃないか。
僕の知ってるアスカは、決して諦めない子のはずだよ。」
アスカは、シンジの励ましで段々自信を回復してきました。
「よーーーし、待ってなさいペンペン。
受けた屈辱は10倍いや100倍にして返してやるわ!(^^)凸
協力してねシンジ。」
「うん、それでこそアスカだ。」(^^)
次の日よりアスカの猛特訓が始まった。
@ロードワーク
Aスポーツジムでのエアロビ
B吉本新喜劇
で、月日は流れ1ヶ月後
アスカとシンジは、ペンペンに土下座をして再リターンマッチをお願いしました。
「ペンペン様、お願いです、どうかもう1度アスカの相手をして下さい。」(TT)
ペンペンは、「またか」という顔でおもむろにペンペンパワージャケットを脱ぎました。
*(^^)説明します
ペンペンパワージャケットとは、PEN2と書いてあるジャケットでペンペンの体重分の重量があります。
このジャケットを脱ぐと瞬発力が2倍になり葛城家の守護神となります。
守護神としての戦歴は空き巣,下着泥を99人撃退(加持リョウジ,日向マコト,相田ケンスケなど)
このペンペンを見たシンジは、守護神の伝説を思い出しました。
「ア、アスカ止めようペンペン本気だよーーーーっ。」(^^;;
アスカも挑戦した事を後悔しながら強がりました。
「シ、シンジなにし、心配しているのよ。
ア、アタシが本気出せばペンペンなんて・・・・・」(^^;;
ペンペンは、怖じ気づく2人に向かって
「クエーーーッ、クエッ!!」(まとめて掛かってきな!!)凸(−−)
と、挑発します。
この挑発にアスカは、強引にルールを変更して戦いを挑みました。
「ペンペン、ルールは天井に放り投げた○ッパエビセンが床に着くまで立っていた方が勝ちよ!!」
「クエーーーッ!!」(OK!!)
「シンジ、審判よろしく。」
シンジは前回の変わり身術を警戒して離れた所で○ッパエビセンを放り投げました。
「レディ、ゴー」
アスカは、短期決戦と正面からのハリセン乱れ打ちを上左右から仕掛けます。
「うおーーーーッ、アタシもう負けられないのよ、負けられないのよ!!」
これをペンペンは軽く避けてからペンペン秘奥義
「クエーーーーーーーーーーッ!!」『ペンギン流星拳』
*(^^)説明します。
ペンギン流星拳とは、守護神モードでしか出せない技で1秒間にピンタ,蹴り,ツッキを100発繰り出し、
当たると痛い技です。
これを見たシンジは、アスカを庇う様に割って入りました。
「アスカ!危ない!!」
ペンペンペン,ゲシゲシゲシゲシ,ツンツンツン,・・・・・・・・・
「アスカーーーーーーーーーーーーッ」
「あっ」、いうまにシンジは、血と痣だらけになってしまいました。おかげでアスカは急所へのダメージを受けずに済みました。
『シンジ、ありがとう。後で介抱するからね。』
アスカは、心の中でシンジに礼を言いながらペンペンが大技を出したスキに必殺技を繰り出しました。
「ペンペン覚悟!!ジェットハリセン!!」
*(^^)説明します。
ジェットハリセンとは、超低空より繰り出しアッパーカットのハリセン版の技です。
「クエーーーー
ーーー
ーーー
ーーッ」
ペンペンは、低空からのハリセンを顎に受け天井近くまで打ち上げられました。
技を繰り出したアスカも、精も根も尽き果てて崩れ落ちました。
「勝った・・・・・(ガクッ)」
でも、ペンペンは上空で体を入れ替えうまくソファーに着地しました。
「クエッ!!」(フッ、ツメが甘いな)
○ッパエビセンもなぜかペンペンがキャッチしていました。
アスカが気がつくと横にはシンジが、血と痣だらけで倒れていました。
「キャーーーッ、シンジ、シンジ、大丈夫。」(TT)
「ア、アスカ、勝ったんだね。おめでとう。あんまり大丈夫じゃないや(ガクッ)」
シンジは、アスカに勝利を確認するとそのまま気を失いました。
それから、シンジは寝込みました。
アスカは、医者が往診に来てもシンジの側を離れず看病しました。
シンジの病状は、全身打撲でした。
アスカは、懸命にシンジの患部冷やしましたが、打ち身から発熱し、3日間うなされました。
「う〜〜ん、ア、アスカ」「シンジ、シンジーーーッ、」(TT)
「う〜〜ん、ア、アスカ」「シンジ、シンジーーーッ、」(TT)
:
4日目の朝、シンジが目を覚ましますと、ベットに伏せているアスカが目に入りました。
シンジは、愛おしそうにアスカの髪を数回すきますと、アスカはふっと目が覚めてシンジに抱き着きました。
「シンジ、シンジーーーッ、よかった目が覚めたんだね。(グスッ)もう3日も寝込んでいたんだよ」(TT)
「えっ、3日も(イテッ)」(×◇×)
そう言ってシンジは体中の打ち身で顔を顰めました。
「シンジ、無理しちゃだめ、だってシンジはアタシの代わりにペンギン流星拳を受けたんだよ。」
アスカは、涙目でシンジに話し続けました。
「シンジが庇ってくれなきゃ。アタシが殺られていたんだね。
アタシが無事なのは、シンジのおかげ。
アタシがいつも無理できるのもシンジが見守ってくれるから。
ありがとう、シンジーーーーーーッ」(TT)
シンジは、アスカを愛おしく抱きながら囁きました。
「あの時、アスカが怪我をすると思ったら無意識のうちに体が動いたんだ。アスカが本当に無事で良かった。」
「シンジ、シンジーーーッ、」(TT)
「僕は、いつでもアスカを見守っているよ。
僕は、何かに打ち込むアスカが輝いて見えるんだ。
だからその輝きを失いそうな時は、僕は喜んで盾になるよ。」(^^)
アスカは、シンジらしくないくさいセリフにまたまた泣きながら抱き着きました。
「シンジ、1つだけお願いがあるの....
いくらアタシのためとはいえ、無理しないでね。
だってシンジ居なくなったら、アタシ、アタシ....」(TT)
こうして、我が侭なアスカは、いつも見守ってくれるシンジの暖かい手の存在を知りました。
シンジが回復してからは、アスカは公然とシンジに甘えるようになりました。
もちろん、テレビを見る時でも、
「シンジーーッ、ちょっとここに座って」(^^)
「何だいアスカ。」(^^)
「いい枕ができた。(ハアト)」(^^)
「まったくアスカは・・・・」(^^
;;「ゴロニャーーン、シンジーーッ」m(^^)
と、最初のうちはシンジも抵抗しましたが、アスカの猫のしぐさに負けてしまいました。
アスカの日課は、ポテチを食べながらテレビを見る事からシンジの膝枕でじゃれあう事に変更されました。
もちろん、シンジの夕方に日課にアスカの髪の毛をすく事が追加されたのは言うまでもありません。
《おしまい》
《おまけ》
再リターンマッチの結果は、シンジ乱入によるペンペンの3連勝でしたが、ペンペンはチャンネル権を放棄しました。
チャンピオンペンペンへのインタビュー
「クエッ、クエッ、クエーーーーーッ、クエッ、クエッ、クエーーーーーッ」
(しょうがないだろ。シンジを怒らすとあのミサトカレーを食わなきゃいけないんだぜ。)
ペンペンによる葛城家権力図
Dミサト(家主)>シンジ:アスカ(ツガイ)>ペンペン(ペット)
後書き
うおーーっ、LASが足りない。m(_ _)m
つい、前半のアスカ×ペンペンを書いていたらコメディー色が強くになってしまいました。
前回のペンペン『アスカ』が気にいりまして、またアスカのコメディーものを書いてしまいました。
では、大家さん、この様なSSを読んでくださる皆さんこの場で5000ヒットをお礼を申し上げます。m(_ _)m