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リリス王国は、ある海賊船団が基地として使用していた街がやがて港町として栄え、正式な王国として成り立っていった。
巨大な商業国家としてガイナ大陸にその存在を誇示している。今やリリスは、ガイナ大陸の流通を一手に取り仕切っていると言っても過言ではないだろう。

リリス王国に訪れる朝は早い。魚市場を先頭に、様々な市場が営業を始める。まだ朝が白んでいるうちから。
だが、そんなリリスもここ最近は活気に欠けていた。

リリス王の容態急変。

商売に支障はないのだが、国民の顔に明るさがない。
また同じ頃、急ぎの馬ヤがリリスの門を抜ける。

「お兄さま・・・」
馬車の中から故郷を懐かしむこともなく、彼女は実兄の身を案じた。

馬車が王城に入ると、アスカとレイの二人は、ドレスの裾を気にすることなく走った。

「レイ王妃?」

「・・・挨拶はよい。兄は・・・兄は・・・?」
王の寝所の前で、彼女は側近にすがりついた。

「今のところは持ち直しております。ですが・・・医者の申すところではもってあと1年・・・」
侍女は言いにくそうに呟く。

「・・・そう・・・。解っていたこととは言え・・・辛いわね」
普段、あまり表情を変えないレイが、曇りの色を見せた。これにはリリス王の側近は驚愕せずにはいられなかった。彼女が幼少のころ、相次いで両親をなくして以来、城内で彼女の表情が変わるのを、誰も見たことがない。ただ一人アスカを除いて。

「今、陛下にお会いすることはできますか?」
とアスカ。

「もちろんです。レイ様、どうぞ中へ」
身長の倍ほどもある扉が開き、四人ほど寝られるようなベッドの上に、静かに彼の兄が眠っていた。
ベッドの傍らに立って、彼女はアスカ以外を人払いをした。

「お兄さま・・・」
ゆっくりとした動きで、リリス王は瞳を開け、首をこちらに向ける。

「ああ。レイか・・・。しばらく見ないうちにきれいになったな」
対して彼の衰えはどうだろう。頬は痩せこけ、華燭の典の時に見た生気溢れるリリス王ではない。彼は自嘲して続けた。
「衰えた・・・そう思うのだろう?よい、自覚はあるのだから」

「・・・お兄さま」
「国王陛下」
レイとアスカの声がそろう。

「仕方のないことだ。リリス王家に生まれた男の宿命」
代々、リリス王家の男性は、先天的な病が取り付いているらしく医者も手を拱いていた。どんな薬草も効果を持たず、祈祷も意味を持たなかった。彼も先例に漏れず、その病に犯されている。 とうに専属の医者も匙を投げてしまった。
とはいえ、彼も一国の王である。生気を失っても、魂までも病むことはなかった。

「陛下・・・」
アスカもそれ以上言葉を紡げないでいる。

「ところで、今年も例年通り御前試合を行う」
レイの細い切れ長の眉が、一瞬ピクリと動く。

「まさか、お兄さまが・・・」

「いや、レイ。お前に私の代理を務めてほしいのだ。さすがに私もこのような醜態を、国民に晒すのは忍びない。通産大臣にもその旨伝えてある」
リリス王国は、年に一度リリス王の御前にて、剣の試合が行われる。これは海賊船団が帰港した際に、海賊たちが余興として行っていたものが発展して今に至ったらしい。商業国家として成長を遂げてからのこの大会は、一大イベントとして称えられ、各国から多くの参加者を招いていた。 ネルフ王国との婚姻が整ってからは、もっぱらネルフの参加者が多かったが。

「・・・解りました。お兄さまの代理を務めます」
レイは静かにそう言った。その言葉に安心したリリス王は、目を閉じて微笑み言う。

「レイの顔を見て、少しは元気が出た。そうだ、ホラキの次女が二人に会いたがっていたぞ。行ってやれ。私は少し眠るから」

「解りました。お兄さま、気分が悪くなったら誰かお呼びになって」

「解っているよ、レイ」

 
 
 
 
 
 
 

エヴァ三銃士
第五章 「始まる、御前試合」

 
 
 
 
 
 
 

後ろ髪引かれるものがないといえば嘘だ。

だがしばらくは安心だろう。レイが目の前に現れたことで、心なしか血色も良くなった。しばらくは安心だろうと、専属の医師も笑った。
だからこそレイはアスカを連れ、通産大臣、デンテツ・ホラキの屋敷を訪ねたのだが。

二人は、デンテツに迎え入れられ、ひとしきり話したあと、ヒカリの部屋に向かった。

「久しぶりね、ヒカリ」
最初に口にしたのはアスカだ。

「アスカ、レイ!帰って来たのね。元気だった?」
そう言うヒカリの表情に、少し陰りがあるのを二人は見逃さなかった。

「・・・ええ。ヒカリは・・・そうでもなさそうね」
ヒカリは答えない。答えない代わりに二人から視線をそらす。

「何かあったの?ヒカリ。良かったら話してよ。アタシたち、幼なじみでしょ?」
優しく優しく笑いかけるアスカ。レイも頷いた。

「二人とも・・・」
彼女は堰を切ったように、ぼろぼろと大粒の涙を流しはじめた。

「あのね・・・実は・・・・」
 
 
 
 

時間が多少前後することを許されたい。

明け方、騎乗のまま眠りこけたシンジは、そのまま街を通り抜け、リリス王国反対側、港にほど近い民家に運ばれていた。
気持ちよさそうに眠る彼は夢を見ている。

(いい?シンちゃん。立派な銃士になるには、知力体力、そして時の運が必要不可欠なの。お父さんは前半二つには恵まれていたけど、最後の時の運には恵まれていないのよ)
それはいつ頃聴いたのか、彼自身正確には記憶していない。毎晩聴かされていたかも知れないし、ふとした日常会話の中で聴いたことなのかもしれない。
ただ、父の不運さはその最期の瞬間も含めて、まさに星回りが悪いとしか言いようがなかったことは忘れられない。

無表情で冷酷な表情で歩いてくる父。だが、その途中、石に蹴躓き額を強打。拳ほどの瘤をこしらえて、彼を抱き上げる。
 
父親と触れあう機会が少なかったシンジにとって、それは強烈なワンシーンだった。

(でね、お母さん考えたの。あなたはたぶんお母さんの強運の半分は受け継いでいるはずだわ。だから、このあみだくじで、あたりが出るまで頑張るのよ。それで強運を鍛えるの。あ、あたりになるまでご飯は抜きよ)
満面の笑みを浮かべて畳・四畳分ほどの紙を広げた。そこには、梯子状に細かくあみだが書かれていた。上は空白で、下には番号がふってある。
システムとしてはシンジがあみだをし、出た番号をユイに報告する。もしあたりならば晴れてご飯にありつけるというものだ。
しかしながら、これが強運の特訓となるのか、非常に疑問視されるところだが、当時いたいけな少年だったシンジは、ただただ母の言葉を信じるしかなかった。
結局、その日はご飯をもらえず、翌日早朝に答えを出すことができた。

「うううううううん・・・・」
そんな記憶が再生されて、現実のシンジも唸った。

「・・・なんか悪い夢でも見てるのかなぁ?」
その少女は心配そうに彼の顔をのぞきこむ。彼女はなかなかにすっきりした彼の顔立ちに少々胸を高鳴らせながらも、彼が目覚めるのを待つ。

「うわぁぁぁぁぁっ。母さんっ。牛、牛だけはぁぁっ!!あああっ赤いマントなんかかけないでよぉっ!角が、角がぁぁぁぁぁ」

「どんな夢見てるんだろ、このお兄ちゃん・・・」
胸の高鳴りも何処へやらである。

「おーい、ナツミぃ。どや、あんちゃんの様子は?」
しこたま野菜を抱えた少年が、民家の戸口を通ってきた。

「あ、お兄ちゃん。なんか、うなされてるみたいだよ、この人」
野菜を机の上に置くと、その少年も彼の顔をのぞき込む。

「不憫なヤツやな。馬の上で眠りおって、落ちて気絶するなんて」

「失礼だよ、お兄ちゃん。きっとこの人にも何か理由があるのよ」
入れ替わりに少女が台所へ向かう。そして野菜の品定めを始めた。

「理由か。大方どこぞでタダメシ食うて逃げてきたんやろな」
ベッドらしきものの横にある椅子に腰をおろすと一人で納得しながら彼は言った。

「お、お兄ちゃんとは違うわよ・・・」

「お、ナツミ、目さますみたいやで!」
シンジは頭を振りながら、恐る恐る目を開ける。

「こ、ここは?」
シンジは目の前にいる、短髪の男にまずはそう尋ねた。極平凡な疑問だろうが、あまりにも平凡すぎる。男はニカッと笑ってこう言った。

「ここか、ここはな、リリスの港町・ギレンや」
 
 
 
 

「なるほどね。今回の御前試合の優勝者をホラキ家の跡取りにするってワケね?」
落ち着いたヒカリに、アスカがそう尋ねる。ヒカリは静かに頷いた。

「・・・コダマさんは?」
今度はレイの質問。

「コダマお姉ちゃんは、去年それがイヤで家出しちゃったの」

「コダマさんらしいわね」

「お父さんは、私でどうしても決めたいらしいの。だから・・・」

「状況は厳しいのね。・・・でもヒカリはただ単にイヤなだけじゃないみたいね」
レイの核心をつくような問いかけに、彼女は少しだけ驚きを見せた。

「好きな・・・ひとがいるの・・・」
俯いて、絞り出すようにヒカリは告白した。

「そっか、わかった。・・・ヒカリ、アタシに名案があるの」
アスカは、少し前に思いついた計画を、ヒカリに提案することにした。
「レイにも協力してほしいの」

「いいわ。私にできることがあれば」

「アリガト・・・レイ、アスカ」
そう聴いて、急にアスカがにんまりと笑って言う。

「ところで、ヒカリの好きな人ってだれ?」

「えっ!?・・・二人ともよく知ってるわ」

「誰?」

「トウジ・・・スズハラ・・・」
完熟トマトほどに赤くなった顔を両手で覆って、彼女はかぶりを振る。唖然とする二人。

「スズハラぁっ?あの熱血ばかぁ?」
ようやく口を開いたアスカの言葉はそれだった。
 
 
 
 

「ま、ともかく助かってよかったやないか。あ、ワイはな、トウジ・スズハラ。こっちがワイの妹のナツミや」
ひとしきりお互いのことを話したシンジとトウジは改めて自己紹介をした。
 
そのトウジ・スズハラと名乗った少年は、年齢が自分と同い年で、両親が商船団の団長をしていたが不幸なことに船が嵐に飲まれて亡くしてしまったこと、それ以来この街を離れていてつい最近戻ってきたことなどを話してくれた。どこの方言か解らない言葉で。
だからシンジも自分のことを包み隠さずその兄妹に話した。

「そうかいな・・・。ネルフじゃそないなことになっとったんか。そりゃレイ姫が心配やのぉ」
顎に手を当てて思案する。

「レイ王妃のこと知ってるの?」

「まあな。ワイのおとんはリリスでも有名な大商人だったんや。そやからな、今のリリス王が王太子だったころにおうたこともあるんやで」

「へぇ」

「にしても・・・そないなことになっとるんなら、ワイもボケボケしとれんな」

「えっ?」

「こう見えても、ワイは強いんや」

「頭弱いからバカ力だもんね、お兄ちゃんの場合」

「ナツミは黙っとれ!」

「でも、レイお姉ちゃん、帰って来てるらしいよ。リリスに」

「なんやて!?」
シンジとトウジが同時に立ち上がった。

「大家さんが言ってたよ。リリス王の容態が良くないから、里帰りしてるんだって」

「そうなんか・・・。なるほどな、御前試合も近いからやろな」

「何のこと?トウジ」

「ま、ゆっくり説明した方がええな。メシでも食いながらにしよかの」
トウジはそういうと笑顔を見せた。
 
御前試合の告示があったのは、その日の午後だった。リリス王代行、レイ王妹の何に於いて。
シンジは最初参加するのを断固として拒否していたが、ナツミがせがむので、仕方なく出場することにした。

「トウジは何でこの御前試合にこだわってるの?」
参加登録を済ませたシンジは、帰り道でトウジにそう聴いた。

「ワイはな、おとんとおかんを亡くした時に決めたんや。強うなろうてな。なんでか解れへん。ただナツミが泣いてる姿を見とってそう思うたんや。そん時にな、この御前試合のことを知ってな。ワイの目標なんや。シンジはどうなんや?ただおかんに言われたから銃士になろうとしたんか?」

「僕は・・・最初はそうだった。でもある子にあって変わったんだ。自分から銃士になりたいと思った。それから三銃士・・・。あの人たちがいたから・・・。僕はあの人たちと共に戦いたいんだ。父さんがそうしていたように」
自分にも言い聞かせるような口調だった。そして、その瞳はまっすぐに自分を見つめていた。

「銃士か。おもろいかもな。 ワイも・・・もしかしたら入っとったかも知れへんなぁ」
頭の後ろで両手を組んで鉛色にたれ込めた空を見上げる。
「何にしても、ワイはまずこいつで実力を試したいんや。 今のワイがどれだけ強うなったか」

「偉いんだね、トウジって」

「てっ、照れやないかぁ。シンジぃ!!」

バシッ!!

背中を思い切り叩かれたシンジは、前のめりに倒れ、大地にキスした。

「おお、すまんすまん。大丈夫か、シンジ?」
 
 
 

「では、長期滞在なさいますね?」
宿の主人は人の良さそうな顔を上げて、目の前の三人に声をかけた。

「ああ。悪いがしばらく居させてもらうよ」
中央の無精髭の男が穏やかに笑って言った。

「では奥のお部屋にどうぞ」
そう言って鍵を置いた。

「すまない」
会釈をすると、後に続く二人を連れて部屋の中に入っていった。

「いい部屋じゃないっスか」
長髪の男が肩に掛けていたギターを下ろしながら、言う。

「ほんとに。長期滞在にはちょうどいいですね、それにタイミングが良かったと言うか・・・」
かけていた眼鏡の汚れを指で拭き取って、マコト・ヒュウガは呟く。

「まさか偶然御前試合の時期にあったっているとはな」

「確か前々回でしたよね?リョウジさんが優勝したのは・・・」
とマコト。

「ああ。あまり気は進まなかったがな。出場予定だった、ゲンドウさんがあんな形で出られなくなってしまった以上、俺が出るしかないだろ?」

「今年はネルフからの招待者は出ないんスかね」

「たぶんな。昨年の一件もあることだ。今年は招待者はいないだろう」

「もしかしたら銃士隊の誰かが参加してるかもしれないですね」

「ああ。あるいは・・・」
今にも泣き出しそうな空を見上げて、リョウジはそれ以上言わなかった。
 
 
 
 

この世界の住人が知り得たことではないが、昔、『月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なり』と言った詩人が居たが、御前試合までの数日はまさに旅人のように過ぎて行った。

空は快晴。天は戦士たちに味方したのだろうか?
リリス王都の南部中央に位置する大闘技場に、100人ほどの参加者が大集合していた。観客も例年通り入りで、闘技場をぐるりと囲む形で設置されている観戦席はすでに隙間が見られない。
ざわざわと落ち着かない会場が、観戦席中央部に王国楽隊が入りファンファーレが鳴り響くと、話し声が止む。そして最上段の席に、リリス王代行・ネルフ王国王妃レイ、通産大臣・デンテツ・ホラキ、そしてその娘・ヒカリ・ホラキが姿を見せる。会場に大歓声が渦となる。

「病床に伏せるリリス王に変わりまして、今試合にはレイ王妃を迎える。参加者は粗相なきようまたその実力を遺憾なく発揮してもらいたい」
デンテツが、熊のような声で叫んだ。そして、一歩進み出たレイが一礼する。
もう一度大きな歓声が上がる。

「・・・兄に変わり、皆の参加を歓迎いたします」
彼女の声に反応するかのように、また会場が大きくなる。 レイは一礼すると、少し奥まった屋根のある位置に設けられた椅子に、彼女は腰を下ろす。

「ごつぅ綺麗になりよったのぉ、レイ姫」
一次予選のルールが発表される中、会場中央左よりにいたトウジは感慨を込めてそう呟く。

「そうなんだ」

「そう言えば、いつもくっついとったソウリュウがおらんみたいやったけど」

「・・・そう・・・みたいだったね」
アスカ・ソウリュウ。シンジは彼女のことを思うと落ち着かない。レイの侍女である彼女が、レイの側を離れている。気にならないはずがないのだ。

「侍女言うてもなぁ、四六時中一緒に居るわけでもないやろ。たとえよからぬ連中に狙われとっても、ここじゃどうにもならへんで」
そう言ったトウジは、上方を見た。レイの座る席の回りには、リリスの屈強の兵士たちが警護についていた。

「アスカ・・・か・・・」

「さ、一次予選始まるでぇ、シンジ。気合い入れぇや!」

「うん。・・・あんまりやる気はしないけど・・・行くよ、トウジ!!」
二人はお互いの手をはたきあった。

そして、リリス政府主催の御前試合が始まる・・・。
 
 

つづく

NEXT
ver.-1.00 1998+07/07公開
感想・質問・私も「踊る大捜査線」の大ファンです!メール・誤字情報などは hiro-sen@big.or.jp まで! 
ご無沙汰しておりました。
遅筆駄文作家の平岡誠一です。

こちらの連載も捗らないというのに、自分の本拠地で無謀にも新連載をスタートさせてしまい、おおいに苦しんでいます(^ ^;;
最近、並外れてプロットが上手くたたないもので、その苦しみは壮絶ですね。
ホントは「踊る大捜査線」初夏スペ放送ぐらいには脱稿したかったのですが、気が付けばもう7月。
遅れてしまって申し訳ないです。

さて、いよいよ原版「三銃士」にはない設定に突入しました。
リリス王国主催の御前試合。そこでヒカリの運命が決定してしまいます。
果たしてだれが優勝するのでしょう?
「彼じゃないの?」と思われる方もいるでしょう。ですがまだ「アスカの秘策」もあります。
アスカは何を思いついたのか?それも次章待ちということで<ってひっぱっても、もうバレバレか?
いざ御前試合の幕が開く!

次章は少し短めになるかも知れません。
それでは。
 

「踊る大捜査線」初夏スペ、面白かったなぁ・・・(笑)
早く秋の劇場版がみたいぞっと。






 平岡さんの『エヴァ三銃士』第五章、公開です。





 強運の母と、
 不運の父。


 シンジが引き継いでいるのは・・・当然、オヤジの方だろうなぁ(^^;



 あ、でも、

 −普段はオヤジの血。
 −いざという時や人選の節目にはオカンの血。

 なのかもしれない。

   ・・・そういう方が小説の主人公らしいし(爆)


 −アスカと偶然で出会えた−あたりが母の血ね(^^)



 そのアスカはレイのそばにいない・・

  な、なにが?!    やっぱり、あれかな?




 さあ、訪問者の皆さん。
 あなたの感想が執筆のエネルギー。平岡さんに感想メールを!



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