黒井ミサは、その現場にたっていた。
そこには、何千年も前の遺跡の死体を思わせるような、ミイラと化した死体が
一つ、転がっていた。
呪術用の布陣の中継点につかわれた、中学生の一人。
干からびた顔は生前の面影をうかがいしることは難しい。
だが、ミサはそこに残る思推の残滓かなぜ彼がここに使われたのか、またどのような術であったのか
そして、なんの目的であったか、を知ることはできた。
顔を上げ、朝日照らされた第三新東京市の中央部から、空に顔をあげる。
ふ、顔にわずかな微笑みを浮かべる。
術、目的のほかにミサはもう一つの事に気づいていた。
いや、確信をもったというほうが正しい。
ヘカテは未だ、完全に力を取り戻してはいない、という確信を。
朝日とともに、徹夜明けの疲れた顔をしてミサトとリツコの二人はNERVのラウンジで軽い朝食を
とっていた。
「それで、相手は本部内から侵入してきていたのね?」
ミサトはリツコの話をきくと、その部分をもう一度確認してきた。
「そのようね、どうやったのかはまだわかってないけれど。」
「今からそれを調べるの?」
ミサトの問いに
「後にするわ、徹夜だし、あんな騒ぎの後じゃあ、身体が持たないもの。」
黙って頷くと、ミサトは残りのコーヒーを飲み干した。
自分も少しは仮眠を取るだろう。
だが、ひょっとすると、濃いコーヒーの世話になるかもしれない。
ぼんやりとそんなことを考えながら、窓の外に目をむける。
地下に広がる、ジオフロント内にも集光ビルかフ光が朝を告げていた。
第8章 UN MARKED... PARTT
「元気だな。」
加持は、同じ徹夜明けであるにも関わらず現場を調査するラ・フォージュに向かって言った。
「そんなことは無いですよ。」
と答えるが、傍目には疲れなど感じていないように見える。
「そうか?、俺には元気いっぱいに見えるぞ。」
さすがに昨夜の銃撃戦と、その結果敗北ともいえる状態ではさすがの加持も疲れを感じているのだろう。
「ジョーディ、ちょっとこれをみてくれないか?。」
デイタが話を遮ってラ・フォージュを呼び止めた。
「どうしたんだ?」
興味を持った加持もいっしょに近づいていく。
「これだ、この床の紋様だ。」
みると、ヘカテの立っていた床に赤黒いインクのようなもので描かれた不可思議な紋様が描かれている。
「魔法陣じゃないか。」
「そうなんだ、しかもこれは血液などの類似成分が入っている。」
3人は顔を見合わせた。
「デイタ、わずかに帯磁しているな。」
トリコーダーの表示に驚きの声を上げるラ・フォージュ。
血液、あるいはその類似物質が通常こんな帯磁値、わずかではあるが、を示すことはめったにない。
もっとも、その磁気も微々たるもので偶然と言えば、それまでもかもしれない。
普通だったらそれで片付いたことかもしれないが、昨夜ここでおきたことを考えると、それは
ありえないこと、とおもえた。
「帯磁しているってことに、なんの意味があるんだ?」
加持が、二人の顔を見ながら聞いた。
「それをこれから調べます。」
そういうと、サンプルをカプセルに取り込んだ。
「デイタ、エンタープライズに戻るぞ!」
ユウコは、朝の出勤の前にメールでNERVの中で何かが起きたことはしった。
その内容については不明だが、宿泊施設関係の大規模修復などという事自体がまず合点が
いかなかった。
別に、重要な人物が特にいる、というわけではない施ナどうやら銃撃戦があったらしい、という
その事自体がおかしかった。>
別に戦略自衛隊が動いたわけでもない。
国連のその他の部署のものもうごいた形跡はなかった。
いったい、なんの目的で?、と考えて歩いていたためうっかり人にぶつかってしまった。
「あ、しつれ…、」
目の前のその二人をみたとき言葉をうしなってしまった。
一人は奇妙なローブのような服をきているし、もう一人はみたことも無いような衣装を着ている。
「大丈夫です。」
答えた言葉は、英語であった。
が、妙に感情が欠落したような発音で話している。
「すいませんが、一つ質問させていただいてよろしいですか?。」
そのローブの男がそういってきた。
新手の宗教かしら?、とはおもったものの、こんな時に奇妙な衣装の男がいるというのも
あやしい。
「ええ、少しなら。」
そう答え、相手に付き合うことにした。
なにか判るかもしれない。
だが、質問の内容はいっそう奇妙なものだった。
「廃屋にきづいていますか?」
その質問の意ェとれず、なんの事かと思い周囲を見回す。
とくに廃屋というような物がヲないような気がした。
だが、
「あれです。」
ローブの男ではないほうが、右手で指し示す。
と、突然視野に廃屋が飛び込んできた。
「いえ、今いわれるまで見えてませんでした。」
そう答えるユウコにローブの男は片方の眉を軽くあげると
「お手数をかけました、どうもありがとう。」
と答え、歩きさっていった。
「なんだったの?」
その廃屋をも一度見ようとしたが、見ることを無意識に恐れてるような、拒否してるような
そんな感覚がふとした。
だが、軽く頭をふるとその廃屋をみて、歩き出した。
ドアになにか奇妙な紋様の紙がついているような気がしたが、それがなにかはわからなかった。
「大尉、あの女性も無意識にみていない、というこですか?」
歩きながら、タオはスァヴァックに聞いた。
実際自分自身、気をつけていないと見失いかねない状況ではあった。
「そういうことだ、と思う、中尉。」
「ですが、大尉はなぜ?/p>
その言葉を聞いて、スァヴァックは片方の眉を再び釣り上げると歩みを止め^オのほうに向き直った。
そして、ほんの少し間をおいてから
「感情、ではないか、と思う。」
と、言葉選びながら話しているようにしゃべった。
「感情、ですか?」
「そうだ、感情だ。」
そう言うと、思い立ったかのように道を戻り始め、廃屋のほうに向かった。
「大尉、なにを?」
「調べてみないとわからない。」
タオにそう答えると、スァヴァックは廃屋の玄関に立った。
玄関のドアと四方の壁に奇妙な紋様を描いた紙がはってある。
少しの間、その紙と紋様を見つめていたスァヴァックは
「魅惑的だ。」
と一言言うと、それを一枚はがした。
はがした紙をローブにしまうと、
「学校に戻ってみよう。」
と、タオの返事をまたずにさっさと歩き出していった。
ユウコは、オフィスにつくとさっそくメールに目を通した。
が、メールにはこれといって目新しいことはない。
机の上にメモが貼ってある。
(白瀬でAおつかれさま。看板を一通り立ててきました。
今日は午後から出社します。)>
かいてある文字に軽く目を通すと他部署からの報告を読み始めた。
しばらく、眺めているとロバート・エイジスの報告が目にとまった。
そこには、そっけなく宣伝部材が入荷され、サンプル幾つかと、仕様書を送ります、と簡潔に書かれていた。
それを見てユウコは微笑むと、一階上のフロアにあるサンプル倉庫と呼ばれる場所にむかった。
ドアを開けると、そこは相変わらず埃っぽく、かび臭かったがそれでもつい最近空気が入れ替わったにおいがした。
サンプルの一番新しい物がおいてある棚にいくと、そこから一つの包みを手にとった。
サンプルのナンバーはロバートの書類の番号と相違ないことを確認すると、その包みを開く。
「ボブ、ずいぶんと高そうなサンプルね。」
包みからでたそれを一つ手に取り、構えてみる。
小型の、ライフルサイズのガトリングガンが倉庫の中で鈍く光を反射している。
こんなものが届くなんて、とんでもないことになりそうだ。
ユウコは、この状況に心が躍り出すのを感じB
薄明かりの中、にやっとした笑いが顔に浮かんだ。
が、すぐに顔を引き゚ると、包みをもとに戻して倉庫からでた。
どうやら、メールにあったNERVでの騒ぎは自分が思った以上の出来事だったらしい。
そう確信するには十分な武器のサンプルをボブ、ロバート・エイジスは送ってきたのだ。
自分のデスクにつくとユウコはすぐに砂漠谷が出社しているか、を確認した。
まだ出社していない、という答えから、それほど自体が急には動いていないようだとは確信した。
だが、予断はゆるされない状態であることはかわりないようだ。
砂漠谷は、その朝、綾波レイという少女が住んでいた、という団地を見に行っていた。
重要なパイロットを住まわせるには、どうにも不似合いな、小汚い集合住宅の中に未だに工事の音が響いているのが
なんともいえない、可笑しさを醸し出す。
本来人が住むはずの建物には人の気配はなく、第三新東京市自体人が去っていく状態にある。
「なんだって、こんなところに貴重なパイロットを住まわせたんだかな?。」
レイがすんでいたという棟の前スって、砂漠谷はそんなことを呟きながら首を振った。
いまさら、こんなところに来て骼ゥ分に腹が立った。
職務怠慢のそしりをうけても仕方が無いだろう。
ふと、目をむけると、屋上に当たる部分に人影が見えた。
こんな廃虚寸全の集合住宅内に人がいるというのも変だが、場所自体が変だ。
砂漠谷は、その人影の正体を見極めようと階段を上っていった。
「ボブ、ずいぶんと派手なサンプルね。」
ユウコは開口一番、そう切り出した。
受話器の向こうでは、笑いを顔に浮かべているだろうロバート・エイジスの顔が浮かぶ。
「君にはよく似合ってるよ。」
普通なら誉め言葉ととれなくもないが、あんなサンプルでは誉め言葉にはならないだろう。
普通なら。
「ありがとう、ボブ。」
本心からなのか、それとも皮肉なのか分からない答え方をしたユウコだが
「そのサンプルなんだけど、あれで良いわ。
幾つか送っておいて欲しいわ。」
と、続けた。
「いつ、使うか判らないけれど、必要になりそうだわ。」
ほフ一瞬の沈黙のあと
「判った、なるべく早く商品の発送をするよ。
だが、気をッろ。」
「わかってるわよ、ボブ。」
そう答えると、ユウコは電話を切った。
ちょっと、考えてからユウコは席をたつとボードになにやら書き込むと
「後をよろしく。」
と一言いってオフィスをでた。
ボードにはただ一言営業とだけ描いてあった。
帰社時間は、書き込まれてはいなかった。
屋上に駆け上った砂漠谷は、呼吸の乱れがないことに感謝した。
普段、オフィスに座ってばかりなので、少し体力が落ちていないかと不安ではあったのだが
どうやら、まだまだ大丈夫なようだ。
「君、こんなところにいると危険だよ。」
いかにも査定に来た不動産屋のように声をかける。
その声に振り向いた人影をみて砂漠谷はふと歩みを止めた。
(綾波レイ?)
人影をみて、そう思ったのだが、なにか資料にあった写真とちがう。
(髪が黒い。)
その違いはわずかなものだったが、大きな違いだ。
「運が無かったな!」
見ッは14歳くらいの綾波レイと同じだが、その声は低く冷酷な響きを感じた。
少女が何やらつ竄「て右手を振り下げた。
とっさに躱した砂漠谷だったが、背広の脇を切り裂かれていた。
が、幸い身体は傷つけられてはいない。
「ほう、ただの人間ではないな?」
「かなり個性的な人だな。」
その砂漠谷の言葉が終わるか終わらないかのうちに少女は彼の目の前に来た。
急に目の前に現れた顔をみて砂漠谷は、さすがに驚きを隠せなかった。
今まで、いろいろなものをみてきたが、それでもこれはかなり異質だった。
「我が名はヘカテ、闇の女王だ。」
瞳孔も虹彩もない血の様な紅い右目、同じように瞳孔も虹彩もない漆黒の左目のその少女は
そう言うと、砂漠谷の喉に手をかけてきた。
ステップバックでその手を避けた砂漠谷は、上着の隠しホルスターからグロック19を引き抜くと
躊躇なく引き金を引いた。
だが、弾丸は全てヘカテの目前ではじけるように砕け散った。
そこには、一瞬多角形の中に紋様の浮かんだ障壁が浮かんだように見えた。
「なんだ?。」>
思わず口をついて出た言葉にたいする返答はなかった。
だが、ぼんやりしている暇は「。
続けざまに残りの弾丸を撃ち込むと、次の弾倉に入れ替える。
狙いを定めずにとにかく目標に弾丸を撃ち込もうとしたとき、3発めにスライドが引き付けを
起こしたように動かなくなった。
「くそ、オートは!」
毒づく砂漠谷をまるで意に介さず、ヘカテは襲い掛かってくる。
いつ手にしたのか、短剣を手にもっている。
その短剣が心臓をつく一瞬前、砂漠谷は相手の足を払って体制を立て直した。
だが、ヘカテもすでに立ってこちらにむかっている。
(まったく、身のこなしの速い。)
人事のように考えている砂漠谷だが、ヘカテの動きからは目を離してはいない。
官給品のオートは役目を果たさずに沈黙してしまった上、相手はわけの分からない力を
持っている。
ちょっとの隙が命とりであることは確かだが、かといって隙を見せなければ良いかというと
どうもそうも行かないだろう。
ヘカテに手にした短剣も怪しげな光芒を放っている。
ふわっとゥぶように襲い掛かってきたヘカテの鳩尾をねらって渾身の力を込めて蹴りを入れる。
距離がゥったせいか、先ほどの障壁は現れなかった。
そのためヘカテは数メートルほど蹴り飛ばされた。
が、砂漠谷も右足に短剣を受けた。
「普通の人間にしてはよくやった。」
まるで物理の法則を無視して倒れたままの状態で起き上がるヘカテ。
右足の傷は致命傷ではないが、それでも動きが鈍くなるくらいの損傷ではある。
次は躱し切れるかどうかは本人にも自信はなかった。
今度こそ剣で心臓を貫こうとするヘカテ。
だが、そのヘカテの短剣が突然手からはじき飛ばされた。
ヘカテの顔が一瞬憎しみで歪むのを砂漠谷は見た。
その目線を追って振り向くとそこには黒いローブを着た別の少女が立っていた。
だが、フードで顔は影になっている。
「ミサ!、また邪魔しにきたのか!」
怒りと憎悪をぶつけるようなその怒声にもミサはたじろぐ様子はなかった。
もはやヘカテは砂漠谷なぞ眼中にない、というように黒井ミサに向かっていく。
先ほど弾き飛ばされた短剣に档`て今度はその手に漆黒の剣が現れている。
横になぎ払うように剣を振るヘカテ。
ェ、その剣は金属音とともにミサの手前で制止した。
みると、ローブの合わせ目から銀色の剣が伸びている。
二人は、ゆっくり離れると睨み合った。
ゆっくり円弧を描いて動いていた二人が再び激しく動く。
ミサのローブが一部切り裂かれている。
だが、ヘカテも来ている黒い服の一部が裂けて白い腹部が垣間見えている。
「いまさら、おまえに私は止めることはできないよ、ミサ。」
背を向けたままヘカテはミサに向かっていう。
だが、ミサは何も答えない。
ヘカテは今、自分が黒井ミサに気圧されつつあるのを感じた。
それは、あってはならないことだ。
只の魔女である黒井ミサに、闇の女王ヘカテが気圧されるなど、あってはならない。
その一瞬の焦りをついてミサが動く。
一瞬でおくれたヘカテの顔をミサの剣が突く。
ぎりぎりで躱したヘカテだが、それでも頬に傷がつく。
そこから、赤い血が滴り落ちるのを感じながらヘカテは、再び剣を構える。
ミサとの距離がさらに縮んでいる。
「おまえが紅い血を流すなんて、贅沢よ。」
低コでミサが言う。
その言葉が終わるか終わらないうちにヘカテの血がどす黒い色に変化した。
「おまえが私になにかすることなど!」
だが、ヘカテはその言葉を言い終わらない内にぎょっとした顔で第壱中学校の方に顔をむけた。
「馬鹿な…。」
顔色の変わったヘカテを見て砂漠谷は、おなじように第壱中学校をみた。
だが、なんの変化もない。
「そんなはずはない!」
悲痛ともいえる金切り声をあげ、ヘカテは突然床に現れた魔法陣の中に消え去った。
黒井ミサもまた、ふっと床の魔法陣に消えていった。
後に残された砂漠谷は、ぼんやりとその床をみていた。
魔法陣の後が、赤茶けた煤のような物で残っているのを眺めながら。
だが、その煤も風が吹くとともにどこかに飛び去っていった。
用の無いものははいってはいけません。
という文章が、かれた紙が当たり前のように貼ってある扉。
その扉に貼ってある紙をスァヴァックが丁寧に裏返ニそこには、市内の廃屋にはってあった
紙と同様の紋章が描かれたいた。
「大尉、やはりアにもなにか仕掛けられているんですか?」
タオが聞いた。
「まだ、断定はできない。」
そいうと扉をあけて入っていく。
中にはいると、そこにはわずかに血の匂いが残っていた。
入り口すぐにはなにもなかった。
二人は更に、奥の方へと進んでいった。
そこには、巨大な紋様が血で描かれていた。
その、下にはなにかの祭壇のような物が置かれている。
その血が誰のものか、なんの目的なのかはわからない。
「大尉、これを!」
タオがトリコーダーをスァヴァックに見せた。
そこには、壁の紋章を描いた血の分析表示が出ている。
「血であるが、なぜ帯磁しているのだろう。」
ヴァルカン人の冷静さで考え込むスァヴァック。
「血を帯磁させることができるんですか?」
タオの問いかけに答えようとしたとき背後の床からヘカテが現れた。
「魅惑的だ。」
その様子に、魅了されたように見つめるスァヴァック。
逆^オは、畏怖を感じて見つめている。
「おまえ達はここで死ぬのだ。」
焦りと怒りをあらわwカテが言う。
だが、またそこにミサがあらわれた。
今度こそ、狼狽を隠せずにヘカテはいずこかへと消えた。
だが、ミサは追わなかった。
いや、追えなかった。
「ここが基点。」
そう言うと、ミサはその紋章の下にうち捨てられたような箱を見ていった。
その、装飾された箱は一見すると祭壇のようにも見えた。
事実タオも、スァヴァックもさして重要な物だとは思わなかった。
だが、ミサはその箱の蓋を強引にこじ開けた。
その中には、最近になって行方不明になった子供の一人が閉じ込められていた。
だが、かなり衰弱している。
タオとスァヴァックが助け起こそうとしたとき、その子供は突然目を見開くと、黒っぽい血の
塊を吐き出して、息絶えた。
見ると、額に奇妙な文字のようなものが浮かんだかと思うと、突然消えていった。
「ヘカテは証拠を消したつもりなんだわ。」
ミサはそう言うと、地下室からでて行った。
残さス二人は、遺体の発見をエンタープライズに入れた。
遺体は、そのままNERVが処置するということになっB
そんな騒ぎの中、一人の女性が空港からNERV本部に向かっていた。
砂漠谷ののぞんだ内部に入り込む要員、彼女は空港から迎えの車に乗り、街をみていた。
なんだかわからないが、妙に勘に触る街だな、と考えながら。
ver.-1.00 2000/3/21公開
ご意見・ご感想・なんじゃこりゃぁとかはセクション32まで!!
ずいぶんとまあ、間があいてるわね、あいかわらず。
それに、今回あたし達一回もでてないじゃない!
べつにいいじゃん。
今回でてなくたって、他の回にでてりゃ。
そういうわけにはいかないんじゃないですか?
だって、エヴァのキャラって今回加持さんがちょっとだけですよ。
ほんと、そういえばそうだねえ、いや不思議不思議。
こんなんじゃ、次回もあたし達の活躍はないじゃない!
いや、だって、話とはそういう・・・
いい加減、ぼく・・
ぬ、未確認生命体!!
だれが、未確認・・・
よーし、シンジ君これをつけるんだ!
なんですか?、これは?
まったく新しい変身体験だ!
いけ、変身!
へ、変身・・・
ええい、もっと元気よく明るく!
へんしん!
そうだ、さあアスカさんこれを
なによ、これ。(といいつつつける)
起動コードは、クロノ○ェンジャー!
クロノ○ェンジャー
さあ、とっととグロンギの怪人をたおすのだ!
てやー、っんたがたおされなさい!
ダブルベクタ○!
ドラゴンロッ○!
ぐげ、ごぼべ、ごぼ、ク○ガ!ぼかーん
ああ、こんなんじゃ、先行き不安だわ。