「逃げるのか、シンジ‥‥‥」
「エヴァンゲリオン初号機、冷却終了。ケイジ内、すべてドッキング位置」
第一発令所。
きびきびと動くオペレーター達の姿は、一時間ほど前の姿と同じだった。
だが、あえていうのなら、緊迫感が何倍も違った。
暗闇の中に見つけた小さな明かり。それに縋る無力な弱者のように、ぴりぴりと空気が振動している。
マヤ、マコト、シゲル、三人のオペレーターを中心に、初号機の起動準備が進められていく。
「パイロット、エントリープラグ搭乗完了」
「プラグ固定。第一次接続開始!」
「エントリープラグ、注水」
シンジは、エントリープラグの中につけられた操縦席に軽く目を閉じながら座っていた。
渡された青いプラグスーツを着こみ、頭にはヘッドセットを装着している。
逃げないって決めたんだ。
初めて自分で考え、自分で決めた。
死にたくない。
何かが、僕に語りかけた。
僕が出来る、僕にしか出来ないこと。
赤い瞳の少女。
血を流していた。
守りたい。
守らなきゃいけない。
何故
理由が在れば、戦うことが出来る。
もう、
後悔はしたくないんだ。
逃げちゃ駄目だ‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
顔を上げたシンジの瞳には、決意に満ちた、強い光が宿っていた。
ゆっくりと、エントリープラグの中に、LCL液が満たされていく。
「え!!」
肌に感じる、水の感触に、シンジは慌てたように声をあげる。
「大丈夫、肺がLCL液で満たされれば、直接酸素を取り込んでくれるわ」
『01;Sound Only』と表示されたウインドウに向かって、リツコは説明口調で言う。
「ゴボッ!」
気持ち悪い‥‥‥。
「主電源接続、全回路動力伝達」
「了解」
リツコが各方面に指示を飛ばす。
その横で、ミサトが腕を組みながら黙って立っている。その表情は、険しかった。
いつのまにか、加持はこの場から消えている。
「第二次コンタクトに入ります」
マヤがリツコの指示のもと、初号機を起動させてゆく。
「A10神経接続。双方向回線開きます」
エントリープラグ内に、煌びやかな光がつぎつぎに走り、スクリーンが形成されて行く。
「シンクロ率、65%」
「すごい‥‥‥」
常識ではありえない数値に、リツコは思わず賞賛をこぼし、ミサトは希望を見出す。
「いけるか?」
「使徒、第三東京市内に入りました!」
メインモニターに、使徒の映像が映し出される。
「兵装ビルで応戦して!!」
ミサトは、予想より速すぎる使徒の襲来に舌打ちする。
「了解!」
モニター上で、兵装ビルから、山間から、無数のミサイルが使徒に向かって打ち出される。
そのすべてが、使徒の放つATフィールドによって、傷一つ負わせること叶わず、爆発していく。
「ちっ!足止めにもならないか」
「税金の無駄遣いだな」
冬付きは、各方面に事務的な指示を与えながら感想を漏らす。その光景は、まるで経済評論家といったところだろうか。
いつのまにか指令塔に戻ったゲンドウは、無言のまま、いつもの姿勢で初号機の起動風景
を眺めていた。
「‥‥‥‥‥‥」
「リツコ!急いで!!」
使徒の放つ光線が、山間に一閃した。
キュドオオオオオーーーーーンンン!!
爆煙を立てて、発射台が破壊される。
「第14、15砲台全壊!」
被害が発令所に報告される。
「8番から13番までのモニター断線!回路きり変えます!」
少し遠目になった視点で、使徒の映像が映し出せれる。
モニターされた使徒は、次々に発射されるミサイル攻撃をものともせずジオフロント直上を目指し、進行する。
使徒が一歩前進するたびに、迎撃システムの何パーセントが確実に沈黙していっていた。
「B2からE8地区の迎撃システム損傷!!」
「初号機の準備まだなの?!!」
ミサトが叫ぶ。
すでに迎撃システムの15%が破壊され、48%が損傷し使い物になっていなかった。だが、たとえ全てが稼動していても使徒の進行に対してなんの役にも立たないのは明らかだったが‥‥‥。
ミサトには、シンジ、否、初号機に、僅かな希望を託すしか残された方法はなかった。
それが、自分の意志に反していても‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
…バシュッ
ズドオオオオオオオォォォォォォン!!!
ゴッ
ズズズズズ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ドン!ズドン!
天井都市が衝撃に耐え切れられず崩れ始めた。
「第一ロックボルト解除」
初号機の肩を押さえつけていた油圧ボルトが、解除音を立てながら外された。
「解除確認。アンビリカルブリッジ移動!」
マヤは黙々と初号機の発進準備を整えて行く。
「第一、第二拘束具除去」
嵌め殺しのような拘束具が、スライドしながら、初号機の両腕を開放する。
「1番から15番までの安全装置解除!」
「内部電源充電完了、外部電源コンセント問題なし」
「エヴァ初号機、射出口へ!!」
「5番ゲートスタンバイ!」
モニター上に表示されたゲート5の各安全装置が次々に解除され、信号がレッドからグリーンに変わる。
「進路クリアー、オールグリーン」
マヤは、ゆっくりと瞬きをし、モニターから得られた状況を確認する。
そして、その結果を報告した。
「発進準備完了しました」
「了解」
「碇司令、かまいませんね…?」
「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り、我々に未来はない」
ゲンドウの言葉に、ミサトは黙って頷く。
たとえ、14歳の子供を犠牲にしても、私たちは使徒を倒さなければならない。
「本当にこれでいいんだな? 碇‥‥‥」
冬月は、正面に映された使徒の映像を見詰めたまま、ゲンドウに尋ねる。
その問いに、ゲンドウが答えることはなかった。
色眼鏡に隠されたゲンドウの心を知るものはいない。
「初号機、発進!!」
ミサトの声が、無情にも戦いの引き金を引いた。
◆
凄まじい加圧に逆らい、カタパルトに乗って初号機がジオフロントから射出されて行く。
「ぐぅっっっ!!」
シンジは、押さえつけられる重圧に、歯を食いしばって耐える。
その脳裏には、先程までの光景が浮かんでいた。
白を基調とした、どこにでも有りそうな一室にシンジは居た。
リツコは、先ほどの格納庫から、『エヴァンゲリオン』の操縦法をシンジに説明するために、シンジをパイロット控え室の一角に連れてきていた。
ゲンドウは居ない。
「リツコ!」
突然、バン!!としか形容しようがない勢いで扉が開き、ミサトが部屋に飛び込んできた。
「どういう事なのリツコ!説明して!!」
眼を怒らせ、ミサトはリツコに迫る。
リツコの隣にいるシンジのことは、目に入っていないらしい。
存在を無視されたシンジは、目を白黒させながら、ミサトの剣幕に圧倒されていた。
「あ、あの?」
ミサトの剣幕を片耳で聞き流していたリツコは、隣で呆然としているシンジの呼び声に、人を凍らせるような一睨みでミサトを一時黙らせた。
「悪かったわね、シンジ君」
「あ、いえ」
「誰なの、この子?」
ミサトは、リツコの隣に佇む女の子のような優しい面差しを持った少年に、はじめて顔を向けた。
「自己紹介がまだだったわね、シンジ君」
リツコはミサトを無視して、シンジに微笑む。
「は、はい」
シンジは、自分に向けられる二人の美女の視線に少し緊張する。
「ねえ、だから誰なのリツコ。この非常時に、何故民間人がここに‥‥‥、ま、まさかこの子が!」
「そうよ、ミサト。この子が碇シンジ君。サードチルドレンよ」
ミサトは、シンジをまじまじと凝視した。
その表情は、険しいほどの真剣なものだった。
サードチルドレン。
加持が連れてきた司令の息子。
この子に、封印された初号機を起動させることが出来るというの?
「あ、あの」
シンジは、ミサトの視線に耐え切れないかのようにリツコの方を見る。
「あたしは技術一課、E計画担当博士、赤木リツコ。リツコでいいわ。よろしく。それとこっちの五月蝿いのは、葛城ミサト。一応、これでも戦術作戦部長を担当しているわ」
リツコは、ミサトの思いを正確に感じ取りながらも、その事については触れなかった。
「これでもだなんて失礼ね。はじめまして、シンジ君。私のことはミサトって呼んでね」
「ミサト。 使徒の様子はどう?」
「パワーアップして現在此処に進行中よ。予想では1時間後に此処に来るわ」
「そう‥‥‥、先ほどシンジ君が初号機に搭乗することを承知してくれたわ」
淡々とリツコが、人に残された行方を告げる。
その言葉に、ミサトは、シンジの両肩を掴み、視線を合わせた。
シンジが見た、ミサトの眼差しの中には、どこか悲しみが混ざっていた。
「本当にいいのね、シンジ君」
気遣うように語り掛ける。
「…はい。自分で決めたんです」
「シンジ君‥‥‥」
シンジの真剣な面持ちの中に、強い意志を見たミサトは、思わずシンジを抱きしめた。
私たちは、こんな子供を犠牲にしなければ生き延びることも出来ない‥‥‥‥‥。
「ミ、ミ、ミサトさん!?」
シンジは、顔を真っ赤にして慌てる。
「アリガトウ、ゴメンナサイ」
シンジの髪に顔を埋めたミサトは、呟くように言った。
その声は、小さすぎてシンジには聞こえなかった。
「…ミサト」
リツコが呟く。
その声に、ミサトは顔を上げた。
すでにその顔は、感傷に浸る女性のものではなく、部下を率いる作戦部長としてのものに変わっていた。
もうすぐ、使徒が到着する。
少しでも、この少年を助けることが出来るよう、私に出来ることをしよう。
「リツコ、私は発令所に戻るわ。シンジ君、…がんばってね」
ミサトはシンジに笑顔を残し、控え室を出ていった。
シンジは、ミサトの笑顔に、優しさを感じた。
、それだけの時間をかけても、使徒に対抗するには何かが足りなかった。だから、碇司令は10年前、人が獲得したもう一つの可能性に賭けることにしたのよ‥‥‥‥‥‥」
「父さんが‥‥‥?」
「そう、セカンドインパクトの時、母親の体内に居た子供たちだけが獲得していた力に」
「力?」
「そう力よ、いえ、特性といった方が正しいかもしれないわ。エヴァンゲリオンと同調することが出来るといった特性に‥‥‥。シンジ君、あなたは知っているはずよ」
懐かしさを感じさせた紫色の鬼。
僕が使える、僕の力。
何かを、彼女を、守ることが出来る力。
それは、閉ざされた過去を暴くものなのかもしれない。
見たくないものを見せるかもしれない。
でも、僕は戦うことを選んだ。
僕に、優しさを感じさせてくれた人たちを守るために。
あれ以上、あの少女を傷つけさせないために。
今は、余計なことを考えず、使徒を倒すことだけを考えよう。
シンジは、ゆっくりと面を上げた。
焼き爛れた地上ゲートが音を立てて開く。
そして、『エヴァンゲリオン初号機』が、第三新東京市にその姿を顕した。
◆
初号機が射出された地上は、使徒の攻撃によって、あちこちで煙が上がっていた。
使徒は初号機が射出される場所が分かっていたかのように、兵装ビルの陰から初号機の正面に出て来る。
「いいわね、シンジ君」
ミサトが、最後の確認をする。
「…はい」
シンジは静かに返事を返す。
これから、未来を賭けた戦いが始まるというのに、シンジの心は、不思議なまでに静かだった。ただ、守られている懐かしい、温かさを感じるだけだった。
スクリーン越しに、使徒を見つめる。
「最終安全装置解除!!エヴァンゲリオン初号機、リフト・オフ!!」
初号機を留めていた、最後の拘束具が決戦を前に、取り外された。
使徒は、まるでそれを待ってたかのようにゆっくりと初号機に向かって歩み始めた。
「いい、シンジ君。まずは歩くことだけを考えて」
リツコが、発令所から指示する。
ア ル ク
あ る く
歩 く
初号機が、緩慢な動きで、その右足を一歩動かした。
「歩いた!」
「おおっっっ!!」
発令所に、僅かな歓声がこだまする。
起動確立0.000000001%、オー・ナインシステムと呼ばれ、一度も動いたことのない初号機が動いたのだ。
微かな希望が、ほんの僅かばかり、その輝きを増した。
しかし、そんな人の希望など無視し、使徒は初号機に向かって光の鞭を繰り出した。
光の鞭が、初号機の右腕に絡まった。
力任せに、引っ張られる。
バランスを崩した初号機は、前かがみに崩れかかる。
「わあ!」
シンジは、自分の右腕に感じる微かな痛みに声を漏らした。
「落ち着いてシンジ君!早く体制を立て直すのよ!!」
ミサトが、叫ぶ。
やはり、無理だ!
なんの訓練も受けていない彼に、殺し合いの戦闘など出来るはずがない。
使徒は、初号機に光の鞭を絡ませたまま鞭を振り上げる。
紫色の巨体が空を舞った。
初号機の機体が兵装ビルに叩き付けられる。
「ぐわぁーっっっ!!!」
背を打つ激痛に、シンジは悲鳴を上げる。
シンクロ率の高さがあだになっていた。
「何とかしてよ、リツコ!!」
「…大丈夫です」
シンジは、歯を食いしばり、初号機の体を起こす。
痛みがかえってシンジに初号機との繋がりを感じさせる。次第に、その機体を思うとおりに動かせるようにしていた。
‥‥‥‥‥‥だ
‥‥‥ゃ駄目だ!
‥げちゃ駄目だ!
逃げちゃ駄目なんだ!!
「うををををををーーーー!」
シンジは、雄叫びを上げ、使徒にタックルをかける。
ズドオォーーーーーン!!
使徒と初号機は共に土煙を上げ、倒れ込む。
周りのビル等が、衝撃で共に倒れた。
使徒に馬乗りになった初号機は、渾身の力で使徒を殴り付ける。
ドゴッ!
ドギャッッ!
使徒の顔にヒビが入る。
ドッ!!
ドパアァーーー!!
使徒の眼から光が発せられた。
初号機に直撃する。
「シンジ君!!」
初号機は跳ね飛ばされ、近くのビルに激突した。
「っく」
激突の衝撃でシンジは脳震盪を起こしかける。
動きの止まった間に、使徒は初号機との間合いを詰める。使徒の手が初号機の頭を掴んだ。
グ グ‥‥‥
「お願い!シンジ君逃げて!!」
シュオオオオオオオオオオオオオ
カッ!!
ヴァシィッ!!
「頭蓋前部に、亀裂発生!」
「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!」
キイイイイイイイイ
パシュウウウゥゥゥゥゥゥゥ!!!
初号機の頭、右目の部分に光の槍が打ち込まれる。
一度、二度、三度と‥‥‥‥‥
ブシュゥゥゥゥゥ‥‥‥‥‥‥‥‥
真っ赤な鮮血が辺りを染め上げる。
「頭部破損!損害不明!!」
警報が、発令所内に響き渡る。
「制御神経断線!シンクログラフ反転!」
「…パルスが逆流していきます!!」
「回路遮断!塞き止めて!」
「だめです。信号拒絶!受信しません」
「パイロットは!?」
「モニター反応しません。生死不明!!」
「初号機、完全に沈黙!」
「作戦中止!パイロット保護を最優先に。プラグを強制射出して!!」
「だめです!完全に制御不能です!」
「!!」
「なんですって!?」
死 に た く な い
死 に …た く‥‥‥
死 ‥‥‥に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
…だ れ か、…助けて‥‥‥‥
「‥‥さ‥‥‥えに」
「‥‥‥ま だ 早 い」
シンジの眼が微かに赤く染まっているのは気のせいだろうか?
「初号機再起動!神経接続が解除されて行きます」
「まさか!シンクログラフはマイナスのままなのよ?!」
ウオヲヲヲヲヲヲーーーーーーーーーーー!!
顎部拘束を引き千切り、空を切り裂くような咆哮を上げる。
一瞬、膝に力を溜め、次に伸び上がるように背をしならせた。美しい軌跡を描き、初号機が第三新東京市を舞う。
初号機の姿が、月を背後に使徒に襲い掛かる。
ドコォ!!
使徒の二つの光球に初号機の蹴りが入る。
ピシイィィィィ!!
亀裂が走った。
使徒は、とっさに自分を蹴った初号機の足を掴もうとする。
しかし、初号機は蹴った反動を利用し、すぐにそのままバク宙で離れる。
着地地点を狙って、使徒は光の矢を放つ。
初号機は、横に回転することで避けた。
「シンジ君!?彼が戦ってるの?」
「無理よ!まだ彼にはこんな戦い方は出来るはずがないわ‥‥」
使徒はエネルギーをため込むように手を光球の前で向かい合わせに構える。
空間がひしめくような音が聞こえそうだった。
太陽を集めたような灼熱の光が使徒の手の間に生まれる。
ドッ!!!!!
バチィィィィィィィーーーーーーー!!
初号機に向かって打ち出された光は、初号機の目前で弾き飛ばされる。
衝撃が波紋するように、赤い八角形の壁が空間に映し出された。
「ATフィールド?!」
自ら放った衝撃波を弾き返されて、使徒は反対に跳ね飛ばされていた。
好機を見逃さず、初号機は使徒に膝蹴りを食らわせる。
光球のひびが更に拡大した。
更に叩き割ろうと初号機が腕を振り上げた時、使徒が初号機に抱き着いた。
「何!自爆するき?!」
初号機を包み込むように変形する使徒。
ビシュウゥゥゥゥゥ‥‥‥‥
カッ
ドッ
ズドドオオオオオン!!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ‥‥‥‥‥
第三新東京市に光の十字架が立つ。
光は、すべてを飲み込んでいく。
発令所の総てのモニターは停止していた。ただ、その様を見せ付けるかのように残された映像モニターだけを残して‥‥‥‥。
朱炎の煉獄の中から、初号機が現れる。
「あれがエヴァ」
「本当の姿」
真っ赤に染め上げた空間からゆっくりとその姿を見せる様は、人間を守るために作られた人形という認識を人々に疑わせる凄惨さを見せつけていた。
制作手記
「やっと終わった!おっかしいな?プロットでは、第一幕で終わっているはずの内容が、何でこんなに長くなったんだ???」
「それは、君の才能に問うべき問題だね」
「???、だ、だれ!」
「ふふふふふ。僕だよ、タブリスさ」
「げ、タブリス!き、君の出番はずぅーーーと後なのに!!何でこんな所に」
「さっさと僕を出したまえ。まさか、次も出番がないなんてことはないだろうねぇ」
「すぐには、無理。プロットでは、今回トウジくんも出るはずだったのに出てないし、ラミエルくんだって出てないし。ボロボロになっちゃたアスカちゃんのアフターケアもしておかないといけないし、書くこと一杯あるもの」
「ラミエル、君は使徒を三体、出すきだったのかい?」
「うん。でも、あれ以上出すと、アスカちゃんとか死んじゃいそうだったから止めたの」
「まあ、正解だね。アスカ人を敵に回すと恐そうだしね」
「うん、まだ、読者に見捨てられたくないしね。それよりも、見た?カウンターが1000回以上回ってるんだよ。あ、大家さん。カウンター設置ありがとうございます!!」
「感謝しているなら、もう少し更新スピード上がらないのかい」
「うう、か、感想を貰えたら、もう少しスピードが上がるかも?」
「ふふふ、まあ、この作者はおだてに乗りやすいからねえ」
弓さんのCanon 〜血染めの十字架〜』第二幕 後編、公開です。
シンジの初陣、
動かない筈のEVAを使っての無事使徒殲滅。
・・無事とは言えないかな?(^^;
目の前の危機はとりあえずクリアできましたが、
この先、これから、
色々あるんでしょうね。
チルドレン達にも・・。
さあ、訪問者の皆さん。
弓さんを感想メールで元気づけましょう!