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RHAPSODY

―行方―

中編



「そして、私が惣流さんと付き合うんです!!」

周囲が凍り付いた。

「山岸さん?」

無意識のうちに声が出る。

えーと、山岸さんが僕にアスカと別れろって言って、
それから山岸さんがアスカと付き合うって言って。
それで僕は、僕は、あーもうどうなってんだ!?

・・・キーンコーンカーンコーン・・・

「シ、シンジ、授業もう始まったぞ!!」

いち早く正気を取り戻したケンスケが慌ててそう言う。

「ほ、ほら、シンジ君、い、行こうよ。」

続いてマナも正気を取り戻したらしい。
僕らを取り巻いていた人ごみも動き出し、すぐに廊下はすごい混雑になる。
・・・・そうだ、アスカと山岸さんは?
・・・・・人ごみに紛れてどこにいるか分からないか・・・・

「ね、ねえ、アスカは?」

僕はどうしてもアスカの事が気になって声に出して聞いてしまった。

「そんなこと言ってる場合じゃないだろ、もう授業は始まってるんだぞ。」

「そうよ、次の休み時間にまた見に来ればいいじゃない。」

それもそうだと思い、僕らはとりあえず自分の教室に戻る事にした。

それにしても、なんか大変な事になったなぁ・・・・
『そして、私が惣流さんと付き合うんです!!』ってそのままの意味だよなぁ。
女同士・・・・か・・・・

「シンジ君!!」

「え、な、なに?」

「『なに?』じゃないでしょ、教室ここだよ。」

「シンジ、どこまで行くつもりだ?」

う・・・考え事してたら教室通り越してしまった・・・・

「ほら、早く入ろうぜ。」

ケンスケが急いで教室に入る。

「ほら、シンジ君。」

「あ・・・」

マナは、ぼけっとしている僕の手を握り、引きずりながら教室に入った。

そ、そんなことしたら・・・

『おおおおお!!』

「ひっ!!」

やっぱり・・・

「山岸 サトミでーす。
よろしく〜」

予想と全く違う声が聞こえ声のしたほうを見ると、
かなりの美人といえる女の人が立っていた。
顔も体のラインも、どれも最高レベルだ(ケンスケ談)、
髪はかなり長くて腰のあたりまである。
どうやらさっきの声はこの人に向けられたものらしかった。
先生だろうか?

「あら、遅刻かしら。」

教壇の女の人がこっちを向く。

「三人とも遅刻ね。」

怒られるかな?
高校最初の授業から遅刻なんかするほうがおかしいしなぁ・・・

「三人ともこっちに来て。」

僕たち三人はしぶしぶ教壇のほうに向かう。

「さっき聞いてなかったと思うから自己紹介するね。」

予想していた反応とは全然違った反応が返ってくる。
どうやら怒られずに済むようだ。

「私は数学教師の山岸サトミよ、よろしくね。」

「は、はい、よろしくお願いします。」

「どうも・・・・・」

「よろしくもなにも、これからはこの僕になんでも言ってください。
先生のためならなんだってやります!!」

僕たち三人は三者三様のリアクションをする。
誰が誰かは多分わかると思う。

「それじゃあ、自分の席についてね。
それから、今日は許してあげるけど、次からは遅刻しちゃ駄目よ(はぁと)」

そう言って大人っぽい笑顔を浮かべる。
その笑顔に少し見覚えが有るような気がしたが、
それが何かはその時は分からなかった。

授業の内容はこれからの授業の進め方、あとは先生に対する質問コーナーなどだっ
た。
皆の山岸先生に対する反応はすごいものがあった。
とくに男子が・・・

        ***

とにかく授業が終わる。
僕は急いでアスカの教室に行こうとするが、
教室を出ようとしたとき不意に声をかけられた。

「シンジ君、なんか次の授業の化学ってね、教室移動するらしいよ。」

振り向くとマナが立っていた。

「え、そうなの?」

「うん。だからアスカさんに会いに行ってたら、きっと授業に間に合わないよ。」

「そっか・・・」

会いに行かなきゃ、アスカ怒るだろうなぁ・・・

「ほら、シンジ君、早めに教室がどこか探さなきゃまた遅れちゃうよ。」

僕の思考を無理矢理中断させるようにマナが間を空けずに喋り掛けてくる。

「あ、そ、そうだね、それじゃ行こうか。」

次の時間も遅れたりするのだけは避けたいので、
僕はこの時間は諦めて、アスカにはまた次の時間に会いに行くことにした。

「うん、それでね、アヤも一緒に行っていい?」

「いいけど、アヤって誰なの?」

「あ、ごめん、シンジ君知らなかったんだよね。
さっきの授業中に仲良くなったの。」

そういえば女子のほうは結構授業中喋ってたな・・・

「アヤ、シンジ君いいってさ。こっちおいでよ。」

マナがそう言うと女の子が近づいてきた。

「門谷アヤっていうの、よろしくね碇君。」

このクラスには美人が多いってケンスケが言ってたけど本当らしい。
門谷さんもかなりの美人だ。
少し茶色がかった短い髪、背の高さは僕より少し低いぐらいで170cmぐらい・
・・
おっと、詳しく説明するのはケンスケの仕事だった。

「あ、うん、よろしく。」

あ、そういえばこのクラスのクラス委員じゃないか。

「おう、シンジ、女の子紹介するって話の事だけどな・・・・」

ケンスケが恐ろしい笑いを浮かべてこっちにやってきた。
はっきり言って、これまで見た恐い顔の中でトップテンに入るだろう。

「相田君に女の子紹介するって言ったの!?」

マナが心底意外そうな声で聞く。

「あ、あっと、その、・・・そうだよ。」

「そう、そうなんだよ霧島さん。
けどシンジは忘れていた、これがどういう事かわかる?」

「け、ケンスケ、早く行かないと・・・」

「誰のせいでこんな事になってると思ってるんだ?」

「とりあえず、相田のせいね。」

僕を睨み付けてきたケンスケに、門谷さんがきつい一言を浴びせる。
それにしても門谷さん、いきなり呼び捨てで・・・

「相田、そんなに女の子紹介してほしい?」

愚問だ。

「愚問だね、この世に彼女のほしくない男がいるわけが無い。」

それはちょっと・・・

「そう・・・それなら私の知り合いの中から紹介してあげるわ。」

門谷さんは、少し何かを考えるような仕草の後ケンスケにそう告げた。

「とりあえず教室行きましょうよ、遅れちゃうわよ。」

門谷さんがもっともな意見を言う。
すでに休み時間はかなり消費されている。

それに、このままここに居るとケンスケの仲間だと思われてしまう。
きっと・・・
きっと彼は旅立ったんだ、僕らの手の届かない向こう岸に・・・
細かな説明は彼の名誉に関わるので避けよう。
ただ彼はクルクル回りながら歌っていたとだけ。
これ以上は恐ろしくてとても・・・


                   ***


授業が終わり自分達の教室に戻る途中で、
かなり危ないところで、こちら側に戻ってこれたケンスケに話し掛けた。

「なんか恐い先生だったね。」

化学の先生は中年の男の教師で、第一印象はあまり良いものではなかった。
脂ギッシュな顔は長い間見る事をお世辞にも進められない。
そして、なんと言ってもこの言葉『少しでも私に逆らった人は・・・赤点です。』
だ。

「そうか・・・彼女か・・・」

前言撤回、やっぱりまだ帰ってこれていないようだ。
ケンスケに話し掛けても無駄なので少し周りを見てみた。
学校にまだ慣れていないので見るものすべてが新鮮だ。
そのうちこの風景が普段の物に変わるのだろう。

「たしか碇だったよな。」

そんな事を考えていると、同じクラスの男子が急に話し掛けてきた。

「そうだけど、どうしたの?」

「いや、別に何か有るってわけじゃないんだけどな。
お前ってあんまり男と喋らないからどうしてなのかなっと思って。」

そういえばあんまりクラスの男子と喋った事無いかもしれない。

「そう言われてみれば・・・」

「な、そうだろ。
お前昨日から女としか喋ってないぜ。」

「それに、皆から睨まれてばかりだしね。」

「俺も睨んでた。」

「やっぱり?」

「そりゃあ、あんなの見せつけられて黙ってる方がおかしいって。」

「そんなもんかぁ・・・」

「それにしても隣にいる危ない奴はなんなんだ?」

案の定・・・

「旅立った。」

「コイツって昨日とか今日とか、一番お前のこと色々言ってた奴じゃないか?」

そういや色々言われたな・・・

「お前の友達か?」

「一応ね。」

「碇、友達は選んだ方がいいぞ。」

「いい所も有るんだよ。」

「どんな?」

「さあ、どんなとこだろ?」

「「・・・・・」」

気持ちの悪い沈黙があたりを支配する。

「例えば女子の写真を安くで買えるとかかな?」

「写真・・・もしかして一年美男美女カタログ送ってきた相田って奴か?」

「そうだよ。」

「あれは役に立ったよ。
どんな娘がいるのか探すのは結構大変なんだぞ。」

「そうなの?」

「碇は相手から寄ってくるんだろ?
羨ましい限りだよ、普通の奴は必死で彼女探しに駆けずり回るんだからな。」

「寄ってくるってわけじゃ・・・」

「似たようなもんだろ。
はあ・・・別に特別かっこいいって程じ

「・・・・・・」

「惣流アスカと付き合ってるんだって?」

!!!

「有名だぜ、惣流アスカ親衛隊ではな。」

「へ?」

「アスカ様の隣に住んでる不審者め俺が成敗してくれる!!」

「って、待って、ちょっと待ってよ。」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「・・と親衛隊に入ってる友達が言ってたぜ。」

「・・・そんなオチなの?」

「そうだよ。」

「イマイチ・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・・」

「ま、まあ、そんな事はいいじゃないか。
俺が言いたいのは、お前がいろんな奴に狙われてるって事だよ。」

「僕が?」

「そうだよ。」

「何で?」

「惣流アスカとつきあってるから。」

「そんな事で?」

「十分だ。」

「ふーん。」

「『ふーん』ってお前分かってるのか?」

「だって、みんな素人でしょ。」

「ま、まあな・・・」

「だったら大丈夫。」

「そ、そうなのか?」

「うん。
ほら、もう教室着いたよ。」

「あ、ああ・・・そうだな・・・」

「ありがと、狙われてるの教えてくれて。」

「いや、別にいいよ。」

「そういやまだ名前聞いてなかったよね。」

「あ、そうだっけ。
俺の名前は大宮タケシ、これからよろしくな。」

「ヨロシク。」

これが高校時代最高の友人、大宮タケシとの出会いだった。


        ***


ここは一年七組の教室。
僕は一人でこの教室に来ていた。
時間はすでに十二時三十五分を過ぎている。
つまり昼休みだ。
二次間目が終わったあとは時間が無く、
その後はケンスケが暴走し、やっと四時間目終了で来る事が出来た。
なぜ一人かと言うと、
ケンスケはまだ完全復帰とはいかず、大宮は美少女カタログに載っていた女の子を
探しに、
マナは門谷さんと教室でお弁当を食べている。
マナはついてくると言ったのだが、ややこしくなるので断った。
で・・・今ここアスカの机の前に居るわけだ。

「アスカ、お弁当持ってきたよ。」

僕は手に持っていたアスカの弁当箱をアスカの机に置く。

「ありがと、シンジ。
それにしても、今日お弁当作ってたんだ。」

どうやら持ってきているとは思ってなかったらしく、心底意外そうに聞いてきた。

「うん、あんまり手のかかった物じゃないけどね。」

実際あまり手はかかっていない。

「手抜きの物を惣流さんに食べさせるんですか?」

また山岸さんだ。
どうやらアスカの後ろに居たようだ。

それにしても敵意丸出しだな・・・

「アンタねーいい加減私の後ろについて回るのやめなさいよ。」

朝からずっとこんな状態だったようだ。
アスカがかなり怒っている。

「で、でも・・・・私アスカさんのそばが一番好きだから。」

「あ、アンタが良くても、私には目ざわりなのよ!!」

アスカが顔を真っ赤にして怒鳴る。
遠巻きに話を聞いていた人たちも一瞬ビクッとするほど大きな声だ。

「それなら、惣流さんの見えない所に居ます。」

そう言って山岸さんは教室の角の方に行くと、ピッタリとアスカのほうに視線を合
わせた。

はっきり言って横に居るより気になる・・・

「アスカ、もしかして朝からずっとこんな調子なの?」

僕はさっきから思っていた事を聞く。

「そうよ、ほんとに嫌になるわ。」

アスカは心底嫌そうな声で答える。

「それに・・・あの娘、私たちと同じマンションでしょ?
夜とか気をつけなきゃ・・・」

「そんな・・・不審者じゃあるまいし・・・」

確かに変な所もあるがそこまでは行かないだろう。

「あまーい、甘いのよシンジは!!
ああゆうのが昔流行ったストーカーとかになるのよ!!」

これまた古い事を・・・

「と、とにかく僕は教室もどるからね。」

この教室に居たらまた何かありそうだ。

「え・・・シンジ、一緒に食べないの?」

アスカが寂しそうな声で言う。

「あ、うん・・・」

「そう・・・じゃあ帰るときは迎えに来てね。」

「分かってるよ。」

僕はそう言うと廊下に出た。
廊下はなぜか一年以外の生徒で一杯だ。
これもケンスケ効果か・・・

「ちょっと、あの子碇君じゃない?」

手にはプリントアウトしたのか一枚の紙が。
裏に少し透けて見える、美少年カタログトップ10の文字が恨めしい。

「え、どこどこ?
・・・あ、ほんと、碇君だ」

そうだった・・・ケンスケは男のカタログも配ったんだ。
まさか、僕まで乗せてるとは、
まさに見境無しだな・・・

「碇君でしょ?」

二年か三年とみられる女子生徒が話し掛けてくる。

「・・・・・」

ここはアスカの教室の前・・・

「ほら、碇君でしょ?」

こんどは僕の正面に立って聞いてくる。

「・・・・・・・」

厄介ごとはこれ以上増やしたくない。
なら答えは一つ・・・
逃げる!!
そうだ、逃げていい時もあるんだ。

決まったら即

「あ、ちょっと、待ってよ碇くーん」

人ごみをかき分けるように走る。
そんなに離れているわけじゃないので10組にはすぐに着く。

「ケンスケ!!」

とりあえずケンスケに文句を言わなきゃ気が済まない。

「なんだ〜?」

ケンスケがニヤニヤしながら答える。

「どういう事だよ!?」

教室にはあまり人は居ない。
みんな学食や購買などに行ったのだろう。

「どういう事って?」

何の事だ?
といった顔をしている。

「カタログに僕の事を載せたの!?」

僕はケンスケの机まで行くとそう言った。

「なんだ、そんな事か。」

「そんな事って・・・」

「いいかシンジ、俺は求められた情報を流しただけだ。」

「だからって、僕まで載せることないじゃないか・・・」

「それじゃあ、嘘をついてお前のかわりに俺を載せればよかったのか?」

「そんな事言ってないだろ!!」

「昨日の女を紹介する話とこれで五分五分だ、
そういう事ならいいだろ?」

「う・・・」

昨日のことを言われるとツライ・・・

「とりあえずこれからの俺に期待してくれ。
うはははは!!」


        ***


放課後・・・人ごみであふれ帰る時間帯だ。
この学校のどこに、こんな沢山の人が居るのか不思議になってくる。

「マナ、僕今日ちょっと用事があって、
アスカと一緒に行かなきゃいけない所があるんだ。
だから・・・」

その人ごみの中を、
ケンスケ、
大宮、、
マナ、
門谷さん、
僕の五人でアスカの教室に向かっていた。

ケンスケはトウジと一緒に帰ることになっているため。
大宮はアスカを一目見るため。
なんでもランキング順に回っていったらしく、
そのため最後になったそうだ。
マナは・・・聞いてない。
門谷さんは、僕らと家の方向が一緒らしいので、
マナと一緒に帰るということだ。
そして僕はアスカを迎えに。

「えっ・・・シンジ君今日一緒に帰れないの?」

マナが寂しそうに言う。

「ごめんね。」

今日遅れでもしたらあの人になんて言われるか・・・

「なんだ碇は今日彼女とデートか・・・」

大宮が余計なことを言う。

「ひどい・・・」

門谷さんまで・・・

「本当?」

マナが泣きそうになっている。
このまま泣き出しでもすれば大変なことになる。
本当のことを言ってもいいが・・・

「シンジ、今日はあそこに行く日なんだろ。」

思わぬ所から助け船が出た。
ケンスケが中学の時のことを覚えていたようだ。

「あ、うん・・・」

「あそこって?」

マナが間髪入れずに聞いてくる。

「そりゃ・・・」

「ケンスケ!!
僕がちゃんと言うから・・・」

「シンジ・・・」

「シンジ君・・・」

いま言わなきゃ、もう言えなくなる。


        ***


「いちいち迎えに来てもらってすみません。」

僕は車を運転している女性に話し掛けた。

「いーのよシンちゃん、こっちもついでに旦那迎えに行くんだから。」

運転席の女性は明るい声で答える。

「そうよシンジ、ミサトなんかに礼なんか言う必要ないのよ、
ミサトは加地さん迎えに行くの楽しみにしてんだから。」

僕と一緒に後部座席に座っているアスカが言う。

「あ、アスカ・・・あんた変ってないわね・・・」

運転席の女性・・・ミサトさんは少し引きつった笑いをバックミラーに写している
。

「なによ、どういう意味?」

アスカも少し喧嘩腰になってきた。
いつもの事だが・・・

「いえ・・・ただ・・・元気にしてるんだ・・・と思って・・・」

ミサトさんはさっきの顔とは違った、優しい笑いを浮かべている。



「私はいつも元気よ。それがどうかした?」


昔とちっとも変らない。


「シンちゃん、いつもこんなのが隣にいて大変でしょ?」


けど、なにか変った。


「慣れました。」


家族がいる。


「どういう意味!!」



「そのままでしょ。」



「ミサトは黙ってなさい!!」


「着いたわよ。」


「「あ・・・」」


変れない僕も・・・










「ネルフへようこそ。」





to be continued

NEXT
ver.-1.00 1997-12/20公開
ご意見・感想・苦情・誤字情報などは masa01@big.or.jp まで。


後書き

中田「えーと、どうも後書きのコーナーです。今回のゲストは・・・迷いました。
すっごく。そりゃあもう激しく。
ですがこの二人でしょう・・・・
はっぴょう〜〜〜〜
山岸〜マユミさ〜ん〜
もう一人は〜〜〜〜〜
相田〜ケンスケさ〜ん〜〜
いっらっしゃ〜〜い。」

相田「お前は喋らなくていい。」

山岸「あなたは喋らなくていいです。」

中田「シクシクシク・・・せっかく二人とも前回今回と出番すごく多かったのに・・・」

相田「よく言うよ。」

山岸「私そんなに多くない・・・」

中田「中身は濃かったでしょ。」

山岸「・・・・・・」

相田「俺なんか変態じゃないか。」

中田「違ったんですか?」

相田「違う!!」

中田「ふーん・・・」(疑いの目)

相田「ま、まあ、いい、許してやる。
・・・がしかしだ、今回あまり話が進んでないのはどういう事だ?」

山岸「そういえば短い・・・」

相田「もう学校は休みなんだから時間はあるだろう?」

中田「無いです。」(きっぱり)

山岸「どうしてですか?」

中田「遊ぶから。」

相田「死ね。」

山岸「書いてから死んで。」

中田「うう・・・だって、
僕って時間があるとダラダラしちゃって書けないんだもん。」

相田「なら締め切りを作ればいいだろう、ここで次の予定日を三日後とか書くとか。」

中田「無理。」

山岸「どうして?」

中田「読んでるだけだった頃は三日とか一週間って早かったけど、
書くようになってから一ヶ月でも短く感じるんです。」

相田「ふーん、そんなもんか。」

中田「そんなもんです。」

???「な〜にが『そんなもんです。』とか言ってんのよ!?」

中田「グウッ!!グハッ!!
・・・・投げ飛ばした後追い討ち攻撃とは・・・・」

山岸「惣流さん(はあと)」

アスカ「な、なんでここにマユミが居るのよ!?」

中田「げ、ゲストです・・・・」

アスカ「ま、まあいいわ・・・
それより、この前のはどういう事?」

中田「な、何の事やら・・・」(汗)

山岸「外伝の事ですね。」

中田「あれは、電波が勝手に・・・・」

アスカ「なにが電波よ!!相田じゃあるまいし。」

相田「誰が電波だ!!」

アスカ「あんたよ!!」

山岸「惣流さ〜ん、一緒に・・・・」

ぎゃー
ギャー

中田「えー、収拾がつかなくなって来たので、
ここらで締めます。
今回は短かったですが、いつもより間を空けずに公開できたと思います。
もっと長くなるというか今回が後編になる予定だったのですが、そうすると
間が開きすぎる事に気がつきまして中編の公開になったわけです。」

ガスッ

中田「それにしても今回は苦労しました。
マユミが動きません。
まったく、行動が読めないのです。
それと、ケンスケの暴走。
これも困りました。
止まりません。
これでもマシにしたんです。
最初のほうはひどいものでした。
あと、オリキャラの登場。
これによって一つの場面に出てくる人物が増えてしまい、
すこし書ききれなくなってきました。
僕には三人が限界です。」

バキッ

中田「・・・あ、締めになってませんね。
まあ、次もなるべく早く書きますので気長にお待ちください。
甘えた事言うと、メールがほしいです。
『メッセージを受信しています』の文字が楽しみで生きてますので。
返事は書いてます。
5日たっても返事が来ない場合はメールが届いてないかもしれません。
すみませんがもう一度送ってください。

では、風邪のなかなか直らない中田でした。
皆さんも風邪には気をつけてくださいね。」

アスカ「なにそこで、くつろいでるのよ!!」

ゴスッ

中田「グハッ!!
・・・・かかと落としはマジに痛いっす・・・・」(バタッ)




 中田さんの『RHAPSODY』第三話中編、公開です。
 

 シンジの回りに集まるかわいい子。

 いいなぁ(^^)
 

 シンジの回りに集まる変わり者。

 いやだなぁ(爆)

    ・
    ・

 ・・・ちょっと、「いいなぁ」?
 周りにこういう人がいるのは
 それはそれで楽しいかも(笑)

 いすぎても困るけど(^^;
 

 
 賑やかで楽しいで学園生活ですね(^^)
 

 

 さあ、訪問者の皆さん。
 メールを待ちわびる中田さんに応えましょう!


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