ユニゾン、そして
第四話 楽しい学校生活? 後編
「ふふふーん♪ふんふん♪」
トントントントン…
まだ朝早い台所に鼻歌にまじりに包丁の音が響く。そこにはお気に入りのエプロンを着け、朝からご機嫌で朝食づくりに精を出すシンジがいた。しかし今日はいつにも増してご機嫌の様子。
「ふわわぁぁぁ・・・。ん、しんちゃん、おはよぉ」
ミサトがまだ眠たそうに頭をボリボリとかきながら部屋から出てきた。いつもの通り、タンクトップに短パンという14歳の少年にはいささか刺激的な格好で。
「あ、おはようございます、ミサトさん。今日は早いですね」
「ちょちねー。リツコに今日は早く来いって言われてるのよ」
「そうなんですか。ご苦労さまです」
いつものシンジであったならミサトがこんな朝早く自分ひとりで起きてこられた事に驚くはずなのだが、さして気に留めた様子もなくまた朝食の準備に戻っていた。 そして、ミサトの部屋には‥見る影もなく壊された目覚し時計が部屋中に散らばっていた。 1つや2つではない。
「ところでシンちゃん、今日はいやにご機嫌じゃなーい。何かいい事でもあった?」
「んっふっふー♪まあ、そんなトコですよ」
シンジの陽気さが少し気になる。ミサトは眉をひそめ少し考えた後、なるほどという表情でにやっと笑った。
「なるほど。とうとうアスカといくとこまでいったか…」
「ななっっ!何言ってるんですかミサトさん!」
「どうだった?アスカはうまくやってくれた?」
もはやミサトがシンジ・アスカをからかうのは日課となっていた。
「だから違うんですってばー」
「あら?アスカったら失敗しちゃったの?でもまだ若いんだから心配しなくても大丈夫よぉ」
「そうじゃなくって・・」
「でも身体は女でも心は男なんだからシンちゃんがリードしなきゃだめよ」
いつもの事ながらなぜこの人は全然話を聞かないんだろう、とシンジはため息を吐く。
「今日の家庭科の授業でケーキを作る事になってるんでちょっと楽しみなだけなんですよ」
「ほんとあんた、最近性格まで女らしくなってきたわね」
シンジが半ば諦めて理由を説明していると、ふいに後ろから声がかけられた。と、そこにはいつの間にか起きてきていたアスカが立っていた。
「あら、アスカおはよ。昨日は楽しめたー?」
アスカはキッとミサトの方を一瞥するとまたシンジの方へと向き直った。
「アスカおはよう。って、なんだよ女らしくなってきただなんて」
「言葉通りじゃない。まぁ、外でそういう風にしていてくれれば私の清楚で可憐なイメージが崩れなくてすむけどね」
「せ、清楚で可憐・・」
「何か言った!?」
じろり・・と睨むアスカにシンジはブンブンッと首を振るだけだった。
「い、いや。ははは。・・そ、そうだ!朝ご飯できてたんだ。冷めないうちに早く食べようよ」
さりげなく話題を変えようとするシンジ。アスカはまだ何か言いたそうだったが、漂ってくるいい匂にくぅ〜と鳴る自分のお腹に顔を赤くしながらも空腹を抑える事ができず、しぶしぶテーブルへとついた。
ミサトもエビちゅを手に席につき、朝食が運ばれてくるのを待っている。
「「「いただきまーす」」」
今日もまたいつものごとくアスカがシンジにちょっかいを出し、シンジはアスカに聞こえぬように文句を言う。それを見てミサトが2人をからかう。そしてユニゾンして抗議する2人・・・。いつもと変わらぬ時間が過ぎていく。
「コクッ‥コクッ‥‥ふうっ」
朝食も一段落ついてシンジのいれた食後のお茶をすする。アスカは熱いお茶を堪能すると湯飲みをコトンッとテーブルに置き、キッチンで後かたずけをしているシンジに声をかけた。
「ところでシンジ。今日の家庭科の授業で作るケーキ、もちろんアタシの為に作るんでしょ?」
シンジは後ろからかけられた問いに振り向き、くすっと笑うと誰もが見惚れる笑顔でそれに答えた。
「うん、まかせておいてよ。とびっきり美味しいケーキ作るからさ」
「え‥うん……ありがと。楽しみにしてるわ……」
シンジにしては上出来な、アスカを十分過ぎるほど満足させる事のできる答えが返ってくる。
アスカは顔が熱くなるのがわかるとシンジに見えないように、もう一度湯飲みを持ち顔を隠すようにお茶を飲む。
ミサトはこんな平和な時間がずっと続けばいいのに、と思わずにはいられなかった。
「パスパース!」
「ほらほらっ!マーク甘いぞ!」
第一中学校の校庭。暑い日差しの中、生徒達の元気な声が響き渡る。
「鈴原!」
「おおっ!」
バスッ
トウジからの絶妙なスルーパスがアスカへと通る。 アスカはトウジからのボールを受けると単身ゴールへと走り、1人また1人と抜いて行く。 そして前方に景色が開ける。シュートコースがあいた!
「やあっ!」
ドガァッ
アスカの強烈なシュートがさく裂する。しかしキーパーもさすがと言うべきか、素早く反応するとボールへと飛び掛かった。
「獲れるっ‥‥なにっっ!?」
ククッ
「なっ‥落ちる!」
ボールの軌道が変わる。キーパーの手を避けるかのようにボールはゴールに吸い込まれていった。
ピピピーー
シュートが決まると同時に試合が終了した。結果は5−0、アスカのチームの圧勝である。
運動神経バツグンのトウジとアスカ。アスカはシンジの身体とはいえ、そのセンスはアスカ本来のもの、いや元々シンジも運動神経は良い方なのかもしれない。この2人を組ませたら相手チームにも同情したくなる。
「ないっしゅぅー」
「ナイスパス!」
チームメイトがぞろぞろと駆けつけてくる。
「それにしても惣流、今日はいつになく張りきっとるやないか?」
「うん、そうだな。いつもなら勝つには勝つけどここまで点差は開かないよな。こんな低レベルなゲームに付き合ってられないとか言ってさ」
‥‥と、今までどこにいたのかケンスケも駆けつけてきた。ケンスケも彼なりに活躍はしていたのだ。軍事教練などといい、日々鍛練を怠らないケンスケは運動神経もそう悪い方ではないのだが…なぜか目立たない。天性のものといえるだろう。
「べっつにぃ。何でもナイけど…じゅる」
「オ、オイ。よだれ、よだれ」
「…はっ。ついケーキの事を考えたら……」
「ケーキぃ?」
この時間の授業は男子は体育でサッカー、女子はそして一部の男子にとっても待ちに待った家庭科でのケーキ作りだ。
「おまえ、そんな事であないに張り切っとったんかい?腹へらそーと思ってか?」
「そうよ。そーゆーアンタだってヒカリの作るケーキ、結構期待してるんじゃないの?」
「うっ‥そりゃまあ‥そうやけどな」
「俺には誰も作ってくれないのか…」
ひゅ〜〜〜
セカンドインパクト以後、常夏の日本において初めて冬が訪れた。それを感じられたのはケンスケただ1人であったが‥‥
――そのころ家庭科室では
グチャ
「あれー?おっかしいなー」
べちょ
「えーん。うまくできなーい」
ドッカーン!
「あーん。爆発しちゃったぁー」
メソッ
ポーン
ワカメーー
ヒヒーン
アオーン
「きゃあっ」
「あーん、なんでうまくできないのー?」
戦場さながらであった・・・
「出来はどう碇君?順調にいってる?」
調理にひと段落ついたのか、ヒカリが声をかけてきた。
「え、うん。自分でもなかなかの出来だと思うんだ」
「うん、さすがねー」
「え!?どれどれ?わあーー、すごい!惣流さんって料理上手だったんだー」
「うわー、ほんとすっごーいっ!私のとは‥‥えらい違いねぇ」
「ねえ、ねえ、これ誰にあげるの?やっぱり碇君?」
シンジ達が話していると他の女子達がぞろぞろと集まってくる。
「えっ?いや…うん…まあ、そうなんだけど…」
シンジが少しとまどいながら答えるといっそうまわりが騒がしくなる。
「やっぱりそうなんだー。いいなー、碇君結構ポイント高いのよねー」
「ええっ!?そうなの?」
「そうよ。でも碇君にはもう惣流さんがいるからって諦めてる子多いのよね」
(ほんとかなぁ……実際アスカは僕の事どう思ってるんだろう?)
シンジは普段アスカは自分を気にかけているような態度を見せているとは思っていなかったのだが、周りからはそういう風に見られていたとは驚きであった。
それとも自分がアスカの姿になってから、まわりからそういう風に見られはじめたのだろうか?
もしかしたらアスカに迷惑をかけているのではないかと悩みはじめる。 こうなると止まらない。
「はいはい!おしゃべりばかりしてないで作業にもどりなさーい」
皆が料理そっちのけでシンジを中心に話に夢中になりだすとさすがに先生が注意をしにきた。生徒達がクモの子を散らすように自分の席へと戻っていく。
おかげでシンジは、はっと我に返り思考の悪循環から抜け出す事ができたのだが。
騒ぎが治まり先生も引き上げて落ち着くとヒカリがまた、今度はさっきより小声で話しかけてきた。
「でもほんと料理の才能あるわよ。この調子だったらアスカが料理作れなくても将来安心かな?」
「な、なに言ってるんだよ。…洞木さんこそ上手に出来てるじゃないか。トウジの奴きっと喜ぶと思うよ」
「えっ………ぽっ。そ、そうかしら?」
二人とも顔を赤らめてしばらく黙っていると最後の仕上げにはいった。受け取る人の喜ぶ顔を思い浮かべながら……。
「鈴原、私もケーキ・・・あげるね」
「お、ありがとさん。いいんちょの作ったケーキならさぞかしうまいんやろうなぁ」
「そんな……ぽっ」
よく見ると彼らだけでなく教室では他にも同じような光景がいくつか見られた。
まあ、しかし…一部の『もらえなかった人達』は、ずーんと暗雲がたちこめていた。
そのうち一際暗く、後ろに縦線など入っているメガネの人物がいる。
「なーに辛気臭くなってんのよ!まったく暗いわねぇ」
そう言いながらアスカがケンスケの席まで行くと、みんなも集まってきた。トウジが申し訳なさそうにケンスケを見ている。
「あ…あのやな……ん?ケンスケ、どうした?」
「ううう……どーせ俺は孤独を愛する一匹狼なのさあ!うわーん!」
あまりにも様子がおかしいことに気づき、トウジがうつむいているケンスケの顔を覗いたその時! ケンスケは急に立ち上がると叫びながら教室から出ていった。
「ちょっと悪かったかなぁ?」
トウジがヒカリからもらったケーキの入っている箱を見ながら複雑そうな表情をしている。
「だいじょーぶよ!」
そんなトウジとは裏腹に、ヒカリが得意そうに人差し指を立てチッチッチとやっている。
「こーゆー事もあろうかと、相田君の分も作っておいたのよ。碇君はアスカの事で頭がいっぱいだろうと思ってね。ふふふっ」
「さすが、いいんちょ!」
「あんな奴の事も考えてやるなんて、ヒカリは優しすぎるわよ、ホント」
アスカは少し呆れてみせてはいるがヒカリのこういう気の利くところは好きだし、自分もみならいたいと思うのだった。
「それじゃ、みんなで相田君を探しに行きましょ!」
「そやな!ケンスケの奴、喜ぶでー」
だっだっだっだ‥
「あ、ちょっと待ちなさいよー」
「ちょっと待って、アスカ」
言うが早いか、そう決まるともうヒカリとトウジは既に教室から出ていた。 アスカも追いかけようとしたそのとき、後ろからシンジに呼び止められる。
「何よ、早くしないと見失っちゃうでしょ!」
「うん、そうなんだけど、ケーキの箱持ったまま走り回ったら中身ぐちゃぐちゃになっちゃうでしょ?
だからここに置いていったら、と思ってさ‥」
アスカがちょっと不機嫌そうに答えるのでシンジの語尾も、こころなしか小さくなっている。
「ううーん、それもそうねえ。分かったわ、置いていきましょ。」
思ったより素直にそう言ってアスカは箱を机の上にそっと置くと、シンジの手を引っ張りながら教室を後にした。
「ほらあっ、早くしなさいよ!ホントに見失っちゃうでしょっ!」
「あああっ、そんなにひっぱらないでよ〜」
ガラッ‥
「ふぅーーー」
まだ落ち込んでいるケンスケが教室に戻ってきてみると誰も居らず、しーんと静まりかえっていた。帰ろうか・・と思い自分の机に行ってみると、なにやら箱がひとつ置いてあることに気づく。
「ん?俺の机の上に何か置いてあるぞ?」
近づいてみると、なんともいえない甘い匂いが漂ってくる。
「こ、これは‥も〜しかしてぇ〜!?」
思わずルパン風の口調になってしまったケンスケだが、恐る恐る箱をあけるとそこには生クリームに包まれた物体があった。これが匂いのもとだったのだ。上にイチゴがちょこんとのってたりする。
「はっはっは、これじゃまるでケーキみたいじゃないか」
「・・・・・・」
「うおーーーっっっ!!俺にもとうとう春がきたァーーー!!!」
箱を高々と上げ感涙に噎ぶケンスケであった。
「ふふふ‥では早速一口‥‥ぱくっ」
ぷるぷるぷるっ
「んんんまあぁぁぁぁぁぁいっっっ!!!絶品だね、コリャ!」
さらに一口
「ううう‥‥これぞまさしくリリンの文化の極みだぁ‥‥。 いったいどんな娘が作ったんだろ?‥きっとかわいい娘だろうなぁ」
顔もわからぬ女の子の事を考えニタニタと笑いながら食べている。不気味なことこの上ない。
「黙って机の上に置いていくなんてかわいいじゃないか。恥ずかしがり屋さんなんだから、もうっ!」
体をクネクネとくねらせ、ひとり妄想の世界へとはいっている。
そしてそれを冷ややかに見つめる4つの目があった。
「あ、相田君‥なにやってるの?」
「なんやケンスケ戻っとったんかいな‥‥って何してるんや?」
「はむ?」
学校中を探しても見つけられずトウジとヒカリがひとまず教室に戻ろうということになり教室に入ったその時、まさにその悪夢のような場面に出くわしてしまった。
二人の言葉にはっと我に返るケンスケ。少し顔が赤い。
「げ、げふんっ!げふっ!ああ、コレな。俺の机の上に置いてあったんだ。くっくっく、きっと直接手渡すのが恥ずかしかったんだな」
「そっちの事やないんやが…そ、そうか、よかったやないかホンマ」
キラーンッと光らせたメガネをくいっと上げ、落ち着きを取り戻した様子で説明するケンスケに冷や汗をたらしながらも、トウジは親友の喜ぶ顔を見て一安心する。
「よかったわね、相田君。…でもあのデコレーション、どこかで見たような気がするのよねー。うーん…」
「まー、ええやないか。ケンスケも喜んどることやしな」
「でも…なにかとんでもない事をしているような気がして…」
ヒカリの不安は的中した。そしてその不安がすぐに現実のものとなろうとしていたのだ。
「あ、相田・・・アンタなに食べてるのよ・・・」
「ん?」
ぷるぷるぷる・・・
ヒカリ達に少し遅れて戻ってきたアスカが見たものはヒカリ達とはまた違った意味での悪夢だった。
ヒカリはアスカの尋常でない雰囲気にその視線の先へ目をやり、そしてさっきから気になっていた事がなんだったのか気づくと恐る恐るアスカの表情をのぞき見る。
「ひいいっっ!か、かなり怒っていらっしゃるうっ!」
「お!?な、なんや、いいんちょ?そないにひっぱるなや」
アスカの怒りが爆発寸前だと悟ったヒカリはトウジの手を取り、すすすーーっと気づかれないようにその場を退散した。
それとちょうど入れ替わりに遅れてきたシンジが教室に入ってくる。
「ちょっとー、みんな先に行かないでよー。…ケンスケ!?ここにいたんだ!」
「おお、シンジ!ケーキもらったんだぜ!俺も捨てたもんじゃないだろー、くくくっ」
「あ!それは!」
ケンスケの自慢げに皆に見せびらかす様に持つ食べかけのケーキを指差し、あんぐりと口を開けているシンジ。
「なんだよ。どうしたんだ、惣流にシンジも?うまいぜーコレは」
ぱくっ
ケンスケは不思議に思いながらも、最後の一口を口に入れた。
「「あああっっ!!」」
「ん〜〜〜〜ん、おいちいでぢュねェ。プロの仕事でぢュねェ」
なぜか金星なまりがでるケンスケ。
「僕の作ったやつだよ…それ」
「ん〜〜〜ん‥‥‥‥なんですとォッ!?」
ずうーーーーん
またしてもケンスケの後ろに縦線が何本かはいっていたりする。かなり落ち込んでいるらしい。
「くぅっ…せっかく俺にも春がやってきたと思ったのに!」
「……ケンスケ]
シンジはうな垂れている親友に何か言葉をかけてやらなければ‥と言葉を探すうちに、今唯一ケンスケを立ち直らせる事ができるかもしれない、なぜケンスケを探し回っていたか、その理由を思い出した。
「そうだケンスケ!洞木さんがケンスケの分もつくっておいたって言ってたよ!」
「委員長が?」
「うんっ」
「ううっ…こんな俺なんかの為に委員長は…」
シンジは手を差し伸べてケンスケを立ち上がらせる。
「さあっ、洞木さんの所へ行こうよ!」
「ああ…俺は本当にいい友達を持ったよ」
こうしてみんなの友情によってケンスケは見事に立ち直ったのだった。
「ちょっとまていっ!」
ぐわしっっ
「はうあっ」
教室を出ようとしていたケンスケの首根っこをアスカが引っつかんだのだ。
「なんか忘れてるようなんだけど―――それアタシのなのよね」
(ちいっっ、気づかれたかっ!このままお涙頂戴で流そうと思っていたのにいっ!)
「どうしてくれるのかしらねえ…?」
「ほらほらっ!ま、まだ少し残ってるしっ! そ、惣流ぅ?」
ケンスケは箱のすみにこびりついていたクリームを指でとり見せてみた。
この悪あがきでさらにアスカの神経を逆なでしてしまったのだが。
「あんぐりいっっ!!」
‥‥その後、シンジがケーキを作り直す事と、夕食一週間ハンバーグという胸やけするような要求をのみ、無事?に治まることができたのだった。
- 続くかなァ -
ver.-1.00 1998+3/2公開
ご意見・感想・誤字、脱字情報などありましたら
こちらまで。
BPM:「みなさん、あけましておめでとうございます」
アスカ:「あっ、みんな、あけましておめでとう!・・・ってもう3月でしょ!」
BPM:「いやー、一応今年初のSSですし」
アスカ:「まったく今まで何やってたのよ!アンタ!」
BPM:「いや、その・・・ちょっち忙しかったかなーーって。・・・スミマセン」
アスカ:「まったく前に書いたの10月でしょーが、アンタ」
BPM:「そうなんですよねー。このネタ、ケーキじゃなくてチョコにしとけばよかったかなーってちょっち後悔」
アスカ:「それに全然ラブラブじゃなかったし」
BPM:「それはこの数ヶ月の間に作者が前回の約束を忘れてしまったからですよ」
アスカ:「ぷちんっ」
BPM:「なんだか雲行きが怪しいので今回はこれで……失礼しますっ!」
アスカ:「秘技!三年殺しっ!」
BPM:「うごがああっっ!!」
次回予告
なんとシンジがデートを申し込まれた!
もちろんアスカの姿のシンジの方が、だ!
はたしてどうなる事やら!
それは作者でさえも分からない…
次回を気長に待てぇいっ!