TOP 】 / 【 めぞん 】 / [りっちゃんとシンちゃんの部屋・保護者まっこう]に戻る /NEXT


気になるあの子・第四話

 
−あの子とあいつ−



 シンイチはソロソロとリツコに近づいて行った。



 がば



 「きゃ〜〜!!!!シンちゃん。やめてぇ〜〜」



 シンイチは後ろから襲いかかった。二人はもみ合う。
























 「やめてぇ〜〜〜〜あひるちゃんとらないで」
 「ぼくにもかしてよ」



 もみ合っている内に、二人は足を滑らせお湯の中に沈んでしまった。



 ぼこぼこぼこぼこ



 あわてて二人は浮かび上がる。



 「シンちゃんのバカァ。うわぁ〜〜〜〜ん」



 リツコは泣き出してしまった。いきなりリツコに泣かれてしまったシンジは、あひるのオモチャを手におろおろしていた。が、意を決すると、あひるを差し出し言った。



 「りっちゃんごめんなさい。おねがいだから、なきやんで。もうぜったいいじめないから」
 「ほんと?」



 リツコはまだしゃくりあげながらも、シンイチを見る。涙と鼻水と風呂のお湯で顔はびしょびしょだが、とても可愛かった。



 「うん、ぜったいなかせないから。はいあひるかえす」
 「わかったわ。いっしょに遊びましょ」



 まだ、少し涙目のままリツコは笑った。ただでさえ美人のリツコが涙目で至近距離で微笑んでいた。とにかくらぶりぃ
 シンイチはその笑顔に心臓を鷲掴みにされた。



 「うん」



 ふたりはおもちゃで遊び始めた。



 シンイチはリツコの顔やうなじを見てなぜか心臓がとてもどきどきしていた。お風呂にずっと入っているからだと思っていた。顔がとっても熱かった。女の子ってむにむにしてて可愛いなと思った。



 さすがに二人とものぼせて来たので、オモチャを箱にしまいお風呂をあがった。
 更衣室の床に二人してぺたんと座っていると、ナオコが二人の服と新しいバスタオルを持ってやって来た。



 「はい。よおく拭いてから着替えるのよ。そしたらいらっしゃいな。いい物あげるから」
 「「はぁ〜〜い」」



 ユニゾンで返事をする二人。
 二人ともお互い後ろを向いてよぉ〜〜くバスタオルで体を拭いた。お風呂に入る時と違い少し照れ臭くなっていた。すっかり水気がとれた後、二人は服を身につけた。リツコはちゃんと腕輪もつけた。



 ぺたぱたぺたぱた



 二人は手をつないで居間に向かった。













 居間にはケンジとミキの姿は無かった。ちゃぶ台の上にはどんぶりぐらいも有る器に山盛りのシャーベットが入っていた。



 「「わ〜〜い。シャーベットだ」」



 すでにユニゾンを体得した二人が歓声を上げた。歓声に呼ばれるようにナオコが顔を出す。



 「二人とも、召し上がれ。そうだミキちゃんとケンちゃんはもう遅くなるからって帰ったわ。二人にもシャーベットごちそうしたから安心してね」
 「「いただきま〜〜す」」



 まぐまぐまぐまぐ
 まぐまぐまぐまぐ
 まぐまぐまぐまぐ



 ふたりは真剣な顔つきをしてシャーベットを食べ始めた。子供にとってお菓子を食べる事は神聖な行事である。器を半分ぐらいにした所でやっと人心地がついたシンイチはリツコを見た。まだリツコはまぐまぐとシャーベットを食べている。今は眼鏡を外している為緑の瞳と泣き黒子が涼しげに見えた。しげしげと見詰めている内に何だか頭が熱くなって来た。



 「ねえりっちゃん」
 「なあにシンちゃん」



 スプーンを休めてリツコは聞く。



 「えっとね。りっちゃんめがねとったほうがいいよ」
 「どうして」
 「う〜〜んと。そっちのほうがかわいい」



 言ってからシンイチ真っ赤になる。リツコもまっかっか。ふたりともらぶりぃ〜〜



 「あ、ありがとう、シンちゃん。でも私変な目とか宇宙人の目とか言われてよく苛められたのよ」
 「そんなことないよ。すごくきれいだよ」



 またもや二人ともまっかっかである。



 「うん、ありがとう。でも眼鏡とっちゃうとよく見えなくなっちゃうから。だけどシンちゃんが奇麗って言ってくれるのだったら私二人でいる時はかけない」



 それにしてもおませでラブラブな会話である。



 「二人とも仲いいわね」



 6才の娘とその婚約者?に当てられっぱなしのナオコが呟いた。



 「これでリツコのもらい先も決ったしばりばりと働けるわね。シンイチ君リツコを頼むわよ」
 「はい。わかりました」



 シンイチは勢いよく答えた。リツコがまた赤くなっていた。



 「二人とも食べ終わったみたいね。シンイチ君今日はもう遅くなったからお帰りなさい」
 「わかりました。きょうはどうもありがとうございました。おかあさんにあえてとってもうれしかったです」
 「そう。それはよかったわ。じゃリツコ送って行ってあげなさい」
 「はいお母さん」



 三人は玄関まで移動する。



 「じゃナオコおねえさんさようなら」
 「じゃ。さようなら。気をつけてね」
 「はい」
 「お母さん。シンちゃん送って来ます」
 「はい。行ってらっしゃい」



 ばたん



 ドアが元気よく開き、そして閉じられた。



 てくてくてくてく



 「ねえりっちゃん」
 「なあにシンちゃん」
 「おふろばではなかしてごめんなさい」
 「うん、許してあげる。だって将来の旦那様なんですもの」
 「あ、ありがとう」
 「うん。ねえこっちの公園の方を通っていこ」



 にっこり



 今やこの笑顔の虜になっているシンイチは逆らえなかった。当然であろう。才色兼備金髪碧眼容姿端麗頭脳明晰清楚妖艶無敵の美少女赤木リツコ6才。10年後がとても楽しみである。



 「いいよ」
 「じゃ行きましょ」



 リツコに手を握られ引きずられる様にシンイチはついていく。



 「すこしとおまわりだね」
 「うん。だけど私この道好き。この公園とっても奇麗なお花さんが咲いてるんだもん」
 「そうだね」
 「私大きくなって科学者になったら世界中をお花でいっぱいにするの」



 りっちゃんがお目目をウルウルさせながら言う。



 「そのときはぼくもてつだうよ」
 「シンちゃんありがとう。二人で頑張ろうね」
 「うん」





 てくてくてくてく





 二人は夕闇に包まれ始めた道をお喋りしながら歩いて行く。















 ぶるるるるるる



 その時であった。無灯火の自動車が二人の後ろに迫っていた。音に気がついた二人が振り返った時にはもう目の前まで自動車は迫っていた。運転手は小さな小学生二人に気付いてないようだ。









 どん









 シンイチがはねられた。しかしはねられる寸前シンイチが命がけでリツコをおもいっきり押した為リツコは転がって難を逃れた。









 ぶるるるるるるるる









 自動車は逃げて行った。





 「きゃ〜〜〜〜シンちゃん。プチパチ追いかけてぇ〜〜」





 黒と白の二匹の大猫が自動車を追いかけて行った。
 シンイチは血の海に人形の様に転がっていた。生命の火は薄れつつあった。
 シンイチの無残な姿を見てリツコはかえって冷静になった。



 「今は何も道具をもってない。もうあれしか無いわ」



 リツコは立ち上がった。シンイチの傍に来ると自分の右小指を口に当て、思い切って噛む。血だらけになった小指をシンイチの血に浸ける。シンイチの姿を改めて見、無理に冷静を繕っていた瞳に涙がたまる。
 リツコは地面に小指の血で正三角形を描く。その正三角形に60度ずらした正三角形を重ねて描く。六芒星である。その六芒星を二重の輪で囲む。リツコは立ち上がった。シンイチをちらりと見る。もう虫の息である。リツコは眼鏡を外し白衣にしまう。その両眼は夕暮れの暗さの中で妖しく緑に光っていた。リツコは右小指の血で左手の平に記号を書き始めると共に何かの言葉を話し始めた。異国の詩の様であった。



 「ドルタニャール・カルドト・クラドウテ・サイカル・バハルマ・ベルゼブブ・テリヤ・カスパ・ドアウトシテハ・テルトトウツ・アズーカ・ペマセ・レニイ・ラペマ・ビガウリ・コルトハス・アズーカ…………」
 (魔界の偉大なる魔王ベルゼブブ。かの魔王の配下の三美女・アズーカ・レニイ・ビガウリ。我、命をもて遊ぶアズーカを召還す…………)



 魔女アズーカ。蝿の王ベルゼブブお気に入りの三魔女・アズーカ・レニイ・ビガウリの一人。人の魂と引き換えに他の命を呪ったり無理に生き延びさせたりすると言われる。現世には赤毛の美少女の姿をもって現れるとされる。



 「…………シバリトウスカ・マクノマキリク・テイトスハキカク・ラノラニペルサ・クル・カリラ!!!!!!!!」
 (…………我が魂と引き換えにこの地に顕れ我が命に答えよ!!!!!!!!)



 言葉が終わると共にリツコは右小指を口に含み血を飲み込んだ。



 その途端地面の六芒星がぐにゃりと歪んだ。壮絶な吐き気に見舞われ目をつぶったリツコがまた目を開けた時、周囲の音は消え去っていた。時が止まっているらしかった。目の前に無気味な生き物が立っていた。
 それは身長175センチ程度のヒゲ面の青年の姿を持っていた。しかしそれは三本の短い角を持ち水色の髪の毛を持っていた。髪は三つ編みである。何よりもパステルカラーのウェディングドレスを着ていた。



 「気持ち悪い。アズーカじゃない。失敗なの」
 「お嬢ちゃん。気持ち悪いとは失礼な事を」



 それは話した。



 「我が名はダルホーキ。もっとも現世ではフラン研と名乗っているけどね」
 「そんな名の悪魔聞いたこと無いわ」
 「これでもベルゼブブ様の7番目の手下なんですがね。まあ確かにマイナーな方ですが」
 「アズーカはどうしたの」
 「三魔女達なら、西暦2000年に人間に生まれ変わる為とか言って寝てるよ」
 「それじゃシンちゃん死んじゃう」
 「それが失礼だって言ってるんだ」



 変なカッコはしていても上級悪魔の一人である。とても恐い。しかしリツコは真っ正面からくいさがる。



 「じゃシンちゃんの怪我治せるの?」
 「それぐらいお安い御用だ。ただしお前の魂と引き換えだぞ。さぁどうする」
 「いいわ。その代わりシンちゃんを助けて」
 「ほう。そうか。でもお前の歳で魂を取るとすぐ死んでしまうぞ。それでもか」



 フラン研は残忍な笑いを口元に浮かべた。どうやらリツコが苦しむのを喜んでいるようである。しかしリツコは澄んだ声で答えた。



 「それでもいい!!!!」
 「それならそうしてやろう。じゃまずその小僧を治してやろう」



 フラン研は右手を変な風に振った。人の言葉では表せない方向にである。すると見る間に、シンイチの周囲に広がっていた血が、シンイチの体に集まっていく。そしてシンイチの体からは自動車にはねられた痕も消えていった。



 「これでこのぼうずの命は助かった。ついでにあと二、三サービスをしてやろうか。クククク…………」
 「じゃあシンちゃんが私の事をずっと好きでいてくれるようにして」
 「いいだろう。このぼうずが大人になってもお前以外を好きになれないようにしてやろう」
 「だめ。そんな事しちゃシンちゃん可哀想。ならいい」
 「そうか。じゃ早速魂を頂く。純真な子供の魂は……ククク……美味い」



 フラン研は左手でリツコの細い首を掴み自分の肩の高さまで持ち上げた。じたばた暴れるリツコの胸に右手を突き刺した。血も出ずに右手はリツコの胸に沈んでいった。



 「あ、痛い!!!!」



 その瞬間痛みがリツコの体を走った。おもわずリツコは両手でフラン研の右手を掴んだ。しかしすぐ感覚が麻痺して来た。



 (シンちゃんさようなら)



 リツコの瞳から一粒の涙が滴った。
 リツコの意識は虚無に向かった。
























































 その涙は頬を伝わり顎から落ちた。その下には腕輪があった。
























































 「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜」



 リツコはその大声で気がついた。両手は何かをつかむような形をして地面に仁王立ちしていた。左手の腕輪がまばゆい光を放っていた。その傍には横たわって眠っているシンイチと頭を抱えているうずくまるフラン研の姿があった。リツコはシンイチの横にぺたんと座るとシンイチの顔を覗き込んだ。シンイチはどこにも怪我は無く穏やかな呼吸をしていた。



 「シンちゃんよかった」



 リツコはシンイチの頭を抱えて泣き始めた。その一方横でうずくまっていたフラン研の姿が徐々に変わっていった。三本の角が徐々に短くなってくる。三つ編みの髪はほどけ短く黒く変わってくる。着ているパステルカラーのウェディングドレスの様な服は白い貫頭着に代わっていった。何よりも顔から邪悪な影がなくなっていった。そして最後にフラン研はすっくと立ち上がった。
 聖なる気配を漂わせた美青年がそこにいた。



 「あなただれ?」



 横で立ち上がった気配に気付いたリツコは、シンイチの頭を静かに横たえると、シンイチを後ろに庇いながら聞いた。涙目をしっかり見開いてフラン研を睨んでいた。リツコの胸には何の痕も残っていなかった。右小指の傷も治ったいた。



 「僕はフラン研だよ」
 「でもさっきは悪魔だって」
 「もともと僕は白魔術の使い手だったんだ。だけどある日魔がさして、悪魔と契約し自分も悪魔になっちゃったんだ」
 「そうなの」
 「でもりっちゃんの純真な魂とその腕輪にこもったシンちゃんの真心とりっちゃんの涙の力で元の白魔術の魔道士に戻れたんだ。どうもありがとう」
 「それはよかったわ。でもシンちゃん大丈夫なの」
 「それは平気さ。悪魔の時でも腕は確かだったらしい。シンちゃんは全然無傷だよ。それよりももう絶対悪魔なんか呼び出そうとしちゃ駄目だよ。もしほんとにアズーカなんか出て来たら大変だ。何かあったら僕を呼べば行ってあげるから。だけど戦いは苦手だからね。人の命を助けたりする方が得意なんだ」
 「うん。わかったわ」
 「それじゃ僕はこの時代を少し旅してみるから。さようなら」
 「さようなら」



 フラン研は忽然と消えた。辺りの血の痕や六芒星の痕が消えていた。腕輪の光も消えていた。周囲の音が戻って来た。再び時が流れ始める。
 ちょうどプチとパチも戻って来た。ゴロゴロとリツコにじゃれつく。



 「そう。運転手引っ掻いて来たのね。シンちゃん助かったからそれだけでいいわ」



 にゃ〜〜
 にゃ〜〜



 二匹はわかったらしく傍に寝転んだ。
 いっぽう……



 「たすけて、たすけてアカネおかあさん」



 シンイチは地面横たわりうなされていた。リツコは白衣の袖で涙を拭くと白衣から眼鏡を取り出した。眼鏡を掛けると再びシンイチを見た。



 「シンちゃんごめんなさい」



 リツコはそう言うと地面の砂利を少しシンイチのおでこに乗せ軽く叩いた。



 「あれ。ぼくどうしちゃったんだろう」
 「シンちゃん道で転んじゃっておでこうって気絶しちゃったの」
 「ほんとだおでこにじゃりがついててこぶができてる。あれプチとパチもいる」
 「うん。私びっくりしちゃってプチとパチ呼んじゃったの」
 「そうなんだ」



 そう言ってシンイチは起き上がった。服に付いてる土埃をパタパタと払い落とす。どうやらフラン研が記憶をいじったらしく、自動車にはねられた事は忘れているようだ。



 「シンちゃん助けてくれてありがと」
 「へ?なにが」
 「ううん、なんでもない。シンちゃん、プチとパチといっしょに行きましょう」
 「そうだね」
 「じゃ行きましょう」
 「うん」

 にゃ〜〜
 にゃ〜〜




 二人と二匹は夕暮れの中シンイチの家に向かっていった。







        

つづく





NEXT
ver.-1.00 1997-08/21公開
ご意見・感想・誤字情報・らぶりぃりっちゃん情報などは akagi-labo@NERV.TOまでお送り下さい!



あとがき



 まっこう「やあフラン研さんこんにちは」
 フラン研「まっこうさんこんにちは」
 ま「ここんとこどうですか。そういえば名前黄色になっていましたね。やっぱり連打?」
 フ「それはジョーク。地道な執筆活動が認められたんだと思います」
 ま「エバァトレ楽しく読んでます。私トレッキーでもあるんですごく楽しみなんです。あとキーホルダー。あれは本文も楽しいんですが大家さんのコメントも楽しみです」
 フ「いやーお恥ずかしい」
 ま「最近エバァトレでりっちゃんを連呼していただきありがとうございます。私調子に乗って「らぶりぃりっちゃん」のホームページを作成中です。出来たらフラン研さんにこっそり見せてあげますからね。なんせ登場人物ですから」
 フ「それはそれは。じゃあ期待してますよ」
 ま「それにしてもフラン研さん悪魔だったんですね。どうりで危ないネタがうまいはずだ」
 フ「でも本当は正義の魔道士だったんですよ。そういうまっこうさんはロリコンでしょ」
 ま「いやあれは演出上りっちゃんの美しさを強調する為でありまして。だいたいりっちゃんの歳だとロリコンじゃなくてアリスコンプレックスですよ」
 フ「どっちにしても危ないですよ。まぁ実害が無いからいいけど」
 ま「そうですね。ドイチュの乱暴女とは違いますよね」




 りっちゃん「まっこうさん、フラン研さんこんにちは」
 フ「あ、りっちゃんこんにちは。どうしたの今日はシンちゃんとデートって聞いたけど」
 り「シンイチ風邪引いちゃったんです」
 フ「そうなんだじゃぁ看病してあげなくっちゃ」
 り「さっきお見舞い行って来たわ」
 フ「そうなんだ」
 ま「何だか変だなぁ〜〜〜〜愛しいシンちゃんを置いてくるなんて」
 り「そんな事無いわよ。私いつもの[ラブリィりっちゃん]よ」
 ま「[ラブリィりっちゃん]ねぇ〜〜、ん、[ラブリィりっちゃん]だって、お前は誰だ。僕等のりっちゃんは[らぶりぃりっちゃん]だ。全部文字がひらがなだぞ」
 り「ふふふふふふ、ばれちゃしょうがない、ガバ」
 ま&フ「あ、おまえは」
 アスカ「だれがドイチュの乱暴女ですって」
 ま「あ魔女アズーカ」
 ア「あんたばか?なんで私が魔女なのよ」
 ま「だって頭に2本の角がある」
 ア「これはインターファイス・セット。くらえソニックブレイブ」
 ま「助けてくれ〜〜」
 りっちゃん「守護結界」

 かきぃ〜〜ん

 り「まっこうさんをいじめちゃだめ〜〜」
 ア「でたわね。ロリコンリツコ」
 り「私りっちゃんだもん。まっこうさんとフラン研さんを苛めると許さないから」
 ア「阻止できるものならしてみなさい。容赦しないわよ」
 り「プチ・パチやっつけて」
 ア「フン、ワンパターンな。それまたたび」
 プ&パ「ごろにゃ。きゅ〜〜」
 り「あっプチとパチ。よぉし私がやっつけるわ。行くわ攻撃呪文・我が手に宿れ三日月の刃・我月の女神の力を借りて災いを滅す・走れ月閃弧・斬」





 しゅ〜〜ん
 どぉーん





 ア「ぎゃ〜〜〜〜〜」





 り「魔女は滅びたわ」
 ま&フ「「りっちゃんありがとう」」
 り「でもどうして魔女アズーカなんて来ちゃったのかなあ。あっ、そうだ前回変な予告やったから魔女を呼び寄せちゃったのね。ええっと、あ、やっぱり……ここんところ」



{アスカ風



リツコのいない作品はマヤを傷つけ
マコトのメガネは全てを照らす
派手な青葉のギターと共に
もてもてケンスケ舞い降りる
化粧崩壊したナオコは再び立ち上がる事ができるのか
りっちゃんを金髪にした作者は○○○も金髪にするのか
現存するCGにりっちゃん萌えはあるのか

気になるあの子・最新版
あの子とあいつ
アスカ炎上


アスカはアラエルと共に}


 り「これが丁度召還の呪文に似てたんでアズーカを呼び出したんだわ」
 フ「確かに。この手の文章はこうゆう危険性があるから難しいんだ」
 り「まっこうさんやっぱり不条理物はフラン研さんみたいなうまい書き手にまかした方がいいと思うの」
 ま「そうだね。やはりここは才色兼備金髪碧眼容姿端麗頭脳明晰清楚妖艶無敵の美少女小学生りっちゃんとその彼氏シンちゃんの愛と勇気と冒険のらぶりぃワールドだもんね」
 り「うん。でもシンちゃん彼氏じゃなくって婚約者よ。ポッ
 ま「あそうだったね」
 シ「りっちゃぁ〜〜ん。いっしょにかえろ」
 り「あっシンちゃん。そうねいっしょに帰りましょ。プチとパチも起きたみたいだし」
 プ&パ「にゃ〜〜〜〜ご」
 ま「そうかい。それじゃさようなら」
 り&シ&プ&パ「「「「さようなら(ふにゃ〜〜)」」」」



 てくてくてくてく



 フ「りっちゃん帰っちゃいましたね」
 ま「そうですね。私達も帰りますか」
 フ「そうしましょう」
 ま「あっ、そうだ、その前に広告しておこう。りっちゃんのらぶりぃなCGだれか描いてください。白衣姿、シンちゃんと登下校姿、魔道士姿とにかくらぶりぃなりっちゃんなら何でもいいですよ。先着1名様にもれなく「気になるあの子」にりっちゃんの味方として出演できます」
 フ「だいたい私は正義の味方のはずだったのでは……」
 ま「まぁこれからりっちゃんが困った時には出てもらうという事で」
 フ「そうですか」
 ま「と、いうことで、それではさようなら」
 フ「さようなら」



 とたとたとたとた















 ア「あだじはどうなるの〜〜」



 じたばたじたばた



 スタスタスタスタ

 リツコ「ふ、無様ね」

 スタスタスタスタ



 ア「大人のリツコまでぐやじ〜〜」









 次回は



 「あの子と遊園地」





 合言葉は「らぶりぃりっちゃん」





 ではまた


 まっこうさんの『気になるあの子』第四話、公開です。
 

 科学信奉のハイパーエンジニアのりっちゃん・・
 だと思っていたのですが、なんと!

 悪魔召還まで出来るとは!!
 それも、婚約者のシンイチくんを救うために危険を冒して・・・

 なんていじらしく可愛いんでしょう(^^)
 

 ゲストキャラのフラン研さん・・・
 ・・・二人してアスカ様をいじめて!

 泣いてやる〜〜〜(^^;
 

 さあ、訪問者の皆さん。
 りっちゃんに魂を抜かれた(^^;まっこうさんにメールを送りましょう!


TOP 】 / 【 めぞん 】 / [りっちゃんとシンちゃんの部屋・保護者まっこう]に戻る