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竜 騎 兵

Mission 1

"EVANGELION" It Was There Name


荒涼とした風が吹く。視界は吹き荒れる白とその隙間から時折のぞく黒の二色に支配されていた。

吹雪である。

この季節は地元の者は誰もこの山によりつかない。一度入れば絶対に出ることのかなわない魔の山。それがこの山に与えられた周りの評価だった。

その魔の山に、本来あり得ない人影が三つ――いや、人ではない。それは、出来の悪い子供が鉄パイプと鉄瓶を無数に組み合わせて作ったような形状をしていた。一応人型と呼べないこともないだろう。だが、長方形を申し訳程度に削ったようなボディ、前後にしか稼動しない短いレッグ。両手と肩にはライフルやマシンガン、ロケットランチャーなど思い思いの武器を装備しているその姿は、人と言うよりも北欧神話のドワーフすら連想させた。

その青、白、黒の三色にそれぞれ彩られた巨人――それらの身長は5m以上もあった――は、機械的な稼動音をまき散らしながら雪の中を進んでいく。

ふと、先頭を進む黒塗りの巨人が立ち止まり、辺りを見回すような仕草をしてみせる。

「すごい吹雪だな……レイ、目的地はまだか?」

無線から流れた男の声に、しんがりをつとめる白の巨人に乗り込んでいるレイと呼ばれた少女が答える。

「このまま北北西に2km弱です。加持隊長」

抑揚のない声で、必要なことだけを話す。物静か――と言うよりも一種近寄りがたい雰囲気すら持っている少女である。その容姿はおそらくかなりよい部類にはいるだろう。ただ、世界のどんな人種にもあり得ない、水色の髪と真っ赤な瞳が少女にある種の翳りのようなものを生んでいた。

「そうか……」

加持と呼ばれた黒塗りの巨人に搭乗している男は、コクピットの椅子に思い切りもたれかかった。金属製の椅子がかすかな悲鳴を上げる。

長い黒髪を後ろで束ね――格好を意識したものではなく、ただ単に切るのが面倒くさくなっただけだろう――常にどこか達観した表情をしている男である。顎の無精ひげをなでながら――これはこの男が何かを考えているときのくせだった――ぼんやりと虚空を見上げる。

「で、でも、ほんとにそこにあるんでしょうか?」

黒と白の巨人に挟まれた青い巨人から気の弱そうな声で無線が流れる。本当に疑問に思ったわけではなく、間を持たせるために言っただけだろう。

黒髪を短く刈り込んだ、17、8の少年である。自信なさげな色を瞳に漂わせ、巨人を操作している。

加持はふっとほほえむと、少年――碇シンジに答えを返した。

「本部の諜報部が手に入れた情報だ。99%間違いということはないだろう」

「……もし、残りの1%だったら?」

「そのときは……家に帰って暖かいコーヒーでも飲もうか」

「ミサトさんに入れてもらうんですか?」

「……そいつは、勘弁願いたいね」

おどけた調子の加持の声に、笑いが漏れる。

刹那――

「12時方向に動力反応! ひとつ、ふたつ……全部で7つです!」

レイの緊迫した――彼女とよほど親しい者でなければわからないような変化だったが――声が、二人の意識を戦場に戻す。

「やっこさんたち、おいでになったようだな。総員戦闘配置! 俺とシンジ君は敵部隊に突撃。レイは後方援護だ。作戦開始!」

「「了解」」

答えと同時、シンジと加持の乗り込む巨人が、ホバーを使って吹雪の向こうにかすかに見える白に塗装された――カモフラージュのつもりだろう――巨人に突撃する。その後を追うように打ち出されたレイのロケットランチャーが雪原に爆音をとどろかせる。

「はぁぁぁぁぁっ!」

気合いの声と同時、加持の右アームに装備された長さ2mほどの金属製のロッドが淡い光を放つ。それをそのまま敵機体に叩きつける!

断末魔をあげるひますら与えず、轟音と共にこっぱみじんにボディを破壊する――と、その体勢のまま左アームのマシンガンで右手の敵機体を撃破する。

「2体だ!」

「1体目ぇっ!」

加持の声と同時、シンジの叫び声が無線を通して聞こえてくる。モニターをのぞくと、敵機体が一体炎上しながら崩れ落ちるのが見えた。

「私も1体撃破しました。敵機体、残り3体です」

「――お、お前ら、何者だ……?」

レイの声にかぶさるように、無線が入る。

加持は唇の両端をつり上げると、その問いに答えた。

「戦略自衛隊所属第3ドラグーン部隊。コードネーム」

そこでいったん言葉を切る。左アームのマシンガンのトリガーに指をかける。

「『エヴァンゲリオン』だ」

「な……」

銃声。

30秒後、敵ドラグーンは全滅していた。

 

 

 

 

Humanoid Mobil Weapon――通称ドラグーンが発明されたのは、6年前、2090年のことだった。それは瞬く間に世界中に広がり、一ヶ月後には世界の標準武装となっていた。

21世紀からのテロ勃発に頭を悩ませていた日本もその例外ではなく、日本が持ち前の工業力をもって、世界有数の軍事国家となるのにはさほど時間はかからなかった。『戦略自衛隊』と改名された自衛隊は、他国の軍隊に匹敵する――あるいは凌駕するか――規模を持ち、内戦にしかその戦闘力を行使しないと日本政府は言い張っているものの、諸国の首脳陣にとって日本が既に軍事的な勢力として十分認識されていることは、周知の事実である。

そんなことを次々と画面に映し出していくテレビを、シンジはソファの肘掛けに頬杖をつきながらぼぉーっと見つめていた。

白を基調としたそれなりに趣味のよい壁紙に囲まれて、シンジの座っているソファと見ている小型のテレビに挟まれた木製のテーブルが申し訳なさそうにちぢこまっている。それ以外には家具らしい家具もない、色気もなにもない部屋である。

ここは戦略自衛隊所有輸送機『ゲヒルン』の中の一室。ドラグーン部隊には、ドラグーンの数に応じてそれなりの輸送機が与えられる。ドラグーンをわずか5体――戦闘用はその中でも3体――しか所有しない『エヴァンゲリオン』に与えられたのは、この小型輸送機1機だけであった。

「あら、ドラグーンの歴史……シンジ君たらこんなの見てんの?」

後ろから聞こえた脳天気な声に肩越しに振り返ると、そこにはゲヒルン機長、葛城ミサトが新聞のテレビ欄を広げて立っていた。

「いえ、なんかテレビつけたらやってたんで何となく」

「ふーん」

ミサトは気のない返事を返すと、新聞をたたんでシンジの隣に座る。

艶やかな黒髪を長く伸ばし、その成熟した肉体とややアンバランスな子どもっぽい仕草や言動が特徴的な女性である。ぬ〜ぼ〜としているような面もあるが、その操縦技術は戦自内でもトップクラスに属する。

そんな彼女の流れる髪から微かに漂う香水の匂いに、すこし頬をそめつつも、ふと思うところがあったシンジはなんとなく尋ねてみた。

「……ミサトさん、操縦は大丈夫なんですか?」

「ああ、操縦ならちゃんとオートにセットしてきたから大丈夫よ。あと30分ほどで第三新東京につくわ」

「……たしかこないだは、目的地をセットし忘れて九州まで行って、さらに燃料切れで日本海に不時着したんですよね」

「そ、そんなこともあったかしら」

半眼でうめくシンジに、わざとらしく目を背けて答えるミサト。意味もなく人差し指など立てながら天井に視線を向けている。

シンジはさらにジト眼でにらみつけるが、ミサトはそれをきっぱりと無視するとシンジの方に向き直った。

「そうそう、そういえば加持の奴知らない?」

「加持さんですか?……一緒にいたんじゃないんですか?」

「それが、わたしがコーヒー入れたげるって言ったらどっか消えちゃったのよ。一体どこ行ったのかしら、あのバカ……」

半ば独白にも近いミサトの言葉に、シンジは思いっきり顔をひきつらせた。『異常味覚』の葛城ミサトといえば、戦自のなかで知らない者はいないほどである。

「あ、そ、それじゃ、僕はちょっと用事を思いだしたんで、このへんで……」

そう言って立ち上がりかけたシンジの服が、なにか不自然な力で引き留められる。おそるおそる振り向くと、ミサトの満面に浮かべた慈母のような笑みが目に入った。自分のセーターをつかんでる手も。

「こうなったら、シンジ君でもいいわ。新作が完成したの☆」

「ひぃああああああっ!!」

やーねー、シンちゃんたらそんなに喜んじゃって。あわててもコーヒーは逃げないわよ」

――と、涙でにじんだシンジの視界に、テレビの陰からそっと頭を出した長髪の人影が入る。

「あ! あ! ああああああああ!」

「はいはい、すぐに作ったげるからね」

懸命にそちらを指さして叫ぶが、後ろ手にシンジを引きずっているミサトは気にもとめない。

加持はそっとシンジに手を振り、彼の冥福を祈った――あるいは神に。

 

 

10分後――

「……よお、葛城」

「あら、加持君。どこ行ってたのよ。もうちょっと前ならコーヒーがあったのに」

「……ああ、そうだろうな」

加持は曖昧な笑みを浮かべてうなずいた。コーヒーが無くなるのを待って出てきたのだから当然だ。

彼は、恐怖と苦痛に染まった顔をどす黒く変色させて泡をふいているシンジに、冷や汗を流しながら心の中でそっと謝った。

コップにわずかに残ったコーヒーは、なぜか緑色だった――どうでもいいことだが。

とりあえずすでに粗大生ゴミと化したシンジを床にどかし、その椅子に座る。ミサトの座っているソファと自分の座っている椅子との間にあるガラス張りのテーブルにひじを突き、

「……で、本部からの連絡は?」

「成功だって。第三新東京市に攻撃を仕掛けてきたテロリスト部隊は全滅。3人ほど捕虜をとったらしいわ」

平気な顔で自分の入れたコーヒーの残りを飲み干しながら言う。『異常味覚』の二つ名は伊達ではないらしい。

今回の彼らの任務は、テロリスト部隊が日本の現在の首都、第三新東京市に攻め込んでくるらしいという情報に基づき、人数の少なくなっているはずの彼らの本拠地を叩くというものだった。本来はこの後に本部隊とテロリストを挟み撃ちにするはずだったのだが、本拠地を攻め落とされたという知らせに浮き足立った彼らを殲滅するのは、プロの戦自隊員たちにとって蚊を叩きつぶすよりもたやすい仕事だった。

「なるほど。そいつぁよかった……にしても、うちの部隊にももっとメンツがそろわないもんかねえ。輸送機パイロット一人にドラグーン乗り三人……戦自の部隊最少人数だぜ」

椅子に勢いよくもたれかかって、加持。

そう、実際の戦闘となれば敵味方合わせて50機以上のドラグーンが入り乱れて戦うことになるのだ。そのため彼らの仕事はたいていこういった他部隊の援護的なものが多いのである。

「やっぱ問題はあの二人かしら……」

「それだけでもないと思うがな。まあ、たしかに17歳の男の子と女の子に全然かなわないんじゃ自信喪失しちまうのも無理ないかもしれんが」

そう言って頭をかきむしる。そんな加持の仕草を見て、ミサトはくすりと笑った。誰に対しても飄々とした態度をとるこの男も、自分の前ではただの一人の男としての面を見せてくれる。加持がこんな話し方をするのは、ミサトと二人きりの時だけなのだ。

ともかく、加持の言ったことは少なくとも事実の一部ではあった。17歳という年齢にしてすでに戦自の中でも並外れたドラグーン操縦技術を持つシンジとレイ。この二人と作戦行動を共にした戦自隊員はたいてい自信喪失の結果、他の部署に移ってしまうのだ。本部としてもまだ決して数が多いとは言えないドラグーン乗りを失いたくはないのだ。

「ま、どっちにしろいいんじゃないの? 今のところ任務は順調にこなしてるんだし」

その言葉に、加持がいたずらを思いついた子供のように瞳を輝かせた。

「そうか……それじゃあ、今度わざと作戦を失敗してみるってのは?」

「バカ」

加持の提案を一蹴するとミサトは立ち上がった。自分の使ったコーヒーカップとシンジのそれを両手に持って簡易的な台所まで持っていく。

「……なあ、葛城」

「なぁに?」

「愛してるよ」

「……バカ」

ミサトは振り返らなかった。真っ赤な顔を見せるのは悔しかったから。

 

 

白濁した世界だった。

深い深い霧が、ゆっくりとはれていく……

「気がついた?」

目覚めたばかりの焦点が合うよりも早く、声がかけられる。

「綾波……」

限りなく無表情に近い表情で自分をのぞき込んでいる幼なじみの顔が目に飛び込んでくる。

シンジの声に、一瞬――ほんの一瞬――レイの瞳が翳る。すぐにそれは鉄の仮面に遮られてしまったが。

「僕は……えと、どうしたんだっけ……」

気を失う前後の記憶がはっきりしない。なにやらお花畑を駆けていく映像やら夕焼けの景色やらが頭の中でぐるぐる回っている。

「葛城さんのコーヒーを飲んだの」

レイの簡潔な言葉を引き金として、急速に途切れ途切れになっていた記憶が本来あるべき所にジグソーパズルのピースのように当てはまっていく。

「そうだ……それで……気絶して……綾波がここまで運んでくれたの?」

「ええ」

正確には加持とミサトに完全に忘れられていたシンジを引きずってきたのだが。

そう……えと、ありがとう」

「別にいいわ……お茶でも入れるわね」

相変わらず感情のこもらない声で言うと、レイはなぜかさっとシンジに背を向けて行ってしまった。その頬に微かに朱がさしていたことを知る者は――とりあえずいなかった。

シンジは腹の前のあたりで組んだ指を手持ちぶさたげに動かしながら、ぼーっとレイの動作に合わせて揺れる空色の髪を眺めていた。

シンジたちは、全員各自の住居の他に、ネルフ内にもそれぞれの個室を持っている。戦況が激しいときなどは何日も――時には何週間も機上で過ごさなくてはいけないときもある。それぞれに十分な広さを持つ個室が提供されるあたりは少数部隊の強みだろうか。

今シンジが寝ているのは、そのレイの個室だった。ぐるりを淡いピンクの壁紙に包まれている。シンジの寝ているベッドと机、小さな本棚ぐらいしか置いてはいないが、所々に飾ってある可愛らしい絵やぬいぐるみが、年頃の女の子らしさをその無機質な部屋に与えている。また、レイの簡素な机の上にはいつも――少なくともシンジがくるときはいつも――伏せられている写真立てがあった。シンジとしてはその中身に興味がないこともなかったが、この無口な幼なじみが本当に怒ると手が着けられなくなるほど怖いと言うことは熟知していたので、あえてこっそり見ようとはしない。それらの個室には簡易的な調理場もついていて、レイは今そこを使ってお湯を沸かしているのだ。

ふと、自分がレイのベッドに寝ていることに気づく。急激に脳が反応しだした女の子の匂いにどぎまぎしながらも、シンジは間を持たせるために口を開いた。

「あ、あのさ……ミサトさんの料理――あ、コーヒーは料理じゃないか――ってほんとある意味化学兵器に近いよね。なんかこのごろどんどん破壊力を増していってるし……」

「そうね」

レイの答えは素っ気ない。彼女のことを余りよく知らない人間なら思わず引いてしまうか憤慨するかのどっちかだっただろう。だが、シンジは知っていた。少なくとも、素っ気なくても相づちを打ってくれる時はこの少女は結構人の話をよく聞いているのだ。

ただ、シンジも元来話し下手なのでそこでぶつ切りにしたように会話が途絶えてしまう。シンジは無意味に天井のシミを数えながら、時々口を開きかけ――やっぱりやめる。

そんな動作を3回ほど繰り返した頃、レイがトレイに湯飲みをふたつ乗せてシンジの元に戻ってきた。筆書きでなにやら書いてある湯飲みには、やや薄目の緑茶が湯気を立てて揺れていた。

レイはその片方を手に取ろうとして――ふともう片方にある物を見つける。少し考えてからそちらを手に取り、シンジに渡す。

「あれ、茶柱だ。縁起がいいね」

湯飲みの中に立っている茶柱を指さし、屈託のない笑顔でレイに微笑みかけるシンジ。

レイは微か――ほんの微かに微笑みを返すと、自分の湯飲みをとりながら言った。

「化学兵器でも勝てないわ」

シンジは、しばしとまどってから、先ほどの自分の言葉に対しての返事だと気づいた。

「そうだね」

そこで再び会話が途絶えた――決して不快なものではなかったが。

第三新東京の空をゆったりと進むゲヒルンの一室には、やけにほのぼのとした空気が漂っていた。

 

 


つづく
ver.-1.00 1997-10/29 公開
ご意見・ご感想・誤字情報などは gyaburiel@anet.ne.jpまで。

はぁーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは……すぅ……はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!
どうもみなさん、久しぶりです!
中間試験を無事クリアしたぎゃぶりえるは、『ぎゃぶりえるパワード』となって超新星爆発のごとく蘇ってきました!
で、うれしいんでせっかくだから新連載も始めちゃえー! というわけで新連載『竜騎兵』いかがだったでしょうか?
なんだか最近購入した『フロントミッション2nd』の影響を多大に受けているような気もしないのではないのですが、まあ、そこはそれということで。
感想・苦情等お待ちしています。
ではでは。


 ぎゃぶりえるさん・・・いや、ぎゃぶりえるパワードさんの新連載。

 あ、えっと・・・
 ぎゃぶりえるパワードさんは初お目見えだから”新”連載というのは違うのか??
 

 [ぎゃぶりえるさんが、ぎゃぶりえるパワードとして書く始めての連載。]

      これでいいか(^^;

 『竜 騎 兵』Mission 1、公開です。



 シンジとその幼なじみ・・・レイ!!?

 ううう (;;)

 ぎゃぶりえるさんはLAS人だと思っていたのに・・・・

 ボクの気持ちを裏切ったな!!       (^^;
 

 戦いの厳しさと、
 その合間の柔らかさ。

 一瞬で生と死を分かつ時間。
 シンジとレイが二人の、二人でしか作り出せない時間。

 メリハリですね(^^)

 

 しかし・・うう・・アスかぁ  (爆)

 

 

 さあ、訪問者の皆さん。
 めぞんにやってきたぎゃぶりえるパワードさんに歓迎メールを送りましょう!

 

 

 

 あっ!

 ぎゃぶりえる:LAS
 ぎゃぶりえるパワード:LRS

 なのでしょうか??


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