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「ヴァンパイアァ?」
ネルフ村唯一の料亭兼酒場、「ゲヒルン」にレイの思いっきりうさんくさげな声が響く。
「そうよ」
レイの真向かいに位置取ったアスカは、満面の笑みを浮かべてうなずいて見せた。ゲヒルンで一番大きい円形のテーブルに、シンジ、レイ、アスカ、ケンスケ、トウジ、ヒカリの、通称「悪ガキ6人組」が順に座っている。ヒカリとシンジはほとんど巻き添えのようなものだが、最もこの呼称にふさわしいと思われるレイとアスカが一番強く否定していたりする。
「あの、村はずれの森の中に、古びた洋館があったでしょう?」
「ああ、あの昔、よくみんなで行ったやつやな」
トウジが声をあげる。黒髪黒目の、ひょうきんな顔つきをした少年である。彼の父親は傭兵上がりで、幼い頃から斧の手ほどきを受けた彼は、よく「自分は戦士だ」とうそぶいていたが、父親に言わせれば「まだまだケツの青いヒヨッコ」だそうだ。
「そう。あの洋館に、あの伝説のヴァンパイアガ眠ってるらしいのよ!」
大仰に立ち上がって叫ぶアスカ。だが、彼女を取り巻く友人たちは、冷めた視線で彼女を見つめていた。
「あのねぇ、アスカ」
全員を代表するかのようにレイが、肺から息を絞り出しつつうめく。
「どっからそういうデマを仕入れてくるのか知らないけど、たしかこないだは『豚が犬と猿と雉の三つ子を産んだ』とか言ってたわよね?」
「う゛」
「確かその前は『巨大な隕石が落ちてきて世界は滅ぶ』とか言ってたよね」
「ぐ」
「そういえば、その前は『犬に羽が生えた』とか、いっとったなぁ」
「む」
「そのさらに前は、『ドラゴンとゴブリンの合いの子が産まれた』とかいうデマを持ってきたよな」
「く」
「そのも一つ前は、『シンジの家に古代魔法帝国の遺産が埋まってる』とか言って、イカリ君の家の庭をあらいざらい掘り起こしたのよね」
「う、うっさいわねー。そんな昔のことをいつまでも」
「これ、全部2週間以内に起こった話なんだけど……」
シンジの意見を完全に黙殺すると、アスカはテーブルに置いてあったサクランボを口の中に放り込み、続けた。
「今回こそは本当なのよ! 確かな情報なんだから!」
「あんたの『確かな情報』に何度振り回されたことか……大体、その情報とやらはどっから持ってきてんのよ?」
「あたしのカンよ!」
「なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
きっぱりと断言したアスカを、レイが思い切りはたき倒す。
――と、そこへ。
ゲヒルンの料理長のヒュウガ=マコトが、ちょっとした菓子をもってシンジたちのテーブルにやって来た。既に悪ガキどものたまり場と化しているこの料亭兼酒場だが、元来子供好きの彼は、いやな顔一つせず、シンジたちによくいろいろとささやかなものをご馳走してくれるのだ。そういうことをするからなおたまるようになるのだが。
「どうしたんだい? みんなそろって、探検の相談でもしてるのかな?」
「いや、そう言うわけでもないんですけど……」
すでに乱闘を始めている姉と幼なじみを視界に入れないようにして、シンジが愛想笑いを浮かべて答える。マコトはなんとなく納得したように、
「シンジ君も大変だね」
「はあ……」
シンジにはうなずくことしかできなかった。
「そうだ、探検で思い出したけど――」
自分が持ってきた菓子を一つつまんでから、続ける。
「この間、山越えの商人が、ほら、あそこ。あの村はずれの――」
「あの洋館ですか?」
「そう、それ。なんかそこで幽霊が出たとか何とか……」
「ホントにっ!?」
突然横からアスカが身を乗り出してくる。マコトは多少大げさにのけぞってみせ、
「あ、ああ。なんでもあそこの洋館で15、6歳の少年を見かけたんで声をかけようとしたら、ふっと霧みたいに消えちゃったって」
アスカはマコトの言葉を聞くと、
「間違いないわ! ヴァンパイアよ!」
ぐっと握りこぶしを作って断言する。
「……まあ、その少年とやらがアスカの言うとおりにヴァンパイアかどうかは別として、行ってみる価値はありそうね」
レイの言葉に、反対する者はなかった――積極的に賛成する者もなかったが。
「ここね!」
洋館を見上げてアスカが得意そうに叫ぶ。結局全員で来ることになったのだ。まあ、いつもの事といえばいつもの事なのだが。
「しっかし、ここもずいぶん薄気味悪い所やなぁ。今にして思えば、よくこんな所で遊んだわ、ホンマ」
トウジが感心したような口調で呟いた。
トウジの言葉通り、その洋館は所々ガラスは割れ、壁は火事の後のようにくすみ、びっしりとツタが結界のようにはりめぐらされている。空には申し合わせたかのように厚い雲が立ちこめていて、不気味さを強調していた。当時彼らはここを『お化け屋敷』と名付けて遊んでいたが、いつしかここで遊ぶことも少なくなり、やがて完全にお化け屋敷への足は途絶えた。子供の遊び場所の末路なんて大概がこんなものである。
「本当、気味が悪いね。アスカ、本当にこんな所にいるのかな?」
「いるのよ!」
その不敵なまでの根拠の全くない自信は一体どこから出てくるのだろうかとシンジは思った。アスカの言ったヴァンパイアとは、3000年前に魔法帝国が亡びたとき、その巻き添えによって絶滅したとされた伝説の種族である。もし本当にヴァンパイアが見つかったなら、歴史的な出来事になるだろう。もしいたら、の話だが。
とにかく、やる気満々なアスカと、それに引きずられるようについていく5人のシルエットは、南中した太陽の光を受けて短かった。
両開きの立派なドアを開けると、まず目に入ったのは、途中で両側に分かれ、2階に到達する地点で再び合流する厳壮な階段だった。そのの手前にはだだっ広いホールが広がっていて、その壁にはいくつかのドアが取り付けられていた。
アスカはホールをぐるっと見回すと、
「ヴァンパイアがいる所って言ったら、地下室よね!」
そう言って、ホールに足を踏み入れた瞬間、
「やあ、久しぶりだね」
どこかから声が響く。男と言うにはやや高く、女と言うには低すぎる声だった。発した言葉の通り、親しい人間に久しぶりにあったような調子で発せられた声に、一番最初に反応したのはレイだった。
「誰!?」
素早く声の方向に右掌を向けて誰何の声を放つ。邸にはいる前にいつでも放てるように敵の動きを封じる魔法を用意しておいたのだ。
「僕だよ。レイ」
二階から霧が流れてくる。霧は集まると、徐々に人の形になり、完全な人型が完成したとき、一瞬にして乳白色の霧が一人の少年の姿に変換される。
その少年は、銀色のようなブラウンのような不思議な色の髪を無造作に短く切り、血のように紅い瞳は全てを見通すかのように幻想的に輝いていた。顔には皮肉げ――というには素直すぎる笑みを浮かべ、静かに宙に浮かんでレイたちを見下ろしている。
「……私の名を?」
訝しげに問い返されて、少年は少しきょとんとした表情をしたが、やがてパズルの答えを見つけた子供のような顔で笑い出した。
目の前でいきなり腹を抱えて笑われたレイは、少なからず気分を害したようだった。
「ああ、そうか。ごめんごめん。ははっはははっ」
一人でしきりにうなずいてみせながら馬鹿笑いを続ける少年に、レイはしびれをきらしたように、
「ちょっと、一体何なのよあんた。いきなり人の名前呼んだと思ったら一人で勝手に笑い出して。返答によってはとってもナイスな荷電粒子がふりそそぐわよ!」
物騒なことを言うレイに、少年は前髪をかきあげ――そんな動作がやけに似合っていた――、笑ってみせた。
「ごめんごめん、昔から君たちがここで遊んでるのを見てたものでね、つい君たちと顔見知りのような錯覚を起こしてたんだ」
「昔から?」
レイが問い返す。この自分よりも年上には見えない少年が昔から自分たちを見ていたということに疑問を感じたらしい。この邸にはレイたちが子供の頃に来たときから、人の住んでる気配は全くなかった。それ以前に、霧から人の姿になったあたりで既に十分怪しいのだが、一番早く状況を把握したためか、軽い混乱状態に陥っている今のレイにはまともな思考能力は備わっていなかった。
「やっぱり……やっぱりそうなのよ……」
その横ではアスカが握りこぶしをぷるぷると震わせて、興奮した面持ちで少年を見上げていた。虚空に浮かぶ少年をびしと指さし、
「あなたっ! ヴァンパイアね!」
「ああ、そうだよ。アスカちゃん」
その少年――ヴァンパイアはやけにあっさり認めた。アスカに向けてにっこりと笑いかけ、
「おっと、僕としたことが客人を上から見下ろすなんてね。失礼」
すっと、音もなく下降し、地面――邸の床――におりたつ。
少年の背は思ったよりも高く、このメンバーで一番背の高いレイよりも少し目線が高かった。体つきが華奢なので、余計にそれが目立つ。
「初めまして――ということになるのかな? 僕は君たちのことを昔から知っているけどね。まあ、とにかく。ナギサ=カヲルだ。よろしく、シンジ君」
そういって、一番近くにいたシンジに握手を求めてくる、シンジはその握手に応じて、照れたように、
「あ……よ、よろしく。ナギサ君」
「カヲルでいいよ、シンジ君」
「う、うん」
カヲルはシンジと握手したまま、一同を見渡し、
「それにトウジ君にケンスケ君にヒカリちゃん。みんな、よろしく」
「……あ、よ、よろしく」
「おまえ……ホモっぽい顔しとるなぁ」
「スズハラ!」
いきなり無礼なことをのたまったトウジを、後ろからヒカリがはたき倒す。
「ご、ごめんなさい!」
「い、いや、いいんだよ。別に気にしてないから。ははは」
カヲルは額に青筋を浮かべながらひきつった笑顔を作って言った。どうやら気にしていたらしい。
「……ちょっと待ちなさい」
後ろから2、3回深呼吸して心を落ち着けたレイが肩をつかむ。
「なんだい?」
ひきつった笑みを残しながらカヲルが振り向いた。
「……納得いかないわ。あなたが本当にヴァンパイアなら、どうやって3000年前の『大破壊』を生き延びたの? 『大破壊』は魔力の強い者ほど影響が強かった災厄のはずよ。古代魔法帝国においてさえ、あらゆる魔術師を凌駕する魔力を自在に操ったヴァンパイアが生きているなんて、理論的にあり得ないわ」
『大破壊』とは、3000年前に魔法帝国の、世界の魔力全てを把握・調整することが出来る『天魔の塔』が暴走を起こし、全ての生き物の体内の魔力が暴走を始めた出来事である。この『大破壊』によって、ネズミすらも魔法を操ったと言われる魔法帝国は滅んだ。そして、彼らに『蛮族』と呼ばれていた魔力の極端に少ない住人と、魔法帝国の住人の中でも魔力の少なかった何人かが今の人々の祖先となったのだ。
「……さすがに鋭いね。その話をすると長くなるんだけど――」
ちらりと全員を見回してから、続ける。
「まあ、いい。時間はたっぷりあるからね。さて、どこから話そうか――」
しばし虚空を見つめて瞑想するかのように考えていたが、やがておもむろに口を開く。
「――あれは、僕が15歳の頃、5000と23年前の話だ。その頃、僕はまだ――人間だった」
「人間!?」
「そう、僕は魔術を極めんとするうちにね、我慢できなくなったんだ。どうしても試してみたかった。伝説の『不死の秘法』をね」
「『不死の秘法』……」
魔術を扱う者なら、一度は聞いたことのある名前である。その名の通り自らの体を変化させ、別の生き物に生まれ変わり、不滅の肉体と魂を得る伝説の秘法である。
「そして、僕は成功した。――後にも先にも、成功したのは僕だけだった。たとえ運が良かっただけでもね」
カヲルは、やや誇らしげ――に見えなくもない――な面持ちで言った。だが、そこで急に表情に影を落として続ける。
「僕は成功したんだ。けれど、僕の魔法が『天魔の塔』に引っかかってね。魔法兵団がどっと押し寄せてきて、ジ・エンドさ」
自分の首をかき切る仕草をしてみせる。
「そして、僕は封印された。子供のあめ玉でも入れるような小さな壺にね。5重の結界に囲まれて――僕が考えたのは、どうやってここを脱出するか。それだけだった――そして、チャンスは訪れたんだ」
「……『大破壊』ね」
「その通り。導師クラスの暴走した魔力は、その肉体を破壊するだけにとどまらず、物理的な衝撃となって吹き荒れたんだ。僕は壺の中から全身の力を振り絞って、その破壊の嵐を僕の封印された部屋へと呼び寄せた。結界は吹き荒れる嵐の前にことごとく消し去られ、壺も多大なダメージを受けた。破壊の嵐は壺が完全に壊れる前に止んでしまったけれど、結界も消え、傷ついた壺を割るのはそれこそガラス細工を砕くよりもやさしかったよ」
「……なるほど。封印されていたお陰であの『大破壊』を免れた、というわけね」
「そういうことだね。納得してもらえたかな?」
「……ええ。でも、最後に一つ。なんで封印が解けてから、ずっと何も行動を起こさなかったの? その時なら世界の王となることも可能だったろうに」
カヲルはレイの問いに肩をすくめ、
「世界の王なんてものに興味はないさ。それよりも、僕は一人で考えたかった。僕のしたことは、本当に正しいことだったのか。家族も友も全てを失ってまで、ヴァンパイアとして生きる価値はあったのだろうか、とね……そして、しばらく旅をして、この邸に落ち着いたのが500年ほど前さ」
「……それで、答えは出たの?」
「いや、まだ出ない。きっと僕はずっとその答えは出せないんだろうね。悠久の時を決して解けぬ悩みを抱えながら生きていくこと。これが僕に課せられた罪なのかも知れない――考えすぎかもしれないけどね」
そう言って、カヲルはかすかに微苦笑を漏らして見せた。
「……それにしても、アスカの言うことが当たることってあるのねー」
ヒカリが場にそぐわない脳天気な声を出した。
「本当。へたな鉄砲数撃ちゃ当たるというか、嘘から出た真というか、猿も木から落ちるというか……」
「……姉さん、最後の違う」
シンジのツッコミを黙殺すると、レイは人差し指をぴんと立てて、
「まあ、これで一件落着、めでたしめでたし、ってとこかしらね」
「そうかぁ?」
トウジのうさんくさげな声もこの際無視し、
「それよりももう暗いわよ。私お腹すいてきちゃった」
「……そういえば」
「確かに」
シンジとアスカが自分の腹を押さえて言った。
「よかったらお茶でもどうだい?」
そう言うと、カヲルはシンジたちの返事も待たず、ぱちんと指を鳴らした。と、どこからともなくテーブルと7人分の椅子、上品なポットとティーカップのセットが宙を漂ってやってくる。
全員が呆けてそれを見守る中、危なっかしくそのすでにお茶の用意の整ったテーブルはほこり一つ無い床に着陸した。
「なかなかおいしいよ、この紅茶」
と、わざわざポットで全員のティーカップに紅茶を注ぐ。
「おや、茶菓子が足りないな」
カヲルが再度指を鳴らすと、クッキーの盛りつけられたガラスの皿が、空中からゆっくりと落ちてきた。
「……手品みたいね」
アスカがその光景を見て率直な感想を述べる。そう言えば、昔シンジたちが街で見た手品にこんなものがあった。
「こちらは本当にタネも仕掛けもないけどね。ほら、早く飲まないとお茶が冷めちゃうよ」
そう言って、全員に椅子に座るよう促す。
警戒もせずに椅子に腰掛けた6人を満足げに見渡すと、カヲルは優雅な仕草でカップを持ち上げ、
「それでは、僕らの出会いに乾杯」
紅茶で乾杯をするのも妙な気がしたが、それについて指摘する者もいなかった。
全員が紅茶を半分ほど飲み干した頃――トウジは一息で全部飲んでいたが――、アスカがふと思いついたように、眉間にしわを寄せてカヲルに尋ねた。
「ねえ、そう言えば、あんたどうしてあたし達が小さい頃に出てこないで、今頃いきなり出てきたわけ?」
「あの頃に君たちと会っても怖がらせるだけだったろうしね。それに、ここ5年ほどここもめっきり人が来なくなって、少し人恋しくなってたんだ。まあ、あの頃の君たちは端から見ているだけで十分楽しかったからね。人の邸をよく破壊してくれたし」
薄く笑みを浮かべて、レイの方に意味ありげな視線を送るカヲル。
「姉さん、なんかしてたの?」
「べ、別にただちょっと攻撃魔法の練習してただけよ」
半眼でうめくシンジに、少しうろたえつつ答えるレイ。
「一度は邸が半壊したこともあったなぁ」
その時のことを思い出したのか、カヲルははぁ、と嘆息した。
「だ、だってぇ、ここって誰も来ないしいくら壊しても次の日には再生してるから魔法の練習にちょうどよかったのよ」
胸の前で人差し指を突き合わせなどしつつ、弁解するように言う。
「その『再生してる』ってあたりで疑問に思わなかったの……?」
「ま、まあ当時は若かったからね」
そう言ってあさっての方向を指さしつつ、無意味に希望的に答えるレイ。
今度はレイを除く6人全員が、はぁ、と深い深いため息をついた。
「ま、まあそれはともかく」
あさっての方向をにつきだした指を手持ちぶさたそうに引っ込めたりしつつ、レイは強引に話を変えた。
「そう言えば、あんたヴァンパイアって言ってたけど、やっぱ血とか吸うの?」
その言葉に、反射的に自分の首筋を押さえるアスカとヒカリ。
カヲルは少し考えるようにしてから、
「血というのも僕らの食料の一つである、ということは否定できない。だけど、所詮食料の一つに過ぎないんだよ。君たちにとっての肉や野菜と同じようなものだ。ただ、栄養をとるのに最も効率のいい食料であることは確かだけどね。別に人間と同じ食生活をしていても、生きていけるんだ。事実僕はそうしてるしね――それに、あの血の味ってのはどうも好きになれないんだ。鉄みたいな味がするんだよ」
「……吸ったことあるの?」
「極限まで追いつめられたときとか、2、3回。それでもここ1000年ぐらいは吸ってないなぁ」
「ふーん」
レイは気のない返事を一言だけ返すと、目の前の紅茶に口を付けた。まあ、彼女にとってはカヲルが血を吸おうと吸わなかろうと、大して関係ないのだ。自分を吸いにきたら魔術でぶっ飛ばすだけの話だ。
魔力によって適温以下に冷めることのない紅茶をすすりながら、カヲルは静かに微笑んでいた。
――そして、ネルフ村にまた(怪しげな)住人が増えたのである。
どうも、ぎゃぶりえるです。
今回やっとカヲルが登場しましたね。
これでキャラはほとんど出揃ったんじゃないでしょうか?
…………あ、青葉忘れてる(^^;
ま、まあ、彼もそのうち出て来るんで、シゲルファン(いるのかなぁ?)の方は気長に待ってて下さい。
ではでは。
PS 月丘さんの次の「なりきりエヴァンゲリオン」は、「一杯のかけそば編」らしいぞ!
↑ 人のを勝手に予告。しかも嘘(^^;
ぎゃぶりえるさんの『ネルフ村の平和な日常』第12話、公開です。
「不死」で「不老」のヴァンパイア、カヲル登場!
「不老」はともかく「不死」は、ここネルフ村では特徴にならないかも・・・
だって、
多くの住人はそれこそ即死してしまう状態を平気で乗り切っているから(^^;
シンジなんかレイとアスカのツープラトンを食らってもすぐに復活してるし(^^;;;
「不老」は立派なオリジナル・・・でもないかも。
ユイさんって、ほとんど「不老」だよね(^^)
結果。
ヴァンパイア ネルフ村では ただの人。
・・・1句出来ちゃった(^^;
さあ、訪問者の皆さん。
月丘さんとラブラブで、
投稿のタイミングまで一致しているぎゃぶりえるさんに「怪しいぞ(^^;」メールを!
PS 月丘さんの次の「なりきりエヴァンゲリオン」は、
「人魚姫:最期に人魚姫が王子とラブラブになるハッピィエンドバージョン」らしいぞ!
↑ 人のを勝手に予告。しかも只の希望(^^;
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