ここは第三新東京市、新しい首都になる街
かな朝のはずが・・・
「アスカ、急がないとまた先生に起こられちゃうよ」
「解ってるわよ馬鹿シンジ、あんたがいつまでも寝てるから遅刻するじゃない!」
「ごめんアスカ、そういえば昨日ケンスケから聞いたんだけどまた転校生がくるらしいよ。」
「へぇ〜どんな子かしら」
「カワイイ娘だといいな。」
「アンタばかぁ?」
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さて、こちらにももう1組走っている奴等がいた。
こちらは2人とも赤い目をしている。
男の子の方は銀髪、女の子はショートで青い髪だった。
「もう、お兄ちゃん走るの遅いから遅刻するわよ」
「何行ってるんだい、レイ。僕が何回も起こしたのに起きなかったのはどこの誰だい」
「う゛それは・・・、とにかく急がなきゃ」
「ごまかしても無駄だよ。」
「お兄ちゃんの意地悪ぅ〜」
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第零話 転校生、襲来
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シンジとアスカがようやく学校に着いた頃、時計の針はすでに8:23をさしていた。
「急がないと間に合わないわよ!」
「ちょっと待ってよアスカまだ上靴はいてないんだよ」
と、その時向こうから例の2人が爆走してきた
「やぁ、おはよう」
「えっ?、お、おはようございます」
そしてまた二人は疾風のごとくは走り去ってしまった
「シンジ今の2人組みはだれよ?」
「し、知らないよ。でもうちの制服着てたって事は例の転校生じゃないの」
その時チャイムが鳴った。
「ってそんな話してる場合じゃないわよ〜」
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「ところでお兄ちゃん今の人知ってるの」
「初対面だよ、でも挨拶はいいねぇ。挨拶は人の心を潤してくれる。
リリン文化の極みだよ。そう思わないかい。レイ」
「えっ?まぁね」(お兄ちゃんたまにわけわからない事いうのよね)
「ところで職員室はどっちだい」
「えっお兄ちゃん知らないのに走ってるの?」
「そういうレイは知ってるのかい?」
「初日から迷子だなんて・・・」
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シンジとアスカが教室に入ったのはチャイムが鳴り終わった後の出来事だったが幸い担任のミサトはまだ教室にいなかった。
「何とか間に合った(わね)な」
「二人とも間に合ってないわよ。もうちょっと早く家を出たほうがいいわよ」
「だってこの馬鹿シンジがなかなか起きなくて」
「そういうアスカだって今日は遅かったじゃないか」
「うるさいわねー、馬鹿シンジのくせに」
「なんや、朝から夫婦喧嘩しよるんかい」
「誰が夫婦(だ)よ!」
「二人声揃えていわれても説得力ないやんけ」
「なによ、この熱決スポ魂馬鹿!」
「やめなさいよ二人とも」
「ヒカリは黙ってて!このノータリンが先に仕掛けてきたんだから」
「おまえに足りんのは胸の方やろ」
「なんですって〜」
その時教室の隅でカメラを磨いている少年がつぶやいた
「あ〜、きょうも平和だな〜」
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そうこうしているうちにやっとミサトがやってきた。
「男子諸君喜べ今度の転校生は美少女だぞ〜」
「じゃあ綾波さんはいって」
「うわぁ〜」、男子から歓声があがる。
そういわれて入ってきた少女は今朝の少女だった。(お約束)
「綾波レイといいます。よろしく」
そういって少女は微笑んだ。
さっきは気がつかなかったけどカワイイ娘だなとシンジは思った。
久々にいい被写体がみつかったなとケンスケは思った。
髪が青なんて珍しいなとトウジは思った。
「え〜っとじゃあ碇君の隣に座って」(これもお約束)
「じゃあ、もう日向先生がきてるから急いで1時間めのよういをしなさい」
そういってでていったミサトとすれ違いに眼鏡をかけた先生がはいって来た。
「じゃあ、授業を始めるぞ」
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同時刻2−Bでは
「やぁみんな、僕の名前は渚カヲル、カヲルでいいよ」
「きゃー」女子から黄色い声が上がる
「渚はもてもてだな。じゃあ渚にはあそこの席に座ってもらおうか」
そう言うと加地先生は窓際の席を指差した。
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場面はまた2−Aに、今は授業中だ。
「君、今朝あったよね」
「やっぱそうだったんだ。あの時はお兄ちゃんがごめんなさいね」
「お兄ちゃんって事は兄妹なの?」
「うん、血はつながってないけど小さい頃からいっしょに住んでるから兄妹み
たいなもの。」
「お兄さんは3年なの?」
「いや、同じ2年よ。確かB組のはず」
「ふぅーん」
「そういえば碇君、彼女とはどういう関係?ひょっとしてできてるとか。」
「そ、そんなことないよ。アスカとはただの幼馴染だよ」
確かにアスカはカワイイと思う。しかしシンジはアスカを恋愛対象として見たことはなかった。
「アスカっていうの。でも、アスカは碇君の事が気になるみたいよ、ほら」
レイが指差すとアスカが慌てて顔をそらした。どうやらずっとこっちを見ていた様だった。
「アスカさっきからずっとこっち見てるのよ」
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EPISODE0 TRANSFERS ATTACK!
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「起立、礼」
ヒカリの号令で今日も学校が終わった。
「シンジ、トウジ、ぶかつ行こうぜ」
「碇君、碇君って何部なの?」
綾波が聞いてきた。
「吹奏楽部だよ。ケンスケとトウジもいっしょ」
「あっ、綾波はん、はじめまして鈴原トウジともうします」
「相田ケンスケです、よろしく」
「私前の学校でクラリネット吹いてたの、見学に行っていいかな」
「いいよ音楽室にきて」
「じゃあお兄ちゃんも連れて行くね、お兄ちゃんはアルトサックス吹いてたの」
レイはそう言い残すとぱたぱたと廊下を走り去っていった。
「じゃあケンスケ、トウジ、ぺっと君のとこに行こう、一応部長だし」
「え〜、あの変態んとこいかなならんのかいな」
「そういうなよトウジ、結構ラッパ吹くのうまいんだぞ」
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「部長はん今日見学者が来よるで」
「なにっ、かわいい娘か?」
「私見によるとランクSだぜ、あと一人お兄さんが来るらしいぞ」
説明しようランクSとはケンスケ、ぺっとの間で定められた女子のランクの一
つである。ランクにはC・B・A・SとありCがブス、Bが普通、Cがカワイ
イ、Sは最高となるちなみにSにはアスカ、霧島マヤ、冬月サオリに続きレイ
が入った事になる。ついでだがサオリはケンスケの意見で入っているためぺっ
とやトウジにはうけがよくない。
「あ、そのお兄さんも結構いい男だよ」
「男に用はないが、ランクSのために早速デジカメを用意せねば」
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「あ、碇君たちだ。お〜い碇く〜ん」
音楽室にいくと綾波たちはすでに到着していた
「お兄ちゃんこっちは同じクラスの碇シンジくん、相田ケンスケくん
、鈴原トウジくん、3人とも吹奏楽部よ」
「僕はカヲル、渚カヲル。カヲルでいいよ」
「あ、いいところにぺっと君がきたな。2人ともあれが部長のぺっと君」
「彼女が綾波レイさん。こっちは渚カヲルくん」
「よろしくぺっと君(さん)」
「よろしく、お〜い、冬月さん新入部員だよ」
冬月と呼ばれたその少女は黒いセミロングの髪を二つに結んだ品のあるかわいい娘だった。
「こんにちは、副部長の冬月サオリです。オーボエをやっています。」
「こちらこそよろしくサオリさん」
「話はシンジ君から聞いてるよ。楽器がふけるんだろ、
なら話は早い、早速こっちの入部とどけにサインを」
かきかき
「はいっ、じゃあ今日から練習していいよ。幸い楽器にも余りがある事だし
何かわからない事があったら僕か副部長の冬月さんにきくといい。
こうしてカヲルとレイは吹奏楽部の一員となった。しかし、1人もこれから始まる非常識な日常を予測できたものはいなかった。
TO BE CONTINUED
さぁいよいよ始まってしまった「ぺっと」の連載小説
「第3新東京都市立第壱中学校吹奏学部」
サオリのモデルは友達です(^^;ですが性格付けがまだ出来てません。
この話に出てくるぺっとは僕ではありません。むしろケンスケの性格を僕に近く
設定しようと思っています。
あとアスカさまの出番が少ないですね。次はもっと活躍してもらうつもりです。
色々な苦情や激励やサオリの性格設定のメールを待っています。
P.S
7/24.25.26.27に放送される再放送のビデオを誰か貸すしてください
こっち(九州)ではやらないんですよ。お願いします!。
メールアドレスは lym@mvb.biglobe.ne.jp です
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ぺっとさんの連載『第3新東京都市立第壱中学校吹奏学部』第零話、公開です。
吹奏楽部にやってきたカヲルとレイ。
ちょっとずれてるこの二人が巻き起こすであろうトラブル(^^;
いつも通りの朝を迎えていたアスカとシンジ達も
波乱に巻き込まれるのでしょうか。
ケンスケに惚れる奇特な娘や、
吹奏楽部部長ぺっとさん、
オリキャラの活躍も楽しみです。
さあ、訪問者の皆さん。
めぞんにやってきたばかりのペットさんに暖かいメールを!