TOP 】 / 【 めぞん 】 / [LAGER]の部屋/ NEXT


「アスカ、まだ用意できないの?」
「ちょっと待ってないさいよ!
 女の子は着替えるのに時間がかかるものなのよ」

今日は第三東京大学の入学式だ。
シンジはアスカが、アスカはシンジが選んだ服に着替えていた。
シンジはさっさとスーツに着替えていてアスカを待っていた。

「まったく、時間がかかるならもっと早くから準備すればいいものを」

と愚痴をこぼしていると、ユイがみかねて

「女の子は好きな人のまではとびきりのおしゃれしたいものなのよ。
 だから待っていてあげなさい。それが男の子としての役目よ」
「そうだ、シンジ」
「はぁ....」

などと言われてしまった。


「おまたせ、シンジ!」

アスカは部屋から出てきた。
シンジが選んだ黄色いスーツに赤の髪留めをして出てきた。
うっすらとファンデーションをして、口紅をしていた。
もちろん、腕にはSWATCHをしていた。

シンジは見とれてしまい、言葉を失っている。
アスカの今まで見たことなかった様子に心を奪われていた。
(アスカってこんなに可愛かったのか?)と自問自答していた。

「どうしたのよ、シンジ?早く行くわよ!」
「うん」
「おばさま、行って来ます」
「行って来ます」

シンジはアスカに引っ張られるように家を出た。


家に残されたユイとゲンドウは

「シンジったらアスカちゃんに見とれちゃって。
 誰に似たんですかね?」
「あぁ」
「シンジも可愛いところあるのね」
「そうだな」


「シンジ、ワタシに見とれていたんじゃないの?」
「そ、そ、そんなことないよぅ」
「そういう時はウソでも『見とれて』っていいなさいよ」
「じゃぁ...」
「バカ!今言ってどうするのよ!まったく!」
「でもアスカ...」
「何よ?」
「アスカ、綺麗だなぁっと思って....」
「ホント?」
「そうだよ、こんなに綺麗になるなんて思わなかったから....」
「じゃぁ、腕組んでくれる?」

アスカはシンジの答えを聞くまでもなく、
シンジの右腕に自分の左腕を絡めた。
そのままみんながいる待ち合わせ場所に来ていた。

『カシャッ』

「やぁ、お2人さん、今日もアツイねぇ」
「今日もいいものが撮れたよ、惣流、シンジ」
「鈴原、人のこと言えるの?ヒカリは何処にいったの?」
「ここにいるわよぅ」

ヒカリはトウジの後ろに隠れていた。

ケンスケは軍服に似た濃緑の詰め襟みたいな服にカメラを持っていた。
トウジはオーソドックスな紺のダブルのスーツ、
ヒカリはグレーのスーツだった。

「ヒカリ、後ろにいたりすると、鈴原取られちゃうわよ」
「そうなの?鈴原?」
「そんなことするわけないだろ、このワシが」
「取られないように、横で見張っていないとねっ」
「腕組むなんて....。男のする事じゃない!」

シンジから離れたアスカはヒカリ、鈴原と話をしていた。
アスカはヒカリに『自分の彼氏』っていうことを
見せつけるようにしなくてはいけないのよと講義していた。
アスカとシンジのペアウオッチの様に何か買ってもらったらとまで言っていた。

残されたシンジは一番遅くやってきた綾波に声をかけられた。

「おはよう、碇君」
「おはよう、綾波」

レイは淡いピンク色のスーツだった。
アスカとは違った可愛らしさがあってちょっとどっきりしていた。

「今日も見せつけられちゃったわね、アスカに」
「見せつけられたなんて...」
「どこに2人で腕組んできて『見せつける』じゃないっていうんだよ。
 今日の写真はプレゼントするよ、2人に」
「まぁ碇君とアスカは今日の写真だけじゃないからねぇ」
「シンジ、その時計どうしたんだ?それってSWATCHじゃないか?」
「そうだけどぉ...」
「惣流、惣流....。ふぅん、そういうことか。
 いやいや参りましたねぇ、綾波さん」
「ねぇそうでしょ、相田くん」
「これで当分の間は楽しませてくれそうですね」

レイとケンスケは“ネタ、尽きないよなぁ、この2人は”と思っていた。

「ほな、行こうか、そろそろ」

トウジの言葉でみんなは第三東京大学に向かった。



「入試の時以来ね、ここの正門をくぐるのは」

久しぶりに見る第三東京大学の正門を6人はくぐった。

シンジはアスカがどうしてこの大学に来たのか疑問に思っていた。
もしアスカが入試を受けているなら会っているはずだし、
連絡ぐらいあってもいいはずだし。
たとえシンジが知らなくても洞木さんなら知っているはずだし、
などといろいろ考えていた。

シンジはアスカに入試とかって受けたのかって聞いてみた。
歓迎会で「招待されているって言ってたよね」と聞くと
アスカ曰く「そうよ」としか答えてくれなかった。

良く考えていたらアスカが大学を出たのは知っているけど
どこの大学を出たのかまでは知らないのだった。
中学の時から頭は良かったから、
大学を出ていると聞いても分からなくはないのだが....。

そんなシンジが色々と思考をしている大学の構内では
いろいろなサークルの勧誘活動が必死になって行われていた。

その中を前に左からケンスケ、ヒカリ、トウジ、
後ろにアスカ、シンジ、レイという状態で歩いていた。

「おい、あそこの新入生、可愛いじゃん」
「どこどこ?おぉー」
「あんな娘がうちのサークルのマネージャーになってくればなぁ」
「ロングの娘もいいけど、ショートの娘もGoodだよなぁ」

「新入生?どう大学生活をテニスとかして過ごさない?」
「何言っているんだよ、うちの野球部のマネージャーやらない?」

アスカとレイは右、左から勧誘の嵐を受けていた。
2人は無視していたが、だんだんエスカレートする勧誘に向かって

「あんたたち、うるさいのよ。それに邪魔なのよ!」

そんな言葉に反応しない輩はどこにもいるようだ。

「そう言わずにさぁ、うちのサークル入らない?」
「そうだよ、こっちのサークルなんかじゃくてこっちも、ねっ?」
「アンタ、ワタシが言ったこと聞こえなかったの?
 ワタシはアンタたちみたいなバカは相手にしないのよ!
 邪魔だって言っているでしょ、そこ退きなさい!」
「何だって?バカってなんだよ!」
「大学も出てないヤツに言われる資格はないわ!
 ワタシはニュルブルクリンク大学を首席出ているのよ!
 バカにバカっていって何が悪いの!」

アスカの迫真の1言で、勧誘しようとしていた輩は引いてしまった。

そこに大学関係者と思われる数人がアスカたちの前に来た。

「惣流・アスカ・ラングレー女史ですよね?」
「そうですけど」

アスカはかしこまって答えた。
相手が理事長と分かっているような受け答えだった。

「第三東京大学、理事長の冬月コウゾウといいます。
 本校にお越しいただきありがとうございます。
 本日は入学式ということでここから会場までご案内いたします」
「ありがとう、といいたいところだけど、
 ワタシは友人と一緒にいたいのでご遠慮させていただきます」
「そうですか。分かりました。
 ではご友人ご一緒でご案内させていただきます」
「じゃぁそれでお願いしますわ」

アスカは大学関係者に護衛されるようにして入学式の会場に入っていった。
バカにされたヤツは口論をふっかけようとしたが
ここで理事長が迎えに来るという状況を目の当たりにして
『ヘタしたら退学させられるかもしれない、
 余計なことをしなくて良かった』と思っていた。

「惣流さまさまって感じだな、こりゃ」
「でも、惣流がこんなに偉いとは思わなかったよ、トウジなっ」
「ほんま、そうだよなぁ」
「アスカって偉かったのね」

この場にいる、シンジ、トウジ、ケンスケ、ヒカリ、レイの5人は
「アスカってすごい」と思っていた。

向こうの大学を出た、という実感がなかったのだ。
中学校の延長、高校時代も一緒に過ごしていたかのような感覚、
違和感が全くなかったのだ。

アスカは招待された形にはなっているが、
実際のところはアスカが望んで大学に来たのだった。
第三東京大学は日本ではトップクラスの大学ではあるが
世界にある大学ランキングでは必ずしも高いレベルとはいえない。

アスカがドイツで卒業してきたニュルブルクリンク大学は
世界でもトップクラスの大学として世界各国から留学生を招いている。
その大学の首席となれば、格差的にいって
第三東京大学側が招き入れたという感じになるのだ。

しかし、実際はアスカが入学を望んだ。
理由は大学側には言わなかったが、シンジと一緒の学部に通うことが目的だった。
学生しかも首席卒業ともなれば、推薦というより招待するほうが
大学の体面的にいって必然としてそうなってしまうのだった。

「入学式では惣流女史にメッセージを読んでいただきたいのですが...」
「ワタシは読まないわよ、めんどくさいもの」
「アスカ!なんでそういうこというんだよ!
 招待されているなら、そういうのは当たり前じゃないの?」

シンジは強い口調でアスカを叱った。
アスカはシンジに目で訴えて、何かを言おうとした瞬間に、
そのやりとりを見ていた冬月は

「分かりました。
 惣流女史にはまた別の機会でメッセージを読んでいただきましょう。
 今日はごゆっくりをしていってください。
 また構内をご見学なさりますのなら、うちのものを案内につけますので」

(彼が碇シンジ君か。そしてアスカ君か。2人とも可愛い子供をもったな。)
冬月はそう思いながら関係者の集まっているところに消えていった。

「ねぇアスカ。いいの挨拶しなくても?」
「理事長がいいっていったからいいのよ」
「でもさぁ、やっぱりマズイんじゃない?こういうのって」
「向こうがいいって言っているんだからいいのよ。
 シンジは心配性なんだからぁ」


シンジがアスカのことを心配しながらも、入学式はどうにか終わった。

アスカは居眠りこそなかったが、眠くてしょうがなかったのだった。
シンジは横にいるアスカのことが気になってしょうがなく
学長、理事長が言ったことなど耳に入っているわけがなかった。

「シンジぃ、やっと終わったの、入学式は?ふぁふぁふぁ...」
「アスカ、寝てたの?」
「寝ているわけないでしょ、ちゃんと起きていたわよぅ」
「なんか説得力に欠ける言い訳やなぁ、惣流」
「だって退屈だったんだもん」
「アスカ、やっぱり寝ていたのね!」
「ヒカリ、そんなに怒らないで。でも寝てはいないわよぉぉぉ」

説得力に欠ける言い訳をしながら6人は式場を出た。

今度は会場から退場となるわけだが、入るときと違うのは
明らかにアスカのことを避けているということだった。

まさか理事長が出てきて、しかも会場までSPに護衛されるように
会場に入っていけば、在校生は「なんだあいつは」なるのは普通だろう。

「なんか、来たときと雰囲気が違うやっちゃなぁ」
「そりゃそうだろう、あんな出来事があったら。
 さすがに余計なことをして退学になるバカはいないだろう」
「そや、惣流が行っておった大学ってそんなにいいのか?」
「ニュルブルクリンク大だろ?
 そりゃ世界で10本の指に入る大学だよ。
 そこを首席で卒業、しかも2年でだよ、頭がいい以外の何者でもないさ」
「ほー、そうなのかいな。
 惣流が頭がいいのは昔からやから、分かっておったけど、
 あれでもうちょっと大人しやったらなぁ」

トウジがアスカに対して思っていることを口にしていた。
アスカはトウジの前を歩いていたが、振り向きざまに

「鈴原、今なんか言った?」
「いえ、何も言ってない。気のせいや」
「ウソつくときはもっとマシなウソつきないさいいね。
 ワタシがオテンバみたいな言い方して!聞こえないと思っているの」
「すまんかった。ワシが悪かった」
「それでいいのよ」


「でもオテンバなのは当たっているじゃない?アスカ?」
「レイ、アンタまでそういうこと言うの?」
「オテンバは間違っているにしても
 好きな男の子の前で素直になれないのは間違っていないと思うわよ」
「だっていつも碇君のまではワガママじゃない、違うアスカ?」
「うっ...」
「アスカ、素直になれば楽になるののねぇ」
「ヒカリの口からそんな言葉聞くとは思わなかったわ。
 中学の時はワタシとシンジがいちゃついているだけで
 “不潔よっ”って言っていたのにねぇ」
「ふーん、アスカって碇君をいちゃついていたんだぁー」
「そ、そ、そ、そんなことないわよぉ」
「素直にならないと、ワタシが碇君をもらっちゃうわよっ!」
「レイ、あんたっていうのはねぇ...」
「大丈夫よ、取ったりしないから。アスカの気持ち分かっているしねっ。
 それに3年前とは違うのよ。ワタシたちもオトナになったんだから」
「分かっているわ、そんなことぐらいは」

レイはちょっと冷たくアスカに言った。
アスカはその冷たさが優しさだっていうことも分かっていた。
お互いが分かり合っているからこそ、からかったりするのだ。

「なぁトウジ、サークルとかって入る?」
「俺か?どうしようかな?
 入ってもええんやろうけど妹がおるしなぁ。
 いいんちょもサークル入ったらまた1人になってしまうさかいなぁ」
「本当は委員長と一緒にいたいからじゃないのぉ?
「な、な、何言っとるのじゃ。
 そ、そ、そんなわけないやろぉ、ケンスケ」
「そういうシンジはどうするんだよう?」
「ちょっと放送のサークルでも入ろうかなって思っているんだけど」
「「放送??」」
「なんか意外やったなぁ」
「ケンスケはどうするんだよ」
「俺は入らないよ。その方が好きなことやれるし」

シンジは放送というものに興味があったらしい。
確かにチェロを習っていたから音感には鋭い。
放送は音感が鋭い方がいろいろな意味で向いていたりするのだ。


シンジはみんなと別れてアスカと一緒に家に帰ってきた。

「「ただいまーぁ」」
「おかえりなさい、どうだった入学式は?」
「スゴイもなにも。アスカが...」
「アスカちゃんがどうしたの?
 そうだったわね、アスカちゃんは招待されているからね」
「はい。まぁ大変だったといえば大変でしたけど」
「疲れているでしょうから、ゆっくりをしなさい」

シンジとアスカは今日のために選んだ服から普段着に着替えて
ソファーでのんびりとテレビを見ていた。

「ねぇアスカ?アスカはサークルとか入るの?」
「何シンジ?サークル?
 ワタシがそんなのに入るわけないじゃん!
 そういうシンジはどうなのよ!」
「ボクは放送のサークルに入ろうかと思って」
「放送?何で放送なのよ」

アスカはシンジがサークルに興味があるとは思っていなかった。
どうして入りたいのかが知りたくなったのだった。
このとき“シンジが入るならワタシも入る”とも考えていた。

「いや、やってみたくてさっ。なんかカッコいいっていうのか」 「シンジがDJやってみたりするの?」
「そうじゃなくて、どちらかというと裏方の仕事。
 カメラ持ったりして番組作ってさっ」
「それじゃ相田みたいなるわよ」
「ケンスケみたいにって...。
 自分でドキュメント番組みたいのが作れればいいかなって思って」

シンジがそんなことを考えているなんて思ってもいなかったので
アスカはちょっとした衝撃を受けていた。

「じゃぁワタシも一緒に入る!」
「アスカは入って何をやるの?」
「そうねぇ...」

このときアスカは
『シンジにQ出ししてもらって、
 ワタシがDJをするっていうのもいいかもね。
 すれば話ながらシンジの顔見れるし、
 話すことキライじゃないしぃ』
などと“シンジを一緒にいられる口実”を必死になって考えていた。

「ワタシ、DJやるわ。喋ることキライじゃないし。
 それにシンジがディレクターやれば裏方だし、カッコいいじゃない!」

シンジはアスカも入ることに納得した様子だった。
ちょうどそんな時アスカの携帯が鳴った。

「もしもし、レイ?どうしたの電話なんかしてきて」
「ワタシさぁ、放送のサークルに入るわ」
「なんでアンタも入るのよ!」
「...も、か。やっぱりね。それを聞いて確信したわ。
 やっぱり入るからね」
「だからどうしてなのよ!」
「アスカは碇君が入るからなんでしょ。
 だったらいつも夫婦漫才見ていたしからねぇ」
「何が夫婦漫才よぅ!」
「事実を言ったまでよ。
 明日、説明会あるらしいから一緒に行きましょうね」

と言ってレイの方から一方的に切れた。
怒りのやり場に困ったアスカはシンジに向かって

「シンジ、明日、説明会に行くわよ!分かった!」
「...はい」
「あらアスカちゃん、サークル入るの?」

ユイはコーヒーをもってテーブルにそれぞれ置いた。

「ええ、シンジと一緒に」
「あらまぁ、シンジもねぇ。
 サークルなんかやるとは思ってもいなかったしねぇ。
 そういえば冬月先生と会わなかったかしら?」
「「冬月先生?」」
「今は大学で理事長をやっていると思ったけど」
「「あっ!!」」
「元気だった?冬月先生は?」

シンジとアスカはユイの言葉に目が点になっていた。
ユイとアスカの母キョウコの大学時代の恩師なんだそうだ。
2人は共同研究で卒論を書いていて、その論文が一目おかれていたために
担当教員の冬月教授に可愛がられていたのだった。

冬月教授は2人に大学に残るのように言ったのだが
大学に残るよりも家庭に入ることを取ったということだった。

「へぇー、ユイおばさまとママにそんな過去があったなんて」
「ちょっと意外だった?アスカちゃん?」
「意外も何も。あんまり昔の事聞かないから。
 ママも話してくれなかったし」
「ボクも聞いたことなかったし」
「だって今初めて喋ったのだから」
「おばさま、学生時代のおばさまとママってどうだったんですか?」

アスカとユイは話に夢中になってしまった。
シンジはその話をコーヒーを飲みながら聞くことに専念していた。



翌日、シンジはアスカ、レイと一緒に説明会に行くことになった。

アスカは朝からご機嫌斜めである。対照にレイはご機嫌である。

「アスカ、朝からご機嫌斜めねぇ。愛しの碇君がいるっていうのにぃ」
「アンタと会ったからでしょ。
 まったく一緒じゃなくたっていいじゃない!レイ」
「いいじゃん、別にぃ」

レイの態度でますますご機嫌斜めになっていくアスカであった。

「ねぇ綾波?なんでまた放送やろうって思ったの?」
「だって碇君が入るんでしょ?だったらワタシもやろうかなって。
 それに碇プロデューサーに演出されるっていうのもいいかなって。
 ほらあんなことから、こんなことなど。でねぇ...」

レイは自分の世界に入ってしまった。
シンジは溜息をつくだけで、アスカはそれを見て「呆れて」いた。

「レイ、レイってばぁ」
「何?」
「何じゃないわよ。そんな自分の世界入っていたら
 サークル一緒に入らないわよ、シンジもっ!」
「じゃぁ説明会に行こう。アスカ」

レイとアスカは手を取って説明会会場に入っていた。
シンジはそれを見ていると仲が良いのか悪いのか分からなくなっていた。

普段いがみ合っていて、険悪なムードになったりするのに
次の瞬間には仲良くなって手をつないでいたりしている。
一体女の子の思考回路ってどういう風になっているのかが
分からなくなっているシンジだった。



確かにアスカとレイは仲がいい。
アスカが帰ってきてから2人きりで食事にいったこともあった。

結局その後はシンジの家に2人で帰ってきて
アスカの部屋で朝日が昇るまで話をしていたそうだ。


「何やっているのよ、シンジ。
 普段からぼけぼけっとしていると遅れちゃうじゃない!」

アスカは考え事をしていたシンジをけしかけた。
シンジにしてみれば
『女心は加持先生に習っても分からない』ってことだった。

(そう簡単には分からないものなんだなっ。
 まぁいいか。こういう関係もいいのかもしれないし)

などと考えながらアスカ、レイの後を追うように
説明会の会場に入っていった。

NEXT
ver.-1.00 1997-07/11
公開
ご意見・感想・誤字情報などは lager@melody.netまで。

LAGERですぅ。

大学の入学式のお話だったのですが、
シンジがサークルに入るという設定は意外だったのではないでしょうか?

音楽系のサークルじゃないところをちょっとだけ裏切ってみました(笑)

でもまたどうして放送なのか?
という疑問は作者が放送系のサークルにいたからだったりします。

専門用語じゃないけど、
用語を出てきたときにどうやって説明するかが今後の課題かな?

アスカとレイがどういうDJをやるのか?
シンジがインカムをしながら番組を仕切るのか?
緊迫したお話がどこかで書ければいいかなって思っております。


そういえばPORSCHE 911 GT1、カッコ良かったんだよなぁ。
ドライバーも3人いるし、Nerv仕様でも作るのか?!(爆)


 LAGERさんの『UN HOMME ET UNE FEMME』、公開です。
 

 UN HOMME ET UNE FEMMEのアスカは積極的ですね(^^)

 シンジと同じ大学同じ学部で
 一緒の学園生活を過ごすために帰って来て、
 買い物、ドライブとデートにつれて、
 ペアウォッチで腕組んで歩いて・・・
 サークルまで押し掛けて。

 シンジが羨ましいぃぃ(笑)
 

 でも、アスカ大丈夫かなぁ・・
 大学内に敵を作りまくっているぞ(^^;
 

 さあ、訪問者の皆さん。
 ラブラブアスカを描くLAGERさんに暖かいメールを!


TOP 】 / 【 めぞん 】 / [LAGER]の部屋