TOP 】 / 【 めぞん 】 / [冥吹]の部屋/ NEXT





チュンチュンチュン


朝日が窓から差し込む。
きれいに整理された部屋
時計を見ると8時を過ぎている。
その部屋のベットに寝ている少年。
そして、その傍らに少年を見下ろしてる少女

「シンジ、起きなさい、早く起きないと遅刻するわよ。」
「うーん。」

しかし、シンジは心地よい眠りから目覚めなかった。

「起きなさいよ、起きないと、ほんとに遅刻するわよ。」

アスカはシンジを揺さぶってみたが、シンジはそれでも起きない。

「ほんと、しかたないわね。」

アスカは少し顔を赤くし、自分の唇をシンジの唇に重ねた。
シンジは息苦しさか、それともアスカの唇の柔らかさか
ようやく、深い眠りから目覚めた。
シンジは、目をこすりながら。

「アスカ、おはよう。」
「ようやくお目覚めね、バカシンジ。どう、おはようのキスよ。 目、さめたでしょう。」
「うん、ばっちり目ざめたよ。」
「シンジはもうだめね。あたしのキスじゃないと、起きなくなったわね。」
「うん、そうだね。」
「シンジ、早く着替えて、早くしないと遅刻だから。」
「うん、わかった。」


朝の食卓

シンジの母親である。ユイが洗い物をしている。
テーブルについて、新聞を広げっぱなしのゲンドウ

「ようやくシンジが起きたみたいね、ほんとシンジったら、せっかくアスカちゃんが
迎えに来てくれるっていうのに、しょうのない子ね。」
「ああ。」
「もう、いい年して、シンジと変わらないんだから。」
「君の支度はいいのか。」
「いつでも。もう、会議に遅れて冬月専務にお小言言われるのは、私なんですよ。」
「君はもてるからな。」
「ばか言ってないで、さっさと着替えてください。」
「ああ、わかってるよ。ユイ。」


マンションに響くシンジとアスカの声。

「ほぉら、さっさとしなさいよ。」
「うん。わかってるよ。ほんとうるさいんだから、アスカは。」
「なんですってぇ。」

おもいっきり響く、ビンタの音。
シンジ、顔に手形をつけて。

「じゃあ、おば様。いってきます。」
「とほほ、いってきます。」

アスカはシンジを押して、家を出ていった。

「いってらっしゃい。ほらもう、あなた! いつまで読んでるんですか。」
「ああ、わかってるよ、ユイ。」


朝日の中の街。

街中を走ってるシンジとアスカ。
隣で走ってる車は渋滞している。

「今日も転校生がくるんだってね。」
「まぁね、ここも来年は遷都されて、新たに首都になるんだも、それだけじゃなく
ここにはゼーレの本社があるから。どんどん人はふえてくわよ。
シンジ、言っとくけど、転校生がかわいい娘だからといって、浮気するじゃないわよ。」
「わかってるよ、アスカ。」

丁度そこに、トーストをくわえたまま走って来る少女。

「あーん、遅刻、遅刻ぅ!初日から遅刻じゃ、かなりやばいってかんじだよねぇ。」

曲がり角で派手にぶつかる二人。

倒れているシンジとレイ、シンジは頭を押さえている。
ふと、シンジが頭を上げると、レイのスカートの中身が・・・・・
あわててスカートの中を隠すレイ。

「ごっめんね、まじで急いでたんだ。」

走り去って行くレイ。
赤くなっいるシンジ。

「ほんと、ごめんね。」

むっとなるアスカ。


学校・教室

シンジが親友でトウジに今朝の出来事を話していた。

「ぬわぁにぃー・・・で、見たんか・・・その女のパンツ。」
「別に見えたってわけじゃ。ちらっとだけ。」
「かぁー!朝っぱらから運のええやっちゃなぁ。」

いかなり横からヒカリに耳を掴まれるトウジ。

「いてててて。いきなり何すんのや・・・・いいんちょ!。」
「鈴原こそ朝っぱら、何からバカなこと言ってんのよ!
ほら、さっさと花瓶のお水代えてきて。当番でしょ!」
「ほんま、うるさいやっちゃなぁ。」

見ているシンジとケンスケ。立ち上がるトウジ。

「尻にしかれるタイプだな、トウジって。」
「あんたもでしょ。」
「なんで僕が尻にしかれるタイプなんだよ。」
「なによ本当のこと言ったまでじゃない。」
「どうしてだよ。」
「見たまんまじゃない。」
「アスカがいつもそうやってポンポンポンゆーからだろ。」
「うるさいわね。バカシンジ。だいたいなによ。たかがパンツ見たぐらいでよろこんで。
いくらでも私のパンツ見せてあげるわよ。なんだったら、パンツの中身も見せてあげるわよ。」

アスカの爆弾発言で騒然とする教室。

「シンジ、今から保健室いくわよ、そこであたしの全てを見せてあげるわよ。ついでにそこで Hするわよ。」

さらに騒然とする教室。
ちょうど、そこに割り込んでくる奴がいた。

「シンジ君、おはよう。」

霧島マナである。しかもマナはシンジに後ろから抱き着いている。
つまり、シンジの背中にはマナの胸の柔らかい感触が。

「マナ、あたしのシンジに抱き着かないでよ。シンジも何赤くなってるのよ。」

マナはアスカの発言を無視するように、シンジの耳元でささやいた。

「シンジ君、うちの会社ね。また新しいホテル作ったのよ。今から誰も使ったことの無い。 スィートルームで私とシンジ君の将来について語り合いましょう。」

今の発言を聞いてさらにヒートアップするアスカ。

「マナ、いいかげんにシンジから離れなさい。シンジはあたしのものよ。」
「アスカ、シンジ君はあなたのものじゃなくて、私のもの。」

ますますヒートアップするアスカ。

「シンジとあたしはキスした仲なのよ。もうただの幼馴染の関係じゃないのよ。」

ますます騒然とするクラス。他のクラスからも覗きにきていた。

「なぁーんだ、キスしただけなの。」

マナは余裕の笑みを浮かべて。
いきなりシンジにキスをした。しかも半開きになっていたシンジの唇に舌を差し込んだ。
まるで唾液が混ざり合う音が聞こえそうな、ディープなキスをかますマナ。
あげくのはてには、シンジの右手を取り自分の胸に強くあてた。そのままシンジの手の上から
自分の胸をもみ出すマナ。
あまりの出来事にマナになされるままのシンジ。唖然として何もできないアスカ。
周りのクラスメートも唖然としていた。だだしケンスケだけがしっかりカメラに押さえていた。
ようや唇を放すマナ。シンジとマナの間には、透明の吊り橋が出来ていた。
マナはすっかり息が上がっていた

「アスカこれで、おあいこよ。いえ私とシンジ君は、Bまでいったから私の方が優勢ね。」
「マナ、私のシンジに何てことするのよ。シンジも、シンジよ、何でなされるままなのよ。
こぅなったら、あたしも。」

アスカは、呆然としていたシンジを押し倒し。シンジの上に馬乗りになって。
シンジの口に自分の舌を差し込んだ。シンジの口内で動き回るアスカの舌。
アスカは口を放すと、アスカとシンジの間にも透明の吊り橋が出来ていた。
アスカはシンジの両手をとると自分の両胸に押し当てた。そのままシンジの手の上から
自分の両胸を揉みだした。

「シンジィ・・いいぃよぅ。」

顔を赤くして、喘ぎ声を上げるアスカ。このままいけば、やっちゃうじゃないと思った時。

アスカの行動を止める奴がいた。

バコーン

ヒカリは学級日誌でアスカをどついた。

「アスカ、不潔よ。あなた達、中学生じゃない。」
「ヒカリ、邪魔しないでよ。せっかくいいとこだったのに、それからあたしとシンジの仲は
不潔じゃないわよ。それから、マナこれでおあいこよ。」

悔しがるマナ。鼻で笑うアスカ。ぼーとしてる、シンジ。
ちょうど、そこに。

ヴオォォォ
キュキキィ

見事にアクセル・ターンで駐車場に止める車。
車から降りて来るミサト。グラサンを取った
校舎から乗り出してる男子生徒、シンジも乗り出している。

「おおお。」

歓声を上げる、トウジ、ケンスケ、シンジ。

「やっぱ、ええなぁ、葛城せんせは。
あれでゼーレの治安維持部門総括でもあるんだからな。」
「ほんと、ほんと。」

相づちを打つ、シンジとケンスケ。
この三人を見ている、アスカ、マナ、ヒカリ。

「何よ、3バカトリオが、ばっかみたい。」


朝のホームルーム

「起立、礼、着席。」

号令をかけるヒカリ。

「よろこべ男子!今日は、噂の転校生を紹介するわ。」

身を乗り出すミサト。

「綾波レイです。よろしく。」
「アアアーッ。」

悲鳴を上げる、シンジ。

「あんた、今朝のパンツのぞき魔!」

立ち上がるアスカ。

「ちょっと、言いがかりはやめてよ!あんたがシンジに勝手に見せたんじゃない。」
「あんたこそ、何? すぐにこの子かばっちゃって。できてんの?。」
「ええ、シンジとあたしはできてるわよ、そのうち子供もできるわよ。あなたも悔しかったら
男を見つけなさい。もっともシンジ以上のいい男はいないけどね。」

マナも立ち上がった。

「アスカ、何いってるのよ、シンジ君は私のものよ。それにシンジ君の子供を産むのは私よ。
それから、綾波さん、シンジ君を誘惑しないで。」
「マナ、シンジの子供を産むのはあたしよ。」
「いいえ、私よ。」
「ちょっと、私のこと無視しないでよ。」

ヒカリも立ち上がった。

「ちょっと、授業中よ! 静かにしてください。」
「あら、楽しそうじゃない。二人とも、続けていいわよ。」
「先生ぇ。」

こうして1時間目はアスカとマナの口喧嘩でまるまるつぶれた。


TO BE NEXT OPREATIONS


ver.-1.00 1997-07/28 公開 感想・質問・誤字情報などこちらまで!

霧島マナの後書き


こんにちわ、霧島マナです。冥吹さんは、なにか怒ってたので、私が後書きをさせて
いただきます。このEVAN FANTASYZは、FFZの設定とストーリーを
盛り込んだ話です。冥吹さん曰く『話のネタギレ防止小説だそうです。』ほとんど、
私とシンジ君のラブコメですけどね。


 冥吹さんの『EVAN FANTASYZ FIRST OPREATIONS』、公開です。
 

 夏映画で傷付いた多くのLASを救う過激LASですね(^^)

 無茶苦茶ストレートなアスカちゃん。
 シンジに近づく女の子は許さない!

 シンジにちょっかいを出されたら、
 それを排除するのではなく、
 そのちょっかい以上のことをシンジにする・・・

 す、素晴らしい!

 おまけにマヤもその様な性格のようで、
 これは・・・止めどなく過激になる可能性も・・・・嬉しい(爆)

 今日はAからB止まりでしたが、
 直ぐにでもC、さらに過激なC、そしてそして・・・(^^;
 

 さあ、訪問者の皆さん。
 嬉しい設定を行く冥吹さんに激励のメールを!


TOP 】 / 【 めぞん 】 / [冥吹]の部屋