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世界偽作話
第1回 マヤとミサトさん

 昔あるところに、マヤとミサトと言う2人のおなごがおったそうな。
マヤさんは、村一番の働き者。ミサトさんは、ただの呑んだくれ。
今は夏マヤさんがせっせと畑で働いている中、ミサトさんがやってきた。
「ひゃひゃひゃ、あはマヤじゃない。」
「ミサトさん!今日も働かないんですか?」
「そうよ、こんないい天気なんだもの。飲むまなきゃ損よ!」
「、、、あんまり飲んでばかりいますと体に悪いですよ。」
「なにあんた!私に文句あるの?」
ミサトさんは、マヤさんにからんできました。
「あんた、可愛い顔してえぐいことやってんでしょ!」
「そ、そんな誤解です!」
「あ、あんたなんかこうしてやるわ!」
ミサトさんは、マヤさんの口をこじ開けるとエビチュを流しこみました。
「ふふふ、いい気味よ!さりげなく視聴者に媚びてる奴の哀れな姿よ!」
「何してるの!ミサト!」
と土手から白衣のおなごが現われる。
「ゲ、リツコ!」
「マヤ?ミサトあなた一体!?」
「ご免ちょっちむかむかしていたから、、、ちょっち苛めて。」
「、、、私も混ぜて!」
リツコさんも後輩に人気があることに逆恨みしていた。
「おっほほ〜!不様ね!」
とリツコ。
「それそれ、もう1杯!」
とミサト。
「ごぼげほ!」
とマヤ。
「お〜い!何やってんだ?」
と2人の男が土手から現われる。
「げ、シゲルどんにマコトどん!」
とミサト。
「マヤを苛めてるの、あなた達も加わらない?」
とリツコ。
「おい?どうする?」
マコトどんが言う。
「勿論加わるさ!あの女いつも美味しいとこ持っていくんだ!」
「そうだな!あの女、不潔ですなんて言って俺達を愚弄してたし!」
と言うことで、4人でマヤさんを苛めることになりました。
「どうだ、このネコジャラシは!」
シゲルどんは、マヤさんの足をくすぐっています。
「奇麗になっただろ!」
マコトどんは、マヤさんの顔に泥を塗っています。
「や、やめてください!あ、謝りますから!」
「その同情をそそる態度が、悪いのよ!」
とミサトさんは、酒をマヤさんにかける。そこへ大名行列がさしかかった。
「冬月、あれはなんじゃ?」
「農民の様ですが、おや惨たらしい1人のおなごを4人で苛めております。」
「なに〜それは許せん!成敗してくれる!」
と大名は、マヤさんの元に走りました。
「こら〜喧嘩両成敗を知らんのか!」
「げ、加持様だ!」
とマコトどん。
「に、逃げろ!」
とシゲルどん。
「ひっとらえ!」
と命令する加持。
家来達が、たちまち4人を捕まえる。
「大丈夫ですか?お嬢さん?」
と加持が言う。
「は、はいなんとか。」
「なかなか可愛いおなごじゃな。」
「そ、そんな、、」
「お主わしの側室の1人にならんか?」
「え、?」
「し、しまった!これもマヤの罠だったのね。」
とリツコが叫ぶ。
ニヤリと微笑むマヤ。
その後マヤは、加持の側室と成り。
ミサト達は、牢獄行きになったそうな。
それからと言うもの、この土手をマヤの土手と呼ぶそうになったそうな。


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ver.-1.00 1997-05/20公開

ご意見・感想・誤字情報などは yokosima@big.or.jpまでお送り下さい!


解説マヤ:どうも世界偽作話のコンパニオン、マヤです!
邪:原作者の邪です!
マヤ:この話は、何が言いたかったんですか邪さん?
邪:つまり少し立場の弱い美人の女は、えこひいきされると言うことですな。
マヤ:はあ?ところで、GBの方はどうなされたんですか?
邪:う、そんなのもあったな?
マヤ:ちゃんと書かなきゃだめですよ!
邪:そのうち書きます!見捨てないでまっててね!
マヤ:それでは、今日の話はここまで!


 次々新連載をはじめる邪さん。
 彼の3つ目の連載、『世界偽作話』 第1回公開です。

 出てくる人間みんなが根性ババ色のトンでもない寓話です(^^;
 ・・・・教訓めいた物はないし、、寓話ではないですよね。(^^;;;;

 この昔話は何か元ネタがあるのでしょうか?
 全くの創作なのかな?

 訪問者の皆さんが感じたイメージをぜひ邪さんにメールして下さいね!


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