「今日は転入生を紹介する。皆仲良くしてくれ。」シゲル先生が言う。
「こんにちは、霧島マナです。よろしくお願いします。」女の子が現われ言う。
なかなかの美人だ。シンジも見とれている。
バカシンジ!浮気する気?」とアスカ。
「いや、そんな事は、、ははは!」ごまかすシンジ。
「じゃあ、シンジの左の方に座ってくれ。じゃあ授業をはじめるぞ!」シゲルは本を開く。そして黒板にびっしり文字を書く。
「いいか!新選組はな、京都の為に闘った剣客集団なんだ!ここテストにでるぞ!」と叫ぶシゲル。そしてまた黒板を消し書き始める。
「いつもこんな調子なの?」マナがシンジに聞く。
「ああ、そうなんだ。」とシンジ。
「あ〜あ。私あんまり学校これないのにな。これじゃあ、赤点だわ。」
「か、体弱いの?」
「仕事があるの。」
「仕事???」
「そう、そこいらのバイトより美味しい仕事!」
「あんた、なれなれしいわよ!」とアスカ。
「そう、気に触ったのなら御免ね!」マナはそう言うと授業に集中しはじめた。
「さて、楽しいランチタイムよ!」アスカが弁当を広げる。いつもながら意味不明の物体が存在する。シンジは青い顔で覗き込む。
「き、今日は何かな?」
「ふふふ、特製イモカツよ!」
「芋かつ!そうかサツマイモのテンプラか?」笑顔を見せるシンジ。
「イモリのテンプラの事よ!イモリの肉が入っているから、イモカツ。トンカツと同じ様な物よ、バカシンジ!」
「ははは、うまそうだ!」とシンジ。そこへマナがやって来る。
「やっほ〜!あ、御免邪魔だった?」マナがアスカを見て聞く。
「いや、そんな事は、、、」とシンジ。
「それあなたが作ったの?味見してもいい?」マナはアスカの弁当を見て言う。
「どうぞ!」とアスカは差し出す。
「いただきます!んこの味は!!!!」と唸るマナ。
「どうしたの、、<もしやショックのあまり>」顔を青くするシンジ。
「イモカツね!!」
「ええ、良く解るわね?」とアスカ。
「ああ、母さんの味を思い出すわ!」その光景を見て驚くシンジ。
「あなた霧島だったわよね、、、もしかしてあの3丁目のタバコ屋の角の子?」
「ええ、そうだけど!」
「私は惣流神社の娘よ!」
「、、思い出したわ!あなたあのときの!」2人の手はしっかりと握られた。
「へえ、アスカの知り合いが来てたの?」ミサトは車を運転しながら言う。勿論仕事をにいくのだ。助手席にはシンジが、後にはアスカとレイがいる。
「ええ、確かマナさんとかいうんですが。」
「聞いた事ある名前ね、、、、」とミサト。
「彼女はシト使いよ!」とアスカ。
「シト?ってあのシト?」とシンジ。
「ええ、彼女は自由にシトを使えるのよ。」
「、、、あなたより役にたつわね、、、」レイがシンジを指し言う。誰も弁解しようとしない。冷たい空気がそこに流れていた、、、
「さてと、ここが今日の仕事場よ。」ミサトはマンションを指差し言う。奥にはどでかいマンションが建っている。
「ここでなにするの?」アスカが聞く。
「このマンションには、悪霊がとりついているらしいからそれの除霊!」
「あ、ここでしたか?依頼人の山田です。」頭の薄い40位の男が言う。
「じゃあ、早速取りかかりますね!」ミサトが腕捲りをして言う。
「まってください、もう1人呼んでいるんです。」
「そうですか。」怪訝な顔をするミサト。
「どうも、よろしく!」奥から女の子が現われる。
「あ!!マナさん!?」とシンジ。
「あれ何でこんなとこにいるの?」マナが不思議そうに聞く。
「私達はGBの助手なの!」とアスカ。
「そうだったの?」
「早く仕事済ませるわよ。井戸端会議は後にして。」
「はいミサトさん、今行きます。」シンジは荷物を持ちミサトの後を追いかける。マンションの中に入ると無数の悪霊達がいる。
「なるほど、依頼人が2人も呼んだ訳がわかったわ!」
「ここは私のレリエルちゃんで、一気に沈めましょう!」
「レリエル???」首をかしげるシンジ。マナは何やら唱えると闇の中から何かうごめき悪霊達を闇に吸い込む。
「レリエルはディラックの海を造れるの!」
「なかなか便利な物持っているのね。」ミサトがうらやましそうに見る。
「、、、そこの荷物持ちより役にたつわ、、、くくく、、」レイが怪しくささやく。頭を抱えるシンジ。また誰も弁解しようとしない。彼女達は無言で最上階にたどり着く。
「これでは、進めませんね。」シンジがガレキに埋もれたドアを見て言う。
「サキエルおねがい!」マナがそう言うと仮面をかぶった謎の生命体があらわれガレキとドアを破壊する。後に十字架の閃光を残して、、、。
「けほけほ、あんた無茶苦茶な事するわね。」
「アスカ、こうしないと敵がドアの前に待ち伏せしてたら危険でしょ?」
「いてて、ここが元凶ね。おぶだ貼るから、それまで私をサポートして!」ミサトはそう言うとおふだを窓に張り付け始める。
「僕も手伝います。」
「そう、じゃあ私を肩車して。届かないとこがあるの。」
「はい!」シンジはミサトを肩に乗せる。ふだを貼っている間にも、悪霊達はやってくる。マナとアスカは、ミサトに悪霊をちかずけないように倒していく。
「ミサトさん、数が多くなってきましたよ!」
「後2つだから皆こらえて!」
「、、、、ゴキブリ、、、意地汚ない生き物、、」レイがつぶやく。
「きゃあ〜!何処ゴキブリ!」マナがパニック状態になる。
「ちょっとマナ、そんなゴキブリに驚いてる場合じゃ。」
「根だやしにするわ!サハクィエル!!!」空が一瞬暗くなる。
「うわぁあぁぁ!!」シンジが外を見て驚き走り出す。
「ちょっちやばいわよ!」と何故かビール片手にはしるミサト。
「マナのばか!!!」泣きながらはしるアスカ。
「、、、私は逃げないわ。だって変わりはいるんですもの、」レイを除く4人はマンションの入り口めがけて走る。
「死ねばいいのよ、ゴキブリなんて!!!」数分後ゴォォォォ!!!と言う音と供にマンションがぺしゃんこになり、東京にマグニチュード7の地震がおきた。
「ははは、死んだわ!私の勝ちよ!」ガッツポーズをとるマナ。そしてガレキに埋もれているミサト達。
「ミサトさん、何がおこったんですか?」
「ははは、夢よこれは!」
「、、、人がいっぱい倒れている。」
「星が沢山。奇麗ねシンジ!」
関東大震災は、彼女の祖先が起した物かもしれない。
邪 :長らくおまたせしました!いよいよGB新作公開です!
マヤ:長かったですね?
邪 :まあ、Wの方に力いれてたから
マヤ:今度はどうするんですか?
邪 :とりあえず、記念小説でも書こうかな?
マヤ:そうですか、じゃあそれではまた!
邪 :じゃあね!<今回短いなあとがき(笑)>
邪さんの『GBミサト』第5話公開です。
いきなりの初登場キャラ(でしたよね?)マナの大活躍によって悪霊は退治されました。
無念の死を遂げたことにより悪霊になった人は、
退治された悪霊の数を上回るでしょう・・・(^^;
訪問者の皆さん。
邪さんに感想&アドバイスを!