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(3分で分かるエヴァンゲリオン・ストーリー編)
碇レイちゃん萌え萌えー。

「真実のエヴァンゲリオン」

(その5)

第拾七話
第拾八話
第拾九話
第弐拾話


第拾七話 四人目の適格者 FOURTH CHILDREN

関西系フランス人のトウジは今日もお菓子作りに忙しい。彼の作るアップルパイは皆に好評で、自分の中華料理に絶対の自信を持っていたヒカリ(実はゼーレ影の委員長)はショックを受ける。彼を抹殺すべく第四の適格者としてしまう。

その頃シンちゃんと姐御は最後のラブ米に浸っていた。後は悲惨なエピソードしかないぞ、今の内に青春だ。
「何ですってぇ、反芻口移しが出来ないぃ?」
「け、今朝もミサトさんのウ(ピー)とか食べさせられて、胃の消化力弱ってるんだ。」
「だからって! あたしに食事抜きにしろってーのはあんたは!」
「なんや、また夫婦漫才かいな。」
「「地下鉄漫才(だ)よっ!」」よくわからない答えをユニゾンする2人。

ネルフ上層部はゼーレからショーについて注文を受ける。ゴレンジャー系に於けるキレンジャー、即ちコメディ要員が足りないから、至急2-A(ゲンドウ社長がシンジの学園ライフの為に集めたクラス)の中から一人新俳優を選出しろと言うのだ。そして新たにブラックボディの参号機を建造しろとも言われる。この時点でゲンドウ・リツコは当然トウジを選出する。黒と言えば彼しかいないのだ。恐るべしゼーレ(ヒカリ)の心理作戦。

更に用意周到なヒカリは、疑われないように自身はトウジに恋しているふりをする。

一方心優しいトウジは(嫌がるシンジを連れて)学校を休んだレイの部屋に自作のチーズケーキを分けに行く。しかしトウジをシンジのささげた人柱と勘違いしたレイはさっそく彼を縛り付けて襲うのだった。
「あ、ありがとう…」
「ハハ、どういたしまして…(今の内に逃げよう!)」かなり賢くなったシンジ。
「むが! むーむー、うぐっ、ほごっ、ごっ、ごっ。(気絶)」
「ありがとう。感謝の言葉。死んでいない人に言う事なんて、無いのに。」

自分の中に生まれつつあるシンジへの好意?に戸惑いを隠せないレイ。その頃トウジは遠くの世界で長らく会えなかった祖母や祖父と再開を果たしていた。

自分が(髭を取った状態とは言え)ゲンドウを誘っていたのをミサトに見られて大ピンチの加持。幸運にもミサトは「マヤ」の正体は知らないようだ。自分の知らないところで俳優が選ばれた事に憤慨するミサトに、加持は実はネルフの上位組織の委員長がシンジのクラスメイトであると告げる。

その委員長は「私が皿になるから、フランス料理の女体盛り(Nyotai Francaise)を作って。」とトウジにアタック。鈴原陥落。

そして、トウジはリツコから自分がショーの俳優に抜擢された事を告げられる。
 

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第拾八話 命の選択を AMBIVALENCE

襲われた後なのに、トウジが極端にハイなのを見て心配するシンジ達。トウジは自分が俳優に選ばれた事が嬉しくてたまらない。レイとの一件も芸能界に良くある事と割り切ったらしい。

アスカは何をどう勘違いしたのかシンジとトウジが出来ていると思い込みまたもやショック。
「あんた達の顔なんか見たくもないわ、この3バカトリオが!」

それにしてもここでのケンスケは出番が少ない。

躁状態のトウジが屋上に行くと、レイが知らない内に後ろにいる。彼女は自分の感情を彼に相談したかったのだが、口下手なため上手く説明できない。体育会系のトウジは「(また御奉仕か?)」等と思いながら跪く。それを下から見たヒカリ、ニヤリ。

準備の良いヒカリはアスカにも「トウジが好きだ」と言っておく。板挟みに勝手にはまって悩む姐御。

その夜。
「ところで、参号機のパイロットって誰がやるのかな?」
「え、あんたまだ聞いてないの?」
「誰が乗るの?」
「(…でも、それはあんたが自分の彼から直接聞くべき事だわ…)知らない。」
心を鬼にして答える健気なアスカ。

シンジは加持に質問する。
「父さんって、どんな人ですか?」
まさか女装マニアだがそれが余りにかわいいので思わず誘ってしまった等とは言えない。適当に説教臭いことを言って誤魔化す加持だった。

その頃ヒカリは赤木博士を脅して急遽作らせた第十三使徒を参号機に潜伏させる。自分の作ったおニューのブラック機を自分の手で壊す(いつも似たような事をしているのだが)なんてと、泣くリツコ。説明の通り参号機が自分のジャージと同じ色だと喜ぶトウジ。しかしシナリオ通り彼のふにゃふにゃのニセ関西弁の為に関西弁フィックスの言語モードにバグが発生。コントロール不能に。
エヴァ各機は戦闘位置に付くが零号機はこの前の情事を忘れられず攻撃をためらい、アスカはもともと弱いから話にならない。
結構冷めてるシンジは「まあ、そんなこともあるだろ」と諦めて戦闘位置に付くが最近ミサト、ペンペンとの毎晩の3Pに疲れ気味で押されてしまう。
「仕方がない。シンちゃんの雄姿が見れないのは残念だがダミープラグを使え。」ダミープラグとはMSXによる自動操縦だ。俄然強さを発揮する初号機、参号機をめったうち。MSXで殺されかけるフランス人。
「そんな事なら、何で僕達は命をかけてまで乗っているんだよ!」シンジ絶叫。

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第拾九話 男の戰い INTROJECTION

怒り心頭のシンちゃんは初号機に立てこもる。
「でもシンジ君、ああしなければショーどころじゃなくなっていたのよ!」
「だから最初からそうすれば良かったでしょ! 使徒が本当に僕達を殺そうとしている時点で、そもそもショーじゃなくなってるじゃないですか!」
議論が噛み合っていない。
「父さん、そこにいるんだろ! 何とか言ってよ!」
「あ、えーと、その…」
マヤとゲンドウは同時に存在できない。「真エヴァ」最大?の弱点をシンちゃんクリティカルヒット。
「その…指令は今、トイレで…」マヤちゅん大ピンチ。
「何だって! あのダメ親父ふざけやがって! 残っている電力でこのネルフ本社ビルの半分は壊せるんだよ!」
「えっと…そうだ、レイちゃん、初号機のコードを引っ張って。」
「はい。」
ずでーん。怪力レイにコードを引っ張られて見事にすっ転ぶ初号機であった。

病院の壁、姐御と怪女。
「もうあのバカ、駄目かもしれないわね。(自分の彼氏にやられるなんて。)きっと立ち直れないわよ。」
まだ勘違いしているアスカ。
「碇君は?」命令なので転ばせたが、あんな事で簡単に死なせてはまずい。不安気なレイ嬢。
「あいつは怪我しただけよ。今頃夢でも見てるんでしょ。」
「夢?」
「そう、夢よ。あんた見たこと無いの?」
「…アレね…ポエムに煮詰まった時に突然見えて来る光の渦ね…」「夢見る」ように踊りだすレイ。
「す、すいません、それは多分、白昼夢か幻覚…」
腰が抜けて動けないアスカ。

その頃トウジの夢の中。
「シンジ君は、何故お父さんの事を分かろうとしないの?」
「お前みたいな変態親父、どう理解しろっていうんだよ!」
青いかつらのゲンドウとシンジが喧嘩をしている。

トウジが目を覚ますと、ヒカリがニヤリとしていた。
「(まず)あ、す、鈴原。」
「何や、委員長かいな。」ヒカリはクラスの学級委員長もしているのだ。見事な偽装工作。
「これは、公務で来たのよ。それ以外の何でもないのよ。」
「分かってる。…なあ、妹に、無事やと伝えてんか。」
「うん…」
笑いを懸命に隠す委員長。トウジの足は別に無傷だったのに、彼女が病院に圧力をかけて片足切断させてしまったのだ。「ゆっくりとなぶり殺す」某女優のやり方を参考にしたらしい。これぞ鬼畜。

ネルフ本部ではシンちゃんはとうとうバカ劇団に愛想を尽かしていた。
「いやだ、シンちゃん行っちゃやだーっ!」
「こんなバカな所にもういるつもりはありません。そもそもこの趣味の悪い手錠を何とかして下さい!」
「だって、怒ったシンちゃん怖いんだもん…」ゲンちゃんスネスネ。
「だーっ! とにかくもう会う事は無いですから! 僕はもう、エヴァには乗りません。」
息子を何とかしてヒーローにさせてあげたいのに、最後まで理解されないかわいそうな親、ゲンドウ。

しかし絶好のタイミングで使徒が来てくれた。「今度の使徒は、確か最強だったはず」自分で作って全て知ってる割りにまともな対策を立てていない赤木博士。いざとなったらユイやキョウコに頼る気なのだ。
今度の使徒も自称ハーフのへっぽこたぬき娘は惨敗。レイも自分がシンジを殺る前に彼に逃げられてしまった、とアンニュイな気持ちだったのでショーそっちのけで自爆しようと試みる。更にMSXダミープラグはゲームカートリッジ接続部にホコリがたまってしまいバグが発生、うまくエヴァと接続できない。

そのころ加持にスイカ畑で会っていたシンジは「君が自分のすべきことをすれば、ここのスイカ位は分けても良いぞ」と言われ一も二もなくエヴァ最搭乗。そこまで飢えているなど事情を知らないゲンドウは戻って来てくれたと感涙。

本社ビルにまで突っ込んだ自称最強の使徒だがスイカに燃えるシンジが圧倒。
しかしぽんこつエヴァはやっぱり活動停止。結局、同じく飢えきった中のユイさんが暴走して使徒を食らうのだった。それを見たゲンドウ(髭無し)はおもわず「反芻」。

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第弐拾話 心のかたち人のかたち WEAVING A STORY 2: oral stage

「使徒を、喰ってる…」
「もう誰にも、彼女(野生人ユイ)を止める事は出来ないわ。」
閉じ込めっぱなしのリツコもリツコだが、ユイの生命力も相当である。

何故か初号機のシンクロ率は400パーセントというおよそ百分率の定義を無視した数値になっていた。明かにバグっているパピコンマギ。

シンジは初号機内に秘密の入り口がある事を知り、内部探索に出かける。看板男優のシンジが消滅したと大騒ぎの一同。リツコも真相は知らなかったが、彼女はシンジを生かせるつもりが特に無いので、ミサトが科学音痴なのを利用して適当な「サルベージ計画」で時間を稼ぐ。
「サルベージ計画?」
「ええ。彼はシンクロ率が上がり過ぎて自我の境界線が曖昧になっているわ。今は彼の体を構成する元素、自我と呼べるものは、全てプラグ内にトロリと溶けているの。」
「そんな非科学的な設定!」
「失礼ね。これを非科学的と感じるのはあなたが文系だからよ。最新の量子力学、神経医学、生命工学を理解している人間ならそんな愚問は口にはしないわ。」
「ぐ、すげぇムカつくけど、もしかしたらそうなのかもしれない…」
「ええ。これを理解出来ないのは設定に無理があるからではないの。あなたの頭が悪いからよ。」
のらりくらりと答弁するリツコ。

にしてもエヴァに巻かれた巨大な包帯で、皆誤魔化されてしまう辺りつくづく全員頭が弱い。
しかしさすがに、「消滅した」わりにはシンジのプラグスーツが浮いてるのには皆疑問を持つ。確か彼は制服で搭乗していたはずなのだが…作画ミスをまたもや意味不明の台詞で誤魔化す説明屋リッちゃん。

その頃シンジはエヴァ内で小さなスイカ畑や池を見付け驚愕する。野生人ユイは久々に満腹し、洞窟内で寝ていたのでシンジとは会わなかった。

途中でミサト、アスカ、レイとの甘美な妄想に浸り、服を脱ぎ捨て全裸になっているシンちゃん。
同時間、本社で計画を実行している振りをするリツコ。

シンジのノイローゼ気味の頭に幻覚が浮かぶ。
「何が欲しいの?」
「ミサトさんとは、SMじゃない愛のあるセックスがしたいです。」
「何が、欲しいの?」
「アスカは、魚臭いのを何とかして欲しいな。」
「何が欲しいの。」
「綾波は、犯る前に相手を殴り付けて気を失わせる癖は止めたほうが良いと思うよ…」

もやにかかって良く見えない2人の顔。
「これからの、ショー業界にとっての地獄に生きるのか、この子は…」
「あら、どんな職業だって天国ですわ。だって生きてるんですもの。どこぞのページでも言うでしょう。「生きてるだけで丸儲け」って。」
「そうか…そうだな。」
母さん…?

自分が白昼夢に襲われている事にふと気付いたシンジはあわててエントリープラグに戻る。サルベージ計画実行中に丁度タイミング良く飛び出したシンジ、自分が全裸であった事に気付く。シンジはあまりの恥ずかしさで、中に何か有って探索していたとはとても言えない。
リツコはユイがいる事を知っているが、出すつもりは毛頭無い。まさかシンジが秘密の入り口を知ったとも知らず、まぐれでサルベージ計画が成功した事に驚くリツコ。

とっくにシンジを諦めていた薄情なミサトは、その頃また加持を喰っていた。

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その6(服役編)に続く
 
ver.-1.00 1997-07/27公開
 
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 フラン研さんの『真実のエヴァンゲリオン』その5、公開です。
 

 後半どうしようもなく暗くなったEVAの小さな明かり、委員長。
 その彼女もフラン研さんに汚されました (;;)

 EVAの良心マヤちゃんもトンでもない正体を暴かれたし・・・
 泣いちゃうぞ(笑)
 

 でも、私は大丈夫。

 だって、今日は・・・

 阪神が勝って、
 J−WESTが勝って、
 巨人が負けたから(^^;
 

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