「梅雨だねえ。」
「あつは、なついね。」
「プッチンプリン」
「な、ななななななな」
「な?」
「なんなんですかこの小説(っていえないけど)!」
「いいのよいいのよシンジ君、これくらい短いほうがインパクトがあるってもんでしょ。コメント終わりだっちゃ」
「ひ、ひどすぎる…」
「こんな腐れ小説なんかよりさあ、も一個私、連載始めたんだわあ。それ見よう、それ。」
一体フラン研さんに何が起こったのか? さすがにこれでは私もコメントのしようが・・・
でも、短くてすぐ読めたのはありがたいのですが(爆)
次回に秘密があるのか、何かしかけがあるのか、それとも本当にやる気がないだけなのか(涙)
さあ、訪問者の皆さんも、掟破りの小説を発表されるフラン研さんに応援のメール・抗議のメールを!!
(笑)
「だあっ勝手に終わるな!」
「あれ、終わってない…」
「それから大家さんのコメントを勝手に書くな!」
「わかったわかった、これは全部冗談だから。エヴァトレちゃんと書くから。(ちっ、脇役の癖に…)」
「今、かっこの中でなにか言いませんでした?」
「うううん、言ってない言ってないっちゃ(何で分かるの…)」
艦長日誌41386.4。戦艦マローダーから通信が入った。先の地球人との接触の際の非礼を詫びたいという。我が艦USSエバンゲリオンは彼等の艦とランデブーを行なうこととなった。
まあ、それはともかく、最近の「隠し○VA」は何だか凄いことになっているではないか!200話を過ぎて更新ペースは「耳エヴァ」に抜かれているものの、話の内容は毎回毎回急転直下、この間まで「亀の歩み小説」と呼ばれていたのが嘘のよう…おお! 久々に「逃○」も更新されているではないか!一体2人はどうなってしまう「あの、艦長」
「わぁっっっっ」
「…」
「…」
コホン。「何だね、まだ死んでないマナ・ヤー君。ノック位したまえ。」
ピクピク額を引きつらせながら、保安部長は答えた。
「申し訳ありません。何度かおよびしたのですが、全く反応がなかったもので…万一の事を考えて、上がらさせていただきました。…後、「まだ死んでない」って言うのは、やめていただけませんか。(たしか)ゲームの発売も決定したことですし。」
「おお、決定したのか! それは良かったな。」
「ありがとうございます。」
「ところで用とは、そのことかね?」
「いえ、艦長、マローダーとのランデブー、準備完了しました。」
「そうか。ということは、そろそろタイトルの入れ時だな。」
「はい。」
―宇宙。そこは最後のボランティア(意味不明)。これは、宇宙戦艦エバンゲリオン号が、新世代のクルーの下に、24世紀において概ね任務を続行し、未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求めるふりをしつつ、人類未踏の宇宙に、アバウトに航海したりしなかったりする小話である―
The Rattle
第三話「哀愁のフェレンスケ星人」
その優美な赤茶色の船を眺めながら、フユツキ・コウゾウ・ピカード艦長は感想を漏らした。
「しかしあの船、カブトガニに似ているな。」
「というかカブトガニね。遺伝子の99.85パーセントまで、地球のカブトガニと一致しているわ。」
「カヅィ○リオン?」レイタの答えにミサトのいささか事務的な突っ込み。
マローダーからフェレンスケ人達が転送されて来る。
「ようこそ我が艦へ。私がUSSエバンゲリオン艦長のピカードです。」
「これは艦長。いやあ惑星連邦のエバンゲリオン号に乗れるなんて、感激ですよお。」握手もそこそこに3人のフェレンスケ人使節達は周りのビデオを撮りまくっている。
「転送室内での写真撮影は、機密漏洩に繋がる恐れがありますが…」耳打ちするリョウジ・K・ライカー副長。
「まあ、ビデオくらいは構わんだろう。なにしろ向こうは使節団だ。」
「はあ…」
フェレンスケ人はこの前、数ヵ月前に始めて地球人と本格的な接触のあった種族である。背は小柄で皆メガネをかけ、そばかすがある。皆ビデオカメラを肩からぶら下げていて、情報収集に余念がない。彼等の弁を聞くと、彼等は平和を愛する種族で、宇宙商人なのだそうだ。それはいいのだが地球人から見て彼等の「商業活動」にモラルがあるようには見えなかった。
先の接触でいきなりフェレンスケ人はエバンゲリオンからエネルギー変換機を盗みだしたのだ。彼等の論理によると、「置いてあるものを拾った」だけらしいのだが。
もっともフェレンスケ人が船に現われたとき、艦長はマギデッキでシンジリラ(知らないうちにプログラム化させたらしい)と戯れ、副長はバーで女性クルーの品定めの真っ最中、リツコは新薬の実験に没頭し、ミサトはパチンコ連チャン中という状態だったので失態を許してしまったという側面もある。
またフェレンスケ人達のもう一つの問題点は、どうやら彼等の星の文化はひどい男尊女卑社会であるらしいという事だった。フェレンスケの女性には人権はなく、「せくしい」(しかも平仮名だ)な服しか着ることを許されない。そして彼女達は被写体として常に「せくしい」な写真を撮られ続ける運命にあるらしい。
さっそくビデオに撮られているマナ。
既に使節達はビデオファインダーを覗きながら興奮しまくっている。
「すごい、すごい、すごすぎるー!」
「この地球人は我が星のアドア・モリカワーに匹敵するぞ!」
リョウジが忠告する。
「気を付けるんだ、ヤー。彼等のビデオは赤外線対応で服を通して裸を撮ってしまうという噂を聞いたぞ。」
「え、そうなんですか? いやだな、ちょっとだけですよ?」マナ、意外に乗り気。ポーズを取っている。
「うぉおおおおおー」絶叫する3人のフェレンスケ人。と艦長。
「艦長?」
「あ、いや、何でもない。」
フユツキ艦長は奇妙な感覚に捕われていた。今、確かにマナ保安主任の○○○に○○○が見えた気がしたのだが…どう言うことだろうか…
夜の歓迎会で、艦長はようやく本題に入った。
「ところでフェレンスケの皆さん。今回の訪問の目的は…」
「ええ、先頃、私共フェレンスケ人の中の無能な輩が、そちらの機械を無断で拾ったらしい、という事でお詫びがしたかったんですよ。」
「まったく盗んだものを取り返されるなんてなあ。」
「知らないって、言い張ればいいんだよ。フェレンスケの風上にも置けない奴だ。」
「君達!」
先ほどから率先して喋って(あと、ビデオを撮って)いるリーダー格の男が他の2人に言う。
「フェレンスケのくせに、「被写体獲得の法則」を忘れたのか?
その18。「(被写体との)約束は、(被写体との)約束だ。」 地球人に返還すると決めた以上、潔く引き給え。…そのかわり後で、きひひひひ」
「そうか!そう言うことっすか親方!」
「こえいよぉらいおーにあーいーわええ。っく」立つのもやっと、といった感じのミサト。
「彼女は一体何を言っていんだ? レイタ。」ライカーが聞く。
「これ異常無いほどに怪しいわねえ、と言っているわ。」
「何故あそこまで酔っ払っているんだ?」
レイタはミサトに通訳した。
「らんれそおまえよーばーっれううろ?(何でそこまで酔っ払っているの?)」もちろんいつもの無感情な声だ。
「あっれ!おいーらいっらおんれもおおっぐよえあいあおおー。」
「だって、こいつらいくら飲んでも心が読めないんだよう。と言っているわ。どうやらフェレンスケ人にビアゾイドの読心能力は使えないようね。」
「だからって、一体何飲んだらこんなになるんだ? ん? あぶさん?」
「作者、またパクったわね。」
「私達はお詫びとしてあなた方、特にピカード艦長にプレゼントがあります。ビューワーをご覧になって下さい。」
そこには中型の連邦艦隊の船があった。
「…これは!」心底驚いた表情の艦長。
「喜んでいただけましたでしょうか?」
「えっと、何だっけ?」
「…………ベタね。」レイタ突っ込みありがと。
「忘れたとは言わせませんぞ、USSスターゲイザー号。あなたが9年前に指揮していた船です。」
「しかし、何故ここに?」ライカーが尋ねた。
「偶然発見したのです。お詫びの印にちょうど良いと思い、お持ちした次第です。気に入っていただけましたかな?」
「いや、素晴らしい。船には入れるのだろうか?」
「もちろんどうぞ。」
「艦長と船は、どういう関係なんだ?」ライカーが尋ねた。フェレンスケ達はマローダーへ戻り、艦長はスターゲイザーに行っている。
「記録によると、当時あの船の指揮官だった艦長は、未確認船から攻撃を受けたわ。彼はそれを撃破したけど、同時にスターゲイザーも損害を受けて、破棄されたの。」レイタは答えた。
「艦長へ。こちらブリッジ。どうですコクピットの感触は?」
「いや、思い出が走馬灯のようによみがえるな。あ、うぅぅ」ビューワーの向こうの艦長は突如苦しみだした。
「どうしました艦長!」
「…いや、大丈夫だ。どうも頭痛でな。はっ」ぴりぴりぴりぴり…
その瞬間、彼の頭には暗示がかけられた。エバンゲリオンを攻撃するとマナの裸が見られる、エバンゲリオンを攻撃するとマナの裸が見られる…
艦長はためらうことなく攻撃した。その直後、彼の意識にはどこからか映像が飛ばされて来た。「うぉぉぉぉぉーーー!」
ちゅどーん。
「艦長?! ゲォーフ、防御スクリーン張れ! 全艦攻撃体勢!」叫ぶライカー。おっしゃこれでじじいを辞めさせることが出来るぞ。ナイス!
艦長の頭に又指令が。エバンゲリオンを攻撃するとレイタの裸が見られる、エバンゲリオンを攻撃するとレイタの裸が見られる…
艦長は再び攻撃する。その直後、「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉ」
スクリーンのおかげで今度は直接の破壊はない。
シンジ・クラッシャーが報告する。
「艦長の脳波の異常は、フェレンスケ船からの電波の異常とシンクロしています!」
「そういうことか!」
艦長の頭に更に指令。エバンゲリオンを攻撃するとミサトの裸が見られる、ミサトの裸が見られる…
やや躊躇しつつ、艦長は攻撃した。「ほうーー」大分攻撃は弱まりエバンゲリオンはビームを完全に補足した。
艦長の頭にまだ指令。エバンゲリオンを攻撃するとリツコの裸が見られる、リツコの裸が見られる…
相当躊躇しつつ、艦長は攻撃した。「ふむ。」もうビームは殆ど届かない。
「フェレンスケ船に通告。今すぐ電波の発信を止めよ。さもなくば攻撃体勢に入る。」ライカーが言う。
スターゲイザーからの攻撃は止まった。
「大丈夫ですか、艦長」スターゲイザーに事情を説明する通信を入れるライカー。
「ああ。そういうことだったのか。この船内における電波の発生源は、これだな。」艦長は自力でボックスを破壊する。彼は憤慨していた。ふん。老人を馬鹿にしおって。私が本当に惹かれた、愛した女性は、シンジリラ只一人だ!
「言葉に出ていますわ、艦長。」疲れた調子でリツコ・クラッシャーが言った。
「何、何か聞こえたかね?」
「ええ、もう後半絶叫されてましたから。」
前方でシンジ・クラッシャーは何故かぶるぶる震えていた。
フェレンスケ船艦長の息子は、昔スターゲイザー号に撃墜された。ピカードが遭遇した船籍不明の敵とは、彼の船の事だったのだ。この事を恨んだフェレンスケ船艦長はピカードに復讐しようとしたのだが、彼等の電波による脳波コントロールは中途半端な所で凝り過ぎたため失敗した。そして何より、彼等はフユツキ・コウゾウ・ピカードの趣味を全く分かっていなかった。
今回の事件でフェレンスケ船艦長は同船副長に拘束された。理由は「利益にならない写真を撮るな」という「被写体獲得の法則」に反したためである。
「それにしても、フェレンスケって皆同じ顔してるわねえ。」その頃ミサトは(あっというまに持ち直し)バー「テン・フォアード」で飲み直していた。
「そうですね。地球人の方から見ると、同じ顔に見えるのかも知れませんね。」本を読みながら答えるのはマユミ・ガイナン。このバーのマスターであるエル・サターン人。エル・サターン人は長寿人種で、彼女も既に600才であるが、外見はそうはとても見えない。
そして彼女はおよそ真面目にマスターの仕事をしていない。いつも本ばかり読んでいるのであった。
彼女は少し嫌なことを思い出した。
でも、私もどこかの小説で彼等とカップルだったような気がしたわ。私はシンジ・クラッシャー君一筋なのに。
「それにしても最近の艦長、いつ見ても首にキスマークつけてんのよねえ。一体何やってんだか。」
「趣味は、人それぞれですからね。」
「おっしゃ! 私も良い男でも見付けに、ナイトレースに行くか!」よく分からない理由だが、彼女は今夜も船内競馬場(USSエバンゲリオン全体の30パーセントを越える面積を持つ)に繰り出すのだった。
つづく
ver.-1.00 1997-06/08公開
感想・質問・誤字情報・御飲食・御宴会・ネタ提供(切実)などは こちらまで!
次回予告
アスカがいないことで彼女の重要性に気付きかけたシンジ。アスカが見つからないまま、失意の朝を迎える。ところがアスカは何も無かったかのように学校にやって来た。またもやぎくしゃくしてしまう2人。ヒカリにすらきつく言われ、アスカは教室を飛び出そうとする。引き止めたのは、レイだった。アスカはレイの部屋に泊まっていたのだ。次回「真夏の子供達」第4話、「16時間25分」。御期待下さい。
本当の次回予告:次はレイタ萌え萌えらしいぞ!多分…
「何だか、今日ここにいるのは初めてじゃない気がする…」
「皆さんに、私校長から大変残念なお知らせがあります。今回始めてネタに自主規制がありました。」
「残念なんですか? それ…」
「冒頭のいきなり終わりギャグで、神田さんのコメント(めぞんバージョン)のあと更にボケて骨川さんと剛田さん(ジャンキーの館バージョン)とかカヲル君とアスカちゃんの漫才(エデンバージョン)とかもやろうかと思ったんだけどねえ。ちょっち勇気が無くって。ああもったいないもったいない。」
「小説のそう言う部分しか考えてないでしょ、作者さん。」
「何かね、また賞賛のメールいただいたんですけどね、それによるとエヴァトレはエヴァ小説が飽和した時代の新感覚の「リミックス小説」らしいっすわ。つまり、何て言うの?
俺DJ?」
「(なぜ半疑問型?) 刺されますよ。そんなことばっかりやってると。」
「しかも今回の冒頭のギャグでこの小説は「実験エヴァ小説」にすらなったね。もう、俺唐漫?」
「でも内容は無いでしょう? いい加減な事書いてるから、とうとう「エヴァゲリの娘」であの寛容な大家さんに怒られたじゃないですか!」
「げ。」
「そもそもこの小説、最近オチが全部シンジリラになってませんか!」
「でも、シンジリラはパクリじゃないのよー。男子高にあるのは「シン(ジ)デレラ」だったもーん。この前見たら。」
「うろ覚えで書いてるから間違えただけでしょ…」
「とにかくそんなわけで、これから俺様の事はDJって呼んでくれ。これからも熱い歌聞かせてやっから、待ってろよ。」
「…クラブとラジオのDJがごっちゃになってませんか?」
47秒後作者死亡(死因腹上死)。
以下次回
見事に私のコメントパターンを分析されました(^^;
[[○○さんの(連載)『○○○○』第○話、公開です。]] で始まって、
[[さあ、訪問者の皆さん。○○○○さんにメールを!]] で締め。
文章では
−−−−−−か、
−−−−−−か、
とか。
−−−−−−で、
−−−−−−で、
の繰り返し表現が多いのも特徴ですね。
そしてやたらと (^^; (^^) (;;) (笑) (爆) ! が多い・・・
あっと、 ・・・・・・ も多いですよね。
1つ間違っているのは (涙) は使ったことが無いということです。
惜しかった!
もしかして使ってたっけ?
そのうち「エデンヴァージョン」も読みたいな♪
さあ、訪問者の皆さん。
私にコメントまでもパロディしてしまったフラン研さんに ・・・・・ なんのメールを送ってもらおうかな(^^;
パターン通りの締めでした(^^;
最近は「メールを!」の後の「もう一言」も多いですよね。