「こらシンジ!ワシがいない間に何をしておった!」
ゲンシュウの容赦のない一撃がシンジを襲う。ゲンシュウは隙のないしなやかな歩調で一瞬にして間合いを詰めると、常人には一条の光にしか見えないような強烈な剣を繰り出してきた。
シンジは四肢を大地に押しつけるようにして、ゲンシュウの剣を受けると気合いと共にうなり声をあげる。
「はあっ!!」
シンジの発した気は、無数の研ぎすまされた刃と化してゲンシュウに襲いかかった。
「乱牙濤!」
鍛錬場の隅で見ていたミサトは感嘆の声を上げる。先日ゲンシュウとショウとの激闘で見た技をシンジは既に自分のものにしているのか?
ゲンシュウはすばやく後方に飛ぶとシンジの乱牙濤をかわした。着地と同時にシンジに向けて気功波を放つ。
ゲンシュウの放った蒼白いオーラを剣を突き出して受けたシンジは、無理に踏ん張ることなく手首を一回転させて気をからめ取るように受け流すとゲンシュウにむけて、獲物を狙う鷹のような俊敏さで突進する。
シンジのたたきつけるような剣は大気を切り裂いてゲンシュウを斬った。しかしそれは残像であった。全身の力を込めた一撃を空振りさせられたシンジは、つんのめって倒れそうになる。
体勢を立て直したシンジの首元には、ゲンシュウの木刀の先があった。
シンジは目を伏せて大きく溜息をつく。当たり前といえば当たり前なのだが、シンジは翻弄されっぱなしであった。
ゲンシュウはその後シンジの頭をポカリと殴ると、シンジに向かって説教を始める。
怒られているシンジの瞳はなぜか笑っていた。ゲンシュウも厳しい言葉とは裏腹に暖かい眼差しでシンジを見つめている。
それを遠くから眺める少女が1人。
栗色の髪の少女は柱の影に隠れるようにしてシンジの様子を見つめると、突然駆け出した。走り去る少女を見ている人間は誰もいなかった。
第9話
予感
シンジの剣は急速な上達を見せている。シンジの実力を認めて一切油断をしないミサトと、まだまだ力が天と地ほどの開きがあるゲンシュウからは一本もとることができないが、ネルフ本部でミサトに次ぐ腕利きとされる青葉シゲルから一本とった時、周りの人間は驚愕した。
それがまぐれでないことはその後の訓練で証明されており、シンジを見る目は確実に変化しつつある。
「男子三日会わざれば刮目して見よ、といったところですか?」
「ふん、まだまだじゃよ」
訓練の後リツコの部屋を訪れたゲンシュウは、茶をすすりながら吐き捨てるように言った。しかし「まだまだこんなところで満足してもらっては困る」という期待にも似た独白が込められており、横で聞いていたリツコは苦笑した。
「何がおかしいのじゃ?」
「いえ、別に・・・」
リツコはコーヒーカップをデスクに置いて、表情を隠すように書類を取った。
ネルフの司令を務める人物が素直じゃないのは、この人の遺伝かしら?リツコがそう思ったかどうかは定かではない。
リツコは書類の後ろに見える老人を興味深げに眺めていたことは事実であったが。
六分儀ゲンシュウはあれからネオトウキョウに居座って、ネルフの面々に剣の稽古をつけている。最も熱心に指導を受けているのはミサトであり、最も無理矢理指導をうけさせられているのがシンジであった。
現在世界に一人しかいない剣聖に稽古を付けてもらえることが、どんなに幸せなことか、シンジは全く気づかない。
使徒との初戦で全くと言っていいほど歯が立たなかったミサトを始めとするネルフのメンバーは、この機会を逃すまじとゲンシュウにしつこくつきまとっていた。
当初はすぐに山に帰る予定であったゲンシュウも、熱意にほだされたのかそれとも他に理由があるのか、しばらくネオトウキョウに腰を落ち着かせる様子である。
「頼んでいたものは調達してもらえたかの?」
「はい、確かに手配しておきました。技術部の部屋の一角に運んでおきました」
ゲンシュウが頼んだものとは、一見何でもないような岩の塊である。何の能力も持たない人間にとってはただの岩石だが、ゲンシュウの手に掛かれば岩石は様々な物に形を変える。
ジオフロント世界には鉄鉱石などの鉱物が極端に少ない。存在することは存在するのだが、それほどまとまった量が採れるわけではない。
ではどうやって武器や建築など様々な用途に利用される鉄を作り出すのか?それは魔法錬金術師とよばれる者たちによって作り出されている。
魔法錬金術師と一括りに言っても色々なタイプがいる。金属をつくりだすのは鍛冶師と呼ばれる者たちで、主に龍脈の力を使って岩石などを精錬された金属に加工する。もっとも龍脈をあやつれれば誰でも鍛冶師になれるというわけではない。
例えば葛城ミサトは龍脈をあつかうことにかけてはかなりの熟練者だが、錬金術に関してはまるで駄目。一度試したことはあるのだが、横で見ていたリツコに頭を抱えさせただけである。
それでもゲンシュウのように鍛冶師としての腕も一級品の人間もいることはいる。そして腕利きの鍛冶師になると、龍石と俗に言われる鉱物から龍玉というものを作り出すことができる。
龍石とは龍脈が流れているところから産出される岩石で、龍脈に含まれる力を微量だが含んでいる。これを精錬したのが龍玉であり、質の高い龍玉は輝くだけしか能のない宝石とは比べものにならない価値がある。
ミサトやシンジの防具に埋め込まれているのもこの龍玉で、龍脈から力を引き出す手助けをしてくれる。ゲンシュウはかつて鍛えた秘蔵の龍玉を持ってきており、それを元にしてアスカの防具を作ってやるつもりだった。
赤木リツコも優秀な魔法錬金術師の1人である。もっとも彼女が扱うのは岩石などではなく別のものであったが。リツコがネルフにスカウトされたのは、暗黒魔法に長けているからではなく、この能力のためであった。
「レイはいつ表に現れる?」
「明後日に。マルドゥック機関に発見された新たな適格者ということになっています。慣れさせるために一度外に出しました。現在はネオトウキョウの郊外にいるはずです」
「そうか・・・。君の所の親子には迷惑をかけるの」
「・・・いえ、私は迷惑などと考えたことは一度もありません」
ゲンシュウとリツコの会話はそこで停止した。ゲンシュウは湯飲みから立ち昇る湯気を目をつぶって嗅いでおり、リツコは整理された書類に目を通している。
2人とも淡々とした表情で別のことをしながら、思考の海に身を委ねていた。その海は深く、広く、そして罪にまみれた黒い色をしていた。
アスカは街のはずれにある森の中を歩いていた。何度か振り返ってみるが、追ってくる人の気配はない。アスカはしばらくの間自分の後ろを凝視した後、肩を落として歩き始めた。
アスカにはネルフに来てから護衛を兼ねた監視がついていた。勿論護衛する側は気づかれないようにしていたのであるが、アスカの敏感な神経は絶えず見つめる目に感づいていた。
うっとおしいい視線に閉口して、護衛の人間を巻いたこともある。だが、誰にも見られていないということは、少女の心を不安にさせた。
「私なんて、もういらないってことかな?・・・」
2度による使徒の襲来は、ただでさえ人員不足のネルフ職員のスケジュールを殺人的なものにしており、心理操作から立ち直りつつあると判断されたアスカの監視が、少しの間だけ緩んだというのが真相である。事実、夕方になっても戻らないアスカを探すために諜報部は動き出していた。
ただし、アスカは使徒との戦闘で役に立たなかった自分は捨てられた、という疑念に駆られていた。傷ついていたショウ=イロウルとの戦いは別にしても、サキエルとの戦いでも自分は役立たずだった、アスカはそう思っている。
サキエルとの戦闘の記憶がぼやけているのも、不安に拍車を掛けていた。リツコの母・赤木ナオコ博士のレポートによれば、EVAの適格者は覚醒状態になった時、記憶がないことが往々にしてあるという。
人間の脳はα波になるとβーエンドルフィンというホルモンが分泌される。βーエンドルフィンが最も働くのは第四脳室であり、この脳は直感力を司っている。
第四脳室が活性化すると人間はカンやひらめきが鋭くなる。このカンやひらめきというのは、いい加減なものではなく今までの経験・知識を基にした超高速シュミレーション機能だと言っていい。
そのシュミレーションでは、言語ではなくイメージを媒介として行われるから、脳波がα波状態だった時のことをうまく言語化できないことがある。
そして人間の潜在能力が最も発揮されるのは、α波よりも更に脳波が下がった覚醒θ波の時である。θ波の状態に陥ると人間の記憶活動はほぼ停止する。EVAの適格者が暴走にちかい行動をとる時は、脳波が覚醒θ波であるという。ちなみにβーエンドルフィンによる活性化はAー10神経に快感として記憶される。
風龍・サキエルとの戦闘中のアスカはおそらく、脳波がθ波であったのだろう。アスカには痛みと焦りで意識がはっきりしてきた部分はあるものの、あまりはっきり覚えていなかった。
ショウ=イロウルとの戦闘から転移魔法でネルフ本部に帰ってきてから、病室で治療を施された二日間は、アスカには今までにないものが与えていた。
考える時間である。
アスカは今までこう信じていた。自分は幼い頃からEVAの適格者として育てられてきたエリートで、実験中の事故でちょっと記憶があやふやになっているだけだと。
しかしゆっくり考えるてみるとアスカ矛盾だらけだった。同じ適格者である気の弱そうな少年は、自分のことを知っている様子である。そしてサキエルの攻撃に倒れた時、脳裏に浮かんできたのはその少年の顔だった。
倒れたとと聞いたとき胸が締め付けられるようだった。アスカが最も、というより唯一信頼している加持リョウジに相談してみると、
「花でも持って見舞いに行けよ」
と、自然な笑顔で言われた。花など何でも良かったのだが、相模の街に一軒だけあった花屋にあるものは何となく気にくわなかった。町中駆けずり回って黄色い薔薇を見つけた時、何か心の琴線に触れるものがあった。
それから何となくその少年のことが気にかかっている。思いだそうとすると頭に靄がかかった状態になり、うまく考えがまとまらない。
もう一度加持に相談してみようと思ったが、サキエルとの戦いの後、姿を消してしまって行方が分からない。病室にかつぎこまれたアスカの見舞いにもやってこなければ、伝言もない。
ここ最近のネルフはシンジを中心に回っているような気がした。少なくとも自分はあまり重要な存在ではないみたいに思える。アスカはシンジとゲンシュウの鍛錬風景を見て自室に逃げるように戻った後、深い溜息をついてベットに身を委ねた。
何もしたくなかった。誰とも一緒にいたくなかった。一人になりたい、そう思ったアスカは、EVA02も持たずにネルフ本部を抜け出して、当てもなく彷徨い歩いていた。
街の喧噪は気にくわなかった。人を避けるように歩いたアスカは、いつの間にか郊外の小高い森の中にいた。気がつかない間に日も暮れかかっている。
木々の合間から見えるネオトウキョウは、赤く染まっていた。一際高いネルフ本部の影が街の半分をすっぽり覆い尽くしている。
少し疲れたアスカは茂みの中に座り込んだ。腰を下ろしたらアスカがすっぽり見えなくなるような草丈である。
アスカは茂みの草を少しだけかき分けておいた。隠れるように座っている自分の位置から、森の中の道が見えるように。誰かが探しに来てくれたら自分の身体が、少しだけ見えるように。
アスカは縮こまるようにして座り込むと目を伏せた。不意に涙が二粒だけこぼれる。それからそっと目を閉じると気分がぼやけてきた。浅い眠りについたアスカは気がつかなかった。遙か上空から見下ろすように監視していた不気味な影の存在を。
「EVA02の適格者を単独で確認。EVAは持っていない模様」
「よしサハクィエル様に連絡しろ。魔法通信は使うなよ。敵に悟られる恐れがある」
「よし、私が行こう」
影の一つはそう言うと同時に消えた。
「・・・どうする?加勢がこないうちに仕掛けるか?」
「しかし、サハクィエル様は勝手に手を出すなと・・・」
「いや、みすみす機会を逃すことはない。俺は仕掛けるぞ」
「・・・仕方ない。俺も行くか・・・」
虚空に残された二体の影は音も無く消えた。戦慄の夜は始まろうとしていた。
ゲンシュウに散々絞られたシンジは、疲れ切った身体をベットに横たえた。疲れたといっても不快な疲労ではなかった。モヤモヤしたものが流れ落ちる汗と共に抜けていくようで気持ちが晴れていった。
太陽の匂いのする布団の感触楽しんでいたシンジの背筋に悪寒が走る。一瞬にして疲労は吹き飛び、身体は細胞ごと痙攣した。
さっきまでの疲労は全く気にならなかった。シンジは獣のように跳ね起きると、椅子に置いてあった剣と防具を掴み部屋の外に飛び出していた。
脳が命じた行動ではない。だがシンジの身体は反応していた。底の見えない何かを本能的に感じて。
一階のエントランスホールで警備の確認をしていた葛城ミサトは、獲物を狙う猛獣のように魔法エレベーターを飛び出してきたシンジを見つけた。ミサトも思考よち直感が先に働くタイプである。シンジのただならぬ気配を瞬時に察知した。
「シンジ君!どうしたの?!何があったの?!」
「分からないんです!でも何か嫌な予感がするんです!」
ミサトを凝視するシンジの瞳は真剣そのものだった。ミサトは軽くうなずくと傍らにいた日向マコトに叫んで、自分はシンジの後を追った。
「日向君!第2警戒態勢を取って!あなたの中隊はすぐに出撃体勢をとって!私はシンジ君を追うから、魔法追尾で位置を確認。司令にも連絡をとって!」
「しかし葛城大尉!・・・」
「もし何もなかったらそれにこしたことはないわ!責任は私が取ります!」
走り去るミサトを一瞬呆然として見送ったマコトは、顔を上げると上司の命令に従った。マコトの上司は少なくとも仕事に関しては、いい加減なことを言う人間ではなかった。
アスカはうつろな眼差しで下を見ていた。目に映る木々の影は落ち行く夕陽に照らされ長く伸び、やがて夜の闇と同化していった。辺りは漆黒に染まり、大気は次第に冷たくなっていった。
しかしアスカの網膜に写った風景は脳までは届いていなかった様子である。アスカは影が闇に吸い込まれても全く表情を変えることなく生気のない瞳を浮かべている。
光の消えたアスカの瞳に飛び込んでくる影が二つ。大気を切り裂き猛烈な勢いで滑空してくる影は、どす黒い殺気を纏ってアスカに殺到した。
アスカは反射的に横に転がって飛んでくる物体を避けた。あまりのスピードに姿形は確認できなかったが、それは人の形をしているように思えた。 宙を疾駆する二つの影は確かに人の原型を留めていた。足と胴体部分に限っては。
腕は研ぎすまされた鋼鉄の薄い刃物のようになっており、顔は空気抵抗を減らすような流線型に変形していた。
空天使サハクィエルによって高速飛行形態に改造された特殊な魔族。それがアスカを襲った影の正体だった。
最初の二,三回は何とか避けたものの、アスカの柔らかく白磁のような肌には、パックリ切れた傷が付いていた。かまいたちに襲われた時のように出血はひどくなかったが、EV短剣すら持たぬアスカには迫り来る攻撃を防ぐ手段はなかった。
EVAを持ってくればよかった。
アスカはそう考えることすらしなかった。自分の迂闊さが死を招くのはサキエル戦に続いて二度目。アスカは自分に心底嫌気がさした。別に死ぬのも余り怖くなかった。
死、生命活動が停止すること
死、まだ見たことのないもの
死、自分がこの世この世からいなくなること
死、大切な人に永久に会えなくなること
大切な人?
加持さん?うん、大切と言えば大切かもしれない。嫌な人達から助け出してくれた人だから。でも何か違う
他にはいないの?
いない。誰もいない・・・
嘘つき
嘘?どこが嘘なの?
今あなたの頭には他の誰かが浮かんできているでしょ?
・・・・・・・。誰?コイツ、ああ01の適格者ね・・・
違うわ
何が違うの?
呼び方が
呼び方?
そう、あなたは彼を01の適格者なんて呼び方はしなかったはずよ
・・・ンジ
そうよ。彼は碇シ・・・
「いやぁーーーっ!!!」
アスカは絶叫した。このまま死ぬのは悔しかった。彼の名前が完全に浮かんでこなかったから。
アスカは目をつぶった。全てを覆い隠したくて。
目の前に誰かが飛び込んでくるのは視界に入らなかった。
シンジの全身を駆け抜ける悪寒は最高潮に達していた。ネルフ本部を飛び出してからシンジはカンを頼りに疾走していた。常人には想像もつかない速さで駆け抜けるシンジには精霊の声も届いていなかったのかもしれない。
しかしシンジには確かな確信があった。何も根拠はなかったけれども。とにかく今は駆けることしかできなかった。
「ふん、EVAの適格者といっても大したことないな」
「ああ、一気に殺してしまえ!」
歪んだ笑みを浮かべた二体の影は勝利を確信して突進した。殺戮に酔いしれた彼らは最後まで気がつかなかった。
アスカの目の前に飛び込んできた少女がかざした杖から発せられるオーラで自分たちが蒸発したのを。
死ぬことすら感じない一瞬の出来事だった。
「大丈夫か?レイ」
アスカを守った少女に野太い声が掛けられた。場違いなほど落ち着いた声だった。
レイと呼ばれた少女は振り向きもせずうなずいた。少女の水色の髪と赤い瞳は闇夜に包まれた森でもやけにはっきり見えた。
「加持さん!アスカ!」
森の中を疾走していたシンジは思わぬ人物に出会った。加持は気を失っているのか目をつぶったままのアスカを背負っていた。
「やあ、シンジ君。妙なところで会うな」
加持の声は相変わらず陽気だった。いつもと変わらない調子の声は、シンジの心を落ち着かせた。一息ついてみると先程まで全身を支配していた悪寒が消えかかっている。単なる思い過ごしだったんだろうか?
「加持!アンタこんなところで何してるの?!」
シンジの後ろを追いかけていたミサトは、息を切らしながら叫んだ。ミサトは加持の恐るべき能力と極秘の任務をしらない。何となく心に引っかかることはあったけれど。
「いやちょっと散歩していたら、アスカちゃんに会ってね。お疲れのようだから背負ってきたんだ」
加持に背負われたアスカは心底疲れたような表情をしていたが、外傷はなかった。さっきつけられた傷はどこにいってしまったのだろう?
シンジの心配そうな視線とミサトのいぶかしげな視線を同時に受けた加持は、全く動じた様子を見せずに彼の背後を顎でしゃくった。
「そうそう、葛城は何か話を聞いているかもしれないが、丁度いい機会だから紹介しておこう」
加持の後ろには仮面をかぶったような顔をしている少女がいた。シンジはまばたきを二回した後、その少女に釘付けになった。理由は分からなかったけれど。
「EVA00の適格者、綾波レイだ」
MEGURU さんの『ジオフロント創世記』第9話、公開です。
遂に登場、綾波レイ。
アヤナミストの皆さんには何よりの朗報でしょう(^^)
web上では綾波よりアスカの方が圧倒的に活躍していますからね。
うーんどうしてだろう?
自分の存在意味に苛まれるアスカと合わせて、
これからの展開に目が離せません。
さあ、訪問者の皆さん。
着々と設定を築き消化していく MEGURU さんに貴方の感想を送って下さいね!