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変身! エヴァンゲリオン




「やっぱり来るんじゃなかった・・」


 シンジがそう呟いたとき、突然大きな音と振動が。そして、怪しげな巨大生物が現れた。


「うわぁ〜!!!」

 突然近くに舞い降りてきたその巨大生物により、踏みつぶされそうになるシンジ。

 そこへ、スポーツカーに乗ったミサトと名乗る美女が登場する。


「ごっめーん、お待たせ。さ、早く乗って。」


 しかし、乗り込んだ瞬間、巨大生物が車の上に落ちてきた。

 ・・・避ける間もなく、車もろとも二人は下敷きになった。あっけない最後であった。


 『あの女さえシンジ君を車に乗せなければ、彼だけでも助かったのに。』

 目撃者は語る。助けに行った割に浮かばれないミサトだった。






「うう・・・ん・・・」


 ふと目が覚めると、シンジは怪しげな手術台に寝かされている。


「あれ、ここはどこだ・・・?」

「生き返ったか、碇シンジ君。」

「へ?」

「君は今、我々の蘇生手術により人造人間として生まれ変わったのだ。」

「はぁ?」

名付けて人造人間エヴァンゲリオン! 史上最強の戦士だ! さあいけ、奴をやっつけろ!」

「な、なんのことかわかんないよ!」

「行け! 君に拒否権はない!」


 ドカッ! 訳の分からぬまま思い切り研究所から蹴り出されるシンジ。

 すると、目の前に先ほどの巨大生物が。


「その使徒を倒したら、君にはご褒美として飴玉を上げよう。」

「あ、飴なんていらないから助けて!」

「残念だが、飴が君のエネルギー源なのだよ。エネルギー切れで死にたくなければ、やりたまえ。」


 前を見ると、目の前を老人の大群が横断歩道を渡っている。老人ホームの住人達が避難している途中なのだ。


「あ、あそこに老人が! こんなところで戦うなんて・・・」

「かまうな。」

「え?」

「あんなジジイ、どうせ老い先短い。セカンドインパクトを生き延びただけでもありがたいと思え。」


『・・・あんたら、正義か悪かどっちなんだ!』


 絶句している間にも、”使徒”と呼ばれる巨大生物が接近してくる。


「さあ、『変身! エヴァンゲリオン!』と叫ぶのだ!」

「わ、わかったよ・・・変身、エヴァンゲリオン・・・うわぁぁぁぁっ!!」


 シンジが叫ぶと、突然シンジの体が大きくなった。着ていた服はビリビリに破けてしまい、全裸になってしまう。


「ちょっと、これじゃ恥ずかしくて戦えないよ!」


 股間を隠しながらシンジは涙ながらに訴える。


「うるさい、ならばこれでどうだ。行け!」

「変身、エヴァンゲリオン!」


 改めて、女性の声だ。 よく見ると、さっき車で迎えに来てくれた女性=ミサトも巨大化してきた。


「二人ともペシャンコだったのでな。人造人間として復活させたのだ。 ミサト君が試作の零号機、シンジ君が初号機だ。」


 巨大化したミサトも、スッポンポンだ。


「うっ・・・」


 思わず目がイヤラシイところに行ってしまうシンジ。 熱膨張している股間を必死で隠そうとするが、 使徒は攻撃の手を休めない。股間保護のため、防御で手一杯のシンジ。

 しかしミサトは、裸に臆することなく使徒に立ち向かう。

 試作品の零号機はどうやら感情表現に欠けるらしい。


「おお、すごいぞ、あんな大胆な格好で!」

「いけ、もっと足を高く!」

「揺れる胸がたまらん!」


 司令室ではなにやら盛り上がっている。


『ちょっと、なに盛り上がってるんですか!』

「うるさい、股間を大きくしてるガキが偉そうなことを言うんじゃない!」

『・・・』


 使徒はそのままミサトに抱きつき、触りまくった後、満足したらしく自爆。使徒は殲滅した。

 しかし、その爆発の影響か(あるいは触りまくられて適度に興奮したのか)、 ミサトが暴走を始める。


「ああっ、やめてよミサトさん!」

「うふふふっ、若い子ってス・テ・キ。」

「ああっ、そんなことまで!」


 押し倒されるシンジ。 しかし、もう少しのところでミサトのエネルギーが切れてしまう。

 シンジの貞操は守られた。


「零号機はまだ安定性に欠けるな。」

「ちっ、せめてS2機関を載せていれば、続きを見られたものを・・・」

「うむ、S2機関の整備は我々の急務だな。」


 研究職員が何か言っている。


「なんでもいいから、早く身体を元に戻してよ!」

「無理だ、エネルギーが切れるまで待て。」

「いつ切れるんだよお。」

「たぶん、あと3日後・・・」

「・・・」


 素っ裸のシンジは、その後3日間、銭湯の煙突を○ニスケースにし、局所を隠すことで過ごしたという。

 (抜くとき、ナニが真っ黒で腰を抜かすほど驚いたらしい)



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ver.-1.00 1997-05/08公開
ご意見・感想・誤字情報などは kairo@telestar.or.jpまで。

 どんどん増える「めぞんEVA」の住人に大家はホクホクです(^^)
 22人目のご入居者はご自身でもページを開かれている、回路懐石さんです!!

 「やっぱり来るんじゃなかった」
 シンジ君、君の判断は正しい(^^;

 即、死んじゃうし、とんでもないモノに改造されるし・・・

 変身したシンジはシンジのままでしたが、
 ミサトはほとんど別人・・・・・セリフもないし・・・・ (;;)
 S2機関が未完成でよかったです。ほっ

 変身したアスカちゃんを見たいと思った自分に自己嫌悪・・・

 危ないパロディを爆発させた回路懐石さんに激励のメールを!
 彼のページはここにあります。遊びに行って下さいね!


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