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Twelve country stories by EVA



はじめに
え〜、このお話しはLASではありません。
かと、いって綾波主体でもありません、(第一部のみ)
強いて言うのならカヲル主体やもしれません。
解る人だけへの解説
綾波=祥瓊です。
あ、綾波&アスカは2話前編に初登場します。
で、元ネタは小野不由美『主上』の講◯社より出版の十二国記です。
それではどうぞ!


 闇だ。
僕は何処ともつかぬ闇の中に立って………。
立っている感覚を感じている。
はっきりと解らないのは余りの暗黒の深さの所為で自分の身体すら見えないからである。

そして、その闇の『地平線』の様な所にポッと火が灯った。

一一一来る。

その予想に違える事無く、炎の中から僕に向かっておぞましき怪物達が押し寄せて来る。
一つはゴリラよりも大きい猿、その爪は善く人を貫きそうだ。
一つは鷲の顔をしたライオンほどもある、黒い鳥。こちらも善く人を喰いそうだ。
数え切れない程の異形のもの達、それらは僕を食らう為に押し寄せて来る。

一一一逃げなくちゃ一一一

そう『思い』踵を返し何処へとも解らない所へと駆け出す。

しかし、『鳥』は特に早く、あっと言う間に僕の頭の上に辿り着いて………。

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!

僕はガバっと身を起こす。
そしてつぶやく。

「………『また』、あの夢か……」

つぶやく必要は無い、ただ、『あれ』は夢だった。と言う事を確認して置きたかっただけである。

そして、今だ鳴り止まない目覚まし時計を止めて、服を着替える。

「あっ!もう8時じゃないかっ!!どーしてこんな時間に鳴るんだよぉっ!!」

僕は慌てて一階へと駆け降りて、義母さんに挨拶をする。

「お、おはよう、義母さん」
「おはよう、シンジ、さぁ、早く食べてしまってね」
「あ、うん、いただきます」

僕が急ぎながらもトーストを噛っていると、義母さんが話しかけて来た。

「ねぇ、シンジあなた、髪の毛をもう染めてしまったら?
そのまま放っていると………」

……ああ、これか…。
と思いつつ、人さし指で眉の上までで切り揃えられた前髪をいじる。

「そのままだと、本当に『紫』に見えるわよ」

そうなのだ、僕の髪の毛は生まれつきに『紫』がかっているのだった。
しかもそれを短く刈込んであるから余計に濃く見えるのだ。
それを見て悪い噂を立てるものも少なくは無い。

「うん、考えておくよ、義母さん」


 「ぎりぎりセーフだったなぁ…」
滑り込む様に入った教室には、まだ先生は来ていなかった、これで皆勤賞は守られた訳だ。

「ねぇー、碇君、数学のノート見せてくんない?宿題、やってあるんでしょ?」

クラスの名も知らない女子が、自分ではやりもしなかった宿題の回答を僕に求めて来る。

一一一ゴメン、それは君の為に成らないから、さ一一一
「うん、良いよ、でも、次からは自分で、………ね?」

「まった出たぁ、相変わらずマジメねぇー、碇君は」

「あ、うん、ゴメン家の義母さんは教育ママでさぁ……」

ありもしない嘘を言う。
こんなのは作り話だ。
でも、そう言っておけば角も立たない、フォローにはなる。

「あー、分かる分かる、ウチもさぁー、自分じゃ出来もしない癖に『しっかりやれ』だもんねぇー」

とか言いながらもさっさと僕の書いた答えを写す、クラスメート。

一一一こんなこと自分の為に成らない事じゃないか一一一
一一一怖いんだっ!
人に疎まれることが、人に必要とされないことがっ!

そう、思いながらこうやって毎日を過ごしている。

「……あの、碇君、すみませんけど、………宿題、見せてくれませんか?」

僕の後ろの席、ヒソヒソと余人に聞こえない様に話しかけてきた女子。
この子は……苛められている。

「ちょっとぉー、今は私達が借りてるしー、
それに碇君だってあんたみたいなのにノート貸したく無い、って言ってるじゃなぁーい!」

さっき僕のノートを持っていった、いや貸した女子が言った。
その言葉を聞くと、後ろの彼女は沈痛な表情をするが、僕は何も言えなかった。
言えば『疎外』だ。

苦笑を浮かべて、一一ゴメン一一と口だけで謝った。
彼女は泣きそうになりながら席を立って、………今日は授業にはこなかった。

一一ゴメン一一

それは、心の中だけで自己欺瞞の為だけにある、言葉の様に思えた。

でも、しょうが無かったんだ、あそこで君を庇えば次からは僕がクラスから疎外を受け………。
それだけは、考えるのも嫌なくらい………怖かった。
……苛められるのにはそれ相応の理由があるんだよっ!
……君にだって悪い所があるから苛められるんだよっ!

そうやって自分を庇って、逃げているんだ、僕は…………………。


 「おおぉーい!碇、これ持って職員室まで来てくれないか?」
顔の四角い、いかにも屈強な先生が、書類の山を指して僕に言った。

「あ、はい」

山の様につまれた書類を、やっとの思いで職員室まで届けて、さぁ帰ろうか…と思った時に、
その人は現われた。
微かな、潮の匂いと共に。

変わった風体だった。
裾の長い着物に似た服を着ていて、能面の様な顔に髪をザンバラに伸ばしている。
それだけでも尋常で無く奇妙だと言うのに、その髪がとってつけた様な薄い銀色に輝いている。

「やっと見つけた……」

玉を転がすかの様な声でポツリ、と言った。
僕に向けて、だ。

「ん?おい、あんた誰だ?ここは学校だぞ関係者以外は立ち入り禁…」
「貴方とは話してはいない」

ピシャリ、と先生の言葉のその後を断ち切る。

「おい!碇!こいつはお前の知り合いか!!?」

職員室にいた別の先生が僕に聞いた。
勿論、僕はこんな人とはまったく面識は無い、忘れた、と言うのも絶対ないだろう。
何故ならば、彼の頭髪はそれは見事な銀髪だからだ。
とても綺麗だった。

「い、いいえ違います、こんな人、僕は知りません!」

慌てて、反論する、こういう勘違いは怖い。
それを知っているからである。

「おい、君!早々に出て行かないと警察を呼ぶよ!?」

「お下がりなさい貴方がたは関係無い、お怪我をされたく無いのならそちらこそ、早々に立ち去るがよろしい」

言葉は丁寧かもしれないが、その崩さぬ表情と冷淡な態度が慇懃無礼に銀髪の人を見せている。
クルっと僕の方から、職員室の窓の方へ向き直ると、途端に険しい目つきに変わる。
一一タイホ一一

何処からともなく声が降って来る。
感覚としては天井裏から話掛けた様な……。

「やはりな、来たのか?」
一一はい、コチョウが一匹どうなさいます?一一

「うむ、先にあの方の安全を確保する」

そして、もう一度僕の方へと向き直り、今度は近づいて来る。

「お探ししました、追手が来ます、御無礼を…」

彼は僕の足をグッと掴む。
僕は動けなくなる。

『ゴゼンヲハナレズチョクメイニソムカズチュウセイヲチカウ』

スッと体重を感じさせない動きだった。 「何を……?」

「許す、と言いなさい一一」

「え?え?」

「早く、死にたいのですか?」

「おい……碇…」

「どういう…?」

「貴方がたは早くこの場から逃げなさい、さぁ、許す、と」

「一一一ゆ、許す」

そして、回りの教師達がアッと驚く様な事を銀髪の美丈夫は行った。

彼は自分の額を僕の足の甲に擦り付けながら、なにかブツブツと言う。

ポォッと不思議な温かさが僕の中に入り込んで来る。

立ち眩みがした。

そして、真っ暗な視界が開けると誰とも知らない先生が怒り顔で迫っていた。

「碇!どういうことなんだ!!!」

その怒号と同時だった。
ドン!と職員室全ての窓ガラスが割れて、僕達に襲いかかったのは。


 それは、キラキラと水を弾いたかの様に、僕の目には映った。
ガラスであった。
突然、前触れもなく割れたガラスが職員室に噴き出したのだった。
いや、噴き出すと言うのはおかしいか。
飛び込んで来たのだ、なんらかの力の所為で。

「う……」「あああぁ……」「い…痛い…」

その呻き声に気が付いて、呆然と見ていた割れた痕を残す窓から目を足元へ向ける。
そこには血溜まりの中に倒れている先生達であった。
良く見ると、細々になったガラスが全身に突き刺さっている。

その中でも比較的軽傷な先生が言った。

 「碇ぃ…これはお前がやったのかぁぁ………」

その向けられた顔を彩る血に今更僕は嫌悪を感じて、その先生から目を逸らしてしまった。

「違います、ぼくは、なにも」

一一一おかしい一一一
この惨状の中でどうして僕は平然と立って、しかも頬と手に少々のかすり傷程度しか無いんだ?
そんな事を考えさせまい、とばかりに、銀髪の人はグイと僕の手を引き、職員室を出ようとする。
その、僕を引く力に特に意味は無く抵抗してしまう。
すると、銀髪の人はあきれた様な、見下げた様な目を僕に向けて、言った。

「さぁ、はやくここから立ち去りましょう、それとも何か、このままお死にに成ることをお望みか?」

「そんな、どうして………どうして僕が……」

「さぁ、早く、アレはすぐ近くまで来ている」

今度こそ僕は彼に引っぱられて職員室から出たのだった。
そのときに、丁度他の先生と出くわした。
どんな反応をするのだろう、と彼を見たが、自分の異様さを全く気にはしていない様に、
あっさりと、冷静に先生の一人にいった。

「怪我人がいます、手当てを」

彼はそれだけを言うと僕の手を引いてまた歩みだす。
先生が何か大声で叫んでいたが聞こえなかった。
しばらく誰もいない廊下をズンズンと早足で歩くかの様に進むと階段の踊り場に出た。
彼は僕の手を引いたまま、その階段を『上った』

「あ、あの、どこへ行くんですか!?」

僕はこの手を振り払い早く家に帰りたい気持ちに成っていた。
怖い。この異常な空気と出来事などがとても怖い。
だが彼は僕の考えなどまったく考慮する素振りも見せずに、ただ屋上を指差しただけだった。

「そっちは屋上ですよ…逃げるなら下に…」

「そちらからは人が来るでしょう」

「でっ!……でもっ!!!」

帰りたい、帰りたい、帰りたい。
こんな訳の判らない空気はものすごく怖い、怖い。
厭だ。
なんだかとっても厭にやってくる。

「それでは貴方は無関係の者を巻き込む事をお望みなのですか?」

彼は振り返りもせず、僕の手を引きグングンと階段を上って行く。
それはかなり荒々しい歩みであっただろうが、彼の動きには相変わらず体重が無かった。

しかし、無関係な者を巻き込む、と言うことは、僕は既に関係者なのだろうか?
だとしたら、僕はひょっとしたら死ぬ様な目に会うのかもしれない。
この不穏な空気が僕に悪い方向にしか考えを許さない。

強く手を引かれたまま、屋上に出ると頭上から奇声が轟いた。

 錆びた金具が軋む様な音に僕は頭上を見上げた。
そこには、巨大な影がたたずんでいた。
茶色の翼、毒々しい色が宿る湾曲した鷲の様な嘴。
その顎が大きく開かれ、猫が威嚇するときに発する声を上げた。
その巨大な鳥の足元で僕は金縛りんいあった様に、寸分も動きがとれなくなる。

が、銀髪の彼が僕の手をもう一度強く引き、自分の方へと引き寄せてくれた。
その次の瞬間、鳥の嘴は屋上への入り口を破壊した。
僕は助けられたのだ。
だが、この鳥はどうやら僕達を逃がしてくれそうにはなかった。

両翼を大きく広げ、(その幅は5メートルくらいあった)ギョロリ、と気持ちの悪い瞳で僕を睨む。

一一一狙いは、僕か一一一?

金縛りが解けた。
同時にあれは、
一一一あれは一一一
夢にも出てきた、あのバケモノだ!
そう、思い出していた。

そのバケモノは大きくはばたくと空に舞い上がり、幾度か旋回した後に羽根の角度を変えた。

「来ます」

と、彼の声が耳に届いたときだった。
鋭い、いやそれゆえ鈍い衝撃が疾ったのはっ!

ガシャンっ!!!

屋上の安全用フェンスが軋む。
僕はあの鳥の巨大な鉤爪に肩をえぐられた。
血が噴き出す。
痛い、痛い、痛い。

「くっ!行けっ!サキエルっ!!」

彼の声は何処か遠い所で聞こえた。
ああ、これが死ぬ、という事なのか。
思ったよりも簡単な事だったんだ。
もっと早く『ここへ』逃げたら良かったな………。

「しっかりしてください!」

彼が僕の肩を持って揺さぶる。

「自失している場合ではありません」

肩を握られているのに、何故か痛み一つ感じない。
不審に思い、傷口と思われる痛みの発生源に眼をやると。
すでに瘡蓋になっていた!

「僕は一体…?」

それよりも!
僕はハッとして先程の『鳥』を探す。
そして、それには緑色の身体を持った異形なるモノがまとわり付いていた。

「あ、あれは?」
「アレの名はサキエル、僕の下僕です」

「サキ……エル?」

それよりも、といった表情で彼は僕の手を引っ張ると、やおらに叫んだ。

「アラエルっ!」

その彼の声に答えるかの様に、コンクリートの床から染み出る様に、一人の女の人が姿を現わした。
その姿は美しい天使の様だった。
ただし、その両手、両足は人間に似たモノではなく、鳥類のモノであったが。

そして、彼女は鳥の両手(要するに羽根だろうか?)に一つの剣を持っていた。
僕の知りうる限りでは彼女の持っている剣を、まるで、中国の儀礼用の剣。
としか言いようが無かった、その刃を収めている鞘は余りにも優美で、
剣の柄は金、鞘にも金の装飾があった。
七色に輝く宝石を鞘にちりばめ、更には掌で丁度包み込める程度の玉飾りも付いていた。

どう見ても実用的ではなかった。

そして、彼は彼女の腕(羽根?)からそれを取ると、真直ぐに僕の方へと突き出した。

「え?」
「これはあなたのものです、さぁ使って下さい」

驚いた僕は彼の手にあるモノと彼の顔を交互に見比べた。

「この剣を……僕が?あなたじゃなくて?」

彼は時間の無駄だ、とばかりに僕の胸にそれを押し付けた。

「僕には剣を振るう趣味はないのですよ」
「ちょ…っ!こういう場合はあなたがこれを使って戦うんじゃ!?」
「残念ながら、僕は剣技と言うものを習った事が無いのですよ」
「そんな!!僕にだって無理だっ!!どうしろっていうのさっ!!?」
「……このままでは死にますよ」
「いやだっ!まだ死にたくないっ!!」

そうだっ!まだ死にたくは無いんだ。
僕の必死の訴えも彼にはそよかぜが吹いたかの様な面持ちで、簡単に言ってのけた。

「では、それをお使い下さい」

僕の心は極度の混乱状態に陥った。
それが、その剣を、鞘から引き出した、原因だったのかもしれない。

シュっ……。

剣を鞘から引き抜く、それだけで、それだけで、この辺りの空気が変わった。
研ぎ澄まされる、神経、ありとあらゆる、外界の情報が切っ先、刀身、柄を通して流れてくる様だった。
目を閉じているのにも関わらず。

恐る恐る目を開ける。
『鳥』はサキエルと呼ばれたアレを振り払った、再び僕に向かって来るつもりらしい。
心を整える、何故だかは判らないがこの剣を持っているだけで、落ち着く。
刀身が赤く、紅く輝く、真紅よりも赤く、血の色よりも深く。
輝く。




NEXT
ver.-1.00 1998+04/28公開
お便りは sam-terumi@worldnet.att.com に!!

後書き文書

菊「ども、3作同時投稿の3回目の菊地ですぅ」
D「どうも、DRAGONICKです」
菊「いやさ、だいぶんとブランクがありましたが、この3本同時投稿で許してもらえますかね?」
D「早く書かねば、早く書かねば、書かねばーっ!!………あ、すまんなんか言った?」
菊「……相変わらずノーミソぶっ飛んでるなぁ…」
D「殺っ!」
菊「ボケぇ。今はまだ『必殺技』の時間ではないだろうが」
D「知るかっ!!!くらえっ!」
菊「いやじゃぁ」
D「万聖龍王けぇぇぇぇんっ!
3歩後退菊「はずれ」
D「腕伸ばしっ!!!」
菊「なっ!ピッコロさんっ!!!!!それは無しっていったじゃないですかっ!」
ズゴォォォン!
菊「ぐはぁ…っ!」
D「ふう、どうやら十二国記はオレにはコメントしにくい…」
菊「ならすんな、大体、今回は小野『主上』の為に(誇大)書いたのだから(二次創作だが)マトモに後書きをしたいんだよぉぉぉっ!!!」

D「嘘つくな!(キッパリ)と、いう事でっ!」
菊「なんだよ」
D「Lっ!!菊地を懲らしめてやりなさいっ!」
菊「また新人の使徒人間かよ……」
L「てりゃぁあああっ!」
ゲコッ!
菊「痛ぇっ!!」
L「やぁ、菊地さん。僕は助手Lと申します」(C.V.堀川亮さんをイメージっ!)
D「じゃ、後頼んだぞ」
L「はいはい♪早くクズ小説が完成すると良いですね♪」
D(帰ってきたら殺してやるっ!)<思考
菊「で、貴様は十二国記を知っているのか?」
L「んー、十二国は良いですねぇ、設定が深く、それぞれのキャラにそれぞれのストーリーがあり」
菊「うむ、その中でもヲイラは陽子×楽俊派の珍しい(?)コンビの支持派だ」
L「……そしてなにより!驍宗×泰麒はみんなが望むカップルっ!!!」
菊「…ふっ、違うなLよ、彼等はカップルなどと言う関係ではないよ」
L「なっ!なんとぉっ!!!既にカップルと言う関係を超越していたのかっ!」
菊「うむ、例えるならば『暁生さんとアンシー』な関係だぁっっ!!!」
L「えええ〜〜〜〜〜ぇ……そんなんだったのぉ?」
菊「それ以上いくとどーしようもないだろうが、あの二人で既にディ・モールト、デンジャラスだってのに」
L「僕としてはやっぱり例えるならば!『暁生さん×冬芽』のテレビ版以上の激しい関係なんじゃないの?」
菊「小野さんを馬鹿にしているのか?あの人は我らファンの『主上』だぞ」
L「別に馬鹿になんかしてないじゃないか、ただ、例えだけで」
菊「だいたい、そーいった香りのする原作では無かっただろうが、あくまでも現実的に、あくまでも美しく」
L「そんなあたりまえの事をいまさら…ふぅ」
菊「愚か者め、これを今読んでいる人は知らないかもしれんだろうがっ!」
L「そんな事僕には関係ないもん」
菊「己の発言に責任を持て、一度言った言葉は二度と口には戻らんのだぞ」<(かつてそれで泣きを見た)
L「さて、話を変えて、と菊地さん。あなたの噂は聞いてますよぉ」
菊「ふん、どーせDあたりがロリーだとかほざいてるんだろう」
L「いえいえ!貴方は常に純粋に作品を面白くするのに取り組んでいる方でぇ…」
菊「もういい、ヲイラはそんな人間ではない、ただ後書きを楽しく書きたいから作品を作っているんだ」
L「いえいえ!それもさっき言った事の一つなんですよ、菊地さん」
シカト菊「皆様も本作の原形、十二国記を読んでみてくださいね!」
L「無視するなぁぁっっ!!鬼畜菊地ぃっ!」
シカト菊「本当に素晴しい作品ですので!!!(拳握)おすすめですっ!!!」
L「ATフィールド全開…っ!貴様の身体をねじ曲げてやるぅぅっっ!!!」
菊「あたりはせんよっ!(クワトロ)」
L「掛かったねっ!君はATフィールドのドームの中にいるっ!そのまま潰れるが良いっ!」

            (セブンス ホール)
菊「こ、これはっ!!次元回廊っ!!
L「潰れろっ!」
菊「い、いくら堀川さんがレディオス=ソープやったことがあるからってぇぇ……」
L「ATフィールドならば…このくらいの芸当など…軽いっ!!!」
菊「そんなことを言ってるとぉぉっ!」
天照『ボクが怒ってやって来るってかぁ?あっはっはっ!』
菊&L「しぎゃぁぁぁぁあぁぁぁあああっ!!!」

一幕一





 菊地さんの『Twelve country stories by EVA』、公開です。



 原作、知らないです (;;)


 こういう場合
 かなり困ってしまうことが多いのですが、

 今回・・・大丈夫だった(^^)



 原作の流れを知らなくても、
 原作の登場人物像を知らなくても、

 平気。


 原作の知識が必要なかった流れだった+
 知っていることを前提にしてなくて描写していた


 からかな。




 さあ、訪問者の皆さん。
 お久しぶりの登場菊地さんに感想メールを送りましょう!



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