TOP 】 / 【 めぞん 】 / [Kei]の部屋に戻る/




 久し振りに歩く廊下。
 すれ違う度に、相手が振り返るのを苦笑気味に思い、碇シンジは自分の教室
へと歩いていた。
 そして立ち止まり、目の前にある扉を開く。
「みんな、おはよう」
 教室に響く声。
 ここ数ヶ月聞こえなかった声が、本日復活した。
「碇君!?どうしてたの?今まで」
「ずっと学校来なかったじゃない!?」
「病気だったの?」
 どさっと集まり、シンジの周りを取り囲む少女達。
 シンジはその中心で一瞬困った表情を浮かべ、そして微笑んだ。
「…ん〜、そういう訳じゃないんだけど…、まあ色々とね。家庭の事情」
 軽く受け流し、少女達の包囲網を崩す。
「じゃ、ちょっと通してね」
 ひょいっと女子の間をすり抜け、彼は自分の席に向かった。
 机の上に鞄を放り、教室の後ろにいるトウジ達の傍に歩み寄る。
「おはよ、トウジ、ケンスケ」
 微笑むシンジに、二人はにやにやと笑って答える。
「よ、おはよさん、シンジ」
「おはよー、シンジ」
 今までと同じ風景、そして同じ言葉。
「おはよう、レイ」
「…おはよう、シンジ」
 トウジ達の横で、微笑み返す綾波レイ。
 いつもと同じ、そして少しだけ違う風景がそこにあった。



『願いはかないますか?』
最終話 願いはかないましたか?





「……で?報告は?」
「はい。碇イワオ老人が綾波アキのカルテに対し、内容の捏造を命令していた
可能性があります」
「…どういう意味だ?」
「…はい。言い辛いのですが、綾波アキさんの病状は回復していないと思われ
ます」
 椅子を回転させ、正面を向いた会長に秘書は姿勢を正す。
「…つまり、アキさんの退院手続きは老人の命令による物だと?」
「はい、恐らく」
 ため息をつく会長をじっと見つめ、秘書は次の言葉を待つ。
「…アキさんの再検査の結果は?」
「明日には出るかと」
「そうか……」
 会長は静かに瞠目し、口を開く。
「…分かった。引き続き、老人の裏を探れ」
「分かりました。では、失礼いたします」
 一礼すると秘書は部屋を出て行った。
 それを確認すると、会長は部屋の隅に座っていた少女を見る。
「だ、そうだよ。レイ」
「……シンジ」
 そこには綾波レイがいた。
 そして会長と呼ばれていたのは、碇シンジである。
 ここは以前は碇イワオ、つまりシンジの祖父が居を構えていた家の一室であ
る。
 祖父を強制的に隠居させた後に、シンジとレイはこの家に移り住んでいた。
 そして現在、シンジの目下の問題は祖父の裏工作への対処であった。その一
つに、レイの母である綾波アキの突然の退院の謎があったのだ。
「……ごめん、レイ。アキさん、もしかしたらまた入院するかも知れない」
 シンジの言葉に、レイは静かに首を振る。
「ううん。お母さん、療養していた時も変だったもの……。どこか辛そうだっ
た…」
 レイが気遣う様に呟く。
「そっか……」
 シンジは軽く肯くと、手元の書類に目を落とす。
 最近は学校にも顔を出せないでいる彼は、レイと過ごす時以外は完全に、書
類に埋もれる生活になっていた。
「…にしても…いい加減に学校に顔出さないと、まずいよなぁ…」
「学園長が渋い顔してたわよ」
 レイの口元に悪戯っぽい笑みが彩られる。
「冬月のおじさんが?…やばいな…」
 苦笑が浮かぶシンジを、レイは優しい笑顔で見ていた。


 そして今日、碇シンジは学校に久し振りに復帰したのだった。

「久しぶり、アスカ」
「本当にね。あんた、今までどうしてたのよ。レイは学校に来てたのに」
「…いやぁ、仕事が忙しくてね。つい」
 にっこりと笑ってシンジが頭を掻く。
 そんな仕種にアスカは一瞬詰まり、そしてため息をついた。
「…私の知ってるあんたに戻ったのね」
「……まあね。今の僕の傍には…彼女がいる」
 シンジの瞳に一瞬、とても真剣な光が浮かぶ。
「………ごめん、アスカ。僕には君の想いに応える事は出来ないんだ。僕は…
…多分レイを守る為だけに、ここにいるんだから」
 シンジはそれだけを言うとトウジ達を振り返った。
 その瞳には、先程の真剣な光は無く、既にいつもの茫洋とした瞳があった。
「なんの話?」
 シンジの声に、レイが振り返る。
「相田君が、今日転校生が来るって」
「ケンスケ?本当に?」
「ああ、かなり信憑性の高い話だよ」
「……また学校のシステムにハッキングしたんじゃないだろうね?」
 にこやかだが、少し据わった目でケンスケを見るシンジに、ケンスケは笑っ
て答える。
「そんな訳無いだろ」
 ははは、と笑うが視線はシンジから逸らされている。

 …やったんだな。

 そう確信する。
 セキュリティを強化しないと…。などと考えながら、シンジはそれ以上の追
求を止めた。


「今日は転入生を紹介する!さ、入りたまえ」
 加持の声にゆっくりとドアを開けて入ってくる少女。
 その姿に、シンジ達は驚嘆する。
「霧島マナと言います。父の仕事の関係でしばらく日本にいる事になりました。
よろしく!!」
 そこで笑っているのは、シンジの元婚約者である霧島マナ、その人だったの
だから。
「ま……マナ!?」
「やっほー、久し振りね。シ・ン・ジ」
 にこやかに手を振るマナと対照的に、固まっているシンジ。
 クラスメート達はこの成り行きに呆然となっている。
「なんだ。知り合いか?」
「ええ。ちょっと」
 マナが加持に軽く答える間に、シンジは我を取り戻した。
「じゃあ、霧島君の席は…あそこだ」
 加持が示したのは、レイの後ろだった。

「ど、どうして」
「お父さんがまだこっちで仕事あるって言うからさ。じゃあ、こっちの学校に
編入しちゃえって事」
 H.Rが終わるとすぐにシンジはマナに話し掛けた。
 シンジの質問にも、マナはにこやかに笑って答えるだけである。
「マナ」
「そんな顔しないでよ。私は別に、何も含みはないわよ」
 くすくすと笑って、マナがシンジの肩をたたく。
「それにしても、変わるものね」
 急に視線が真剣な物に変わる。
「……やっぱり、あの子がいるから?」
「そうだね。その通りだよ」
「…私の割り込む隙間は無し?」
「悪いけどね……って、え?」
 驚いた表情を浮かべるシンジを、マナは悪戯が成功した悪童のような表情を
浮かべて笑っていた。
「…そんな顔、初めて見たわねぇ」
 にやにやと笑っているマナ。
「……マナ」
「本気…だったんだけどね。ま、今の君を見ていたら気が変わったわ」
 静かに微笑むマナ。それはシンジと共に、老人と戦おうと話していた時のマ
ナだった。
「…ま、お父さんが日本にいる間は、私も動けないしね。これから、よろしく。
碇君」
「……」
 シンジは黙ったまま、マナを見ていた。
 そしてため息をつくと、手を差し伸べる。
「こちらこそ。よろしく。霧島さん」
 優しい微笑み。
 マナが向けられた事の無い、シンジのもう一つの表情。
 そして彼女は肯く。



 季節はうつろい、春休みまであと数日になっていた。
 シンジは書類に埋没する日々が続き、レイと話す時間も限られていた。
 そんな中、綾波レイの16歳の誕生日が近付く。



「ね、レイ。あんた誕生日はどうするの?」
 アスカが不意に教室で尋ねる。
「…去年はシンジと祝っていたけど…今年は分からない」
 シンジのいるはずの席を見るレイ。そこにはシンジの姿は無い。今日はずっ
と執務室で仕事に追われているはずだ。
「ふ〜ん。…ねえ、あんたの家、広かったわよね?」
「…?…ええ…」
「ね、ヒカリ。レイの誕生パーティーは、シンジの家でやりましょうよ!」
「あ、そうか。そうよね。そうすれば、碇君も参加できるだろうし」
 どうやらレイ以外の人間が、計画を練っていたらしい。
 その事に気付くレイ。
「あら、それじゃ料理には、私も参加しようかな」
 既にクラスに溶け込んでいる霧島マナが、レイの背後から顔を出す。
「あんた、料理できるの?」
「得意分野よ」
 にっと笑うマナと、ヒカリを見比べる。
「いい?ヒカリ」
「人手はあった方が良いわよ」
「じゃ、マナ。あんたはヒカリと一緒に料理ね。レイ、台所は借りられる?」
「え、ええ」
 アスカの仕切りに、レイはただ肯くだけである。
「んじゃ、決まりね!」


 そして綾波レイの誕生日当日。
 碇邸には碇シンジや、綾波レイと親しい友人が招かれていた。
 と言っても、基本はアスカやヒカリと言った人間なのだが。
 既にただの宴会と化している会場だが、そんな中でもシンジは微笑みを絶や
さずに、友人達の間を回遊していた。
 トウジやケンスケと馬鹿な事を言い合ったり、ヒカリと料理の話をしてみた
り。
 彼も色々と、鬱屈するものがあったのだろう。
 そして時計の針が11時を回ろうと言う時、宴はゆっくりと閉会する。
「じゃ、またね。シンジ、レイ」
 アスカ達が口々に、別れの挨拶をして去っていく。
「みんなも、気を付けて」
 シンジは一人一人にそう声をかける。
 そして皆が帰った後、シンジは一人書斎へと足を向けた。
 静かな部屋がそこにあった。
「……シンジ」
 小さい呼びかけ。
 シンジは振り返る。
 そこにはレイが立っていた。
「……レイ」
 シンジはゆっくりと微笑みを浮かべる。
 彼の手は机の下に隠していた『物』へと、ゆっくり伸びていた。



「レイ、16歳の誕生日おめでとう」
 私の一番好きなシンジの優しく微笑み。シンジは微笑みながら、私に花束を
渡す。
「…ありがと」
「そして、もう一つ」
 シンジはそう言ってテーブルの引き出しを開けた。
 そこから一つ、小さな箱を取り出して私の掌の上に置いた。
「…これが僕からのプレゼント」
「……何?これ」
「開けてみれば分かるよ」
「開けても良い?」
「どうぞ」
 私はゆっくりと綺麗に包装してある箱を開いた。
 中には小さなリングが一つ。
 深い紅の石が、銀製のリングにあしらってある。
「……これ……」
 私は呆然としながらシンジの顔を見上げた。
 多分私の顔は、何と言って良いのか分からない、どっちとも取れない顔をし
ているだろう。
 そしてシンジは、頬を少しだけ朱に染めて、微笑んでいた。
「…レイは16歳になっただろ?……その、少し気が早いかな…とは思ったん
だけど…」
「シンジ…」
 すっと息をつき、シンジは私を見つめる。
 静かな黒い瞳。
 優しい夜色の瞳を、私は好きだった。
「…まだ僕が18になるまでは無理だけど……結婚しよう。レイ」
 迷いの無い口調で、シンジがそう告げた。
 私はこの時ほど、自分の口下手さを呪った日は無いだろう。
 はっきりと「イエス」と言いたいのに、言えずに俯いてしまう。
「……レイ。言葉にしなくてもいいよ。ただ肯いてくれれば、それでいい」
 シンジがそう言ってくれる。
 私は何度も肯いた。
 シンジが勘違いしないように。
 私が、「ノー」と言っていると思わないように。
 何度も、何度も。
「……レイ」
 シンジは私の名を呼んで抱きしめてくれる。
 私はその時、初めて自分が泣いている事に気付いた。
 嬉しい時でも…泣けるんだ。
 初めて知ったような気がした。
 その夜、私たちは初めてキスをした。
 初めての、恋人のキスを。










 そして、時間が流れる。










 シンジとレイは18歳になっていた。
 高校卒業後、彼らは付属の大学に進学。
 シンジはそのまま、日本Nervグループ会長職を続けながらの進学である。
 レイは医学部へと進学。
 母のような人を救いたい、というのがその理由だった。
 そしてシンジは少しずつだが、レイの前でも冷徹な部分を出すようになって
いた。
 それは今まで隠し通そうとしていた、もう一つの本当の自分をさらけ出す事
だった。
 決して消える事の無い物なら、それも自分であると認めようとしているのだ。
 レイは静かに、そんなシンジを受け止めていた。
 そしてレイの18歳の誕生日の翌日。
 鈴原トウジや、洞木ヒカリ。相田ケンスケ達、クラスメート達が礼装に身を
包んで教会に集まっていた。
 碇シンジと綾波レイの結婚式に。


 シンジは控え室で、じっと時間を待っていた。
 タキシードに身を包み、じっと花嫁となる女性が出てくるのを待っている。
 そしてユイとアキに手を引かれ、一人の女性が純白のドレスを身に纏って静
かに部屋から出てくる。
 綾波レイである。
「…じゃ、シンジ。私達は外にいるから、時間に遅れない様にね」
「あ、うん」
 一瞬、中央に立つ少女に見惚れてしまい、シンジは反応が遅れていた。
 そんな彼を、ユイはにこやかに笑って見、アキは静かにシンジの前に立った。
「シンジ君」
「…アキさん?」
「レイを……娘をよろしくお願いするわね」
 深々と頭を下げるアキに、シンジは優しく微笑んだ。
「…分かっています。必ず…守ります」
 それは、シンジが決して破る事の無い誓約でもあった。
「それじゃ、また後でね」
 にこりと笑うと、アキとユイは部屋の外に出る。
 二人の間に沈黙が生まれた。
 そんな沈黙をしばらく過ごした後、シンジがぽつりと呟く。
「多分僕は、君と出逢う為に、生まれたんだ」
 柔らかく微笑むシンジ。
 この2年間で彼は、少年から青年へと変化していた。
 繊細な顔立ちは変わらないが、その内面は変化していた。
 レイしか知らない脆さを秘めた内面も、今では強靭な強さを持っていた。
 日本Nervグループは完全にシンジに掌握され、以前よりもその力を強め
ている。
「…シンジ?」
 レイも微笑みを浮かべる。
 彼女もこの2年間で、劇的に変化した。
 その美貌は、少女から女性へと変貌し、何よりも感情がその美貌を彩る事を
覚えたのだ。
 初めは小さな変化だった。
 だが今では、彼女は優しい笑みを浮かべるようになっている。
 まあ、他人に比べればまだまだ表情は少ない方だが。

 その時、教会の鐘の音が響いた
 それは式の時間を告げる鐘でもある。
 シンジはレイの手を取り、静かに歩き出す。
 二人は優しく微笑みながら、式場への道を歩いていた。
「神様に誓う前に、君に誓うよ」
 レイの繊手にキスをし、シンジは彼女の深紅の瞳を見据えて告げる。

「僕は君を、世界で一番、愛している」

 レイが微笑み、そしてシンジの背に腕を回す。
 シンジの胸に顔を埋め、レイははっきりとした口調で答えた。

「…私もあなたを、世界で一番愛してる」

 そして微笑む。
 それは、レイが今まで浮かべた笑顔の中で、一番輝いた笑顔だった。



『願いはかないますか?』 Fin




ver.-1.00 1997-10/27公開
ご意見・ご感想、誤字脱字情報は tk-ken@pop17.odn.ne.jp まで!!

 「終わった〜。終わったんだ〜」(←書き終わった瞬間の心の叫び)

 ども、みなさん。お久しぶりのKeiです。ようやく終わりました「願いは〜」
いかがだったでしょうか。
 最終話だけど、今一つ…という方もいらっしゃると思いますが、まあ、これも
終わり方の一つ、と言う事で。
 「書いた物は必ず終わらせましょう」というのが私の基本姿勢なもので、未完
のままというのは嫌だったんですね。まあ、私の書きたかったのは、シンジがレイに
指輪を渡すシーンだったんで、まあ良し、と(笑)。
 それでは、皆さま、また別なお話でお会いいたしましょう。

 1997年10月26日  1996(坂本龍一)を聞きながら  Kei



特別収録
『願いはかないますか?』終了記念座談会


アスカ「ちょっと、最終話のあたしの扱いの悪さは何よ!」

マナ 「そーよ。一応切れ者の設定で登場してきた私なんて無茶苦茶扱い悪い
じゃない!!」

トウジ「ワシとケンスケなんぞ、殆ど喋ってもおらんぞ」

ヒカリ「あたしも…」

シンジ「作者からのコメントがあるんだけど…聞く?」

アスカ「聞こうじゃないの」

シンジ「え〜っと…『すまん』…」

マナ 「…それだけ?」

シンジ「…うん(実に済まなそうに)」

アスカ「作者、あたしを舐めてるのかしらねぇ」

レイ 「逃げただけじゃないの?」

アスカ「きゃっ!あんた、いつからそこにいたのよ!!」

レイ 「さっきからずっといたわ。私はシンジの傍にいるんだから」

アスカ「……確かにこの話ではあんたに譲ったけどね。めぞんはLASの殿堂
よ!他の所ではあんたはあたしに負ける運命なのよ!!」

レイ 「…別に良いわ。最後に勝つのは私だもの」

アスカ「ほほーう(ジト目)」

レイ 「この作者は『綾波幸福化計画』推進者の一人よ」

マナ 「…もう良いわよ。そんな以前に議論百出してそうな話題は。それより
も、今回のお話でお世話になった方にお礼言わないと、いけないんじゃないの?」

シンジ「ああ、そうだった。作者からいくつかメモ貰ってるよ」

アスカ「どんな奴?」

シンジ「えっと…『秋月さん、木野神さん、S.Hayaさん、加藤さん、浜
さん、武帝さん、河井さん、たこはちさん、TAIKIさん、村井さん、高井
さん、yanmanaさん、KUONさん。感想ありがとうございました。お
かげ様で無事、完結いたしました』…だって」

アスカ「…結構いたのね、感想くれた人」

シンジ「本当だねぇ」

アスカ「で、これからどうするの?」

マナ 「少しネタバラシして終わりにするって」

シンジ「ネタバラシ?」

アスカ「あ、そうそう。最初の設定では、マナ、あんた出る予定じゃ無かった
んでしょう?」

マナ 「そうよ。他のメンバーはほぼ予定通りだったけど、私は最後の最後ま
でイレギュラーだったのよ」

シンジ「あ、設定資料が挟んである。えっと……あれ?」

レイ 「どうしたの?」

シンジ「いや…マナの名前が無いんだけど……。山岸…マユミ?誰?これ」

アスカ「…まさか…」

マナ 「そうよ。最初はマユミが出る予定だったのよ。しかもマユミも第2話
Aパートで出演が決まったキャラなのよ。なのに…」

レイ 「そのマユミも突然マナに変更されたのね」

シンジ「なんでまた」

マナ 「マユミだとシンジと一緒にクーデターなんてやりそうに無い、だって」

アスカ「本当の事じゃないの」

マナ 「何ですって!?」

アスカ「作者、鋼鉄のガールフレンドをやってないのに、マナのイメージを特
定してるから、マナが変だなんてメールがくるのよね。まったく、何考えてる
んだか(しみじみ)」

シンジ「…そんなに冷たい事言わないでも」

日向 「まだ出番のあった君たちは良いよ。俺達なんて設定だけはあっても、
登場できなかったんだぞ(涙)」

シンジ「ひゅ、日向さん?」

青葉 「そうだ!教師役として出演決まってたのに……」

伊吹 「……どうせ、設定も適当に、数人まとめてやられていたんですし…良
いじゃないですか…(ため息)」

リツコ「…私、出番あったかしら?」

伊吹 「先輩も出てませんよ。多分。作者、キャラをいつ出したかを、把握し
てませんし」

ミサト「あたしも出てないわよねぇ」

リツコ「名前は出たわよ。あなたはね(冷たく)」

ミサト「ちょ、ちょっと待ってよ。それならあの馬鹿はどうすんのよ」

リツコ「加持君?そうねえ。一人だけ出番があったなんて…作者に何か渡した
のかしらねぇ。ふふふ」

加持 「こら、人を勝手に犯罪者扱いするなよ」

ミサト「あ〜ら、加持ぃ。あんただけどうして出演できたのかしらねぇ」

加持 「こら、葛城。邪推は止めろよ。俺だって適当な扱いしか、受けてない
んだぞ!」

ミサト「問答無用。日向君、縛り上げて」

日向 「は、はい!!」

加持 「こ、こら!!日向!!止めろって!!」

ミサト「さー、きりきり吐いて貰おうかしら。ふふふふふふふ」

リツコ「ミサト、私にも協力させてね。うふふふふふふ」


レイ 「…あの二人は何が楽しいの?シンジ」

シンジ「……さあ(汗)」

アスカ「あー、もう。ほら、さっさと終わらせるわよ。本編よりも長かったら
目も当てられないじゃない!!」

シンジ「それじゃあ、レイ」

レイ 「…この話を今まで読んで下さった皆様、本当に有り難うございました。
また、別なお話でお逢いいたしましょう」

シンジ「それでは、皆様。いずれ、また」


 終了記念座談会 END


 Keiさんの『願いはかないますか?』最終話、公開です。
 

 願いは叶いましたね(^^)

 シンジとレイの乗り越えた愛。

 沢山の困難を越えて結ばれた二人は
 きっと幸せになってくれるでしょう(^^)

 それを願います。

    ううぅ・・LAS人らしくないコメントだ?!
    いいんです、これだけいい話を読むと
    レイちゃんにも甘くなる(爆)

    いざとなったら
    アスカは彼女の数字らしく2号さんになるとか(^^;

    いくら何でもこれは
    LAS人・アスカ人として許されないセリフだな・・m(__)m

 

 

 

 さあ、訪問者の皆さん。
 祝連載完結のKeiさんに感想メールを送りましょう!


TOP 】 / 【 めぞん 】 / [Kei]の部屋に戻る