「しかし、ガイ君も連れていくし、、」加持がお茶をすすりながら言う。
「私と同じ部隊に配属してくださるなら、文句はありませんが。よりによって前線で戦わせるなんて、、」アスカは力説する。
「しかし君も同じ頃、前線で戦っていただろ、、」加持が言う。
「そ、それはそうですけど、、、」
「君の息子だからと言ってヒイキする訳には、いかないんだ!今必要なのは優秀なパイロットだ。シンジ君はいわば、サラブレットなんだよ。」
「サラブレット??」
「そう、碇シンジの血を引く唯一の人間なんだ、、」
「、、、判りました。シンジを月にいかせます、、、」
「すまないな、アスカ君、、、」
「いえ、お気になさらずに、、それでは。」アスカは加持の部屋を出る。
「葛城、、、俺は間違っていないよな、、」加持は写真たてを見ながら言う写真の中のミサトは何も語らない、、、、
「ミネ様、いかがなされます?地球の奴等は月に兵力を集めていますが?」作戦司令室でミネ将軍を始めパイロット達がブリーフィングを開いている。
「おのれ、かくなる上は月から攻撃だ!シャムシルの準備は?」ミネが言う
「もう組み立ては終わっていますが、また将軍自ら?」
「勿論だ、ああレイ様!このミネ=マサヤ、あなた様の為なら危険をかえりみず前線で戦います!」ミネがレイのフィギアを握り締めながら言う。
「、、、またはじまったよ、、」兵士達はうんざりしている。
「さあ、いくぞ!今回はズサ隊も出す、皆月での戦闘に備えろ!」ミネがマントをひるがえし言う。
「ズサ隊もですか?」
「ああ、今回は敵もかなりのMSを持ってるはず。数には数で対抗だ!」
「おお、まともな意見、、」
「何か言ったか?」ミネは言う。
「早速準備いたします、」
「よし、2時間後に攻撃を開始だ。諸君、それまで休みたまえ!」そう言うとミネ将軍は作戦司令室をでる。
「シンジ、無茶しちゃ駄目よ!」アスカが言う。
「判ったよ母さん!」シンジは言う。
「じゃあ家の事はよろしく頼みましたよ、アスカさん。」ユイが言う。
「はい!」アスカが言う。
「あ、あのぅそろそろ時間ですが、、、」ガイが言う。
「じゃあ、ガイ君も頑張って!」アスカは言う。
「は、はい!それではアスカ大尉、ガイ=シンギョウジ行って参ります!」ガイは敬礼をする。アスカは3人に向かって手を振る。
「シンジ、、、生きて帰るよ、、」アスカはつぶやく。
「そう言えば、シンジ君は宇宙<そら>は初めてかい?」ガイがスペースシップの座席に座り言う。
「はい、そうなんです!」シンジは答える。
「実は俺も、最終訓練で月コロニーに行っただけなんだ。」
「そうなんですか、、、」
「シートベルドをおしめください、間もなく離陸いたします!」アナウンスが入る。
「おっと、じゃあまた月で。」
「はい!」ガイは自分の席につく。シンジの隣にはユイがいた。
「懐かしいわ、15年ぶりね。」
「父さんも宇宙も居たの?」
「ええ、そうよ!宇宙で生まれて宇宙で死んだわ、、」
「市長、ここに地球より配属の名簿を置いておきますね。」秘書らしき男が言う。
「ありがとう、眼を通しておくわ。」市長と呼ばれた女は紙を取り上げると眼を通す。
「ガイ=シンジョウジに惣流シンジ?!碇 ユイ、、、大変!ちょっと、誰か至急空港まで車の手配を!」市長が言う。
「母さん、どうしたの叫んで?」黒髪のロングヘヤーの少女が言う。
「ミサト、、どうしたの?学校は??」市長が言う。
「え、、つまんないから抜けて来たの!」
「まったく、、まあいいわ。あなたも一緒に空港に来なさい!」
「ええ、どうして?」
「これから、大切なお客さんが来るの、、あなたも紹介したいしね。」
「私を知らないって、、母さんの戦中の仲間?」
「いいから来なさい!!」市長はドアップでミサトに迫る。
「あれ?何処にいったんだ、、」シンジは一人空港をさまよっていた。彼は一人はぐれていた。あてもなく歩き回る。
「あ、あれ?ここはさっきの場所だ、、」シンジは搭乗口に戻って来た。シンジは仕方なく、積み荷のWNの元に向かった。彼の機体も月に運ばれていた。丁度WNがトレーラに乗せられる所だった。
「な、何だ!!!」シンジは突然体が吹き飛ばされる。ガレキがシンジと共に宙に舞う。
「イテテ、、」シンジは何かを掴んで起き上がる。ムニュとした感触が腕に走る。
「エ、エッチ!!!」< シンジはまた吹き飛ばせれる。
「こんな可愛いの胸をワシ掴みなんて、、気持ちは判らないでもないけど。信じられない!!」少女が言う。
「、、、仕方ないだろ、爆風に吹き飛ばされたんだから!」シンジは頬を押さえながら言う。
「ふん、そう言っていいわけをするとこが怪しいわね!」
「な、生意気な女だな、、、」シンジはポツリつぶやく。
「何か言った?」少女は髪を掻き揚げてながら言う。つややかな黒髪が風になびく。なかなかの美人だが、怒りによって顔の表情は険しい。
「ん、モビルゲリオン、危ない!」シンジは少女をかばう。流れ弾がシンジ達を襲う。
「ち、ちょっと離れてよ!」少女が言う。
「あ、あれ生きてる?」
「ど、どうやらミサイルは避けれたみたい、、」
「ぶ、物騒なとこだな、、」シンジは毒づく。
「知らないモビルゲリオンが、何で襲ってくるのよ!もう、リョウにキャロットは何やっているのよ!!!」少女は勝手に腹を立てている。
「これってさ、、軍事訓練?」
「そんな訳ないでしょ!!」少女は叫ぶ。
「そうか、、じゃあ敵か!」シンジはWNの元に走る。
「ちょっと、あんた何処いくの?」
「こいつらを倒す!」シンジはWNを摘んだフォロを外すとコクピットを開ける。
「あ、あなたエヴァスーツのパイロット??」少女が叫ぶ。
「ああ!」シンジは答える。
「ふ〜ん、あ、ところであなた名前は?」
「惣流シンジ!」
「シンジか、、あ、私はミサト!青葉ミサトって言うの!」少女が言う。
「ミサトか、、また機会があったら逢おうね!」シンジはコクピットのハッチを押す。WNに命が吹き込まれモニターに辺りの様子が写しだされる。 シンジは左足の部分の武器収納部分を開け、折りたたんだパレットビームライフルを出す。折り目は銃身の部分とグリップの境目にあった。トリガーに指をかけるライフルを引き上げると、自動的にもとどおりになった。
ネオファンネルも放出するとシンジはファンネルを操りながら、パレットビームライフルを撃つ。今回はフル装備をしているので、シールド等もすべて装備させられている。シールドは左腕についている。
「あ、私もお呼びがかかったか、、また彼に逢えそうな気がするわね!」ミサトはポケベルを見ながらつぶやく。そう言うと空港の方に走り出す。
「な、何だありゃ?味方か?」上空から蒼いエヴァアーマが来る。
「おそらく、味方だろう。」同じエヴァアーマ<戦闘機>に乗ったパイロットが言う。
「じゃあ、いつも通りいこうぜキャロット!」茶髪の男が言う。
「わかったリョウ!」キャロットと言われた紅い髪の男が親指を立てて言う
2つのエヴァアーマは変形してエヴァスーツになる。
「ん、新手か、、」シンジは降りてくる二機を見て言う。
「お前は誰だ?」リョウが銃口を向け言う。
「惣流シンジだ!」シンジは意識を集中させる。
「何だ、地球から配属の者か、、」リョウは銃口を下げる。
「敵じゃないのか、、、」
「ああ、俺達は月の特殊部隊のムーンストーンの一員だ。」リョウが言う。
「そうなのか、、これから一緒に頑張りましょう!」シンジは言う。
「ああ、よろしくな!俺はリョウだ、そしてあっちにいるのがキャロット=アクア 。おおっと、敵さんのお出ましだ話は後でゆっくりな!お前の機体は、空中戦も向いていそうだな。空から敵を叩いてくれないか?」
「わかった!」シンジは翼の部分をはためかせ上空に舞いあがる。上空からは無数のエヴァスーツが降下してくる。ミサイルランチャーを両肩に乗せた機体だ。シンジは遠くの敵をネオファンネルで撃ち落とし、近くの物はビームパレットで撃つ。今回の敵はビームコートを装備してないようだ。
「ぬ、、あの機体は地球にいた、、」ミネはモニターを見ながら叫ぶ。今度の機体は両腕がムチ状のビーム兵器になっている。
「後ろから来るわよ、、」突然シンジの耳に声が聞こえる。
「な、何だ?」シンジは後ろを振り返る。ミネの機体のムチが襲いかかる。シンジは急降下してこれをやりすごす。
「ち、気づかれたか、、」ミネは悔しそうにWNを追う。
「墜ちろ!」シンジは降下しながらパレットビームライフルを撃つ。キーンと音がして弾かれる。
「ぬるいな!」ミネは腕を伸ばしパレットビームライフルを絡めて捨てる。
「ち、、」シンジはネオファンネルを呼び戻しIフィールドを張る。
「Iフィールドか、、ズサ隊!!」ミネはズサにミサイルランチャーを発射しようとする。
「しまった!!」シンジはIフィールドを解こうとする。しかしズサは爆発しはじめる。緑色の機体と紅いエヴァアーマが近づいてくる。緑色の機体は右腕にバルカン砲を持ち重火器をあちこちにつけて紅いエヴァアーマに乗っている。
「大丈夫か?」緑の機体から少年の声がする。
「、、エヴァスーツ、あなたも味方ね?」少女の声が紅いエヴァアーマから声がする。
「き、君達は誰?」シンジが言う。
「私は鈴原ヒカリそしてこっちは、弟のケンスケ。」紅い機体に乗った少女が言う。
「ヒカリにケンスケか、、俺は惣流シンジよろしく!」
「姉はん、レオパルトを降ろしてや!」ケンスケが言う。
「飛び降りなさいよ、レオパルトだってヤワじゃないんだから大丈夫よ!」ヒカリが言う。
「わかったわ、パラシュートつけて降りるわ。」ケンスケはそう言うと紅いエヴァアーマから降りる。
「そ、そうだ!リョウさん、今味方の緑色の機体が降下していきます。」シンジはケンスケの事を通信で伝える。
「了解した、緑色だな。キャロット、増援が来る緑色の機体だそうだ。」
「あいよ、ふうミサトが遅いから助かるな!」キャロットがつぶやく。彼は変形をうまく使いこなし敵を撃破していく。
「やらせはさせへんで!!」ケンスケは地上につくなりミサイルランチャーをぶっ放す。そして両腕のバルカンでズサにとどめを刺す。
「おいおい、何だあの機体は?」リョウはレオパルトの装備の多さに少し驚く。突然目の前のズサ達が倒れ出す。リョウは機体をすばやく右に移動させる。
「真打登場よ!!!」盾にビーム砲を付けた白い機体が現われる。それはエヴァスーツだった。
「遅いぞ、ミサト!」リョウが言う。
「御免、ちょっとX取りにいくのに手間どったから!」ミサトは言う。
「ん、敵?いやエヴァスーツか、、、」ケンスケはミサトの機体を見て言う
「な、何?敵なの、リョウ、キャロット??」ミサトが言う。
「いや、味方のようだ。」キャロットが言う。
「そうなの、、シンジの知り合いかしら?」ミサトがつぶやく。
「ミネ将軍、またもや増援が、、」ミハエルが通信を入れる。
「何、、うむぅ、このまま戦っても損害が広がるだけか。引くぞ、ミハエル!」ミネは後退する。
「に、逃げる気?」ヒカリが言う。
「させるかよ!」シンジは追う。
「貴様、名はなんと言う?」ミネがシンジに言う。
「惣流シンジだ!お前は?」
「私はミネ=マサヤ!機会があったら、また逢おう!」そう言うとシャムシルは加速する。
「くそう、逃がすか!」シンジは追おうとする。
「待って、深追いは禁物よ!」後ろからヒカリがWNを押さえる。
「き、君の機体も可変型??」
「そうよ、エヴァンゲリオンエアーマスター。エヴァンゲリオンZ以上の性能を持つのよ。終戦近くに開発されたんで、ずっとお蔵入りの機体だったけどね。」ヒカリが言う。
「おい、シンジ!消火作業にとりかかるぞ!」リョウが言う。
「あ、はい!」シンジは空港に降下する。これから本当の闘いがはじまる。
着任そうそうから戦闘をした俺達、ふうついてないな。ええっとここが新しい部隊か、、、、き、君はミサト?!なんで君が、、、?え、ヒカリとケンスケも入隊するの?運命に翻弄されるように集るエヴァスーツ達!
邪:ふうう!!
マヤ;エヴァンゲリオンWW3話をお届けします!
邪:やっと初期メンバーがそろったな、、
マヤ;そういや、前の回であとがきありませんでしたね?
邪:、、、、ははは!書き忘れてしまって、、
マヤ:もう!!
邪:まあその分3話早めたから許して!!
マヤ:そういや、、また懐かしい名前が?
邪:感のいい人は判っていると思うけど誰かの子供です!<ミサト、ヒカリ、ケンスケ>
マヤ:それにエヴァスーツももう4体でてきましたね?
邪:ああ、でもリョウとキャロットのもエヴァスーツだから種類的には5!
マヤ:そういや、モビルゲリオンって何ですか?
邪:う〜んエヴァスーツと似た物だけど、エヴァスーツに比べると性能は落ちるね。
マヤ:、、連OのガンOムシリーズとジOンのMS見たいな物ですか?
邪:うん、まあそうゆうとこ!詳しくは近日発表の設定資料見てね!
マヤ:そいういえば、この小説設定が多いですね?
邪:やっぱ、ガンoムは設定が命さ!
マヤ:、、、、、、、<あきれるマヤ、そして閉幕>
邪さんの『エヴァンゲリオンWW』第3話、公開です。
『エヴァンゲリオンW』シリーズですね、
たくさん出てきました。
キャラとマシン。
皆さん覚えましたか〜(^^)
このぐらいの数、
余裕で覚えていかないとこの先もっと出てくるから−−。
設定資料を待つのも可。かな?
さあ、訪問者の皆さん。
ガンダムフリークの邪さんに感想メールを送りましょう!