「やっと完成しますね、おめでとうございます先輩!」
「ありがとう、マヤ。」
「ねえ?何話って?」
「ミサト!?どうしてここに!」
「いや、ここに来いって言われたから。」
「まあいいわ。これからすごい実験をするの。」
「???」
「ゴジラ細胞とあるものを融合させるの。」
「あるもの??」
「それはね、、あなたよ!」とリツコは指差す。
「へ?」
「転送装置の中に入れて!」
「わ、わかりました先輩。でもいいんですか?」
「進歩に犠牲はつきものなのよ!」
「リツコ!!」と叫ぶミサト。
「はじめて!」と言うリツコ。しかし実験は失敗だった。ミサトの死により、、
そして証拠隠滅の為彼女は南極に捨てられた。
「、、先輩。もうミサトさんが死んで17年ですね?あれで良かったんでしょうか?」
「今は後悔しているわ。」
「先輩、、、」
「科学の為に友人を犠牲にするなんて、、、」
「艦長!海底より未確認の物体が高速でこの艦に接近してきます!」
「何!?」
突然船の回りが火を吹く。
「か、怪物だあ!!!」
「臨時ニュースです!今日日本海沖で、ビールを積んだタンカーが襲われました!」
「、、ビールかミサト好きだったわね。」
「先輩!国際ネルフ機関から、お呼びがかかってます。」とマヤ。
「わかったわ。すぐ行くわ。」リツコは身支度をすると車に乗り込む。ネルフ機関に車を走らせる。
「赤木リツコただいま到着しました!」
「うむ、ごくろう!」
「ゲンドウ司令!今日はどういった用件で?」
「これを見てくれ。」と写真を手渡す。
「こ、これはビールタンカー!は、」
「君が南極に捨てた物が、帰ってきた。」
「ミサラとでも呼ぶべきだな」と冬月副司令。
「ミサラですか、、」
「東京に向かっている。明日の午前6時には到達する。」
「それで私に何を?」
「戦滅だ!再びミサラを闇に葬るのだ。」
「、、、わかりました。」と言い機関の自分の部屋に行く。ドアの前には、赤木主任の文字がある。
「先輩!本当にやるんですか、またミサトさんを、、、」とマヤ。
「彼女の部分は、2%しか残っていないの!サルベージも不可能なの!」
「でも、、、」
「いいあれは、人類の敵ミサラなの!私の友人は死んだの!!」
「わかりました。」
「悪いけど、作戦を考えるので1人にしてくれないマヤ?」
「あ、はい。」と言うとマヤが部屋を出る。ブラインドを背に立つリツコ彼女の眼は、夕日に当たり輝いている。
「おいおい、リッちゃん。泣いているのか?」と加持が現われる。
「あなたの恋人を二度殺すことになりそうだわ。」
「殺す?君は誰も殺してはいないさ!」
「でも1年前、、、、」
「ミサトも実は気付いていたんだ。」
「え、、、」
「彼女は知っていたんだよ。自分の病気を!」
「でも、、あと6ヵ月は生きられたはずよ!殺したのは私よ!!!」
「いつかは死ぬ運命だったんだよ、あいつも。」
「加持君。」
「なあ、この仕事が終わったら飲みにいかないか?」
「、、、わかったわ。でも加持君おごってね!」と笑顔を取り戻すリツコ。
「おいおい、給料少ないんだぜ俺!」とおどける加持。
遂にミサラは姿を現わした、めざま@しテレビの開始と供にそして町を壊していく。姿はゴジラそのものだ。そしてアルコールをばらまく。ミサラとゴジラの違いそれは糧をビールとしていること。しかし放射能や熱に強い性質等は、完全に受け継がれている。
そしてミサラはザントリー本社とネルフを目指して進む。
「司令!作戦許可をお願いします!」と報告書を出すリツコ。
「ゲルヒンが先に動くらしい。まあ無能な奴らには、無理と思うが。」
「ゲルヒン!?まさか、スーパXを、、、」
「あんな玩具じゃ、ミサラは倒せんよ!なかなかいい企画だ、三原山に落とすのか?」
「はい、ミサラの食料はビールです!それを餌に、、、」
「そうか、じゃあ我々はビールを集めるとするか?」
「ビールはエビチューがベストです!」
「わかった!冬月、早速ザントリーに連絡だ。」
「全員配置に着きました!」
「わかった、ケンスケ君!それではミサラは今新宿にいる、ただちに出動してくれ!」
「は、トウジ司令!スーパX発進します!」地下から格好良くスーパXが発進する。そして機体は新宿につく。
「ミサイル攻撃開始!」とケンスケ。しかしミサラには効かない。そしてアルコールをスーパXに浴びせようとする。
「いかん!あれを使え!」とケンスケ。スーパXの前の部分が開く。中には人工ダイヤモンドで造った拡散器がある。しかしそれもミサラの前には役に立たなかった!
「く、くそう!!」
「お困りの様ね、ケンスケ君!」と通信が入る。
「リ、リツコ博士!」
「いい計画があるんだけど、手伝わない?」
「いい計画!?」
「ビールをぶらさげて、三原山まで走って欲しいの。そのスーパXで!」
「ビールを???」
「彼女の一部には、ミサトがいるって知っているわよね?」
「、、、そうか!それでか!!わかった、それでビールは?」
「今送るわ、受け取ってね!」と言うとスーパX向けてビールのジョッキが放たれる。
そしてジョッキとスーパXとが合体する。それを見るミサラそしてスーパX目がけて走り出す。
「全速前進!目標三原山!」とケンスケ。スーパXは町中を走り過ぎて行ったので東京は壊滅状態となる。その後彼は、減俸させられることになるが。
「シナリオ道理です、司令!」とリツコ。
「そうか、それは良かったニヤリ!」
「、、、、」
「先輩!私の出番はもうないいんですか!!!」
「マヤ、あなたはちょい役だったのよ!」
「そ、そんな!!」
「不様ね!」と言い通信を切るリツコ。彼女の眼には涙があった!
「よし、これで鬼ごっこは終わりだ!」とケンスケは三原山の火口に落とす。ミサラはつられる様に火口に落ちる。
「やったぜ!!!」と歓喜の声をあげるケンスケ。ミサラは自分でたいした害も与えないまま三原山に消えた。
「おいおい、そんなに飲んで平気か?」
「大丈夫よ加持君!」
「しかし、よく飲むな。まるでミサトみたいだ。」
「類は友を呼ぶよ!」
「そうだ、君に渡したい物があったんだ!」
「え、何!?」
「これさ!」と言い小さな箱を渡す。
「こ、これはミサトにあげる指輪じゃあ!?」
「こんな物、男が持つ物じゃないし。それに俺も一人暮しには、疲れたんだよ!」
「で、でも私は、、、」
「君は受け取る資格があるよ。たのむ僕と、、、、」加持は真剣なまなざしでリツコを見つめる。リツコはうつむくと、指輪をはめる。
「ご免ね、ミ、サ、ト!」と指輪を見つめリツコが言う。
「お客さん、これサービス!」と言って飲み屋の主人がテーブルの前に置く。
「お、モツか!」と加持。
「仲をとりモツ!なんてね!」と主人。リツコは苦笑しふと空を見上げる。星は何故かにじんで見える。星は良く見える。なぜなら辺りは荒野でネオンなど無いからだ。
邪 :どうも邪す!
マヤ :あれ?なんで私がここに!?
邪 :今回からあとがきは、全部2人で担当する事になったんだよ!
マヤ :そうなんですか、、、
邪 :今回は珍しくラブラブなリツコと加持!
マヤ :邪さんが、登場人物を素直に書くなんて珍しいですね!
邪 :続サクラ大戦でも、こんな事は書かないし!
マヤ :だいたい邪さんの作品に出る人、病的な人ばかりですからね!
邪 :うるせえ!どうせ俺はひねくれ者だよ!!!
マヤ :これ一応ゴ@ラのパロなんでしょ?
邪 :ああ!
マヤ :町の破壊シーンとか少ないですね。それに話も少し違うし!
邪 :まあ次回作があるとしたら、次は頑張って書くよ!
マヤ :エヴァン大戦はどうなるんですか?
邪 :多分続きは出ないだろう!だってメールこないし書いて疲れるし<笑>
マヤ :さてそれじゃあそろそろいきますか!
邪 :おお!
邪&マヤ:70000回おめでとうございます!
邪さんから70kHIT記念SSが届きました!
この頃、カウント小説が多いですね。
こういうのは私も書かないといけないんでしょうけど、
なにしろ書くのが遅いもので・・(^^;
あぁ、早く「めぞんEVA」書かなくちゃ・・・・1ヶ月経ってしまう・・・・ (;;)
と、とにかく(^^; 邪さん初のSS、『ミサラ』公開です!
またもやリツコのマッド爆発か?!
と思いきや、実は隠されていた思いやり。
この辺りにシリアス色が強かったですね。
救いの無いまま消えたミサトに涙・・・(笑)
しかし、「これが最後のミサラとは限らない・・・・」
訪問者の皆さんの感想をぜひ邪さんに!!