亀裂の影響でガタガタと揺れ、あちこちから火花が散る。
副長席に座っている冬月の隣に知らない間にKが座っていた。
「いや、君と会えなくなるなんて残念だよ。僕は君ならやれると思っていたんだけどね。…でも残念だが、最後はどんな盗人にも報いは来るものさ。」
「レイ君、シールドは!」
首を振るレイ。
「ダメ。このままでは、亀裂が消えないままこの船も、」
→