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フユツキ・コウゾウ・ピカード艦長は、例によって例の如く、ろくに仕事もせずに小説を読み耽っていた。
今日彼が訪れているページは、「めぞんEVA」。ここには多数の作家が投稿して来ていて、一つのマンション(だよね?アパート?)を形成しているのだった。ここには多数の良質の作品がある。「26から○ストーリー」や「2・YE○RS・AFTER」、「Proj○ct E」といったところが特に人気のある作品であろうか。全体としてはほのぼのとしたラブコメが多いようであり、フユツキも久々に心の洗われる思いであった。
しかし、板橋区の小学校のクラス並に作家の数が増えると中には問題児も出て来るものだ。どうもこの壱号館の3階の一角は問題があった。601号室は人気作家であり確かに質も高いのだが、更新スピードの速さが人間技ではなく、怖すぎだ。604号室では某フラン研がその内エヴァトレでやろうかと思っていた分岐式小説を先にやってしまった(それはしょうがないじゃん)。更にここのカフェは一時メニューの幅を広げ過ぎ大家ににらまれたりもした。更に楽しい事にそのうちの生き残ったメニューが見事に「エデン」の別人の作品とバッティング。それをネタにしようかと思っていたら本人に第1話で先に言われてしまった。…これはくやしい。
「そう言えば、エデンの方のWエヴァではキャラクターが足りないとか言っていたな。惣流君が後書きで「それならジェ○Qやその他の小説からオリキャラを借りればいい」という内容の事を言っていたが…いかんいかん、最低限のマナーとして人の小説を勝手に使ってはいかん、これは常識だろう。」
至極もっともな事を言う艦長。
そんなめぞんの一角でも、段違いで人をなめたことをしているのが603号室であった。玄関に「入るな、入ると死ぬぞ!」とある…何様のつもりだろうか。入っただけで不愉快になりそうでこれまでフユツキは入ることを避けていたのだが、クリックする手を滑らせて間違えて入ってしまった。
「まあ、これだけ小説の種類が増えれば低級なものも出て来るさ…たまにはそれに付き合うのもよしとするか。」
なかなか心の広い艦長。
部屋には「キーホルダー 第四話 先行公開編」とある。「if」のような物なのだろうか? 艦長はクリックした。
 
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第四話 先行公開編

「あ、森さん、ですね。あの、初めまして。」あれだけメールでガンガン議論した後で言う言葉ではないな、と思い、アスカは笑いが漏れて来そうで必死に自分の頬を噛んでいた。
「初めまして。補償委員会入隊、おめでとうございます。」
彼も敬語に違和感があるのか、何だかおかしそうだった。握手を終えて、彼は持っているノートパソコンをぽんと叩いた。
「これからパートナーとして一緒に研究をすることになります、技術調査部1課担当、森ムネアキです。よろしく。」

やだ、きれいな笑顔…何でこんな事で顔が赤くなるの。あたしも節操がないわね。
「私こそ、よろしく。」

森さんはシンジなんかとは違ってとても紳士的な人だった…ううん、彼の人格はもう前から知っていた。結構な数のメールをやり取りしたもの。たまに感情的にもなるあたしを、いつも冷静に諭してくれた。まだ、23才らしいけど…とにかく大人ね。

その日僕はいつものように夕食の準備をしていた。
「アスカ、今日も遅いのかな…マヤさんも今日は残業だっていうし、一人だと何作ってもおいしくないんだよなあ。」
おたまを見つめながらつぶやく。

電話が鳴った。僕はあわてて受話器を取った。
「もしもし、伊吹ですが。」
「…シンジ君、だね?」電話の向こうの声は落ち着いた男性の声だ。誰だろう?
正直僕は警戒した。
「そう、ですけど」
電話の向こうの声は崩れ落ちた。
「シンジ君! 会いたかったよシンジ君! 今まで、どれだけ苦労したことか…」
僕には話が見えていない。
カヲル君の事が頭をかすめたかどうかは覚えていない。

「あ、あの…どちらさまですか?」
「ああ、すまない。取り乱してしまったようだ。私は冬月。元副司令の、冬月だよ。」
「ふ、ふ冬月さん!? 生きていたんですか?」
「ああ、話せば長くなるがな、こうしてここにいる。今から会いに行っても良いかな?」
「もちろんですよ! マヤさんも喜びますよ! 今までどうしていたんですか?」
僕はかなりそそっかしい。電話の向こうの声が冬月さんの声でないことなんてすっかり忘れていた。

その時玄関の鍵が開き、ドアが開いた。
そこには憔悴しきった表情のアスカと、知らない20代の男の人が立っていた。携帯電話を持っている。男の人は何だか泣いているみたいだ。
そしてその人はいきなり僕に抱き付いて来た。
「あ、会いたかったよシンジ君!!」
「だ、誰、この人…」

その後アスカから受けた説明は驚くべきものだった。
アスカの隣の男性は、脳移植手術で生き返った冬月元副司令だというのだ。謎の大爆発が起きた時、冬月さんはジオフロントの最下層にいて奇跡的に爆発による「蒸発」は免れたものの、もはや身体は死を待つのみの状態。しかし完全に生命反応が停止する前に救助されて、運よく、というのも不謹慎な言い方だが、交通事故で脳死状態となってしまったドナーの身体に移植されたのだった。手術は極秘裏に行なわれ、最近までリハビリで病院を出られなかったそうだ。

アスカは震えていた。良く見ると目が充血して腫れている。
「あ、あたしは…森さんなら付き合ってもいいと思ったのに…森さんなら、何をされてもいいと思ったのに!」
「森は虚構の人物だ。もうこの世にはおらんよ。」
青年の顔の冬月さんは驚くほど冷淡に言った。冬月さんは僕の手を取った。
「シンジ君、私が何とか生き延びて、辛い手術やリハビリに耐えて来たのも、全てはシンジ君に会いたかったからなんだ。今、ここではっきりと言う。」
アスカがびくっと震えた。
「私は君が好きだ! この世で一番、たまらなく好きなんだーっ!!」
言うやいなや冬月さんは僕を羽交い締めして来た。
「え…え、え、ええ゛え゛え゛ーー」
「シンジ、返して! あたしの森さんを返して!!」泣きながら絶叫するアスカ。

そ、そんな馬鹿なことって…

先行公開編おわり

第四話本編、乞御期待!


ピカード艦長は感動に打ち震えていた。
「す、素晴らしすぎる…冬月副司令が碇シンジ君とラブラブ…しかも若返って! 素晴らしい小説ではないか!」

扉の向こうからまた何かおたけびが聞こえて来る。

>「艦長、今日も元気みたいですね。」隣のゲォーフに話し掛けるマナ・ヤー。
「問題無い。実質的な運営は全てマギがやっている。」もはや諦め顔のゲォーフ。

そして第五話目にしてとうとうスタトレとは何の関係も無いままタイトルへとなだれこむのであった。


―宇宙。そこは最後のボランティア(意味不明)。これは、宇宙戦艦エバンゲリオン号が、新世代のクルーの下に、24世紀において概ね任務を続行し、未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求めるふりをしつつ、人類未踏の宇宙に、アバウトに航海すると見せかけて、最近は単に人の一生懸命作った小説をおちょくっているだけだという説もある小話である―

EvanTrek The Next Generation
新エヴァントレック

4126412
第五話「盗まれたエバンゲリオン」


USSエバンゲリオンはコンピュータ・マギの定期メンテナンスのため、スターベース74に停泊していた。ドクター・リツコ・クラッシャーの下チェックがなされている。

「それにしてもドクターは何でもやられるんですね。コンピューターにも強いとは、知りませんでした。」マコト・ラ=フォージがにこやかにドクターに言う。しかしその顔にはレイタに踏んづけられた跡が。

「ええまあ、定期チェック程度ならね。私もここのコンピューターの全貌は分からないわ。ですから彼等に助けてもらっているのよ。」
コーヒーメーカーのグラスのコーヒーを、カップに接ぎもせずそのまま飲み干しながら、視線で向こうを指す。

ぬぁーっ
「メルナー人。半コンピューターの異星人。計算能力に優れ、2人一組で行動するのが特徴だわ。」
またしても突然背後から現われるレイタ。無表情。

またもやマコトは倒れて、以下略。

「そうね、彼等がいなければ、ここのコンピューターのチェックは数か月かかってしまうでしょうね。有難いわ。」
2人とも倒れたマコトを気にしていない、いや気付いてもいない。

「私の基本プログラムは入力し終わったわ。後は彼等に任せましょう。それでよろしいですわね、艦長。」
そろそろコーヒーが切れかかっているので、早く仕事を終わらせたいドクター。心なしか早口だ。

艦長もうなずく。
「そうだな。たまには研修を兼ねて休暇を取るのも良かろう。全クルーは、これよりメンテナンス終了まで休んでくれたまえ。ああそれからシンジ君。」

「はい。」

「誰か監視役を付けていたほうが良いだろう。済まないが、君は残っていてくれないかね?」

実は充分主人公なんじゃないか? 最近作者からも見直されつつあるシンジ・クラッシャーは張り切って答えた。
「分かりました。」


各クルー達は皆思い思いに休暇を過ごしている。

レイタはモノトーンの絵を描いている。自画像のようだ。
「(クラッシャー君に微笑みかけられる私、クラッシャー君に見つめられる私、クラッシャー君と手を…握る私、クラッシャー君とキス…を…)」はたと動きが停止したレイタ。
彼女の頭の中の画像。
「プログラムの反応がありません。20秒後に再チェックされます。緊急用初期設定で再起動しますか?」
 
 
何やら大変な事になっているようだ。

カウンセラー・ミサト・トロイは子分のマコトを引き連れ、今日もお馬で一山当てようとしていた。

「トロイさん、いつもとやってることが同じじゃないですか!」

「やあねえラ=フォージ君、いつもは仕事のためにここに来てるのよぉ。今日は純粋に楽しむため! 全然目的が違うんだからぁ。」
ワン○ップ大関を持ちつつも今日は比較的意識のはっきりしているミサト。

「何で仕事のために競馬しなきゃならないんですか。」

「ぐふ。カウンセラーたるもの、人の心理を読み取るのが仕事でしょん? いつもはその研究のために「わざわざ」来てるのよ。でも今日は、自分が儲・け・る・た・め! いつもとは、賭けてる金のケタが違うんだから。」
耳に鉛筆を挟み、競馬新聞片手にニタァーっと笑う。

これからの地獄が手に取るように見える。頭を抱えるマコト。

昔どこぞのミーハー漫画家がオヤジギャルなる言葉をはやらせたが、彼女の場合正真正銘のダメオヤジだった。ほんの少しシノラー入ってもいるようだ。(ところでSPA!世代ってどこにいる人達なの?)
 
 
リョウジ・ライカー副長とピカード艦長はマギデッキ上のバーにいた。20世紀の地球の日本によくありそうな居酒屋だ。

「たまにはこういうのもいいもんっすよ。艦長、いつも執務室にこもりっぱなしじゃないですか。」
そう言いながらビールを接ぐ。執務室では艦長は仕事をしていると思っているらしい。

「恐れ入るよ。」苦笑する艦長。(フラン研にしては珍しく原作に忠実な台詞ではないか。)

「あの、ここ、よろしいでしょうか。」黒髪の美女が微笑を浮かべて歩み寄って来た。非常に清楚な印象だ。

「あ」ぼきゅっ「ああ、もちろん構わないさ。俺はリョウジ・ライカー。よろしく。君の名前は?」
返事しようとしたピカードを瞬時に右ストレートでノックアウトしたライカーは言った。

「え、ええ。」ホログラムながらに冷や汗を流しながら彼女は答えた。
「わたくしは、ナギサ・ミヌエットと申します。」


デッキのシンジはメルナー人達に囲まれていた。彼女達は一種のコンピューターなのでこういったメンテナンス業務は得意中の得意だが、同時に好奇心旺盛でシンジに好奇の目を向け、ついでに服も引っ張ったりしているのであった。

「ねぇねぇシンジお兄ちゃん、この装置はどういうしかけなの?」
「あ、21338号ずるーい。いまわたしがシンジお兄ちゃんと話してたのにぃ。」
「何よぉ、4213号のけちんぼ。けち、けち、けちーー!!」
「あー、人のわるくちいっちゃいけないんだよぉ。」
「あ! 799931号、そんなこといいながら知らないうちにシンジお兄ちゃんの手ぇにぎってるぅー!」

計4人(4機)に囲まれながら苦笑するシンジ。
「あ、あの…仕事してる?」

「だいじょうぶぅ。わたしたち、スーパーコンピューターなんだよぉ。でもお腹すいたなぁ…」

「あ、じゃあ何か持って来ようか?」
とりあえず仕事をしてくれないことには話が進まない。シンジは表面的な笑顔で聞いた。

「バナナって、ある?」

「あ、うん。いくらでも合成できるけど…そんなので良いの?」

「すごぉぉい! みんな、バナナ食べ放題だよぉ!」
「バナナ、バナナ、バナナ、バナナ、バナナ…」 目が座って来たメルナー人達。口は半開きだ。

なんだか、皆ますます仕事しなくなってるように見えるんだけど…
シンジお兄ちゃんが近場のキッチンへ行こうとした、その時。

「緊急警報発令。緊急警報発令。コンピューターに暴走発生。エンジンに異常出力が確認されます。」
無機質なアナウンスが鳴り響いた。

レイタ(20秒以内にプログラムの反応があったらしい)がエンジンルームに急行する。

「どういうこと、これは?」

駆け付けたシンジ・クラッシャーもエンジンを調べようとするが、出力はどんどん上がりコントロール不能に。
「分からない。一体何が起きたんだ!」

顔をしかめるレイタ。
「とにかく危険な状態ね…艦長」胸の通信機から呼ぼうとするが、応答が無い。「艦長? 副長。」やはり応答無し。

「仕方無いわね…全クルーに告ぐ。緊急事態発生。総員退避。総員退避。」
 
 

シンジ等、船に残っていたクルー達は全員宇宙基地に引き上げてしまった。無人となったエバンゲリオン。しかし艦長と副長は依然消息が不明だ。

「どういうことかしら。」基地の管制ルームでドクターがレイタに聞く。

「ろーもおーろらいぅあお、っくうー。(訳:どうもこうも無いわよ、全く。)」
後ろではミサトが正体不明になっている。レースが始まる前に船から追い出されてふてくされているらしい。

「分からないわ。でも今エバンゲリオンが非常に危険な状態なのは確か。第3位指揮権を以てこれよりエバンゲリオンをステーションから放出します。」

エバンゲリオンはリモコン操作で基地から離れた。


リョウジ・ライカーはその頃まだマギデッキの居酒屋で飲んでいた。ナギサ・ミヌエットがあまりに魅力的な女性だったので、時が経つのを忘れていたのだ。艦長は隣で泡を吹いている。

「最近のご婦人は乱暴なのも多いからなあ。君みたいな大和撫子は、ホログラムの中でしかお目に掛かれないよ。」

「あ、有難うございます。でもわたくしは、今だけはホログラムとは思われたくないのです。」

「ああ、済まない。君は幻なんかじゃない。俺の考えうる最高の女性さ。願わくばその口を」

「ちょ、ちょっとお待ちになって。わたくし、まだそこまでは心の準備が…」
そのわりには落ち着いて、しっかとライカーに抱き付いているミヌエット。

ぐらっ「むぎゅっ」

「あ…まだ、準備が出来ていませんでしたのに…」

急にエバンゲリオンが揺れたのだ。ようやく異常に気付くライカー。
「何だ、この揺れは…レイタ」バッジに呼びかけるが応答が無い。「レイタ? …状況がおかしいぞ。」

リョウジは隣の艦長を起こしにかかった。背中をごすっとパンチ。

ぼきっ
「はうあぁぁ」彼の背骨付近から嫌な音が出た。
「艦長。異常事態が発生しました。デッキに行きましょう。」
「が…う…ぞ、う゛、が」

「お、お待ちになって!」ナギサがリョウジに詰め寄る。

「まだ、わたくし、お話がしたいわ。」

「そ、そうか。それじゃやっぱり」「済まないミヌエット。急用が出来てな。デッキに戻らなくてはならんのだよ。」
リョウジを遮ってフユツキが言った。

「わたくしなんかより、外の方が楽しいとおっしゃられるんですね。」寂しそうにのの字を書くミヌエット。

「いや、そういう訳じゃないんだ。なんならもうちょっと」「すぐ戻る。しばらく辛抱してくれ。」

未練たらたらの副長を何とか押し出してマギデッキの外に行く艦長。背骨が折れているとは信じ難い力だ。


「つまりエバンゲリオンは乗っ取られたのね。」

「それがもっとも合理的な説明ね。」

「みぁお! むっがなぉー。まぅ! っとぅーぶぁーおおお。すー、すー。(翻訳不能)」

レイタが基地から放出した途端にUSSエバンゲリオンのコントロール異常は収まり、エバンゲリオンはメルナー人の本拠地メルナス星方向へ飛び立ってしまっていたのだった。

「約4名のメルナーが行方不明です。恐らく艦にいるものと推定されます。」
あの子達だな…シンジは自分の監視の甘さを責めた。

「艦長と副長も艦内に残っていると考えたほうが良さそうね。でも何故?」
エバンゲリオンを盗むなら、艦長や副長は何より邪魔なはず…レイタは考え込んだ。

「そも゜ぅ、なーーら゛pんこ゜ーД、なぁぁーゑ。(翻訳不能)」
もはやミサトの台詞は文字化けにしか見えない。
 
 
ようやくシリアスモードに復帰した艦長と副長はデッキの入り口で立ち往生していた。
「コンピューター、デッキへの通路を開けろ。」ライカーが呼びかける。

「不可能です。現在緊急事態発生中のためデッキへの立入は許可されません。」

「どういうことだ…」

手元の計測器を確認した艦長。
「しかしエンジンやスピードに異常は認められん。おそらくマギを何者かがクラッキングしたと考えられるな。」

「しかし、このままではマギをコントロールできません。コンピューター、緊急事態を発令したのは誰だ?」

「レイタ少佐です。」

「レイタが? 第3位指揮権を持つ彼女の発令した命令に優先するコマンドなんて…」

艦長はコンピューター・マギに呼びかけた。
「コンピューター。現在より艦長フユツキ・コウゾウ・ピカードと副長リョウジ・ライカーの合意の下本艦エバンゲリオンを自爆させる。承認コードE7028B23。」
「(なるほど! その手があったか。)同じく、承認コード952A22D。」

「本艦の自爆命令が承認されました。全ての既存命令に優先して実行されます。現在より15分後にエンジンが爆発します。」

リョウジが急いで遮った。
「コンピューター、自爆決議に伴ない当艦の全指揮権は艦長と私副長が掌握した。ブリッジへ通してくれ。」

ブリッジへのドアがようやく開いた。

計器から艦長と副長は艦がメルナス星に向かっていることを理解した。同時にブリッジには4人の寝ているメルナーが。

「現時点を持ち自爆決議を破棄する。コンピューター、自動操縦でスターベース74へ行ってくれ。」
ピカードはマギに告げた。ライカーはメルナーに駆け寄る。
「君達、大丈夫か?」
「うーん、むにゃむにゃ…はっ」4人同時に目覚めた。
「ライカーふくちょお? マギデッキで、あなたの好みの女のこがひきとめているはずだったのに…」

「やはりそういうことか…あいにく仕事はきちんとするたちなんでね。目的は一体何なんだ。」
「(…きちんと、していたのかね?)」艦長、そういうことはちゃんと声に出すのよ。

メルナーは4人で固まって相談をしている。
「どうする? 言っちゃおぉか?」
「そうね、ちょっとはやいけどこの状況ではベストね。」

「わたしたちは、コンピューター・マギを借りたかったの。」
彼女等が説明したところによると、母星メルナスではこれから近くで超新星爆発があるという。そのため星のコンピューター、つまり彼達のより所が一時的に使用不能となることが予測されており、彼等のデータを避難させるためにコンピューターを利用したのだということだった。彼女達が「寝て」しまっていたのもデータがマギに移行していたためだと言う。そして彼等がデータを再び読み込むためにはピカードやライカーの助けが必要であった。そのためにマギデッキを使ってあえて引き止めさせていたのだ。
彼等は、一時的にコンピューターを使用するためだけにエバンゲリオンを乗っ取っていたわけである。
(義務的な説明終わり。)

「そういうことなら、言われれば貸したのだがな。」
ピカードは腕組みをしながらため息を付いた。

しゅんとするメルナー達。
「ごめんなさぁい。」
「でも、星のバナナのあじだけはどうしても残しておきたかったから…」

スターベース74についたエバンゲリオンは、いつものクルーをのせ再びメルナス星へと向かうのだった。


「でも、マギを借りるだけなのに何で盗んだりしたんだろう?」
後日。シンジ・クラッシャーがレイタに聞いた。

「そうね。彼等はデジタルで思考しているからゼロかオール(バナナ)、2つしか選択肢が無いわ。」

「ふーん。…じゃあ、レイタもやっぱりそういう風に行動するの?」

「私はバナナは好物ではないわ。」

「いや、そういう意味じゃなくて…」

シンジの言うことは聞いていないレイタ。目を何度か瞬かせて、彼女は恐る恐る言ってきた。
「く、クラッシャー、君。私、この前自画像を描いたんだけど、今度見てくれる?」

「あ、うん。レイタ絵を描くんだ。楽しみだなあ。何処にあるの?」

「少女○完の第5話にあるわ。」
頬の上気しているレイタ。何故かシンジと目を合わせようとしない。

「分かった。今日にでも見てみるよ。」

その夜シンジの部屋と艦長室から、エバンゲリオン全体が揺れるほどの叫び声が上がったことは言うまでもない。(ちなみにその頃副長はミヌエットと以下略。)

つづく


突然次の話(良い子のみんな! 今週のエヴァトレはお得な2本だてだよ!)

Rubber of Evil
第5.5話「悲しみの星に消えたマナ」

謎の宇宙生命体に攻撃されて、マナさん即死
ミサトとリョウジも捕まったけど2人はフユツキの活躍で何とか助かったのでした。ちゃんちゃん。


次回に続くよどこまでも
ver.-1.00 1997-06/23公開
感想・質問・誤字情報・御飲食・御宴会・その他何でも こちらまで!

次回予告

気持ちのふっきれたアスカ。親友としてで良いから、日曜日に付き合って欲しいとシンジに告げる。日曜日、彼女の明かした行き先は遊園地。乗り物に乗り、アイスクリームを食べ、ゲームをして…アスカの笑顔を喜びつつ、何処か冷めている自分に気付くシンジ。夕陽も沈み、良い雰囲気になった2人の目の前に現われたのは、レイだった。次回「真夏の子供達」第6話、「ヴァニラと友情」。御期待下さい。

本当の次回予告:今度もしつこく引用だ! でもエヴァ小説じゃないぞ。(^^) 
 



 
後書きコーナー

「一体全体何なんですかぁーっ!!!」
「びっくりした…今お腹痛い(実話)んだから大声出さないで…」
「いきなり私死んでるじゃないですか! しかも1行で!」
「書くほど面白いエピソードじゃないんだ、それ。」
「大体第5話本編でも「艦長、今日も元気みたいですね。」の一言しか私喋ってないじゃないですか!」
「だから後書きにちゃんと出してるから、良いでしょ? そんな訳でマナさんは今週でめでたく出演終了です。」
「ひどすぎるわ…でも、エヴァ缶のコーヒー並に無意味なこの小説だって後何週間持つか分かったもんじゃないですけどね。」
「どういうことっすか、それ?」
「これだけ派手に人の小説を引用していたら、絶対消されますよ。フン。まあ、「この小説が好きだ」って言う奇特な人は、早めにHDにでも保存しておいたほうが良いでしょうね。いつ部屋ごと無くなっているかも分かりませんから。」
「(ムカ)で、でもネット上で大活躍されている方々で、応援のメール下さった方々もいるんですよ。実は前回言った宇都宮の人が唯一じゃなくて、他の人たちも活躍してたの。私が不勉強で知らなかっただけで。」
「信じられないわ…」
「まあもちろんメールは私的なものだから、ここであえてその人達のページは明かさないけど…かわりにクイズにします。」
「何故っ!」
「次の内の2つが正解。。ヒント。アスカやシンジの出るページ。この中で絵を描く人、挿し絵くれ!チラシの裏に描いた程度の簡単なので良いからさ。」
「何だか全部、アスカやシンジは出てますよ。」
「最近何が嫌だって何か思い付くとネタ帳みたいにメモってる自分が嫌だね。しっかしお腹痛い…今週他の文(公開かなり先)で時間食っちゃったから、とりあえずアップできて良かったよ…」32病後作者死亡。(死因惰性で。)

(部屋が消滅していない限り)以下次回



 
もいっちょおまけ。

10万hitsそろそろ達成おめでとう!企画、10万hitsがどれだけ偉いかプチ特集!(データは6月22日現在の物)

達成までの日数:119日間プラスアルファ
1日当たりのhit数(単純に割っただけだから本気にしないで):840hits
1日当たりの平均作品更新本数(以下同文っす):2.17本
1作品当たりのhit数:386hits
1作家当たりのhit数:2631hits
読者の方からフラン研に今まで来たメール総数:20(多いような少ないような微妙な数である。)
大家さんの作品少なめに数えて6個で10万を割ると? 1作品当たりのhit数:16667hits(人気作家である)

ライバル(いつからそうなった?)ページのエデンと比較すると、エデンは1日あたり596hits。勝ってますぜ親方!
(注:まあエヴァ小説読者数が月を追うごとに加速度的に増えていることを考えるとそう単純な比較は出来ないのだが、それを言ったらこの企画が成り立たない。)

大御所ジェネQと比較すると、Qは1日あたり1500hits。す、凄ぇ…

10万人はヴァチカン市国の人口766人の130倍である。
10万個を音にすると10人の女性器の意味にとらえられなくもない。
10万ウォンは13200円。更に米ドルになおすと114ドル。
10万円あれば318リットルのコーラを飲める(350cc缶)。ペットボトルなら更にお得。
仮に1アクセスに3秒かかるとして、一人で10万hitsを達成するには3日と11時間20分かかる。睡眠時間等は含まれない。テレホ無しでダイヤルアップしていたとして通話料16667円(意外と安い)。

めぞん豆知識・めぞんEVAの管理人は神田さんではなく、加持リョウジである。私もさっきまで知らんかった。こういう風に書いたら、多分今回の下のコメントは管理人の加持さんが出られる事でしょう。楽しみ。(^^)


 フラン研君の『エヴァントレック』第五話を公開する。
 

 「最低限のマナー」・・・・君らしくも無いことを言うと思ったら・・・・
 何だ、この[メルナー人]と言うのは。

 まんま[メルキオールちゃん]じゃないか。

 人のキャラを使うときはここの大家のように
 名前を[レイ]と変える様なテクニックを使わないと苦情が来るぞ。

 苦情処理なんて面倒なこと、俺はタッチしないぜ。
 まあ、元々俺は管理人としての仕事はしたことがないがね。

 大家の胃に5つ目の穴を開けるのは
 りっちゃんじゃなくて君になりそうだな。

 君は自分の力をもっと知った方がいい。
 自分で考え、自分で決めろ。
 後悔の無いようにな。
 

 訪問者の皆さんも彼に助言を。








 これでいいですか、フラン研さん(^^;
 私が加持を書かないわけが分かったでしょ?
 全然それらしく出来ないんです (;;)

 


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