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「アン……もぉ、そこ違う……」

 

悩ましげなアスカの声が、シンジの手の動きに合わせて生まれる。

 

「あ、だから違うってば、もぉ、へったくそぉ……」

 

「そ、そんなこといっても……僕だって初めてなんだし……」

 

「もぉ、前もって少しは練習しときなさいよ……」

 

「練習って……誰と?」

 

シンジの言葉に、自分の言った「練習」の意味に気がついたアスカ。

 

一気に耳まで真っ赤になる。

 

「ア、アンタバカァ?イ、イメージトレーニングよ!本だっていっぱいで出るでしょ?」

 

「本って……あんなの僕読まないよ……」

 

「買う勇気ないだけでしょ?」

 

「そんなこと……ほんとに興味ないんだってば」

 

「そ……ああ、そこ、気持ちいい……」

 

アスカの言葉に少し自信を持ったシンジは、優しく手を動かし始めた。

 

「ん、いい感じ……わかってきたみたいじゃない」

 

アスカのそんな言葉を聞きつつ、シンジはなぜこんなことになってしまったのかということを考えはじめた。

 

 

 

 

 

 

これからは毎日……ね?

 

 

 

 

 

 

そう、今日はミサトさんが残業だったんだよな……

 

それで、二人でテレビを見てて……

 

「退屈ねぇ……」

「しょうがないよ……ちょうど番組の編成時期だし」

「うーん……」

 

そんな時に、テレビでこんなシーンが流れたんだ……

 

「……ね、シンジ、あれ、してよ」

 

アスカがテレビを見つめたままでそう言った。

 

「……ええっ!?な、なんで!?」

「なんでって……退屈だからよ。それとも……こわい?」

「恐いわけないだろ?」

「じゃあ、して」

 

真剣な顔で言うアスカ。

 

「でも……」

 

渋るシンジ。

 

「ああん、もぉ!いいから、やるのよ!いますぐ!」

 

アスカの言葉は絶対だった。

 

 

 

 

 

 

 

……なんだか、前にもあんなことあったよな……

 

優しく手を動かしつつ、シンジは考えた。

 

「ん、もうちょっと上……」

「ハイハイ……」

「もぅちょっと強く……キャッ、痛いわよ!?」

「ご、ごめん……」

「デリケートなんだから、優しく……ね」

「う、うん……」

「あとで、シンジのもしてあげるから」

「えっ!?」

 

アスカの言葉に、驚くシンジ。

 

「どうしたの?」

 

シンジの手が止まったのに気付いて、アスカが聞く。

 

「だ、だって、アスカが……」

「だって……シンジにしてもらってばっかりじゃ悪いじゃない?それに、自分でするのより、気持ちいいよ?」

「そりゃそうだろうけど……」

「だから、ね。きまり」

「う、うん……」

 

なんだか恥ずかしい……

 

シンジはそんなことを考えつつ、手を動かす。

 

「でも、これってかなりいいわよ……ねぇ、シンジ?」

「ン?なに?」

「これから、毎日こうしない?」

「えっ?毎日?」

「そう。これからは毎日……ね?」

「……まぁ、いいけどね……頭洗うのくらい……」

 

シンジはそう言って、洗面台のシャワーでアスカの頭をすすぎ始めた……

 

 

 




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ver.-1.00 1998+12/15 公開
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ども(^−^)影技です

 

いやはや、卒論が忙しくって(^−^;

なっがいこと、SSアップしてなかったなぁ(T−T)

 

と、とりあえず、ひさびさのSSですが……楽しんで頂けましたか?(^−^;

 

では(^−^)/

 

 

 

 





 影技さんの『これからは毎日……ね?』、公開です。




 いや、十分です(^^)
 もう、十分です。


 Hかぁ!?

 って感じでしたけど、
 中学生だし、

 この辺で十分だよね☆



 髪を洗う−−

 場所は洗面台だけど、
 それも、やっぱり、まだ、ね、今ん所は、ここれで十分だよね。




 さあ、訪問者のみなさん。
 甘い二人を見せてくれた影技さんに感想メールを送りましょう!




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