第六話「天国から地獄へ・・・」
アスカは腰に手を当てたお得意のポーズで正面からシンジを見下ろしてる。
シンジを見つめる蒼い瞳に好意は一分子も含まれていなかった。軽蔑と敵意を込めたアスカの視線に耐え切れなくなり思わずシンジは顔を背けた。
その途端アスカの瞳の中に露骨にシンジに対する嫌悪が浮かび上がった。
突然アスカはシンジの胸倉をつかむと正面から蒼い瞳でシンジを射貫き
「なに目を背けているのよ! バカシンジ! あんた、あたしの顔がまともに見れないわけ!?」
と猛然とシンジに詰め寄った。
「……………………………………………。」
「何とか言いなさいよ!あんた、あたしのこと馬鹿にしてるんでしょう!?」
シンジは何も答えられなかった。それもそうである。ついさっきまでシンジは自分の幸福を疑っていなかった。たった数分で自分がこんな状況に追い込まれるなど想像もつかないことだったからだ。
それでも今の状況そのものは理解できた。
どうやらアスカはシンジを許してなどいなかったこと…。
そしてアスカはシンジの献身的な看護で再び笑顔を取り戻した少女という偽りの仮面を脱ぎ捨ていよいよ復讐者(リベンジャー)としての本性をむき出しにしてシンジに牙を剥いてきたということを…。
『やっぱりアスカは僕の事を憎んでいたんだ。きっとアスカの時間はサードインパクトの時に「気持ち悪い」って叫んで僕を拒絶した時からずっと止まったままなんだ…。ははっ……考えてみれば当然だよな…。僕は一体アスカに何をしたんだ。アスカの事を汚したり…首を締めて殺そうとしたり…怨まれて当然だよな…。それなのにちょっとアスカに優しくされたら僕はそんな都合の悪い過去を全て忘れてアスカが僕を受け入れてくれるものと思い込んでずっとアスカの掌の上でいいように躍らされてきたんだ…。あはははは…。僕は本当に馬鹿だよ…。本当にバカシンジだよ…。』
すでにシンジはアスカの真意を完全に理解していた。
だがそれでもシンジは希望を捨て切れず一縷の望みにすがった。
今のシンジにとってそれほどアスカの存在は大きかった。
シンジは無理矢理笑顔を取り繕った。それは先ほどまで無意識の内に見せていた屈託の無い少年らしい心からの笑顔ではない。かつてのシンジが他人に最も多く見せていた笑顔…、そう、自分の本心を隠す時に使用した他人に追従する時の愛想笑いだった。それを見て一段とアスカの瞳の嫌悪が深まった。そうシンジのその愛想笑いは実はアスカの一番嫌いな顔だった。
シンジはそれに気づかずに可能な限り平静を装ってアスカに尋ねた。
「ど……どうしたんだよ。アスカ…。きゅ…急に恐い顔してさ…。ねえ…。僕なにか悪いことしたかな…?アスカを不機嫌にさせるようなことしたかな…?機嫌直してよ。アス……グッ!?」
シンジは最後まで言い終える事は出来なかった。アスカの強力な膝蹴りがシンジのミゾオチに叩き込まれたからだ。
「う…ううぅ…」
一瞬息がつまった。
シンジは脇腹を押さえてうずくまった。
アスカは侮蔑を込めた目でシンジを見下ろしている。
「何をヘラヘラ笑っているのよ。あたしはあんたのそういう態度が一番嫌いなのよ…。」
シンジは恐る恐る上目遣いでアスカを見上げる。
「ア…アスカ…」
「なぜあたしが不機嫌かって!?そんなこと決まってるでしょ!あんたがここにいるからよ!あんたのその顔を見てるだけで殺したいくらいイライラしてくるのよ!」
アスカはまるで汚いものでも見るような目でシンジを一瞥する。
その一言にさすがにシンジもムッときて
「そ…そんなの酷いよ…。一緒に暮らそうって提案してきたのはアスカじゃないか!なんで今更そういうことをいうんだよ。そんなに僕が嫌いなら初めっから拒絶すればよかったじゃないか!」
と言ってすかさず反論した。
そしてシンジは脇腹の痛みをこらえながら懸命に立ち上がると正面からアスカを睨み返した。
シンジの一種開き直った態度を見るとアスカは突然フッとため息をつき次には両手を伸ばして軽くシンジの両肩をつかんだ。
「!?」
突然のアスカの行動にとまどうシンジ。その時にはアスカは表情を完全に消していた。
「あいかわらずお子様ね…、シンジは…。何であたしが嫌いなあんたと一緒にいるか本当に分からないわけ?」
アスカは無表情のままシンジに問い掛ける。
「……………………………。」
シンジは何も答えなかった。実際には分かっていた。なぜアスカがこんな面倒な真似をしてまでシンジの側にいようとしたのか…。ただそれを自分の口から認めるのが恐かった。
「分からないのだったら教えてあげるわよ、シンジ…。それはね……」
と言ってシンジの両肩をつかんだアスカの両腕に力がこもっていく。シンジの両肩が悲鳴を上げた。アスカは14歳の女の子とは信じられない膂力でシンジの両肩を絞め上げていく…。そして無表情だったアスカの瞳に再びシンジに対する激しい憎悪の災が燃え盛った。
「それは憎いあんたを一生苦しめてやるためよ!バカシンジ!!」
と叫んだと同時に突然アスカは自分の左足でシンジの右足を払った。
「え!?」
右足を払われシンジはバランスをくずした。そしてその隙を逃さずにアスカは自分の体重をかけてシンジを押し倒した。
「わあああぁぁぁぁ…………!!」
情けない悲鳴をあげてシンジはそのまま仰向けに倒された。
「痛つっ……!?」
気づくとアスカはそのままシンジの腹の上に馬乗りになってまたがっている…。
「ア…アスカ……。」
アスカは蒼い瞳に冷たい光を称えてシンジを真上から見下ろしている。
突如アスカはペロリと自分の唇を舌舐めずりした。その様はまるでこれから手の平に押え込んだ獲物をいたぶろとしている猫のようだった。
「ヒッ…!!」
そのアスカの仕種に生理的な恐怖を感じたシンジはうつ伏せになって這い出したまま必死になって逃れようとした。だがアスカはそれを許さない。とっさにシンジの右手を掴んで自分の左脇に固めるとそのままシンジの右腕を極めた。
「うわあああああぁぁぁぁぁぁ…………!!」
右腕に激痛を感じたシンジはうつ伏せになったまま悲鳴を上げる。
「どう……痛いの? シンジ…」
アスカは恍惚とした表情でシンジに問い掛ける。
「痛い!痛いよ!アスカ…!お願いだよ!離してよ!」
シンジは涙目になってアスカに訴える。
「そう…。」
アスカはそういうと極めたままのシンジの右腕の小指を自分の右手で掴んだ。
そして一瞬サディステックな表情を浮かべたと思うとそのまま躊躇なくシンジの小指をへし折った。
「いっ………!?」
にぶい音がした瞬間シンジは必死になって悲鳴を噛み殺した。そしてアスカは戒めていた右腕を解き放ってシンジを開放した。
「うううぅぅぅぅ……」
シンジは自分の小指を押さえたままうずくまった。
アスカは腰に手を当てたポーズのままシンジを見下ろす。
「痛かったでしょ…シンジ…。そう、痛いのよ…。体を傷つけられると痛いのよ…。目を貫かれるとすごく痛いのよ…。槍で体を刺されるとものすごく痛かったのよ。生きたまま食い殺されるのってものすごく苦しいのよ…。首を絞めて殺されるのってものすごく苦しかったのよ…。シンジあんたにわかる…!?あたしの苦しみが…!?あんたにわかるの!?あたしの味わった心と体の痛みが…!?」
アスカは再びシンジの胸倉を掴むと狂気と殺意を含んだ血走った目でシンジを正面から睨みつけた。
「わかるはずはないわよね、あんた自分のことしか考えていないんだから…。自分しかいないんでしょ!あたしの事なんかどうだっていいんでしょ!畜生!何やってんのよ、あたしは…!こんな奴に何を期待してったていうのよ!まったく自分で自分が情けなくなってくるわ!」
シンジはアスカの鬼のような形相に魂の底から震え上がり小指の痛みも忘れて目に涙を浮かべながらも必死になって愛想笑いを試みた。
それを見て再びアスカの蒼い瞳に強い嫌悪が浮かび上がった。シンジは気が付いていなかった。シンジが他人を傷つけないようにと必死になって作り上げた他人に迎合するような卑屈な愛想笑いこそが数あるシンジの表情の中でアスカが最も嫌っている顔だということを…。今のアスカはこのシンジの卑屈な笑顔を見ると殺意さえ感じた…。
突然アスカはシンジの胸倉から手を離した。一瞬呆然とするシンジを侮蔑の視線で一睨みすると
「本当に情けない男ね…。女に押え込まれて泣きながら愛想笑いを浮かべるなんて反吐が出るほど情けないわ。」
と言ってシンジを詰った。
だが次の瞬間アスカは自嘲するような表情をすると
「けど本当に情けないのはあたし自身…。あたしはこんな女の腐ったような奴にすら勝てなかった…。それどころかあたしはあんたに期待さえしていた。もしかしたらあたしの事助けてくれるかもしれないって…。本当に馬鹿みたいだったわ…。あんたがこんな出来損ないの屑だってわかっていたらあんたなんかに指一本触れさせはしなかったのにね…。」
シンジは何も言えずにただ黙ってアスカの弾劾に身をまかせている。
「惣流・アスカ・ラングレーともあろうものが堕ちたものよね…。天才だエリートだってちやほやされていたのにいつのまにか気が付いたらあたしのまわりにいるのはあんたみたいな出来損ない唯一人だけなんだからね…。本当に情けなくて涙がでてくるわよ。」
アスカの舌は止まらない。
「ま…けどしょうがないわよね…。今更贅沢もいってられないわ。どのみちあたしにはもうあんたぐらいしか相手はいないしね…。あたしのように心も体をボロボロに汚された壊れ物をもらってくれるような奇特な男なんてシンジぐらいしかいないだろうしね…。けどそれを言うのならシンジだって似たようなものなのよ。」
アスカは笑った。シンジはドキリとした。アスカの笑顔はシンジにはとても不吉なものに見えた。
「だって考えてみたらあたし達てすごくお似合いだと思わない?」
「!?」
「あたしはそう人殺しよ!エヴァに乗っている時だって何人もヒトを傷つけたわ。第十四使徒と戦った時の事覚えてる?あの時切断された弐号機の首がシンジの避難していたシェルターを直撃して何人もの死傷者を出したんだってねえ…。つまり少し運が悪ければその時あんたも死んでいたのよ。おしかったわ…。そうなっていればあたしも今さらこんな苦労を背負い込まなくてすんだのにねえ…」
アスカはシンジを汚い物でも見るような目で睨みつけた。
「ア…アスカ………………!」
「戦自と戦った時なんてその時の比じゃないわ…。戦略自衛隊を一個師団壊滅させたんですからねえ…。その数は千や二千じゃきかないはずよ…。普通の刑法ってヒトを10人も殺せばまず死刑になるわよねえ…。数千人も殺して罪に問われることなくのうのうと生きているんだから心も体も汚されて無限地獄に陥るのも無理はなかったわけよねえ…。」
そういってアスカは自分を嘲笑った。
シンジはそんなアスカの態度がいたたまれなくなり目を背けた。
なんとかしてアスカを慰めたかったが何も思いつかなかった。
どんな言葉をかけてもアスカを傷つけるとしか思えなかった。
だが突然アスカの悪意はその矛先をかえた。
「けどそんなあたしもシンジにはかなわないわ…」
「え…!?」
「サードインパクトを起こしたのってシンジなんでしょう!?」
シンジの背筋に氷塊がすべり落ちる。その一言に顔は青ざめ膝は震えだした。
「結局サードインパクトで何人の人間が死んだかシンジ知ってる!?10億人よ!10億人!全人類の半数をまとめて葬り去ったのよ。これにはさすがのあたしもまるで歯がたたないわ!や〜ねえ〜。さすがに「無敵のシンジ様」よね〜。数千人殺しただけで有頂天になっているあたしなんかとはスケールが違うわよねえ…。」
言葉に極上の悪意を込めてシンジを攻撃するアスカ。
「や…やめてよ!!!」
シンジは耳をふさいでその場にしゃがみ込んだ。
アスカが言ったのは決して言ってはならないことだった。
確かに最終的にサードインパクトの引き金を引いたのはシンジである。
だがそれを望んだのは人類の統合を謀ろうとした狂った大人達であってシンジではない。
そして舞台(ステージ)は大人達に用意されたものでシンジは無理矢理そのステージに登らされただけである。
確かにシンジに融合を拒絶するだけの心の強さがあればサードインパクトそのものが起こらなかったかもしれない。
だがサードインパクトの責任をあの異常な環境の中で十四歳の少年の未成熟な人格に喫する事など誰が出来ようものか…。
シンジを取り囲んでいた大人達の誰もが…彼の実の父親さえも彼に他人との愛というものを教えはしなかったというのに…。
そしてもう一つ確実なことがある。
それはシンジがいなければ…ヨリシロとなった初号機にパイロットが乗っていなければまず間違いなく人類補完計画は成功し人類は滅亡していたという事である。
サードインパクトそのものは発生してしまったが最終的にシンジが現実への帰還を望んだからこそシンジと想いを同じにした10億人もの人間が再びヒトの姿を取り戻すことに成功したのだ。
その半面10億人もの人間が永遠に還らぬ人となったがそれとてシンジの責任とは言い切れない。彼らは自らの意志で現実への帰還を拒んだのだ。お互いに傷つけあう現実の世界から逃避して傷つことも傷つけられることもない虚構の世界で生きることを良しとしたある意味シンジよりも遥かに心の弱い連中なのである。
そういう意味では別の次元から見ればシンジは救世主なのである。
本来滅亡するはずの人類の半数を救い上げた…10億人の人間もの生命の恩人なのである。
勿論シンジが完璧なら誰も死ななかったと責めることもできるだろう。
だがそれを主張できる者は「人間は完璧でなければならない。自分がそうである。自分はいかなるどのような局面においても必ず正しい判断をするであろう。自分の一生で間違いをおかすことなど決してない。」と言い切れる者だけであり恐らくそのような者は少なくともヒトの中には存在しないであろう…。
結論として言えばサードインパクトの発生に対してシンジにまったく責任がないわけではないが少なくとも自分自身の未来を閉ざしてしまうほどの罪をシンジが背負わねばならぬとは到底思えない。
だがそれを割り切れるようなシンジではない。
シンジの純粋で繊細な心にとって「10億人もの人間が永遠に還らない」という事実は一生消えない戒めとなってシンジを縛りつけるだろう…。
大人達もそれがわかっていたからこそあえてサードインパクトの責任の有無についてシンジを諭したりはしなかったのだ。
「人類の半数が消滅した」という事実に対して何を言って慰めたところでそれにかかわってしまったシンジを傷つける結果にしかならない事がわかっていたからである。
だからその言葉は大人達にとっとは決してシンジに言ってはいけない「禁句(タブー)」だったのだ。
だがそのタブーをアスカは破った。シンジを傷つけるためだけに…。
アスカの目的は十二分に達成された。ついさっきまでこの世の幸せの総てを満喫していたようなシンジの顔が一瞬にしてこの世の総ての不幸を背負い込んだかのような苦痛に歪んだ。
それを見てアスカは陰惨な笑みを漏らす。
そうシンジに耐えられるはずがないのだ…。
それは別にシンジに限ったことではなかった。
まともな精神構造の持ち主なら「多くの人間を殺した」という事実を14歳の年齢で正面から受け入れられるはずはないのだ。
アスカは狂気とシンジに対する憎悪にその身をまかせることによって自らの罪から逃避することに成功した。
シンジもアスカに逃げ込むことによって無意識のうちに忘れようとした。
だがその行為はアスカによって裏切られた。
それは安心して自分の背中をまかせていた相手に後ろから刺されるようなものだった。
アスカの言葉によりシンジは消せない過去をつきつけられた。そして退路をアスカによりふさがれていたためもはや逃避することもかなわずその業は正面からシンジを直撃した。
がっくりと膝を落とすシンジ…。
アスカの蒼い瞳が満足そうにシンジを見下ろしてた。
だがそれでもアスカは追求の手をゆるめずシンジに止めを刺した。
「わかったでしょう…。あたし達は人殺しよ。あたしもあんたもこの手は血で汚れているのよ!もう永遠に洗い流すことなんて出来はしないのよ!」
シンジは答えない。
シンジの目にもはや何も写っていなかった。真っ暗な闇の中でただシンジを断罪するアスカの声だけが響いた…。
「そう考えてみればお馬鹿なあんたの脳味噌でも理解できるでしょう?あたしもあんたも他に相手なんかいないのよ…。あたしは戦自を殲滅させ数千人を殺した殺人鬼の女…。そしてあんたはサードインパクトを発生させて10億人を殺した人類史上最大の大量殺戮者(ジェノサイダー)なのよ。そう考えてみれば本当にお似合いだわ。まさに史上最凶カップルの誕生よね。ねえ…シンジ…あなたもそう思うでしょ?」
アスカは自分とシンジを嘲笑するように問いかけた。
今のアスカはシンジを傷つけるためなら自分自身を貶めることさえ厭わなかった。
「も…もう嫌だ! もう許して… もう許してよぉ……!! アスカァ……!!」
とうとうシンジは泣き叫んだ。
アスカはそんなシンジを侮蔑の目で見ていたがフッとため息をつくと
「そうね…。今日のところはこれくらいにしてあげるわ。まだ初日だしね…。いきなり壊れられても面白くないからね…。」
アスカの顔が狂喜に震える。
「これから時間をかけてじわじわとあんたを壊してあげるわよ。シンジ…。あんたの惰弱な精神がいつまでもつか本当に楽しみだわ…」
アスカは笑った。その笑みは無邪気な子供が生きたままの昆虫を解剖する時に見せるような無意識の残虐性に満ちていた。
「言っとくけど逃げちゃだめよ。あんたがあたしにいったんだからね。一生側にいてほしいって…。お望みどうり一緒にいたあげるわよ。勿論あんたを苦しめるためにね。」
そう言うとアスカはシンジを無理矢理立たせる。
シンジの虚ろな瞳をのぞき込んだアスカは一瞬顔をしかめた後キスをする。三度目のキス。無論何の気持ちも感慨も伝わらない。
唇を離したアスカはそのままシンジを手放す。するとシンジは糸の切れたマリオネットのようにその場に崩れ落ちた。
「愛してるわよ…。シンジ…」
アスカはそう言うと自分の部屋へ戻っていった。
リビングに取り残されたシンジの唇がわずかに動いた。
「……に……げ…た…い……。」
シンジはたった一日で天国から地獄へ突き落とされた。
つづく……。
けびんです。
今回の二人の壮絶な修羅場は例の夏映画の「まごころを君に」でのシンジのインナスペース内でのシンジとアスカの痴話げんか(?)をイメージして書きました。
しつこいようですがこれでも自分は元来素朴なLAS主義者なので気長に二人の関係を見守ってくれるようお願いします。
それでは次は第七話で御会いしましょう。 では。
けびんさんの『二人の補完』第六話、公開です。
一気にどん底ですね(^^;
読んでいる立場では、
アスカがこうなることは分かっていたので
心の準備とかもできていましたが・・
シンジにしてみれば
”豹変”なんて物じゃないでしょうから−−
今回のアスカの攻撃で壊れなかったのは
僥倖だったかも。
アスカがどこの限界があるのかを良く知っていたんでしょうか。
付いてくる事が出来ているLAS人はどれ位いるのでしょう(^^;
さあ、訪問者の皆さん。
けびんさんに感想メールをプレゼントしましょう!