TOP 】 / 【 めぞん 】 / [RYO]の部屋に戻る/ NEXT


First Child

第参話「A.T.カノン」



まだ誰も起きてこない朝早くに、碇シンジは6人分の朝御飯を作っていた。
まだ、この前の使徒との戦いの疲れが残っていると言うのにもかかわらず、彼は家事をすべて一人でやっていた。
そこへ、一人の男が起きてきた。

「おはよ、シンジ君。」

普段朝御飯を作っている時に、声をかけられることなんて無かったんで、少し驚き振り返る。
そこには頭を抱えた吹雪リョウがいた。

「あっ、おはようございます。すいません、起こしちゃいました?」

「いや、大丈夫だよ。それより何か冷たい物もらえる?」

「あ、はい。ビールでいいですか?」

「二日酔いには迎え酒っていうけど、今日は本部に行くから、他の物にしてもらえる?」

「そうですね。牛乳でいいですか?」

「ああ、ありがと。」

シンジは冷蔵庫から牛乳を取り出しコップと一緒にリョウに渡す。
リョウはコップに牛乳をそそぎ、一気に飲み干す。

「ふぅー、少し楽になった。」

シンジは朝御飯を用意しながら話しかける。

「昨日はどのくらい飲んだんですか? あまり飲んでないとは言ってましたけど?」

牛乳をしまいながらリョウは答える。

「昨日? そうだな、カクテルが10杯ぐらいにビールが3、4杯。あと、他のを2、3杯ぐらいかな?」

「充分飲んでませんか?」

「そう? ミサトさんと飲むときはそんなもんじゃないよ。シンジ君は飲まないのかい?」

「ええ、僕は未成年ですから。」

「俺も未成年なんだけどな(コラコラ・・・(^^;)。ミサトさんには飲まされないの?」

「進められはしますけど、いけないことですから。」

「えらいなあ。でも、お酒はいいぞ。嫌なことを忘れられて。」

「そうですか?」

「ああ、その場しのぎでしかないけどな。嫌なこととかってあまりない方?」

「いえ、そんなことはないですけど・・・・。」

「じゃあ、今度飲みに行こうぜ。俺がおごるからさ。」

「・・・・・そうですね。そのうち。」

「ああ、じゃあ、俺帰るわ。」

「え? 朝御飯ぐらい食べて行けばいいじゃないですか?」

「部屋を片付けとかないと、今日寝るとこなくて。それに、午後はシンクロテストがあるし。」

「そうですか? じゃあ、またあとで。」

「あ、そうだ。」

リョウは手帳を一ページ破いた。
その紙に自分の住所と電話番号を書いて、シンジに渡す。

「だいたいここか本部にいるから、何か相談したい事があったらいつでも来て。」

「あ、はい。」

「じゃあ、また後で。」

リョウは家へ帰った。



ビーー、ビーー、ビーー。

ネルフ本部内に警報が鳴り響く。

「どうしたの?」

「わかりません。何者かが本部に侵入したようです。」

「使徒だと思う?」

「ええ、おそらくは。」

「10番目の使徒か? 早かったわね。まだ、3日しかたってないっていうのに。」

「目標を光学で捕捉。パターン青。使徒と判明。」

「アスカ、レイ、2人とも準備して。」

「葛城三佐、画面を見て下さい。」

「どうしたの? ・・・・・シャムシエル・・・・。」

「何それ?」

「シンジくんが2番目に倒した使徒。でも、コアが完全に壊れていたじゃない?」

「理由は分かりません。ですが、コアは完全に修復しています。」

「そんな、再起動するなんて。」

「信じられないかもしれないけど、現実を見て。・・・・・碇司令どうします?」

「まず、使徒をこのネルフ本部より強制駆除。後に使徒殲滅をはかれ。」

「はい。」

アスカとレイはケイジへ行く。

「日向君、初号機は?」

「装甲に多少の亀裂は見られますが、機動には問題ありません。」

「そう。シンジくん、あなたも出て。」

「わかりました。」

「なんだよ、俺の出番はなしか。」

「あんたは、シンクロ率にむらがありすぎるからね。今回は見てて。」

「へいへい。じゃあ、シンジ君がんばって。」

「はい。」

シンジもケイジへ向かう。



エヴァに3人は乗り込んだ。

「ミサト、作戦は?」

「あなた達に任せるわ。多少の被害はしょうがないから、出来るだけ早く使徒をネルフの本部外へ出して。」

「わかったわ。じゃあ、作戦は私が決めるけどいい?」

「うん、それでいいよ。」

「・・・・いいわ・・・・」

「じゃあ、まず、1体がおとりになって使徒を誘導する。そして、回収ルートの所に来たら残りの2体がA.T.フィールドを展開して、無理矢理押し出す。」

「わかった。じゃあ、僕がおとりになるよ。」

「何言ってるのよ、あんたじゃ危ないわよ。」

「でも、今回は僕が使徒を完全に倒せてなかったのが原因だし。それに、僕が一度倒した使徒なら、僕が現れればきっと向かってくるはずだから。」

「わかったわ。私とファーストは回収ルートで待機しているわ。ミサト、場所は?」

「技術局1課よ。あそこが破壊されると、後が大変だから急いで。」

「じゃあ、いくわよ。」



初号機は使徒を肉眼で確認すると、プログナイフを装備し、いきなり突っ込む。

「うおおおおおお」

初号機は使徒を無理矢理回収ルートへ押し出す。
そこに待機していた零号機と弐号機はA.T.フィールドを展開し、使徒を外へ押しだそうとする。
だが、回収ルートから、外へ出すのは難しかった。
初号機もA.T.フィールドを展開して3体でなんとか外に押し出した。

「はあ、はあ、はあ・・・・・。」

「よくやったわ、シンジくん。後は使徒を倒す事に専念して。」

「はあ、はあ、・・・・・わかりました。アスカ、どうする?」

「決まってるじゃない。使徒を倒すのよ。」

「いや、そうじゃなくて、作戦は?」

「そんなの別にないわよ。前にシンジが一人で勝てた使徒に、今回は三人で闘うんだもん。作戦なんていらないわ。」

「でも・・・・。」

「ごちゃごちゃうるさいわね。そんなに自信がないならあんたは見てていいわよ。」

「わかったよ。でも、油断はしないほうが・・・・」

シンジの言葉が言い終わらないうちに、アスカは突っ込んだ。
そして、プログナイフでコアを攻撃するが、プログナイフはコアに刺さらず弾かれた。

「・・・・弾かれた?」

「アスカ、危ない。」

弐号機はシンジの言葉に反応し、とっさに攻撃をかわす。

「ちょっと、どういうことよ。プログナイフがきかないじゃない。」

「わからないよ。ミサトさんどうすれば・・・・。」

「プログナイフがきかないって事は、パレットライフルもきかないだろうし。リツコ、何とかできないの?」

「そんなこと言われても、プログナイフがまったくきかないんじゃ・・・・。」

「リョウ、あんたは何か策はない?」

「そうだな・・・・碇司令、例の物は?」

「あれはまだ、使う訳にはいかん。」

「そうですか・・・・。」

「何のこと?」

「いや。・・・・碇司令、俺が出てもいいですか。」

「A.T.カノンか・・・・好きにしろ。」

「ちょっと待って、あれを使ったら自分がどうなるか忘れたの?」

「でも、今はそれしか方法がないじゃないですか。使徒殲滅が最優先でしょ。・・・・・シンジ君、作戦は決まった。」

「なんですか?」

「まず君は、一度本部に戻ってくれ。アスカとレイは出来るだけ被害を出さないように、時間をかせいでくれ。」

「わかったわ。でも、本当にその作戦で勝てるんでしょうね。」

「ああ。これが駄目なら今は他に方法はない。」

「じゃあシンジ、行って。」

「うん。二人とも気をつけて。」

「よし。・・・・・赤木博士、俺のプラグスーツは?」

「ああ、更衣室に置いてあるわ。」

「わかりました。じゃあ、ミサトさん行って来ます。」

「・・・・・」

ミサトは何か考えていた。
リョウの言葉は耳に入っていたが、返事はできなかった。

「・・・・・あっ、ミサトさん。行く前に一つ。」

「えっ、なによ。」

普段は見せないリョウの真剣な顔に少し驚く。
少しの沈黙が流れる。
リョウは真剣な顔で話し始めた。

「実はミサトさん。・・・・更衣室の場所がわかりません。」

「なっ、・・・・はぁ〜、そこを出て左よ。」

「あれ、どうしたの? ため息なんてついて。もしかして、別れ際の告白でもすると思った?」

「バ、バカなこと言ってないで、早く行きなさいよ。」

「ははは、やっぱ、ミサトさんはそうじゃなくちゃ。じゃあ、行って来ます。」

「とっとと、行け。」

リョウは出ていく。

「彼、ずいぶん変わったわね。」

「そうね。何があったのかしら?」

「ミサトが変えたんじゃないの?」

「どうして私が?」

「なんか彼、ミサトの前でいいかっこしようとしてるじゃない?」

「アイツに限って、そんなことあり得ないわよ。」

「そう?」

「そうよ。」



第7ケイジに戻ってきたシンジは、プラグスーツを着たリョウに迎えられる。

「よっ、おつかれさま。」

リョウは声をかけると同時に缶ジュースを投げた。
エントリープラグから出てきたシンジは、いきなり飛んできた缶に驚くが、とっさに受け止める。

「あっ、どうも。・・・・・あれ? それってプラグスーツですよね?」

「ああ、今度は俺が出ることになった。」

「え? 大丈夫ですか? あの使徒、何の攻撃も効きそうにありませんでしたよ。」

「まっ、大丈夫だって。俺には必殺技があるから。」

「必殺技?」

「そっ、だから発令所の方で見てなよ。一度しか出来ないから見逃すなよ。」

「一度しか?」

リョウはシンジの疑問はお構いなしにエントリープラグに入り込む。



「エントリープラグ挿入。・・・・・初期コンタクト問題なし。・・・・・シンクロ率・・・・・駄目です。活動限界に達していません。」

「やっぱり駄目なの? リョウ、やっぱりシンジくんと変わって。」

だが、リョウの返事は返ってこなかった。
リョウは静かに目を閉じていた。

「ミサト、少し待ってみて。」

「でも、アスカ達が。」

「・・・・・エヴァ初号機のシンクロ率が上昇していきます。・・・・・ボーダーラインクリア・・・・・初号機起動しました。」

「やったわ。」

ミサトは一つうなずく。

「エヴァ初号機発進。」



初号機が地上に出ると待ちわびていたかのように、アスカが声をかける。

「やっと、戻ってきたわね、シンジ。それで、作戦は?」

「悪いね。シンジ君じゃないよ、アスカ。」

「えっ、リョウ? だいじょうぶなの?」

「任せておけって。作戦を言う。2人とも聞いてくれ。」

「わかったわ。で、どうすればいいの?」

「零号機と弐号機は出来るだけ奴の注意を引いてくれ。ただし、防御を最優先にして。」

「わかった。じゃあ、いくわよ、ファースト。」

「ええ。」

初号機は両腕を伸ばし、右てのひらが前になるようにてのひらを重ねた。
そして、A.T.フィールドを展開した。

「初号機A.T.フィールド展開。・・・・・えっ? A.T.フィールドが小さく、いえ、凝縮していきます。」

「そうよ。それがリョウの奥の手、A.T.フィールド凝縮砲。私たちの間では、A.T.カノンと呼んでいるわ。」

「ですがこの数値、とても初号機が耐えられるとは思えません。」

「だから、奥の手なのよ。A.T.カノンを使った後は、初号機の両腕は使いものにならなくなるの。」
「じゃあ、神経パルスを遮断したほうが・・・・。」

「ダメよ。それじゃあ、A.T.カノンはうてないのよ。」

「でも、それじゃあパイロットの両腕がもちませんよ。」

「そんなことわかってるわよ。私も、アイツも。・・・・・でも、今はそれしか方法がないの。」

ミサトは悔しさのあまり、小刻みに震えていた。
それに気づいた伊吹マヤは、それ以上反論しなかった。

「・・・・・わかりました。」

「パレットライフル射出! アスカ、レイ、受け取って。」

「OK。」

零号機と弐号機はライフルを受け取ると、使徒を挟むように両側から撃ち合った。
シンジとアスカの時のように息の合った攻撃とは言えないものの、二人は確実に攻撃をヒットさせていく。

「おかしいわね。」

「なにが?」

「あんな攻撃ではダメージなんてほとんどないだろうけど、ちっとも避けようとしないなんて・・・・いえ、むしろわざと当たってるようにみえる。」

「・・・・・そういわれてみればそうね。」

その時、一瞬使徒が光った。
それに気づいたリョウが叫ぶ。

「レイ、アスカ、A.T.フィールドだ!」

「え?」

「A.T.フィールドを展開しろ!」

A.T.フィールドを展開した零号機と、弐号機を無数の光弾が襲う。

「・・・・・跳ね返した。」

「なんて奴なの。こっちの攻撃がどんどん効かなくなるじゃない・・・・・リョウ、まだなの?」

「悪い。今ので、少し集中力が乱れた。もう少し、時間がかかりそうだ。」

「くっ、仕方がないわね。アスカ、レイ、これからは肉弾戦で戦って。」

「わかったわ。今なら弾着の煙でこちらの動きはわからないはず。いくわよ、ファースト。」

零号機と弐号機は、使徒からの攻撃は無いものと考え、無造作に突っ込む。

「マズイです。二人とも、触手の存在を忘れています。・・・・エヴァ両機、捕獲されました。」

「ちょっと、離しなさいよ! はなしな・・・・。」

「リョウ、まだなの?」

「そんなこと言ったって、この状況で撃てるわけないだろ。」

「リョウ、私たちにかまわず撃って。」

「そんな事出来るわけないだろ。」

「どのみち、こいつを倒せなければ私たちに未来はないの。だから、かまわず・・・・。」

「馬鹿なことを言ってないで、何とかする方法を考えろ! ・・・・・くそっ、こんなとき俺は何も出来ないのか?」

アスカはリョウの言葉に冷静さを取り戻す。
弐号機の攻撃が使徒に届かないと悟ったアスカは、使徒ではなく、零号機を攻撃した。
その衝撃で零号機は触手から逃れる。

「ナーイス、アスカ。」

「キャアアアアアアァァッ!!」

「触手が弐号機をどんどん融解させていきます。」

「レイ、何とかして!」

零号機はプログナイフを装備し、触手を攻撃する。
触手は切断され、弐号機はその勢いで吹き飛ぶ。

「いった〜い。」

「二人とも離れて。」

弐号機が触手から逃れたのを見たリョウが叫ぶ。
零号機は弐号機が飛ばされた方に走り出す。

バシューーーーーーン

風を切るような音とともに、A.T.カノンは使徒に向かっていく。
使徒はA.T.フィールドを展開するが、それを貫き、使徒に直撃した。

ドゴーーーーーーーン

「・・・・・どうなった?」

「目標は・・・・・完全に消滅しました。」

「初号機は?」

「初号機は・・・・・りょ、両腕共に消滅しました。」

「回収班出動! 救急隊に伝達・・・・・



リョウは2時間後、本部へ戻ってきた。

「おつかれさま。あら、リョウ。ポケットに手なんか突っ込んで、随分と偉そうじゃない?」

「ははは、まあ、何て言うか、全人類の危機を救った英雄って言うか・・・・。」

「な〜に馬鹿なこと言ってんのよ。それより、腕は大丈夫なの?」

「ああ、いつもの様にはいかないけど、全然平気。痛みはないし。」

「そう。・・・・・そうだ、碇司令が呼んでるわよ。」

「吹雪・・・・。」

「はい。」

「いつ、次の使徒が来るかわからない。それまでに傷を治しておけ。」

「ありがとうございます。」

「葛城三佐。吹雪を病院へ連れていってやれ。」

「わかりました。リョウ、ついてきて。」

「へ〜い。」

「あっ、私も行く。」

そう言って、アスカはリョウの左腕にしがみつく。

「ぐっああああああぁぁっ!!」

リョウは叫び声をあげて、うずくまってしまう。
その声を聞いたミサトが駆け寄ってくる。

「リョウ。あんた腕が動かないからポケットに手を突っ込んでたの?」

「ご、ごめんなさい。」

「はあ、はあ、はあ・・・・・ああ、大丈夫だから、気にしなくていいよ。」

リョウは顔色真っ青で、脂汗をかいていた。
誰が見ても大丈夫そうには見えなかった。

「アスカ、リョウは私が連れて行くから・・・・。」

そう言って、ミサトとリョウは出ていく。



ここは病室。
ベットには両腕を固定したリョウが座っていた。
その横にミサトが椅子に腰掛けていた。

「まったく、何で無理してたのよ。」

「いや〜、あまり痛がってたら、男として情けないじゃん。」

「変なとこでかっこつけるんだから。あんたの腕の骨は無数のひびがはいってて、いつ折れてもおかしくない状態だって。」

「で、治るの?」

「一応、日常に差し支えのない程度には治るだろうけど、握力とかは半分以下になるだろうって。」
「そっか。まあ、普通に生活出来るならいいか。」

そこへ、アスカとシンジが入ってくる。

「リョウ、大丈夫?」

「ああ、もう本当に平気だよ。わるかったね、さっきは驚かせちゃって。」

「別にいいわよ、そんなこと。謝らなくちゃいけないのはこっちだし。・・・・・ねえ、リョウ。3年前に何があったのか教えてくれない?」

「どうしたの、急に?」

「あんたって、他人が傷つくのを嫌がるくせに、自分が傷つくことに何の迷いもないんだもん。」

「そうかな?」

「そうよ。それに前に言ったじゃない。あんたとシンジが似てるって。だから、その・・・・・シンジもあんたみたいになるんじゃ無いかと思って。」

「な〜んだ。シンジ君のことを心配してるんだ。」

「べ、別にシンジなんか・・・・。」

「ああ、わかったよ。ミサトさん達にだけ話して、君たちに話さないのは悪いからね。」

「いいの、リョウ?」

「ああ、もう吹っ切れたから。・・・・・3年前、俺は妹を殺したんだ。」


NEXT
ver.-1.00 1997-09/14公開
ご意見・感想・誤字情報などは kazu@tos.ne.jp まで、よろしくお願いします。



RYO「おひさしぶりです。第3話まで読んでいただき、ありがとうございます。」

アスカ「やっと、話が進んだわね。」

RYO「そうだね。でも、この第3話にはいろいろと苦労させられました。言葉だけで戦いを表
    現するのがこんなにも難しいものだとは思いませんでした。アドバイスがありましたら、
    よろしくお願いします。」

アスカ「それにしても、リョウって男。ちょっと、格好良すぎない?」

RYO「ほんとだね。当初の予定では俺にそっくりなはずだったのに。それでこの小説を読んで
    くれた女性が、「こんな人とだったら付き合ってもいいかな?」なんて思ってくれて、
    メール交換から愛が生まれて、そのままバージンロード、といった計画が・・・・。」

アスカ「あんた、そんなこと考えて小説書いてたの?」

RYO「いや、それは冗談だけどね。・・・・・あっ、話は変わるけど、「TOMY」さんの
   「EVA Bright Future」読んでる?」

アスカ「ええ、読んでるわよ。」

RYO「あれの、No.8でリョウって、出て来るけど、俺かな?」

アスカ「そんな訳ないでしょ。でも、気になるよね。はやく続き書いてくれないかね。」

RYO「そうだね。」

アスカ「そういえば、この第参話って、友達に手伝ってもらったんでしょ。」

RYO「ああ、そうだった。戦闘シーンがうまく書けないから参考にさせてもらったんだ。」

アスカ「あのまま使った方が、おもしろかったんじゃない?」

RYO「そうだけど、話の展開上あのまま使う訳にはいかなかったんだよ。それで、こんな風に
    書いたらいいんじゃないかって言うのがありましたら、どんどん言って下さい。今後の
    参考にしますので。では、第4話もお付き合い下さい。」


 RYOさんの『First Child』第参話、公開です。
 

 ううう・・ (;;)
 へっぽこアスカ&へぼレイだ・・・

 敵を見くびって窮地に陥るアスカ。
 黙って付いていってピンチのレイ。

 何もできないまま退場のシンジ・・。
 

 リョウの事故犠牲アタックがなければどうなっていた事やら(^^;

 みんなヒーローに[おんぶに抱っこ]ではダメだぞ!

 

 

 

 「あとがき」で紹介されている作品もそうですが、
 

  自分の名前の付いたオリキャラを登場させる。
  しかも
  そのキャラが−渋くて出来る漢で、尊敬・信頼・憧れを一身に集める−
  と言うような完璧マン。
  そして
  主人公で大活躍ってパターン。
 

 これ・・・・主人公=作者さんは無茶苦茶楽しいでしょうね(^^)

 でも・・・・本人以外は(^^;;;;
 

 さあ、訪問者の皆さん。
 いけない恋人獲得作戦を立案したRYOさんに感想メールを送りましょう!


TOP 】 / 【 めぞん 】 / [RYO]の部屋