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「敵の侵攻はどう食い止めるのかね」

「既に手は打ちました。先の戦闘の間にトラップを仕掛けました」

「さすが、速いな。幾つだ」

「500個です。」

「ほう、どのぐらいしのげるかな。」

「MAGIは5時間が限度だといってました。」

「それで、あの騎兵隊の時田とか言う奴はどうしたのだね」

「使徒の攻撃を受け死亡しました。それと騎兵隊は全滅です。」

「全滅か・・・」

「はい」

「騎兵隊はUNの主力部隊だからな・・・」

「全権限を時田に預けたのが失敗でしたね」

「君もそう思うかね、加持君」

「はい、戦自に時間稼ぎをしてもらうしかないようですね」

「そうだな・・・」

 

「EVA01の投入は決まったのか?」

「はい、参戦を認めたそうです。」

「誰が言ったのだ?」

「老人達です。」

 

「そうか・・・」

NERVの制服を纏いその胸に数々の勲章をぶら下げた初老の男は

そう言い、司令室から一切の人間を追い出す。

 そして・・・

「碇、すまぬ。どうしようも無いのだよ。」

 

二時間ほど前にNERVの司令に就任した冬月コウゾウ上級大将の目に、

涙が光った。

 

 

 


対使徒特殊機動隊NERV

<03>始動


 

 

しばし時を溯る。

 

人里離れたコロラド・ロッキー山麗に位置するウルフバーグ連邦刑務所

標高の高い高原地帯にあるせいか、夜になるとストーブが必要になるほど冷え込む

ここは全米屈指の警備体制を誇る重犯罪専用の刑務所で、

国際テロリストから、連続殺人鬼にいたるまで”矯正不能”の宣告を受けた囚人達が収監されていた。

 

独房がずらりと並ぶ薄暗い通路を懐中電灯を手にした数人の男達が足早に進む。

通路の奥に”隔離房”と呼ばれる特殊な独房があり、特に警戒を要する囚人が閉じ込められていた。

 

看守が頑丈なボルトを外すと、胸にNERVの刺繍をつけた男がショットガンを構えた。

分厚い鉄扉が開く。狭苦しい寝台、汚れて所々ひびが入っているテーブル、そして便器。

独房にあるのはそれだけだ。

男の懐中電灯が部屋の隅にうずくまっている物体を照らした。

もう一人の男の脳は盛んにアドレナリンを放出し、得体の知れぬ物体の攻撃に備え

腕の筋肉を極度に緊張させた。

この物体の罪状も名も年齢も知りはしなかったが、

この物体が大勢の人を殺した事と、片時でも気を抜けば殺られるという事を上官から聞いた。

 

その物体はその光に気付くと、まぶしそうに顔をしかめた。

その表情を見て男達は驚く。

女のような顔だ・・・。

ぞれぞれのパーツの形は整っていて、その配置も悪くはない。

何処か繊細で・・・。

しかし、不意にその瞳がギラリと光る。

その巨大な負のベクトルを内包した瞳は、その奇麗な顔と掛け合わさり

その青年の雰囲気そのものを暗く、淀んだものにしてしまう。

しかし、負の美とでも言うのだろうか・・・

男達はその容姿に見とれてしまう。

 

看守はそんな様子の男達を、つい昔の自分と重ねあわせていた。

二年前、

この男はここに入ってきた。

凶悪犯ばかり入ってくるこの刑務所であんななよなよした奴は始めてだった。

いわゆる美顔とか女顔とかいうやつでこんな所に入ってくるような面構えじゃぁ無かった。

その顔に見とれながらも、これは何か事件が起こると感じた。

 

そして、月に二回のシャワーの時その予感は的中したんだ。

残念な事に、その時のシャワー見張り当番は俺だった。

ジョネスとあいつが一緒にシャワーを浴びる事自体が狂った事だったんだよ。

 

ジョネスはアメリカ史上最悪のレイプ魔。

あわせて156人の男女をレイプして殺した。

勿論、始めの70人ぐらいは女専門だったんだが、

途中からはレイプそのものに楽しみを見出したらしく、

ヤルやつの性別なんてどうでも良かったんだとよ。

しかも、親が政治家ってやつで、死刑にできないらしい。

そんな酷い事した奴が金の力でノコノコ生きてられるってのが腐ってるよな。

そんな腐った野郎だが、アイキドウだとか言うのをやってて、やたらに強くて、

レイプした後にはみんなそれで殺されてたんだ。

そして、埋めるなり、河に捨てるなりするんだ。

こいつにヤラれたとするのが最も自然な行方不明者は50人を超すという。

そんな最悪のやつだ。

 

その男があいつに目を付けた。

そりゃそうだろう、あんなにベッピンなんだもんな。

刑務所に入り溜りに溜まっていた欲望が爆発したんだろう。

ジョネスはあいつに襲い掛かった。

俺は止めようとして銃を向け威嚇したが、あっさり銃を奪われ、両足を撃たれた。

もう駄目だと思ったよ。

けれどジョネスは俺に止めを刺すより、あいつを犯りたかったんだ。

おかげで命拾いしたがね・・・。

あいつにすまないと思ったよ。

これから起こる事はあいつの心に一生消えない傷を残すだろうし、

それにその後殺される可能性だってあるしな。

 

俺は気を失った。

 

そして、異変に気付いて駆けつけた仲間に起こされたんだ。

「何があったんだ!!」

親友のジェフが尋ねた。

「ジョネスにやられた。」

 

ジェフはシャワー室に入った。

そして、

「うっうわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

親友の尋常じゃない悲鳴に俺はほふく前進でシャワー室に入った。

そして、其処にはジョネスだったモノが転がっていた。

その顔は苦悶に歪み、恐怖という感情をあらわしていたんだ。

その醜い顔と言ったら・・・いまでも夢ん中に出てくるよ

 

 

シャワー室の壁にはさんざんたるものだった。

その隅に、何かが居た。

よく見ると、それは険しい顔をして眠るあいつだったんだ。

 

その事件はすぐに世界中の刑務所に伝わった。

ジョネスは一撃で殺されていたらしい。

格闘のプロなんだろうと思ったよ

うちの刑務所の所長はくさったヤローが死んでくれてせいせいしたと言ってた。

まぁ、それは俺も同じだ

けれど、ジェフは刑務所を辞めたよ。

あいつはこんな所に勤めるには優しすぎたんだ。

まぁ、俺もあんな死体見たのは初めてだけどよ。

 

しかし、糞ヤローの親父は怒り狂ってな、刑務所に現れて

あいつを即刻死刑にしろと言ったんだ。

もとはといえば自分の息子が悪かったのにだぞ。

国もそれを受理しようとしたんだ。

可哀想な奴。そう思ったよ

犯されそうになって抵抗してそしたら死刑なんて酷いって

 

けれど其処で何かが起こった。

NERVとか言った所の役人が出てきたとたん糞ヤローの親父は急に大人しくなってな。

へこへこ頭下げんのよ。俺は驚いたよ、上院議員だよ。誰に頭下げてんだ?

そして、小一時間ほどゴニョゴニョ喋っていた

そしたらいつのまにか、糞ヤローの事件は闇に葬られてたんだ。

俺はピンと来た。あいつのバックにはなんかある。ってね。

第一名前が無いってのがおかしい

調べてみたけど、あいつの情報はひとつも無い。

あいつは無口で全く喋らないし・・・。

あいつ必要無い言葉はこの刑務所で一言も発しなかったんじゃないかなぁ。

いつしか、この刑務所の職員はあいつに得体の知れない恐怖を抱くようになったんだ。

 

 

看守がそんな事を思っているうちに、NERVの職員は”あいつ”を連れて、独房から出ていた

手錠と足鎖をはめられ、去っていく”あいつ”の顔を見て看守は違和感を感じた。

 

しばし考えてから、ようやく気付く。

何故髭が剃られている。

 

独房の中に入り、探りを入れると、寝台の下からナイフが見つかった。

皿を打ち砕き丁寧に砥がれたナイフが・・・。

『イツデモヤレタ』

背筋がゾォッとしたよ

 

それに気がついた時、すでに”あいつ”は小型戦闘機で飛び立ってしまっていた。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

先の戦闘で怪我を負ったメンバーは治療を受けていた。

そのダメージに医者は思わず顔を背ける。

中でも、トウジとケンスケは助かったのが奇跡だといわれた。

応急処置が実に的確なものであった事が幸いしたそうだ。

その二人は、峠を越え意識は戻らないものの、絶対安静にしていればすぐに治るだろうと言われた。

「全治三日」だそうだ。

 

2015年

バイオテクノロジーは異常な程に発達していた。

臓器単位のクローニングも可能だったしので

即死である場合は別だが死傷者は格段と減った。

 

アスカなどは右肺に穴が空いていたのだが、もうふさがれて、自由にヒカリと雑談をしている。

勿論急な運度は避けるように医者から言われていたが・・・。

 

「酷い戦いだったわね。」

アスカが言う。

「あのっ、わたし、恐くて脚がすくんじゃって、
何もできなくて、迷惑かけて・・・。本当にごめんなさい。」

「ヒカリが悪いんじゃないのよ」

アスカは涙目になっているヒカリを慰めてから溜まっていた鬱憤を一気に吐き出した。

「ヒカリが悪いんじゃないのよ。
ヒカリは一度も戦場を経験した事が無いのに、戦場へ送り込んだ指揮官が悪いのよ。
大体何よ、いきなり呼び出してさぁ、メンバーも揃わない内に
敵の能力も、数も知らされないで、作戦もろくに立てずに送り込んだのよ。
それに私たちが命懸けで戦っている時にあのクソジジイどもは何をしてたってのよ。
はんっ、どうせ茶でも啜ってたんでしょ。
それにさぁ、NERVって組織も私たちは一切知らないのよ。
せめてさぁ、司令ぐらいは会いに来るべき何じゃないの。
これから戦場に旅立つ部下に見送りも無し?無礼にも程があるわ。
見た事無いからわかんないけど、どうせ勲章とかぶら下げてて昔は英雄だったとか言う
老いぼれた
クソヂヂイよ」

 

後ろに立ってアスカの弁を黙って聞いていた初老の男は、苦笑いを湛えアスカに声をかけた。

「すまないね、惣流君。」

「んあ?誰?」

不意に話しかけられたので、アスカは間抜けな事を口走ってしまう。

 

「クソヂヂイだよ。」

アスカの顔が見る見る蒼ざめる。

「すっすいませんでした。」

「いやいや、君のいうことは、いちいちもっともだ。悪いのは私だよ。
しかし、敢えて弁明させてもらうと、私自身司令に任命されたのは二時間前なんだよ。」

 

作戦が終了したのが三時間前だから・・・

 

「は?作戦後に任命されたんですか?」

驚きは隠せない。

 

「そうだ。しかしながら本当にすまない事をしたな。」

そう言い頭を下げる。

 

アスカの目がその胸にぶらさがった勲章にとまる。

名誉負傷章(パープル・ハート)5個に、銀星章(シルバー・スター)4個
おまけに名誉勲章(メダル・オブ・オナー)を2個?誰?
国際的な英雄ね・・・!

 

「もしかしたら冬月上級大将ですか?」

 

男はにっこり笑って答えた。

「ああ、そうだよ。」

 

アスカは口をあんぐり開けたまま、呆然としてしまった。

『まさか、あの伝説の英雄、冬月コウゾウと話す事ができるとは・・・。
しかし、噂とは違い温和な方だわ。』

「閣下、幼少の頃から憧れておりました。惣流・アスカ・ラングレー宜しくお願いします。」

アスカはビシッと背筋を伸ばすと敬礼をしながらそう言った。

 

冬月は穏やかな表情で微笑み、

「君の名前はよく聞いておるよ。ドイツの特殊部隊ではトップクラスだったらしいな。」

「はいっ!」

「ドイツ支部に取られない様に老人達も色々と手を回したらしいぞ。
こちらこそ宜しく頼む。なにせ、わしも年には勝てんからな。」

 

ドイツ支部という言葉にアスカが反応する。

「NERVは世界各国に設置されているのですか?」

「ああ、そうだ。日本を本部として、ドイツ支部、アメリカ支部、ロシア支部、中国支部だ。
使徒のねらいは地球そのものらしい。現在、この五カ国で熱心に戦っている。
ここ以外では、使徒よりNERVのほうが優勢らしい。」

 

「すいません。」

「なに、君たちを責めているわけではない。向こうも、主力部隊を日本に固めているんだよ。」

「極東の地だからですか?」

冬月はコクリと肯く。

「西からの攻撃効率ががたりと落ちるからな。鹿児島で力を伸ばした島津藩みたいなもんじゃな。」

「?」

「戦国時代の事だよ」

なんのこと?という顔をしたアスカにヒカリが助け船を出す。

「司令、NERVの、ほかの役職の方はいつ紹介して頂けるんですか?・・・」

 

「ああ、そうだな。鈴原君と相田君はどうだね?動けるかい?」

ヒカリは小走りで二人の様子を見てきて、

「大丈夫です。」

「よし、それでは・・・」

冬月の目が宙をさまよう。

誰かを探しているようだ。

そして、冬月は病院の椅子に座り、新聞を読んでいる男に目線をやる。

半ば呆れている風に言った。

「おい、加持くん。何をしているんだね。」

「なにって、新聞を読んでいるんじゃないですか。」

「全く君は・・・。紹介しよう。副司令の加持リョウジ君だ。」

「よろしく、惣流アスカ君に洞木ヒカリ君だね」

長髪を後ろで束ね、無精ひげを生やしている。

笑顔はとても素直で誠実なかんじだし、悪くない。

けれども、その滑らかな動きはかなりの暗殺者のそれだった。

「よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」

 

「これから君たちにはNERV本部に来てもらう。」

「何処にあるんですか?」

「うーん。それは機密だから言えないけれど、東京の何処かではあるんだよ。」

「はぁ。」

 

 

 


「すっげー。これが伝説のジオフロント。」

「東京にこんな場所があるとは・・・」

 

地下に向かうモノレールの上で、皆思い思いの事を話していた。

東京の地下にこのように大きな空洞があるとは・・・・・・

 

ピラミッド上の建物が見える。

そして、その建物の壁にはNERVのマークがついていた。

 

「ここへ来て、私たちは何をするんですか?」

「NERV職員の紹介と今後の作戦を立てるんだ。」

 

 

 

プシュウ

エアの漏れる音がしてドアが開いた。

 

ブリッジらしいとても広々とした場所にでた。

冬月の姿を見ると、皆起立して、敬礼した。

 

「ここは軍隊ではないんだ、敬礼も要らんし、妙な挨拶も要らん。気軽にやってくれ。」

冬月が就任の挨拶をてきとうにをすますと

メンバーが紹介されはじめた。

黒髪の綺麗な女性が質問をした。

「メンバーは全員で七人のはずですあと一人は?」

「あぁ、彼については何も言えない」

 

次に職員の紹介である。

さっきの女性が立ち上がる。

「えーと。葛城ミサト1尉です。ミサトでいいわよ
ネルフ本部戦術作戦部作戦局第1課所属、まぁ、平たく言えば作戦部長よ。宜しくね。」

そういって、なげキッスを送る。

どっと笑いが起きる。

冬月はやれやれといったかんじだ。

『そんなに堅苦しい所ではないようね。』

アスカは考えていた。

ミサトの隣に座り金髪に黒眉というアンバランスな容姿で(美人ではあるが・・・)
六人の視線をひきつけていた女性が立ち上がった。

 

「赤木リツコ。ネルフ技術開発部技術1課所属です。武器の開発改良。
適地への侵入の際の技術的補助等が仕事です。
スーパーコンピューターMAGIの管理者でもあるわ。よろしく。」

事務的なしゃべり方だ。きっと機械的な人なのだろう。

「あぁ、それと金髪に黒眉がおかしいって思ってないわよね。
20世紀終わりのアメリカ大統領クリントンの妻のヒラリーさんだってそうだったのよ
キャリアウーマンの証ね・・・」

前言撤回・・・・変な人だ

「オペレーターの日向マコト2尉です。よろしく。」

「おなじくオペレーターの伊吹マヤ2尉です。」

「同じくオペレーターの青葉シゲル2尉です。」

淡々と、自己紹介が続いた。

皆が眠くなってきて最後の一人が自己紹介を終える

 

「ありがとう。ではこれで、紹介を終わりたいと思う。仕事に戻ってくれ。」

 

 

リツコはミサトに耳打ちする

「EVA01ってウルフバーグから来たそうよ」

「えっ?ウルフバーグってあの連邦刑務所」

「そうよ」

「罪状は?」

「・・・・・・」

 

冬月コウゾウは暗い自室に入った

 

「EVA01の精神状況どうかね。」

「かなりの興奮状態です。なぜか強度の人間不信症のようでして・・・」

「能力値は?」

「反射神経や筋力などの身体能力は人間の域を超えています。
ですが、言語理解能力が著しく低いんです。あぁ、それから信じられないことに・・・・・・」

研究員らしき男は冬月の耳のとで何かをささやいた

「なっ、それは本当かね。」

「はい。おそらく・・・」

「その先は言わなくてもいい。」

「はい。」

冬月はその先の事実を既に知っていた。

「・・・まさに、決戦兵器だな」

 

 

 


「えーと、あらためてはじめまして。葛城ミサトです。
えーと、好きなように呼べばいいわよ。ミサトを推奨するわ。
敬語なんて使わなくてもいいわよ。私敬語アレルギーだから。
あぁ、そうだ。みんなに伝えなくちゃいけない事があるのよ。
みんなの階級のことよ。とりあえず3尉って事になったわ。」

「あの葛城1尉・・・」

「ミサトでいいわよ。洞木さん・・・よね。」

「はいそうです。じゃあ、ミサトさん。お願いがあります。」

「なに?」

「私は実戦では足手纏いになります。」

「え?」

「この前の戦闘で、現に綾波さんは私を守って負傷しています。
私は戦闘経験が無く。喧嘩もした事がありません。自分の得意分野を発揮するなら
作戦段階でのほうがお役に立つと思います。」

「うーん」

ミサトもその事は聞いていた。

「うーん、まぁいいわ。じゃあ、戦略作戦課に入ってもらうわ。
それに付いては勉強しておいて下さい。」

「はい。」

 

「えーと、本題に入るんだけれど、使徒の奴等そろそろ動き出す時間なのよ。
だから、その作戦を立てるのよ。まず第一に奴等は人質を取ってないわ。
だから、自由に行動すればいいわ。けれども、奴等は沢山のトラップを仕掛けまくってるらしいの。
どうやらハイテクを駆使しているよう何だけど・・・

 

スクリーンには無残にもセンサーに感知され、9mm弾の雨によって蜂の巣にされた男が映る。

 

「状況を良く見据えないまま斥候を出したらこんな事になってしまったわ。
残念ながら・・・これに対抗する案が出てきてないのよ。なんか、いい考えない?」

 

「そんなの簡単よ」

アスカが言う

「エネルギーを破壊すればいいんでしょ。なら、中性子弾でいいわ。
あの、電磁パルスを使ってエネルギーを破壊するのよ。」

 

アスカらしい大胆な発言だ

「なるほど!確かにそれならいけるわね!ありがとアスカ!」

 

「これで、敵のハイテクは粉々に砕けたわね。奴等はセンサー等を使って
罠を仕掛けまくってる筈だわ。それを失えばそのショックは大きい。」

 

「提案があります。」

ケンスケが発言した

 

「そのセンサーを逆に利用してやったらどうでしょうか。
センサーが設置してあるということは、何処かにそれを制御する
メインコンピューターがあるって事です。センサーを一個捕捉すれば、
メインにクラックするのはいとも簡単なことです。
センサーを失えば、奴等の警戒心は数倍に上がります。僕としてはその方がずっと恐ろしい。
逆に、そのセンサーを奴等に気付かれずにすり抜ければ、奇襲をかけることが出きます。」

 

 

「いい意見ね。そっちを使わせてもらうわ。クラックは相田君がやってくれるのね。」

「はい」

 

「よし、これでいいわ。接近戦では断然こっちが上よ。みんな頑張ってね。」

ピリリリリリ

ふいにミサトの携帯が鳴って、それを受けたミサトのかをがキッと険しくなる

「やっこさんが暴れ出したわ。出動よ。」

 

 

 

 


 

 

「司令!ロシアの使徒が壊滅しました。」

 

「なに!本当か?」

「はい、しかし主力部隊は逃走し、足取りは掴めません。が、多分・・・」

「日本へ向かっている」

「はい・・・」

「戦力の要求をしてくれ」

 

「もうしましたよ」

加持が現れる

「そうか、仕事が早いな。で、どんな奴だ?」

「奴?レディですよ。」

「れでぃ?」

「エレナ・リアシェンコ、22歳、女。ロシアが誇るトップエースですよ。」

 

 

 

 

 


NEXT
ver.-1.00 1997-09/18公開
ご意見・感想・誤字情報などは ---------- まで。

後に書いたもの

 

はい、やっと書きました

 

シン、じゃ無かったEVA01はまだまだ出てきません

当然ながら秘密を抱えています。

 

ついに、オリキャラのエレナが出てきましたー。

どんどんパフパフ

名前だけ。

モデルは誰でしょうか

分かったらメール下さい

ヒント/ウクライナの人です

 

 

あと武器の事ですが、私は自信を持ちました。

漫画版のSTAGE11でケンスケが持っている銃。

これは、M16だぁー。

2015年でも武器事情はあまり変わってないようです。

 

オオヤさんこんな支離滅裂なアトガキで許してくれるかな?

いいともぉー(幻聴)






 TOMYさんの『対使徒特殊機動隊NERV』03、公開です。





 素晴らしいバイオ技術(^^)


 みんな大怪我をしていたけど、
 もうすっかり回復。

 マジに素晴らしい〜



 羊とか
 牛とか
 野菜とか、
 自分でやるとか

 何だかんだあるけど、
 こういう技術は早く発達して欲しいよね。




 みんな無事で、やっぱすごいやね☆




 さあ、訪問者の皆さん。
 よんで感じたことをTOMYさんへ!めーるしましょう










 特に作品に関係のない
  日記風な物とか、
  随想的な物とか
 でもオケ。

 でも、当然だけど、誰かの悪口とかは、メッです(笑)


 書く、書かないも皆さん任せ〜







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