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【 構成無茶苦茶妄想意味無し小説 】

つよいぞ!シンジ君!!暗躍の遊園地編



暗闇の中、二つの声が怪しく響く。

「・・・ふふふふふ・・・どう?悪い話じゃないと思うけど・・・」

「で、でも・・・・・」

「勘違いしないで。これはアタシの為でもあるの」

「アスカ、取りあえず灯かりを点けて話しましょ」

一人がそう言うと部屋の灯かりを点ける。

「何よぉ、暗い方が雰囲気良いじゃない」

アスカがちょっと膨れてブーたれる。

ここはヒカリの部屋。

学校帰りにアスカが遊びに来たのだ。
二日前から温めていた計画と共に。

「で、なんで遊園地なの?」

「うん、遊園地なら自然にはぐれられるでしょ」

「え?そ、それじゃ鈴原と二人きりになっちゃうじゃない」

ヒカリ・ザ・イインチョウは顔を赤くしておられる。

「まあ結果的にはそうなるわね。
 アタシは最初からシンジと二人っきりになるのが目的だからいいんだけど」

恋する乙女の目をして、窓の外を見るアスカ嬢。

「そ、それより碇君とは上手くやってるの?」

何とか話を逸らそうとするヒカリ。

「え?うん。こないだね、シンクロテストの後、シンジと『でーと』しちゃった♪
 シンジは照れて『買い物』だって言ってたけど、シンジも楽しんでくれたみたい♪」

そう、アスカの言っている事は正しかった。
シンジもデートだと自覚していたが照れてしまい『買い物』と言っていただけだった。

「えっ?そうなの?」

ヒカリは驚いた。同時に羨ましくも思った。
アスカとシンジが素直になって、お互いの気持ちを伝えた事に。
そして、今、目の前にいるアスカがとても幸せそうに見えたから。

「まあ、その話はまた今度ね。で、どうするの?
 アタシはシンジと二人だけで行っても良いのよ?」

ヒカリに視線を戻し、真剣に話す。

「ヒカリはそれで良いの?」
「・・・・・・・・・・・」

暫く黙り込み、考え込んでいるヒカリ。

そしてゆっくり顔を上げ答える。

「・・・行く。鈴原と一緒に遊園地に行く」

そう答えたヒカリを嬉しそうに見るアスカ。

「そうよ。人間素直が一番よ、ヒカリ!シンジがアタシにそう教えてくれたの。
 だからこのチャンスをモノにするのよ、ヒカリ!!」


そして計画は発動された。


イレギュラーと共に・・・・・。


遊園地の入り口をくぐった所に怒声が響く。

「なんっでアンタらがいるのよっっっっ」

アスカ嬢がごっつ怒っておられる。

「へ?俺か?俺はトウジに誘われたんだよ」

眼鏡小僧・相田ケンスケ。

「・・・・・碇君の匂いを辿って来たの・・・・・」

犬人間(嘘)・綾波レイ。

この二人の予想外の出現がアスカの怒りの源のようだ。

「鈴原ぁ。アンタねえ、何考えてるのよ?ヒカリが勇気を出して誘ったってのに。
 恩を仇で返すとは、まさにこの事よ。一体何食って生きてんのよ!!」

余りの怒りで、良く分からない事を最後に言うアスカ。
(この際レイはシカトする事にしたらしい)

「何や、ワシなんか悪い事したかぁ?」

「アンタそれ本気で言ってるの?もう良いわ!!」

怒ったアスカがシンジの腕を取り歩き出す。

「アタシはシンジと二人で遊んでくるわ!!」

そう言い、少し離れた所で止まり、ヒカリの元に駆け戻って来た。

「ヒカリ。あの熱血鈍感馬鹿はアタシの手には負えないわ。
 悪いけど一人で何とかして。まあ、元々そのつもりだったんだけどね」

小声でそう言うと、シンジの元へトコトコと戻って行く。

「そ、そんなぁ。ア、アスカってばぁ!」

もう既に泣きの入るヒカリであった。

それもその筈。残されたこのメンバーは、ある意味最強だろう。

「何や、いいんちょ。どないしたん?」

「いやー、遊園地なんて久しぶりだなぁ。あ、綾波は?」

「・・・遊園地・・・賑やか・・・サンバ・・・ブラジル・・・フーリガン・・・乱闘・・・皆殺し・・・」

かなり怖い事をぶつぶつと呟いているレイに、引きまくる三人。

「・・・綾波・・・めっちゃ怖いわ・・・(何で遊園地から皆殺しになるんや?)」

「あ、綾波さん。何か悩みでもあるんじゃ・・・(怖いわ、怖すぎるわ、綾波さん)」

「み、皆殺し・・・。(本当に殺りそうだから余計に怖いな・・・)」

「・・・クックックックック・・・」(ニヤリ)

その笑顔(?)に顔面蒼白になる三人。

「と、取りあえず私達もぶらぶらしましょう。ね?」

「そ、そやな。ほな、まずはどこに行こか?」

「う、うん、そうだな。手堅くジェットコースターなんかどうだ?」

レイに免疫の無い三人は、早くこの空気を取り除きたいと焦っていた。

「・・・どこでも良いわ・・・獲物が居るなら・・・クックック・・・」(ニヤリ)

気になる発言をするレイ。

「そ、そう。(じょ、冗談よね?そうよね?綾波さん、冗談って言って)」

「そ、そおか。(え、獲物ってなんや?食うんか?いやまさか・・・でも・・・)」

「そ、そうなんだ。(ううぅ、何も起きなきゃいいけど・・・)」

ちょっと早足で移動する三人であった。


「ヒカリ、上手くやってるかなあ」

三人の恐怖を知らずに、シンジの腕にしがみつき幸せそうなアスカ。

シンジも、流石に毎日アスカに抱き着かれて慣れたようだ。
人前だというのに、照れもせずにアスカと腕を組んでいる。

「トウジと委員長、上手くいけば良いね」

「うん。だけど、こればっかりは天才のアタシでも分からないわ。
 アタシ達がどうこう言っても、最後は自分で決める事だからね」

そして、今迄以上にシンジに寄り添い言葉を続ける。

「だってアタシは、誰かに言われたからシンジを好きになったんじゃないもん。
 アタシが好きになったから、シンジに好きだって言ってるんだもん。
  シンジは違うの?誰かに言われたから、アタシに好きだって言ってくれるの?」

そう言い、じっとシンジの声を待つアスカ。

「・・・違うよ。僕がアスカを好きだから、好きって言えるんだ。
 誰かに言われたからじゃない。僕の意志で言ってるんだよ、アスカ」

アスカに笑顔で、そして強い意志を込めて伝える言葉。

「嬉しい・・・」

二人は大勢の通行人を無視していちゃつき始める。(作者「まだ壊れてるな、俺」)

「こんな事でアスカが喜んでくれるなら何回だって言うよ。アスカ、好きだよ」

「何回言われても嬉しいよ。シンジ」

組んでいた腕を放し、シンジの胸に抱き着くアスカ。

「やっぱりアスカは可愛いね。毎日見てるけど、毎日可愛いよ、アスカ」

「昔のアタシだったら『当たり前でしょっ』って言ってたよね。
 でも今は嬉しいって言える。シンジに言われると凄く嬉しいの。シンジだからかな?」

いつものようにシンジの頬に自分の頬を擦り付けるアスカ。

「ありがとう、アスカ。そう言ってくれると嬉しいよ。
 アスカ、どこに行く?アスカの行きたい所に行こう」

「うん、じゃあね。めりーごーらんどに乗りたい!!」

「分かった。じゃあ行こうか、アスカ」

そう言うとシンジはアスカを優しく放し、その可愛い手を掴む。

アスカもその手を握り返し歩き出す。

「うん!!」

後に残されたのは、激甘ラブシーンを見せつけられた人々だった。


一方その頃、ヒカリは心の中で半泣きしていた。


「おおぉう。こら美味いわ。まだまだ食えるでぇー」

トウジは食うのに夢中で、心此処に在らずといった感じだ。

「うう、あ、綾波ぃ。い、一緒にお化け屋敷に・・・」

ケンスケはレイを狙っているようだが、かなりビビっている。

「・・・お化け屋敷・・・お化け・・・・・いい・・・・・いつも見てるから・・・」

綾波はいつも幽霊を見てる事を暴露して、ケンスケを更にビビらせてる。

「ううっ、何故私はここにいるの?」

ヒカリのその問いに答えられる者はいなかった。

「ぷはぁ、食った食った。もう食えへん」

トウジが満足そうに腹をたたく。

ヒカリの瞳に希望と言う名の炎が宿る。

「す、鈴原。お化け屋敷に行かない?ほ、ほら面白そうじゃない」

ヒカリにしては、かなりの精神力を使ったと言える。
顔は赤くなり、汗も常人の2倍は流している。

「んあ?ええでぇ、いいんちょ。ほな行こか」

その言葉に、ヒカリのほとばしる熱いパトスは頂点に達した。(意味不明)

ヒカリは伴※太の様に号泣している。
今にも『ほぉぉぉしぃぃぃぃぃぃ』と言ってマウンドに走り出しそうだった。

「いいんちょ、いいんちょ!どないしたんや?」

トウジの声で我に帰る、妄想少女ヒカリ・ザ・イインチョウ。

「えっ、いや、何でもないのよ、何でも。あは、あは、あはははは」

「そおか?ならえーんやけど。おーい、ケンスケー、綾波ー、行くでー」

トウジが振り向きそう言うが、レイは動く気配がない。

「・・・私はいい・・・」

幽霊を普段見ているレイは興味が無いようだ。(かなり凄い事だな)

「あ、綾波。そんな事言わずに行こうよ。な?」

上手くいけばお化け屋敷で二人きり。
ここがチャンスとばかりに必死にレイを説得するケンスケ。

「本物の幽霊が出る訳じゃないんだ。結構面白いんだぜ。だから行こうよ」

そう言うと、ケンスケはレイの手を掴みお化け屋敷に向うのであった。

彼は、地獄の扉を開く鍵を手にしているとは思いもしなかったのだった。


その頃のシンジ達

メリーゴーランドを堪能した二人は、 偶然ヒカリ達よりも早くお化け屋敷に入っていた。

勿論、発案者はアスカである。

「いやぁ〜ん♪シンジぃぃこわいよぉぉ♪」

台詞は怖がってるが嬉しそうな感情表現のアスカ。
シンジに抱き着く為の口実だ。(作者「やはりまだ壊れてるな、俺・・・」)

「もう、アスカは怖がりなんだから」

シンジも、アスカが怖がっているのが演技だと分かっていた。

「こわいこわいこわいよぉぉぉ♪シ・ン・ジぃぃぃ♪」

全然説得力が無いがシンジに抱き着くアスカ。

「大丈夫だよ、怖くないよ」

アスカの可愛い我侭に、最後まで付き合おうと思うシンジであった。

「うー、こわいのぉぉ。シンジぃ側にいてよぉぉぉ」

ぎゅうっとシンジにしがみつき、嬉しそうな顔をしている。

「本当にアスカは怖がりだね。でも、そんな所も可愛いよ」

「ほんとっ?嬉しい!じゃあ、もっと怖がってあげるね♪」

キラキラと目を輝かせて楽しそうに話すアスカ。

「嬉しいけど、止まってると他のお客さんに迷惑だから進まないとね」

シンジが少し残念そうに言う。

「じゃあ、怖くない様におまじないして♪」

そう言うと目を閉じて、顔を少し上げる。
シンジはアスカが何をして欲しいかが解っていた。

「はい、怖くないおまじないだよ」

そう言いアスカに少し長めのキスをする。

「どうかな?」
「うん!もう怖くないよ」

最初から怖がってないのにそんな事を言う策士アスカであった。

そしてシンジの腕に自分の腕を絡ませてぴったりと密着して歩き出す。

「もうすぐ出口だね」
「うん、明るくなってきたからね」

「次はどこに行く?」

「うーんとね、観覧車がいいな。二人っきりになれるから・・・」

「うん。じゃあそうしよう」

そんな事を言っているうちに出口に辿り着いた二人であった。


そしてそれと同時に、問題児四人組みがお化け屋敷に入り込んだ。

「な、なんか結構雰囲気あるわね・・・」

こういうのは苦手なヒカリが言う。

「そおか?ワシは平気やけどな」

シレッとした表情でブラブラ歩くトウジ。

「ま、まあ大した事無いな・・・(ううっ、こえぇ。しかし綾波と・・・)」

かなりビビッているが、綾波をモノにする為に虚勢を張るケンスケ。

「・・・・闇・・・・暗い・・・・ネルフのトイレで電気消された・・・・・誰?・・・・・殺す・・・・・」

なかなか哀しい過去を持っている綾波レイさん(14?)であった。

ガタン!

「きゃあ!!」

ヒカリが悲鳴を上げてトウジに抱き着く。(アスカと違い狙ってやった訳ではない)

「い、いいんちょ。だ、大丈夫や。ワ、ワシがついとる」

トウジがどもってるのは怖いからではない。

(カモン、綾波!)

心の中で叫ぶケンスケだが、一向にその気配が無い。

(あ、あれ?委員長みたいに怖がらないのか?)

そう思い綾波の居る場所に目を向ける。

「・・・敵・・・私を威嚇してくる・・・敵・・・」

相変わらず突飛な発想をしている綾波だが、今回は洒落にならなかった様だ。

「お、おい。綾波?大丈夫か?綾波?」

ケンスケが声を掛けるが応答が無い。

(ん?待てよ、これは・・・・・チャンスだ!!)

ケンスケの眼鏡が怪しく輝く。

「おーい、トウジ、委員長。綾波、気分悪いみたいだ。先に行っててくれ」

「え?綾波さん具合悪いの?」

ヒカリが心配そうに言う。

「ん、大丈夫だ。俺が付いてるから二人は先に行って待っててくれよ」

何がなんでも邪魔者を排除しようと妖しいオーラを醸し出すケンスケ。

「ケンスケがああ言っとるんやからワシらは先行こか」

トウジはケンスケの真意に気付かずにそう言う。(お前は良い奴だ)

「え?ええ。す、鈴原がそう言うなら・・・私は・・・」

トウジに言われてしまったら従うしかないヒカリであった。

「ほな先行っとるからな。なるべく早く来いやぁ」

そしてトウジ、ヒカリは闇の中へ消えて行った。


その頃、アスカ達。

「ねえ、見て見てシンジぃ。あの辺がアタシ達の家じゃない?」

シンジの肩に頭を乗せて景色に指を差すアスカ。
二人で寄り添いながら観覧車のゴンドラに揺られている。

「そうだね、あの辺りだね。僕達の家は・・・」

シンジも景色とアスカに見惚れていた。

「うーん、シンジってやっぱりあったかい。こうしてると凄くそう感じる」

シンジの胸に顔を埋めてアスカが言う。

「そうかな?自分では良く分からないや」

そんなアスカを優しい眼差しで見守るシンジ。

「うん、あったかいよ。それにシンジの匂いがする」

「僕の匂い?」

「うん、優しい匂い。とっても優しくて、アタシも優しくなれるような匂い」

「・・・ありがとう、アスカ。アスカもいい匂いがするよ。
 ずっと側に居てほしい、そう思わせてくれるアスカだけの匂い」

「ほんと?・・・嬉しいな、シンジにそう言ってもらえると」

そう言うと、ぎゅっとシンジにしがみつく。
シンジも黙ってアスカを抱きしめる。
心地良い沈黙が二人を包み込んでいた。


そして場面はケンスケ達へ。

「あ、綾波、大丈夫か?」

じっと沈黙を保ち続けるレイにケンスケが声を掛ける。

「・・・敵・・・敵・・・敵・・・敵・・・敵・・・敵・・・」

ぶつぶつと呟いているレイの手をケンスケが取る。

「あ、綾波、俺達もそろそろ行こうぜ。な?」

レイと手を繋ぎ、心の中でニヤリとするケンスケ。
そしてレイと共に先に進んでいく。

「はおっっっ!!」

突然、ケンスケ達の目の前にお化けの人形が現れた。
ケンスケはビビった。少しチビった。
思わずレイに抱き着いていた。

「・・・やっぱり・・・敵・・・・・威嚇された・・・・・敵・・・」

レイは完全にこの屋敷にいる者?が自分に喧嘩を売っていると思い込んだ。

「ふ、ふう。ま、まあこれくらいじゃ俺はビビら無いぜ」

レイに抱き着き、少しチビっていながら、まだ虚勢を張るケンスケ。

「・・・敵・・・殲滅・・・敵・・・殲滅・・・敵・・・殲滅!!!!!」

レイが強力なATフィールドを発生させた。

「な、なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁ!!!???」(ジーパン刑事)←知らねえか

ケンスケがレイにしがみつき絶叫する。
少しでも力を抜いたら吹き飛ばされそうだった。

吹き飛んでいく屋敷、現れる青空。

「な、なんや?」
「一体何が起こっているの?」

既に屋敷を出て、少し離れた所でケンスケ達を待っていた二人が叫ぶ。

「あーやーなーみー!どーなってるんだー!!??」

鯉のぼりの様に重力に逆らうケンスケの体。

「・・・敵は排除する・・・」

そう言うと一層強力になるATフィールド。

「うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


「あれ?アスカ見てよ。お化け屋敷が吹き飛んでるよ」
「あ、ほんとだ。どーせファーストが何かやったんじゃない?」

観覧車のゴンドラの中で下を見下ろしている二人。
シンジ達が乗っているゴンドラは、ちょうど一番高い所に来ていた。

「ま、まあネルフの方で弁償するだろうからね。
 だけど怪我人が出なければいいんだけど・・・」

「今頃発令所は大騒ぎでしょうね」

まさにそのとうりであった。

「まあアタシ達はこんな状況じゃ何も出来ないからね」
「うん、そうだね。ジタバタしても仕方ないか」

「そう言う事。・・・・・あれ?」

アスカが何かに気付いた様だ。

「どうしたの、アスカ?」
「観覧車止まってない?全然気付かなかったけど」
「あっ、本当だ。元々ゆっくり動いてるから気付かなかったよ」

その時、一部の乗り物が動かなくなったと言うアナウンスが流れてきた。

「はぁ、原因はファーストね」

「しばらく動かないみたいだよ」

それを聞くと、嬉しそうな顔をしてアスカが言う。

「シンジと二人でいられる時間が増えたんだ・・・」

そしてシンジに抱き着く。

「うぅん、今回だけはファーストに感謝するわ」
「僕も・・・その、嬉しいな。こうしていられる時間が増えて・・・」

「シンジ・・・」
「アスカ・・・」

既に半壊したお化け屋敷の事など頭から消えている二人であった。

もう二人のいちゃつきを止められる者はいない。

そう、作者でさえも・・・(「こいつらはもう勝手に動いておるのだよ」作者談)


その頃ケンスケは絶対境界線を突破寸前だった。

「うっ!も、もう駄目だ!あがぁぁぁぁぁぁ!」

まだ少し残っている天井を突き破り吹っ飛んでいくケンスケ。

「・・・・・排除完了・・・・・」

その言葉と同時に消えるATフィールド。
後少し早ければケンスケは助かっただろう。
どこまでも憐れな相田ケンスケであった。

「おーい、綾波ぃ!大丈夫かぁ?」
「綾波さん!怪我は無い?」

静かになったのを見計らってトウジとヒカリが半壊した屋敷に入ってきた。

「お!綾波、どうやら無事のようやな」
「綾波さん、相田がどこ行ったか知らない?」

「・・・・・知らない・・・多分私は二人めだから・・・」

流石に私が吹き飛ばしました、とは言えないようだ。

二人めもへったくれも無いだろう。

「はあ?何ゆーとるんや」
「ま、まあ知らないと言う事は分かったけど・・・」

取りあえず三人は半壊した屋敷から外に出た。

「・・・私、先に帰るわ・・・今日・・・結構楽しかったと思う・・・」

とても感動的な事を言うレイ。
実は逃げたかっただけであった。

だが、充分二人には効果があった。

「綾波・・・また皆で遊ぼうや。な?」
「そうよ、綾波さん。また遊びましょうね」

知らない方が幸せな事がこの世の中にはあるのだよ、二人とも。

「・・・・・ありがとう・・・・・」

そう言い残しレイは帰って行った。
若干、早足だったと付け加えておこう。

「え、えーと。私達はどうする?」

「んー、ケンスケなら一人で大丈夫やろ。
 シンジ達も行方不明やし、ワシらだけでブラブラしよか?」

トウジが少し顔を赤くして素っ気無く言う。

「・・・鈴原・・・うん・・・(ポッ)」

どちらとも無く手を繋いで歩き出す二人であったとさ。


おしまい・・・・って、これは「つよいぞトウジ君」ではないぞよ。


「シンジ・・・もう動き出したね・・・・」

シンジの腕に抱かれたアスカが呟く。

「・・・うん、非常用の電力が使われたんだろうね」

アスカの髪を優しく触りながら言葉を返すシンジ。

「もう終わっちゃうのか。残念だな」

アスカが本当に残念そうに言う。

「うん。でも、二人っきりにはいつでもなれるよ・・・」

「シンジ・・・」

アスカが少なくなった時間を惜しむようにシンジにしがみつく。

「シンジ、今度は二人で来ようね」

「うん、今度は僕たち二人だけでデートしよう」

アスカは、シンジが初めてデートという言葉を使ってくれたのが嬉しかった。

「うん!デートだよ。誘ってくれたのはシンジだからね・・・」

そう言うとシンジの唇を奪う。乱暴なくらいに。

二人はゴンドラが止まるまで抱き合っていたとさ。



おしまい





つづくのか!?
ver.-1.00 1997-09/07公開
このバカ・このキ※ガイ・死ね!!などなど、 こちらまで!




後書きと言う名のお詫び


どもっ、k-tarowっす。

何だか最近普通のラブコメになりつつあるような気が・・・いかんな。

まあ、「つよいぞ〜」では18禁的な描写は書かないつもりです。
それを書いてしまうと物語として全然違う方向に行ってしまいそうなんで。

次は短編でも書いて気分転換しようかな。

ちょっと疲れぎみのk-tarowでした。

それでわ。



 k-tarowさんの『つよいぞ!シンジ君!!』暗躍の遊園地編、公開です。
 

 怪しいアスカ・・・
 妖しいレイ(^^;

 シンジも人目をはばからずイチャイチャするようになって・・・

 チ、チルドレンが壊れていく(笑)

 でも、
 シンジもアスカも幸せそうで、いいなぁ(^^)
 

 さあ、訪問者の皆さん。
 某所ではさらにぶっとんだ作品を発表しているk-tarowさんにメールを送りましょう!



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