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新世紀ガンダムW
第一話 異世界からの訪問者

1週間前、ネオJAPAN

鈴原研究所

親子が一体の巨大なガンダムを整備している、と扉が開き数人の警察官が入ってくる。

「鈴原博士、あなたを政府反乱の疑いで逮捕します」

「なにをおっしゃているのですか。私はなにも」

その時突然ガンダムが動き出す。

「フハハハ、ばれていたか、しかたがない計画を早めるまでだ」

そう言って巨大なガンダムに乗り込み警察官にバルカンを打つ青年、

「あ、兄貴なにしよるんや。」

「ハハッ、ハハハハ、フハハハ、」

研究所を破壊し外へ出るガンダム、

「トウジ、洞木研究所のシャイニングガンダムで追いかけろ」

「わかった、ほな洞木研究所にいってくるわ」

トウジがむかった洞木研究所はトウジの級友のヒカリ=洞木の家でもあった。そこには鈴原博士と洞木博士共同制作による世界初のMF(モビルファイター)「シャイニングガンダム」がおかれていた。「シャイニングガンダム」はコックピット内に操縦者の動きを正確にトレースする機能がついており、従来のMSとは違い操縦者は体術の経験が必要であった鈴原トウジは東方不敗流の達人であり、今日修行から帰ったばかりであった。

「おっちゃん、シャイニングガンダムかしてぇな。」

「鈴原博士から事情は聞いてる。用意は万全、整っとるぞ」

「でコアランダーはどこにあるんや。」

「裏でヒカリと待たせてる。いっしょに連れていってやれ。何かの役に立ってくれるはずだ」

「ありがとさん、遠慮なくかりていきまっせ。」

「あぁ、ちゃんと返せよ。特にヒカリをな」

「お、おっちゃん、なにいいよるんや。」
いたずらっぽく微笑む洞木博士の言葉に顔を赤らめるトウジ。

デビルガンダム、本来の名前をアルティメットガンダム、地球の環境回復の為に作られたガンダム、しかし研究者の反乱によりその目的が人類抹殺と変えられたとき、アルティメットガンダムはデビルガンダムとなった。

「鈴原、遅いわよ。」

研究所の裏手には車のようなものと14.5才の少女が待っていた。

「これでも急いできたんやで、イインチョ」

イインチョと呼ばれた少女の名は洞木ヒカリ、シャイニングガンダムの専属メカニックでもある。

「とにかく、デビルガンダムの所まで行くわよ、のって」

「よっしゃ、急いでたのむで」

デビルガンダムは樹海の上で戦略自衛隊と戦いを繰り広げていた。もっとも対戦というよりは虐殺に近い物があったが、

「ついたわよ、鈴原」

「よっしゃ、でろぉ、ガンダァム!」

トウジが指を鳴らすと大地から一体のガンダムが現れた。そのガンダムこそ、シャイニングガンダムである。ちなみにこのガンダムには自動追尾機能がついておりコアランダーのある場所に自動的に現れるようになっている。そのガンダムの背中の部分にコアランダーが装着された。

「鈴原、機体の調整はどう」

「最高や、修行に行く前よりもよくなっとるような気がするで」

「機体も改良しといたからね、頼まれてた兵器も搭載しといたわ」

「よっしゃ、ならいってくるで」

そう言うとトウジはシャイニングガンダムに乗り込みデビルガンダムのいる上空へと飛び出していった。

「鈴原、ちゃんと帰ってきてよね・・・」

戦略自衛隊の先鋭航空部隊をわずか30分足らずで殲滅したデビルガンダムは応援に駆けつけた国連軍までもをほぼ壊滅状態にしていた。

「隊長、こちらに新手のMFが急速接近中です。通信を求めていますが」

国連軍戦艦のオペレーターらしき人物が隊長に報告する。

「よし、通信回線をひらけ」

戦艦のディスプレイにSAUND ONRYとかかれたウィンドウがひらく。

「こちらシャイニングガンダム、鈴原研究所のものです。うちの研究所のガンダムの暴走を止めるのを手伝いにきたんですけど」

「そうしてくれると助かる。こっちの兵器ではまったく歯がたたんのでなしかしあのガンダムの暴走を止めえるだけの兵器を君は持っているのかね」

「まかしといてください。そのためのシャイニングガンダムですから」

その時彼がメガネをかけていたら間違いなく指で押し上げていたであろう。

シャイニングガンダムが戦場についたころには全ての国連軍は撤収していた。

「あとはぜんぶワシにまかせるっちゅうわけやな」

デビルガンダムはシャイニングガンダムの存在に気づくとすぐさまバルカン砲を撃ってくる。その弾はシャイニングガンダムをかすめて飛んでいく。

「ふ〜、危ない危ない。もう少しであたってしまうところやったで、ほな今度はこっちの番やな」

背中に装備してあるビームサーベルでデビルガンダムに斬りかかるシャイニングガンダム。ビームサーベルはデビルガンダムの顔面にクリーンヒット!のはずがデビルガンダムは平然とビームサーベルを振り払った。

「なるほど、ビームサーベルぐらいじゃ、ダメージもあたえられへんちゅうわけやな、ならこれならどうや、」

「ワシのこの手が光ってうなる。おまえを倒せと輝き叫ぶ。くらえ必殺のシャァァァイニング、フィガァァァァッ!!」

トウジの言葉どおりシャイニングガンダムの右手が緑色に光り出す。そしてその右手がデビルガンダムの頭部をわしづかみにして大ダメージを与える。

「ワシかて伊達に修行に行ってたわけやないで」

大ダメージを受けたデビルガンダムはこのままでは危ないと思ったのか進路を変更してトウジとは反対の空に逃げる。

「鈴原、乗って!」

そこにヒカリがコアランダーに乗って現れる。

「デビルガンダムを追いかけるわよ!」

1Kmぐらい追いかけただろうか、突然デビルガンダムが空中に静止した。

「えっ?きゃぁぁぶつかるぅぅ!!」

コアランダーがデビルガンダムにぶつかる、と思った瞬間デビルガンダムが消えてなくなった。

「なんちゅうこっちゃデビルガンダムが消えてしもうたで・・」

トウジの口からその言葉が出終わった直後、トウジ達は白銀の世界のど真ん中に立っていた。

「ワシ達が"こっち"にくるまでに起こった事はこのくらいやな」

「そうね、この事から考える事はデビルガンダムは何らかの方法でこちらの世界にきた。それでこの世界の"正義"と"悪"のバランスが崩れた。そのためこの世界の恒常性が私たちをデビルガンダムと対をなす存在としてこの世界に召喚した、という事ね」

「そしてこの世界にもガンダムは存在する。しかもワシらの味方っちゅうわけや」

「まだ仲間と決まったわけじゃないわ。とにかく彼らとあって話をしてみないと」

「よっしゃそういうことなら早速いってみよ!」

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ver.-1.00 1998+01/12公開
ご意見・感想・誤字情報などは pet@nerv.to まで、
あ・と・が・き
やっと1話書き終わりました。相変わらず仕事が遅いですね。
今回はトウジとイインチョがWの世界にくるまでを中心に、というかそれだけ書いてみました。
ちなみになぜトウジが「ドモン」かというと
1.声優が同じ「関 智和」さん
2.なんか熱血馬鹿っぽい
の理由で決定しました。1より2が主な理由なんですけどね。
キョウジ役を大至急募集中です。

 ぺっとさんの『新世紀ガンダムW』第一話、公開です。
 

 

 わ・た・しは〜♪
 最初のガンダムしか全部見ていない〜(^^;

 だ・か・ら〜♪
 ガンダム小説はわからないの〜(^^;;;;
 

 手が光るガンダムの奴は、
 ちょびちょびと見ていたので何となくわかるかな。

 闘技場で1vs1の戦いをしていたやつですよね(^^)

 それ以降のストーリーや設定はわからないですが(^^;;;;
 

 次以降、
 色々なガンダムの話が混ざると付いていけなくなるかも・・・・
 ちょっと心配 (;;)
 予習しようかな・・
 

 

 さあ、訪問者の明さん。
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