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ジオフロント創世記

設定資料編


 

 神々
 神々についての伝承はそのほとんどが失われている。僅かに残る古代遺跡や文献などが保存されているだけである。その多くも昔は天軍が、今はUNが厳重に管理しており、一般の人間にはほとんど知られていない。
 神々には法と秩序の神々とも言われる白き神々、混沌と破壊の神々と呼称される黒き神々、そして無の神々とも言われる灰色の神々がいたと言われている。白き神々と黒き神々の争いがジオフロント世界の成立を促した。

 神魔大戦
 白き神々と黒き神々の闘い。何万年以上も前に行われた。神々はそれぞれ自分達のしもべを作りだし、闘いは長期戦にもつれこんだ。最終的には白き神々が勝利したとも言われているが、実体は不明。これ以後神々は姿を消す。現在ジオフロント世界にいる魔族や様々な魔法装置はこの時の名残である。

 ジオフロント世界について
 ジオフロント世界は無の灰色の神々が作ったと言われている。地球のような球体ではなく、1つの大陸のみで構成されているらしい。大陸の周りは海で囲まれており、海はいずれとぎれていると言われているが、海の端までたどり着いた者はいない。
 この世界は物質界である地上界とはことなり、精神世界に近い性質をもっている。物理的な強さだけでなく、心の強さが現実的に発揮できる世界である。この世界にある木や岩は基本的には神々が運び込んだもの。しかし化石燃料や鉱物資源などはほとんどない。

 ジオフロント暦
 ジオフロント世界の成立は何万年も前のことだと言われているが、その記録は失われており詳細は不明。今から2000年ほど前に起こったファーストインパクトと呼ばれる事件発生以後は記録があり、ファーストインパクトの年をジオフロント暦1年としている。シンジがこの世界にきたのはジオフロント暦2015年のこである。以下に大まかな年表を示しておく。

    1年 ファーストインパクト発生。記録に残っているジオフロントの歴史が
        の年に始まる。それ以前のことは全く不明。
  128年  それまで未開の地であったジオフロント世界東方・西方域に進出が開
       始される
  395年 東・西・南・北・中央部にそれぞれ統一王朝が成立。五王国時代が到
       来。天軍が中央部の王国において結成される。
  632年 史上最悪の暗黒魔術師ムハドゥル・アッラーによって五王国体制崩壊。
       以後ジオフロント世界は混乱に陥る。
   802年 天王カユーマルス、ジオフロント世界を統一。天軍の強化が進む。
  870年 カユーマルス王朝分裂。
 1096年 魔族との大規模な戦争が勃発。
 1453年 東方域に端を発した戦乱が他の地域にも波及。国々の分裂化が進行。
 1648年 聖魔戦争勃発。
 1789年 西方域を中心として革命勃発。民主化運動が始まる。
 2000年 この年大量の地上人がジオフロント世界に流れ着く。
 2005年 セカンドインパクト発生。天軍はUNと名称を変更。
 2015年 碇シンジ、惣流アスカ・ラングレー、ジオフロント世界に召還される。
 

 UN
 元は天軍。荒廃した世界の復興・神々の遺産の管理・魔族の監視・各国の調整を任務とする世界的組織。様々な部門に別れているが政治関係の文民部門と軍事部門に大きく分けられる。アメリカ式の階級制が導入されている。元々軍隊組織であるため文民部門の人間にも階級がある。最高責任者は天将と呼ばれる。特務機関ネルフは天将直属の組織。

 龍脈
 ジオフロント世界の大動脈とも言われる力の流れ。大地に血管のように流れており、人間はこの力を呼び込むことにより超常的な力を発揮できる。どの程度の龍脈の力を呼び込めるかは個人の精神的強さと器の大きさによって左右される。生物の生命活動も龍脈に関係していると言われている。地・水・火・風の四大精霊も龍脈の力を元にしている。

 

 EVA
 正体不明の伝説の武具。神の分身とも言える存在。葛城ミサトは「神々の武器」と呼び、「使徒」を倒せる唯一のものと言っている。シンジが使用した大剣のEVAは、01となっていることから複数存在するものと思われる。古代神聖文字で装飾が施されていたことからもかなり古い時代から存在していたものと推測される。
 ただし、EVAについてミサトよりも詳しく知っているような六分儀ゲンシュウが、その名を口にすることさえためらっていたのに対して、ミサトは普通に「EVA」と言っていることから、両者のEVAに対する認識にはズレがあるものと思われる。
 ゲンシュウがEVAについて「龍脈の流れを断ち切って・・」と発言していることから相当の力を持っていることが分かるが、その力がEVA01固有のものなのか、EVA全体に共通して言えることなのかはまだ不明。

 EVA01
 形状は大剣。幅広なで長大な刀身は極薄で透明、刃元には蒼白い宝玉が埋め込まれている。秘められた力はよくわかっていないが、使徒達の会話から察するにかなり強大な力を持っているものと思われる。適格者は碇シンジ。普段は腕輪となってシンジの右腕と同化している。

 EVA02
 形状は片刃の湾曲した長剣。刀身まで真紅で染め抜かれていて、炎を統べると言われるEVA。適格者は惣流アスカ・ラングレー。シンジの01とちがい、アスカと同化しているわけではない。所有者は炎系統の魔法を操る能力が与えられる。

EVA05
 形状は一対の細剣。漆黒で統一されており、闇を統べるよ言われている。この場合の闇とは憎悪・嫉妬・恐怖といったマイナスの感情の集合体を指す。本来それらを制御するためのEVAだが、適格者が未熟な場合暴走する危険性も秘めている。一説には聖魔戦争(年表参考)勃発の原因になったとも噂される。現在の適格者は六分儀ショウ=イロウル。


 使徒
 使徒と呼称される人類の敵。神魔戦争の折りに混沌の黒き神々が作り出したと伝えられている。神の分身とも言われる存在で強大な力と高等な知能を持っている。特務機関ネルフの宿敵ともいえる存在。

 嵐天使サキエル
 竜巻と雷撃を操ってシンジたちを襲った使徒。シンジのEVA01に真っ二つにされる。使徒の間では比較的各下扱いされていた。

 恐怖天使イロウル
 六分儀ショウに寄生していると思われる使徒。どんな形をしているか、なぜショウと同化したのかなど詳しいことは不明。




 登場人物
 碇シンジ
 地上界からきた14歳の少年。EVA01の適格者。普段は気の弱い内向的な少年。精霊魔法と龍脈の扱いにかなりの資質をみせる。力は未だ未知数。ゲンシュウから譲り受けた剣聖の証・極光の剣を分不相応にも所有。

 惣流アスカ・ラングレー
 シンジの幼なじみ。地上界からシンジと共にジオフロント世界にやって来る。炎を統べるEVA02の適格者。心理操作を受けて現在精神が不安定。

 葛城ミサト
 特務機関ネルフ作戦部隊隊長。階級は大尉。天王流四天王の1人。精霊魔法にも熟達した凄腕の剣士。過去の自分と今のシンジを重ね見ているふしがある。自称シンジの保護者。

 赤木リツコ
 特務機関ネルフ技術部部長。階級は大尉待遇だが、正式な軍人ではない。魔法医師という特殊な能力を持ち、暗黒魔法を操る。

 加持リョウジ
 特務機関ネルフ諜報部所属。外部スタッフ扱いなので階級はないが、かなりの秘密を知っている模様。ライトニング・エッジと畏怖される凄腕。その詳しい能力は未だ不明。

 六分儀ゲンシュウ
 ジオフロント世界に流されてきたシンジを助けた老人。先代のUN軍最高司令官・天将である。天王流最高の称号・剣聖を生者で唯一所有し、EVA01を管理していた。ゲンドウ・ショウの祖父。セカンドインパクト後、隠遁生活に入る。様々な秘密を知っているが黙して語らない。

 碇ゲンドウ
 特務機関ネルフ司令。階級は大佐。ネルフの軍人は自動的に2階級上の扱いを受けるが、彼は特別に3階級上の中将待遇、権限はそれ以上かもしれない。シンジの父親で10年前のセカンドインパクト直前にジオフロント世界に来た。ゲンシュウがジオフロント世界に来る以前に地上界に残した息子の子供。

 冬月コウゾウ
 特務機関ネルフ副司令。階級は中佐。白髪で温厚な紳士。ゲンドウの補佐役。

 六分儀ショウ
 天王流四天王最強と謳われる剣士。ゲンシュウがジオフロント世界に漂着してからなした息子の子供。ゲンドウとは腹違いの孫(?)ともいうべき奇妙な関係。ある事件をきっかけに恐怖天使イロウルに身体を乗っ取られる。本人の意識はまだ残っているようだが、詳しいことは定かではない。使徒と同化したことによりEVAを操る能力を得る。EVA05の適格者。

 碇ユイ
 シンジの母親・ゲンドウの妻。現在ネルフ本部のどこかで眠り続けている。その原因についてはまだわかっていない。



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