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『新新世界エヴァンゲリオン』

 ここは第2新大阪市の新通天閣が立つ新新世界である.

 物語はここから始まる.


 惣流アスカラングレーが,シンジのベットの横で怒鳴っている.

「シンジ,シンジ,起きなあよ!シンジ!起きやな遅刻してまうでぇ.」

「う,う〜ん,もうちょっと寝かせてぇなぁ.」

「何言うてんのぉ!ほら,ちゃっちゃと起きて!」

 アスカはシンジの布団を剥ぎ取った.

「自分,なんちゅう格好で寝てんの,晩に相手したるさかい,そんなもんさっさとしまい.」

 シンジは朝だちの上,横チンしていたのだ.

「しゃぁないやろ,朝なんやさかい.」

 シンジの支度が終わる間に,アスカは碇家でお茶をいただくことが日課になっていた.

「ほら,ちゃっちゃとしいや,もう行くでぇ.おじ様,おば様,行って来ます.」

「わかってるって,まってや,アスカ.ほな,父さん,母さん,行ってくら.」

 二人とも元気に家を駆け出した.

 2人はいつも通学路を駆け足で登校する.

「今日は,転校生来るんやてぇ?」

「うん,アタシらと同じエヴァのパイロットやて.何でもヨシモ○の研修所で修行してたんやて.」

「へぇ,そらまた濃いやっちゃなぁ.」

 シンジがちょっとよそ見をした瞬間,角から少女が飛び出してきた.

  ごん!

「いった〜.」

「ご,ごめん.急いでるんや.ほんまにごめんね!ん,どないしたん?」

 その少女,綾波レイは,尻餅をついてしまった.慌ててスカートを押さえたが,シンジからは下着が見えている.

「白いパンティー,白いパンティー,・・・・.うぉ〜〜,ええか?ええのんか?ええ仕事しまっせ!ええ仕事しまっせ!あへあへあへ.

 錯乱したシンジは,獣のように四つ足でレイに飛び掛かる.

「きゃー,な,何やねん,アンタ.あれぇ〜〜,御無体な!いけませんわ,いけませんわ.

 ぼけるレイ.

「あ,あかん.いつもの発作や!」

 アスカは,そんなシンジを見て,慌ててかばんの中を探す.

「な,ない.餌のパンティー忘れてしもた.どないしょ.」

 シンジはレイにのしかかり,胸を鷲づかみにして腰を振っている.

ええ仕事しまっせ!ええ仕事しまっせ!

「もう!ええかげんにしなさい!がっこに遅れるやんか.」

 レイは,かばんの角でシンジの頭をどついた.

 崩れ落ちるシンジ.

「あへあへあへ」

「ふう,助かったわ.あ,あかん,初日から遅刻やて,しゃれにもならんわ.」

 そう言い残すと,レイは走り去った.


 なんとか遅刻を免れて,2人は教室に入った.

「おや,シンジ,てっきりなかよく遅刻かと思ったよ.」

「トウジ,自分といっしょにせんといて.ふ〜,何とか間におうたわ.」

「まったく,夫婦そろおて夜遅まで何してんのやら,イヤーンな感じ!」

「何言うてんねん!」

 ケンスケをはたくシンジ.

まだ,愛人.(ポッ)」

 ボケるアスカ.

   『ガク』

 こけるクラスメート.


 担任の葛城ミサトが,扉を開けて入ってきた.

「よろこびやぁ,男子!うわさの転校生を紹介するでぇ.ほな,綾波さん,入ってきて.」

「こんにちは.どなたですか?綾波のレイちゃんです.どうぞお入りください.ありがとう.」

『ガタ,ガタ,ガタ』

 コケまくるクラスメート.

「あ,今朝の強姦魔!

「アンタ,なに人聞きの悪いこと言うてんの,シンジはねぇ,ちょっと下着依存症なだけよ.」

「アンタこそ何分けの分からん事言うてかばってんの.は,はぁ〜ん,あんたらデキてんのやろ!」

「それがどないしたん?悔しかったら自分もオトコ見つけてみぃ.」

 売り言葉に買い言葉で,たちまちレイとアスカは互いに罵詈雑言の嵐をたたきつける.

 一方,教室内は,「アスカとシンジはどこまでいってんのやろか?」という話題でいっぱいであった.

「キスはいっちゃうやろ.」

「いやいや,毎晩やってるでぇ.」

「がっこでもやってんのちゃうか?」

 そんな中でクラス委員長の洞木ヒカリは冷静だった.

「皆さん授業中やろ,静かにしょうらよ.」

 しかし担任のミサトは聞く耳持たず.

「かめへんやん!おもろいし.」

 ヒカリは繰り返しクラスを静かにさせようとする.

「ね,みんな静かにせなあかんでぇ.ねぇ,みんな.アスカも綾波さんもええかげんにしてえなぁ,静かにしょうらよう.」

 これだけ言っても静かにならない.

「こんクゾガキャァ,黙りくされ!静かにせぇって言うたら静かにせんかえ!ボケがぁ.おまえら終いに耳から手ぇ突っ込んで,奥歯ガタガタいわしちゃるぞ!」

 水を打ったように教室が静かになる.

「おおきにぃ.」

「ほんと,委員長って恐いよね.」

「なんやてぇ,鈴原!もう一遍言うてみぃ.」

「それじゃ,ホームルームはこれで終わり.あ,それから碇君,惣流さん,綾波さん,いっしょに来て.」

 ミサトといっしょに教室を出た3人は出撃を命じられる.

「使徒がこっちに向ってんのや.すぐにエヴァで出撃してぇ.」

「わかりました.」


 ネルフの本部に3人は到着した.

 すぐにプラグスーツに着替えて搭乗準備を行う.

「シンジ,ちょっと,ちょっと」

「なんやねん,アスカ.」

「はいこれ,脱ぎたて!

「え,ええの?やった.くんくん,あ〜,やっぱええわぁ.」

「シンジ,がんばろ.」

 シンジはもらった脱ぎたてパンティーを頭にかぶって,エントリープラグへと入った.

「シンちゃん,アスカ,レイ,準備はええ?」

「かめへんでぇ.」

「いつでもええよ.」

「OKよ.」

「零号機はドス,初号機はチャカ,弐号機は長ドスを装備.」

「ドスどすかぁ.」

「チャカって言うたら,ほら,サ○ズのボーカルの.・・」

「それは鉄○チャカ,ってそんな誰もつっこめやんボケせんといてぇ.」

 きちんと突っ込む律義なミサト.

「長ドスって言うたら,ノ○ルが出してた・・・.」

「それはDR-D○S.全然似てへんやんか.」

「じゃ,長ドス剛!」

「もうええって.ええかげんにしなさい.」

「チルドレン,脳内麻薬分泌量臨界点突破!完全にイッちゃてます.」

「あら,シンちゃん,すごいわね.脱ぎたて生パンのおかげやねぇ.」

「アスカのパンティー,アスカのお尻,アスカの股間,ぶつぶつ・・」

「いてもうたる,いてもうたる,いてもうたる,・・・・

「馬○は用済み,猪○も用済み,藤○しつこい,ぶつぶつ・・・.」

「エヴァンゲリオン発進.」

 しかし,出撃した3人は,使徒にこてんぱんにやられてしまった.

「今日はこれぐらいで堪忍しといたる.」

と,いって3人は逃げ帰った.

 逃げ帰った3人に司令の碇ゲンドウが重い口を開く.

「しゃあない,レイ,花月へいって,アレを使え.」

「ほな,ちょっといってくら.」

 レイがもどり,3人は再び出撃した.

 初号機と弐号機が使徒を両側からつかみ,零号機がアレを構えて少し離れて立っている.

「使徒はん,使徒はん,お約束やさかいに,行くでぇ.皆さん待ってはるさかい.」

「それ〜.」

 シンジとアスカは使徒をレイの方へと押し出した.

「それ〜,大阪名物ハリセンチョップ!

「勝ったな.」

「あ,あ.」

 使徒は壊滅した.

 零号機の手にあるもの,それはロンギヌスのハリセンであった.日本に流れてきたキリストの頭をどついたと言う伝説のハリセン!伝説のハリセンが今蘇った.


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ver.-1.00 1997-05/26

ご意見・感想・誤字情報などは okazaki@alles.or.jpまで。


コメント
どうも,岡崎です.
めでたい6万人Hit記念にこんな汚れ小説を書いてしまいました.
いやぁ〜,吉○ネタ一度やってみたかったんですよ.関西人の血がうずくといいましょうか.
でも大阪出身ではないので,大阪弁がおかしいところは,ネイティブの方,ご指摘ください.
誤字・脱字,ご意見・要望がございましたら.お気軽にE-Mailしてください.
それではこれにて失礼致します.


 岡崎さんから60000HIT記念SSが届きました(^^)/
 『新新世界エヴァンゲリオン』公開です。
 

 アカンアカン、大阪弁がなっとらんわ。
 特に語尾んとこがめちゃめちゃや!

 ヒカリとかの女ん言葉が男のモンになっとる。
 

 添削してくれぇ?!
 あかん。俺は忙しいんじゃ、そんな暇あらへん。
 テメーで調べて勝手に直せえや。
 

 と、こんな感じのコメントでいかがでしょうか?(^^;
 今回のカウント記念SSも住人の方に頼ってしまいました(^^;;;;
 

 さあ、訪問者の皆さん。
 こてこての大阪で記念SSを書いてくれた岡崎さんに私に変わって御礼のメールを送って下さいね!


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